湯浅町
和歌山県有田郡の町 ウィキペディアから
和歌山県有田郡の町 ウィキペディアから
湯浅町(ゆあさちょう)は、和歌山県有田郡にある町である。醤油発祥の地との伝承があることで知られている[1]。
湯浅町は紀伊半島西部の、海が陸に深く入りこんだ入り江の奥に位置している。今後発生が予測される南海トラフ巨大地震の際には、町内に最大9mの津波が到達することが予想されている[2]。この入り江には広川が流れ込んでおり湯浅広港は天然の良港として古来より物流の中心地として栄えてきた。気候は黒潮の影響で温暖にして柑橘類を産しており、かつてはこの地で取れた柑橘類をそのまま湯浅の港へ運び各地に輸送していた。リアス式海岸で海岸線は入り組み海岸にはいくつかの海水浴場もある。山としては有田市との境にそびえる平見山、町の東側にある山岳地帯の三本松峰や地蔵峰、広川町との境にある高城山があげられ、川としては広川などがあげられる。
隣接する広川町とは市街地が連続しており、2015年(平成27年)の湯浅町役場移転前は、両町の役場どうしは1km程度(徒歩20分程度)の距離であった。
湯浅町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 湯浅町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 湯浅町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
湯浅町(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
平安時代末期から南北朝時代にかけては、湯浅荘を根拠地とする湯浅宗重ら湯浅党が、紀伊国(和歌山県)全体に渡って活躍した。また、湯浅は古来より熊野街道の宿駅として栄えており、紀州藩の有田代官所や明治・大正期の有田郡役所が置かれてからは有田地方の中心地のひとつとしても賑わいを見せるようになった。現在も有田市・有田郡を管轄する有田振興局が湯浅に置かれている。
漁業・農業が盛んである(下記特産物の項目を参照)。紀州藩の保護を受けて醸造業が発達した醤油は、「湯浅醤油」として知られている[5]。ただし「湯浅醤油」は、特許庁の地域団体商標としては登録されていない[6]。周辺地域と同様、温暖な気候を利用し、みかんをはじめとして柑橘類の栽培も盛んである。
各郵便局にはゆうちょ銀行のATMが設置され、湯浅郵便局ではホリデーサービスを実施(2011年(平成23年)6月現在)。
※湯浅町内の郵便番号は「643-00xx」(湯浅郵便局の管轄)となっている。
町内に大学は所在しないものの、近畿大学の附属農場があり、農学部の実習に利用されている。
町内には西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線が走っている。町内にあるのは湯浅駅のみであるが、中心部に近く、一部の特急列車の停車駅となっている。湯浅駅は、無人駅である。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.