芽室町
北海道河西郡の町 ウィキペディアから
北海道河西郡の町 ウィキペディアから
芽室町(めむろちょう)は、北海道河西郡にある町。町名は、アイヌ語の「メム・オロ・ペッ」(泉から流れている川)に由来している。
めむろちょう 芽室町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(十勝総合振興局) | ||||
郡 | 河西郡 | ||||
市町村コード | 01637-3 | ||||
法人番号 | 8000020016373 | ||||
面積 |
513.76km2 | ||||
総人口 |
17,844人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年8月31日) | ||||
人口密度 | 34.7人/km2 | ||||
隣接自治体 |
十勝総合振興局:帯広市、河東郡音更町、鹿追町、上川郡清水町 日高振興局:沙流郡日高町 | ||||
町の木 | カシワ | ||||
町の花 | ミズバショウ・エゾムラサキツツジ | ||||
町の鳥 | カッコウ | ||||
芽室町役場 | |||||
町長 | 手島旭 | ||||
所在地 |
〒082-8651 北海道河西郡芽室町東2条2丁目14 北緯42度54分43秒 東経143度03分03秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
芽室町は十勝平野の西部に位置しており、東南部は帯広市、西北部は清水町、音更町、鹿追町に接している[1]。町の西部は日高山脈に由来する山岳地帯となっており、日高山脈襟裳十勝国立公園に指定されている。
人口は十勝圏からの流入や2002年度(平成14年度)から始まった東芽室地区の宅地開発などにより、増加傾向となっていたが、近年では減少傾向にある。2015年(平成27年)の国勢調査による人口は、前回調査から421人の減となっている。[2]
芽室町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 芽室町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 芽室町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
芽室町(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
ケッペンの気候区分によると、芽室町は湿潤大陸性気候に属する。寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、豪雪地帯に指定されている。冬季は-25℃を下回る気温が観測されることが珍しくなく、寒さが厳しい。
芽室町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
芽室(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 8.2 (46.8) |
11.7 (53.1) |
16.5 (61.7) |
30.7 (87.3) |
38.1 (100.6) |
36.3 (97.3) |
36.5 (97.7) |
36.8 (98.2) |
33.2 (91.8) |
28.0 (82.4) |
20.7 (69.3) |
14.9 (58.8) |
38.1 (100.6) |
平均最高気温 °C (°F) | −2.2 (28) |
−1.1 (30) |
3.7 (38.7) |
11.4 (52.5) |
17.7 (63.9) |
21.1 (70) |
24.1 (75.4) |
25.1 (77.2) |
21.6 (70.9) |
15.4 (59.7) |
7.8 (46) |
0.4 (32.7) |
12.1 (53.8) |
日平均気温 °C (°F) | −8.3 (17.1) |
−7.3 (18.9) |
−1.6 (29.1) |
5.3 (41.5) |
11.2 (52.2) |
15.0 (59) |
18.7 (65.7) |
19.8 (67.6) |
16.1 (61) |
9.4 (48.9) |
2.6 (36.7) |
−4.9 (23.2) |
6.3 (43.3) |
平均最低気温 °C (°F) | −15.9 (3.4) |
−15.4 (4.3) |
−7.9 (17.8) |
−0.6 (30.9) |
5.0 (41) |
10.0 (50) |
14.5 (58.1) |
15.7 (60.3) |
11.3 (52.3) |
3.7 (38.7) |
−2.6 (27.3) |
−11.3 (11.7) |
0.5 (32.9) |
最低気温記録 °C (°F) | −29.9 (−21.8) |
−31.3 (−24.3) |
−27.6 (−17.7) |
−15.6 (3.9) |
−4.2 (24.4) |
−0.1 (31.8) |
4.5 (40.1) |
6.0 (42.8) |
0.1 (32.2) |
−4.8 (23.4) |
−17.4 (0.7) |
−26.0 (−14.8) |
−31.3 (−24.3) |
降水量 mm (inch) | 43.5 (1.713) |
31.7 (1.248) |
48.3 (1.902) |
60.9 (2.398) |
82.8 (3.26) |
83.0 (3.268) |
111.8 (4.402) |
152.8 (6.016) |
150.6 (5.929) |
90.1 (3.547) |
61.7 (2.429) |
54.6 (2.15) |
971.6 (38.252) |
降雪量 cm (inch) | 99 (39) |
81 (31.9) |
83 (32.7) |
18 (7.1) |
1 (0.4) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
19 (7.5) |
93 (36.6) |
396 (155.9) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 6.1 | 5.2 | 7.2 | 8.3 | 9.3 | 9.1 | 10.9 | 11.3 | 11.2 | 8.8 | 7.8 | 6.8 | 101.9 |
平均月間日照時間 | 152.3 | 156.6 | 202.5 | 189.9 | 181.8 | 143.3 | 119.5 | 122.6 | 140.0 | 161.8 | 147.7 | 136.7 | 1,854.8 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[3] |
「めむろの歴史」参照[4]。
姉妹都市
友好都市
役場
歴代首長
歴代 | 氏名 | 就任年月 |
---|---|---|
戸長 | ||
1代 | 塩田源蔵 | 1900年(明治33年)7月 |
2代 | 田中幸次郎 | 1903年(明治36年)11月 |
村長 | ||
3代 | 飯田九太郎 | 1906年(明治39年)4月 |
4代 | 天野剛 | 1917年(大正6年)12月 |
5代 | 飯田九太郎 | 1919年(大正8年)6月 |
6代 | 池田精一 | 1923年(大正12年)6月 |
7代 | 大村壬作 | 1925年(大正14年)7月 |
8代 | 諸戸義久 | 1927年(昭和2年)11月 |
町長 | ||
諸戸義久 | 1942年(昭和17年)5月 | |
9代 | 大村捷三 | 1947年(昭和22年)4月 |
10代 | 長谷川庄三郎 | 1967年(昭和42年)5月 |
11代 | 中原孝一 | 1970年(昭和45年)7月山口県出身。 |
12代 | 鈴木三智男 | 1986年(昭和61年)7月 |
13代 | 常山誠 | 1994年(平成6年)7月 |
14代 | 宮西義憲 | 2006年(平成18年)7月 |
15代 | 手島旭 | 2018年(平成30年)7月 |
国の機関
道の機関
地方独立行政法人
警察
消防
病院
コミュニティ放送
高等学校
中学校
小学校
認定こども園
保育園・保育所
幼稚園
学校教育以外の施設
芽室町の農業は肥沃な大地と気候条件に恵まれているため、畑作を中心とした大規模経営を行っている[13]。芽室町を代表する作物の小麦、馬鈴薯(ジャガイモ)、小豆、てん菜、スイートコーン(トウモロコシ)は、北海道を代表する作物でもあり、これらの作付面積や収穫量は北海道でトップクラスとなっている[13]。近年はナガイモやゴボウなどの根菜類を中心とする野菜の作付が増える傾向にある[13]。
工業は地理的な物流条件の良さや帯広市に隣接しているという立地条件を活かし、農産物などの地場資源を活用した食料品製造業を中心に企業が進出しており[14]、工業団地(芽室東工業団地)には約230社の企業が立地している。
一般路線バス
都市間バス
町内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「トカプチ雄大空間」[16]、大雪—富良野—十勝を結ぶ「北海道ガーデン街道」になっている[17]。
町指定
|
|
芽室町は「ゲートボール」発祥の地であり、1947年(昭和22年)に町内で製パン業を営んでいた鈴木栄治(後に和伸と改名)が戦後の物資不足の中で遊び道具がない子ども達のために「何か健全なスポーツはないものか」と思い、軍隊時代に知ったクロッケーをヒントに「ゲートボール」を考案した[20]。町内には「ゲートボール発祥の地」碑があるほか、「芽室町健康プラザ」には屋内ゲートボール場やゲートボール資料室があり、毎年9月には『発祥の地杯全国ゲートボール大会』を開催している[21]。
芽室町には豆やスイートコーン(トウモロコシ)をはじめとする新鮮な農産物。ニジマスの加工品、ビート(テンサイ)から作ったオリゴ糖、牛乳や小豆などを使用した菓子などがある。ご当地グルメでは「十勝芽室コーン炒飯」「芽室あんかけ焼きそば」がある。
50音順
50音順
芽室町民憲章
- わたくしたちは、十勝平原の中心に位し、秀麗な日高の山なみのもと、清らかな美生の流れにはぐくまれ、限りない発展の可能性に満ちた芽室の町民です。
- わたくしたちは、創造の精神をうけつぎ、豊かな心情と高い知性を身につけ、たくましい体力を養い、文化の香り高い町づくりにつとめます。
— 昭和44年9月27日制定
- 美しい心をもち、人を大事にしましょう。
- たがいに認めあい、楽しくくらしましょう。
- 明るくせいいっぱい仕事にはげみましょう。
- 知恵と力を出しあい、手をつないですすみましょう。
- 未来に大きな夢をもちましょう。
町歌
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.