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どこかでなにかがミステリー』(原題:So Weird)は、1999年より放映されたアメリカ合衆国テレビドラマ。3歳で父を亡くしたフィーは、ロック歌手の母親の全米ツアーに同行するが、行く先々で幽霊やバンパイア、UFOなど超常現象に遭遇する。得意のパソコンを使い、数々の怪事件を解き明かしていく中で、夢や希望を持つことや愛することの大切さを知る。第三シーズンは、フィーに代わりアニーが登場。フィーはeメールやチャットでアニーを助けるなど、SNSをいち早く取り入れた作品[1]

概要

フィオナ・フィリップス、通称フィーは、ロックスターの母親モリーのツアーに同行して全国を旅しながら、旅先で起こる数々の超常現象と父親の死の謎がどのように関係しているかを調査する[2]。アメリカ合衆国のディズニーチャンネルで放送された。宇宙人、幽霊、タイムスリップ、トロールなどといったさまざまな超常現象を扱っており、他のディズニーチャンネルの番組より暗いタッチとなっている。日本ではNHK教育テレビジョンで2001年から2002年にかけて木曜日の18:45から19:10に放送された[3]

登場人物

主な登場人物

フィー・フィリップス(Fiona 'Fi' Phillips)
演:カーラ・デリツィア/吹き替え:愛河里花子[4]
この番組の主人公。第3シーズン第1話ではシアトルにいるおばの家に行き、学業に励んだ。
モリー・フィリップス(Molly Phillips)
マッケンジー・フィリップス/華村りこ
フィーとジャックの母であるロック歌手。
リック・フィリップス(Rick Phillips)
フィーたちの父。故人。
ジャック・フィリップス(Jack Phillips )
パトリック・リーバイス/松野太紀
フィーの兄。
アニー・テーレン (Annie Thelen)
アレックス・ジョンソン/吹き替え:小林沙苗
シーズン3より登場し、フィーがシアトルに行ってからは彼女がモリーのツアーに付き添うことになった。フィリップス一家の知人。
クルー・ベル (Clu Bell)
エリック・フォン・デッテン/石田彰
フィーとジャックの親友。
ケアリー・ベル (Carey Bell)
エリック・ライヴリー /内田夕夜
クルーの兄。
アイリーン・ベル( Irene Bell )
ベリンダ・メッツ/高島雅羅
モリーのバンドマネージャー。クルーとケアリーの母。
ネッド・ベル (Ned Bell)
デイヴ・ウォード/宝亀克寿
モリーのバンドのツアーのバスの運転手。アイリーンの夫。

その他登場人物

サム
ネッドの幼少時の親友。『のろわれた思い出』にて登場。ネッドとともに、別の親友の死を目の当たりにしたことが判明。
カミラ
カイラ・プラット/坂本真綾
昏睡状態の女の子。『記憶の街の迷い子』にて登場。
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エピソード

要約
視点

第1シーズン

さらに見る 回, シリーズ内 回 ...

第2シーズン

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第3シーズン

さらに見る 回, シリーズ内 回 ...
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ロケ地

どこかでなにかがミステリーは舞台をアメリカ合衆国としているが、実際には全シリーズを通してカナダバンクーバーやその近辺で撮影された。また、第一シーズン6話のユタ州シンプリシティなど番組中の舞台になる街は実際には存在しないこともある。第二シーズン20話「人魚のロマンス」では、舞台をバンクーバーとし、撮影場所であるホテル等の名前がそのまま使われた。

第三シーズンでの変更

元々第三シーズンではフィーが悪と戦い、亡くなった父リックを現実の世界へ呼び戻す設定であり、既存ライターによってアイデアが練られていたが、フィー役のカーラは第三シーズンの出演を実質上断った。それと共に、ディズニーの志向でシリーズを明るくするため、新キャラクターであるアニーが導入された。主人公役がいなくなったこと、またディズニーの変更に納得がいかなかった既存のライターチームが辞退したことにより、第一、第二シーズンで張られていた伏線は全て回収されることなく終わることとなった。伏線は以下。

  • 父リックは自動車事故で亡くなったのではなく、悪の世界の謎をあばこうとしたことにより、悪によって連れ去られてしまった。これにより実際の寿命より早死したため、フィーは悪と戦うことにより父を現実の世界へ取り戻すことができる。S2E15で自動車整備士のマルティネズが、交通事故が起こった段階でリックはすでに亡くなっていたと述べている。
  • 母モリーは魔女の血筋であり、予知能力や危険察知能力がある。「ふたご兄妹のきずな」でモリーの予知能力が描かれている。
  • 兄ジャックは騎士の生まれ変わりである。「魔法のドラゴン」。
  • 何度も登場していた宇宙人は特別な存在であるフィーに会うために地球へやって来ていたが、着陸失敗などにより今まで会うに至らなかった。
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トリビア

要約
視点

キャスト

エピソードタイトルのダブルミーニング

英語版のタイトルは、シーズン1とシーズン2では簡潔なタイトルであったが、シーズン3ではひねりのあるダブルミーニングのあるタイトルになっていることが多い。

  • E1 Lightning Rod - 避雷針(エピソード中雷が起こる)。注目の的になる人(新キャラクターのアニー)。
  • E7 Rewind - 巻き戻し(レコーディングテープ)。過去に遡る(アニーのクロヒョウの記憶)。
  • E11 Beeing There - [正しくはbeing there] 誰かのためにそこにいること(市長に尽くすハチ人間たち)。Bee (ハチ)が掛けられている。
  • E14 Still Life - 静物画(実際に画家が描いたのは風景画ではあるものの、絵画のことを指す)。静かな人生(画家が求めていたもの)。
  • E15 Grave Mistake - 大きな過ち。Graveは墓も意味する。
  • E16 Pen Pal - 分身(もう一人のアニー)。文通相手(アニーがもう一人の自分からポストカードを受け取る)。
  • E20 Widow's Walk - Widow's Walkは建築用語で、海沿いの家の上にある見張り所のことを指す(ハズビーさんが海に面して立っていた家の塔)。Widowは夫を失った女性(夫を海難事故で失ったハズビーさんのこと)。
  • E21 Babbel - バベルの塔は本来'Babel'と記される。Babbelとは意味の分からないことを話すという意味(ディスレクシアを持つ生徒の混乱から)。
  • E22 Gone Fishin' - 釣りに出ること。現実から離れてどこかへ行ってしまうこと(湖の底に住む男のことを指す)。
  • E24 Dead Ringer - 死人からの電話。生き写し、そっくりの状況(ジャックがガラスを割ったままのアップルバームさんの家)。
  • E26 The River - Sell down the riverは裏切りを意味する(荷物を送りつけたジグラー)。

その他トリビア

  • 全シリーズを通してオープニングに女性の幽霊が廃墟を走り去る映像が使用されているが、この映像は他のオープニング映像と違い、どのエピソードにも使用されていない。これは第一シーズン6話「グレムリンの逆襲」が撮影された廃墟をアソシエイト・プロデューサーであったコア・パドルスキーが走り抜ける映像をCGで幽霊の様に仕立てたものである。
  • 第一シーズン2話で、一行がカフェでモリーの酷評の記事を書いたスペンサーの話をし、アイリーンが気を利かせてネッドとクルーをテーブルの下で蹴って黙らせようとするが、モリーに「アイリーン!家族を蹴るのをやめなさい」と言われるシーンがある。この流れは出演者達によるアドリブである。
  • 第一シーズン12話の「記憶の街の迷い子」でフィーが使ったマップ形成ソフトは、当時のポケモンのコンピューターゲームであった。
  • 第二シーズン6話の「難破船に眠る悪霊」でネッドが繰り返し難破船のシンボルを描いていた紙は、モリーのバンド一行のツアーリストであり、行き先の町名と州名が書かれている。
  • 第三シーズン14話の出だしでケアリーがハーモニカで吹くメロディーは、第二シーズン16話の「Last Night Blues」で父ネッドが吹いたメロディーある。
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スタッフ

英語オリジナル版
  • 原案 - トム・J・アストル
  • 製作総指揮 - ヘンリー・ウィンクラー、トム・J・アストル、ミシェル・デイビス、アレック・グリフィス、アリ・マリー・マシソン(シーズン1~2)、ジョン・クックシー(シーズン1~2)、ラリー・シュガー(シーズン2~3)、ジョン・マンデル、ブルース・ジマーマン
  • テーマ音楽 - ジョン・クックシー
  • 製作 - シュガー・エンターテインメント(シーズン1~2)、ノー・イコール・エンターテインメント(シーズン3)、フェア・ディンカム・プロダクション
日本語吹き替え版
  • 翻訳 - 佐藤恵子[9]
  • 演出 - 木村絵理子
  • 調整 - 柳川久子
  • 音響効果 - 倉橋静男(第1話 - 第4話)、武藤晶子(第5話 - 最終話)
  • 録音制作 - 東北新社

脚注

外部リンク

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