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アメリカ学会

アメリカ合衆国に関する学術的研究を行うことを目的とする、日本の学会 ウィキペディアから

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アメリカ学会 (アメリカがっかい、英語: The Japanese Association for American Studies) は、アメリカ合衆国に関する学術的研究を行うことを目的とする日本の学会である(アメリカ学会規約第2条)[1]。 現会長は中嶋啓雄(任2024年)[2]日本学術会議協力学術研究団体の一つである。

概要

東京大学法学部教授の高木八尺慶應義塾大学法学部教授の藤原守胤らが設立[3]した、旧アメリカ学会[4]を前身とする。会長は、1966年に同学会が改組されるまで高木が一貫して務めた[5]

1966年1月、現在のアメリカ学会が設立された[6]。2022年時点の会員数は約1300人[7]。 事務局は大阪府大阪市西区あゆみコーポレーション内にある[8]

学会賞として清水博賞(下記参照)、中原伸之賞[9](2020年 - )、斎藤眞賞[10](2009年 - )を設けている。

会員

アメリカ学会の会員には、会の目的に賛同し事業に協力する個人または団体がなることができる。会員は、普通会員、維持会員および名誉会員の3種に分類される(規約第4条)[1]

普通会員となるためには、大学院修士課程修了ないしそれと同等以上の資格ないし研究歴・研究実績をもつことを要し(内規I.(1))[1]、会員2名の推薦と理事会の承認を得なければならない(規約第5条)[1]。会費は年額8000円。ただし、大学院生会員の場合は年額6000円(規約第5条)[1]。維持会費年額1口(3万円)以上を納める会員は維持会員の、一時に10口以上を寄付する会員は終身維持会員の資格を得る(規約第6条)[1]。本学会の事業遂行に顕著な貢献ありとして理事会に推挙された者は、名誉会員となる。名誉会員は会費の納入を免除される(規約第7条)[1]。年会費を3年間滞納すると退会処分となる(内規I.(3))[1]

役員

要約
視点

規約に定められた役員の種別と人数は、会長1名、副会長2名、常務理事9-12名、理事35-40名、監事3名、評議員30-50名である。任期は2年で重任を妨げないが、常務理事の場合は連続3期まで(規約第8条)[1]。会長・副会長および常務理事は、理事の互選で決定する。理事は35名を会員の選挙により選出し、5名以内を地域や専攻分野等を考慮して会長の推薦により理事会で決定する。評議員は理事会の推薦により会員の中から会長が指名委嘱する。監事は会員の選挙により選出する(規約第9条)[1]

歴代会長

アメリカ学会の歴代会長は以下の通り[5]

さらに見る 氏名, 在任時期 ...

年次大会

年次大会は、毎年6月上旬の2日間開催される。会場校は、東京地域とその他の地域とから交互に選ばれるのが慣例[6]。本学会の最高議決機関たる総会は、会長の召集により毎年1回開催することが定められており(規約第14条)[1]、通常年次大会の際に開催される[6]。会長は総会で毎年度の事業報告をしなければならない(規約第15条)[1]

学会刊行物

アメリカ学会の刊行物は以下の通り[11]

  • 『アメリカ研究』 (The American Review):1967年創刊[12]
  • The Japanese Journal of American Studies:1981年11月創刊[13]
  • 『アメリカ学会会報』 (The American Studies Newsletter)

清水博賞

要約
視点

「清水博賞」は本学会元会長の清水博とその妻からの寄付金を基金として、1996年に設置された賞である。対象は、若手会員による研究書のうち、初の単著として刊行されたもの。賞金5万円[14]

歴代受賞者

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脚注

外部リンク

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