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エルムステークス
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エルムステークスは、日本中央競馬会 (JRA) が札幌競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。
競走名の「エルム」はニレ科ニレ属の植物の総称で、日本では特に北日本に多く、街路樹などとして用いられているハルニレを英名から「エルム」と呼んでいる[4]。
概要
1996年に、ダート路線(ダートグレード競走)整備の一環として創設された重賞競走[5][6]。当初の名称は「シーサイドステークス」だったが、1997年より、施行場が函館競馬場から札幌競馬場に変更された際、名称も「エルムステークス」に変更[5]して現在に至る(函館・札幌の開催順が逆転したことによる)。
2009年より国際競走に指定され、外国馬の出走も可能になった。創設時から2011年までは9月、北海道シリーズが短縮された2012年以降は原則8月に開催されるが、2014年のみ7月に開催された。
競走条件
出走資格:サラ系3歳以上、未出走馬および未勝利馬を除く
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬(3頭まで)
- 外国調教馬(優先出走)
負担重量:別定
- 3歳53kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減
- 2023年8月5日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬3kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
- 2023年8月4日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(ただし2歳時の成績を除く)
賞金
2024年の1着賞金は3800万円で、以下2着1500万円、3着950万円、4着570万円、5着380万円[1][2]。
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歴史
要約
視点
- 1996年 - 「シーサイドステークス」が4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走として創設、函館競馬場のダート1700mで施行(当初、地方所属馬の出走枠は4頭まで)[6]。
- 1997年
- 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更[6]。
- 2009年
- 2010年 - 外国調教馬の出走枠が8頭から7頭に縮小[6]。
- 2015年 - 施行日を1回2日目から1回6日目に変更[8]。
- 2017年 - 出走可能頭数を14頭に拡大[9]。
- 2020年 - 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「無観客競馬」として実施[10]。
- 2021年 - 東京オリンピックの男女マラソン及び競歩が札幌市で開催されることに伴う開催日程の調整により函館競馬場で施行。
- 2025年 - 施行日を2013年以来再び土曜日に変更予定。
歴代優勝馬
コース種別の記載がない距離は、ダートコースを表す。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
競走名は第1回が「シーサイドステークス」、第2回以降は「エルムステークス」。
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同名の競走
要約
視点
重賞競走が創設される以前より、同名の特別競走が行われていた。函館競馬場では1988年に900万下条件戦として「シーサイドステークス」が創設され、1990年よりオープン特別として施行。1994年と1995年は地方競馬所属馬が出走可能な指定競走となったため、名称が「シーサイドオープン」に変更された[11][12]。
札幌競馬場でも従前より「エルムステークス」という名称の特別競走が行われており、1987年までは900万下、1988年から1400万下(1990年以降は1500万下)の条件戦として施行されていた。なお、JRAではこれらの競走を前身としていない。
エルムステークス(900万下・1400万下・1500万下)
出典:netkeiba.com
シーサイドステークス、シーサイドオープン(900万下・1400万下・オープン)
競走名は1994年と1995年が「シーサイドオープン」、他は「シーサイドステークス」。
出典:netkeiba.com
脚注・出典
外部リンク
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