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キーンランドカップ

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キーンランドカップ
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キーンランドカップKeeneland Cup)は、日本中央競馬会(JRA)が札幌競馬場で施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

概要 キーンランドカップ, 開催国 ...

競走名の「キーンランド(Keeneland)」はアメリカ合衆国ケンタッキー州レキシントンにある馬産地で、キーンランド競馬場も所在する[3]

正賞はキーンランド協会賞、札幌馬主協会会長賞[1][2]

概要

1996年に4歳(現3歳)以上の競走馬によるオープン特別競走として創設[3]され、札幌競馬場の芝1000mで施行された。その後、競走条件や距離の変更を経て、2006年に年間を通じた短距離路線の整備が行われたことに伴い、本競走はGIII[注 1]に格付け[3]されサマースプリントシリーズの第4戦(2012年からは第5戦)に指定された[3]。第1回から外国産馬が出走可能なほか、指定交流競走として地方競馬所属馬もスプリンターズステークスの出走候補馬3頭に出走資格が与えられた[3]。2009年からは国際競走に指定され、外国馬の出走も可能になった[3]

サマースプリントシリーズのシリーズ優勝を目指す馬にとっても重要な競走となっており、本競走の優勝馬からはワンカラット2010年)、パドトロワ(2012年)、サトノレーヴ(2024年)がシリーズチャンピオンとなっている[3]

従前から地方競馬所属馬には2着以内の入着馬にスプリンターズステークスへの優先出走権が与えられていたが、2014年より中央・地方の所属を問わず、本競走の1着馬にはスプリンターズステークスの優先出走権が与えられるようになった[4]

競走条件

2023年の内容は以下の通り[1][2][5]

出走資格:サラ系3歳以上

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:別定

  • 3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減
    • 2022年8月27日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増(ただし2歳時の成績を除く)
    • 2022年8月26日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増(ただし2歳時の成績を除く)

スプリンターズステークスのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はスプリンターズステークスの出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬はスプリンターズステークスの優先出走権が与えられる[6][4]

賞金

2023年の1着賞金は4300万円で、以下2着1700万円、3着1100万円、4着650万円、5着430万円[1][2]

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歴史

要約
視点
  • 1996年 - 4歳以上の馬によるオープン競走として創設、札幌競馬場の芝1000mで施行。
  • 2000年
    • 距離を現行と同じ芝1200mに変更。
    • 指定交流競走に変更。
    • 負担重量をハンデキャップに変更。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳以上」に変更。
  • 2002年 - 1000万下条件に変更。
  • 2006年
    • 重賞(GIII[注 1])に格付け。
    • 負担重量を別定に変更。
    • サマースプリントシリーズに指定。
  • 2007年
    • 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更。
    • 馬インフルエンザの影響により、中央競馬所属馬のみで施行。
  • 2009年
    • 国際競走に変更され、外国調教馬が8頭まで出走可能となる。
    • 格付表記をGIII(国際格付)に変更。
  • 2014年
    • この年から本競走の1着馬にスプリンターズステークスへの優先出走権が付与される。
    • 別定重量の加算基準を変更。
  • 2020年 - 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「無観客競馬」として実施[7]

歴代優勝馬

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

コース種別を記載していない距離は、芝コースを表す。

さらに見る 回数, 施行日 ...

2005年までの優勝馬

さらに見る 施行日, 競馬場 ...
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脚注・出典

外部リンク

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