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サッカーインドネシア代表
インドネシアの男子サッカーナショナルチーム ウィキペディアから
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サッカーインドネシア代表(サッカーインドネシアだいひょう、インドネシア語: Tim nasional sepak bola Indonesia)は、インドネシアサッカー協会(PSSI)によって構成される、インドネシアのサッカーのナショナルチームである。
ホームスタジアムは、首都・ジャカルタにあるゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム。アジアサッカー連盟およびASEANサッカー連盟に所属。
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概要
FIFAワールドカップには、オランダ領東インド代表として1938年大会に出場している。なお、アジアのチームとして初のW杯出場であった[1]。本大会への出場は、今日に至るまでその1回のみである。AFCアジアカップでは、2019年大会まで出場したいずれの大会もグループリーグ敗退となっていたが、グループステージで日本と同組となった2023年大会において初めてノックアウトステージに進出した。オリンピックには1956年メルボルン五輪に1度出場している[2]。
2020年以降、かつての宗主国・オランダを中心に、ベルギーやスペイン等のインドネシアにルーツを持つ選手を帰化させる戦略を採って戦力強化を図っている[3][4][5]。
現行の算出方式となった1999年以降の順位。
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歴史
要約
視点
アジア初のW杯出場
「オランダ領東インド」時代に1938年第3回W杯フランス大会の出場を果たしている。この大会の予選ではアジアから日本もエントリーしており、一騎打ちとなる予定であったが同国が予選を辞退した。予選試合を行わずして本大会に進むことを問題視したFIFAがアメリカとのプレーオフ開催を決定したが、そのアメリカも出場辞退した。結局、オランダ領東インドのアジア勢初となるFIFAワールドカップ出場が認められた[7][8]。
当時のW杯は全試合トーナメント方式を採っており、1回戦でハンガリーと対戦して0-6で敗れた[9]。なお、当時のキャプテンはアフマド・ナウィルであった[10][11]。
アジアカップを自国開催
AFCアジアカップ2007は開催国(インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシアの共催)として予選を免除され、4大会連続4回目の出場となった。1次リーグの初戦で前回大会敗れていたバーレーン相手に勝利する好スタートを切るも[12][13]、サウジアラビア、韓国にそれぞれ1-2[14][15]、0-1[16]と僅差で敗れ、4大会連続の1次リーグ敗退に終わった。この大会以降は予選で苦しみ、次の出場は2023年大会まで持ち越された。
バーレーン 10-0 インドネシア
2014年W杯ブラジル大会・アジア3次予選(グループE)では、2012年2月29日の最終戦開始前の時点でインドネシアは既に3次予選敗退が確定していた。一方、相手のバーレーンもこの試合に勝利し、かつ他会場で行われるイラン対カタールの試合でカタールが敗戦した上で2試合の点差の合計が9点無ければ敗退が決まる状況であった[17]。
最終戦前の順位表は以下の通り(イランは突破決定)。
試合は前半2分にインドネシアGKの退場や、バーレーン2選手によるハットトリック達成など0-10という大差で敗れた[18]。これにより、カタールが敗れた場合バーレーンが3次予選突破となるが、イランと引き分けに終わったためバーレーンは敗退となった[17]。
この対戦まで両チームの対戦成績は2勝2分2敗と完全に互角であったため、不自然さを指摘したFIFA (国際サッカー連盟)がこの試合の調査に乗り出す事態となった[19][20][21]。
最終結果は以下の通り。
資格停止処分
2015年5月30日、インドネシア政府が国内リーグ(インドネシア・スーパーリーグ)の運営に干渉しているとして、FIFAはインドネシアサッカー協会に対し無期限の資格停止処分を下した[22]。それに伴い、組み合わせが既に決定していた2018年W杯ロシア大会・アジア2次予選(兼AFCアジアカップ2019・2次予選)から追放された[23]。翌年5月、約1年間に及ぶ処分が解除された[24]。
2022年W杯カタール大会
2014年大会以来となる2022年W杯アジア予選に参加。FIFAランキングによるシードで1次予選を免除されるも2次予選最下位で敗退となった[25]。その成績により出場したAFCアジアカップ2023・プレーオフにおいてチャイニーズタイペイを1戦目2-1、2戦目3-0の合計スコア5-1で退け、同大会の3次予選進出が決まった。
2023年アジア杯カタール大会
AFCアジアカップ2023・3次予選において、ヨルダン、クウェート、ネパールの組を2勝1敗で切り抜け、グループ2位の成績で自国開催であった2007年東南アジア大会以来、4大会ぶりのAFCアジアカップ本大会出場を決めた[26]。
2024年開催の本大会では、グループリーグでイラクと日本に敗れるも、第2戦でベトナムに勝利して勝ち点3を獲得した。各組3位の上位4カ国に滑り込み、初めて決勝トーナメントに進出した[27]。ラウンドオブ16ではオーストラリアに0-4で敗れた[28]。
2026年W杯北中米大会
2次予選で格上のベトナムに2勝する快挙もあり、イラクに次ぐ成績(3勝1分2敗・勝ち点10)で初となる最終予選進出が決定した[30]。同時に、AFCアジアカップ2027の出場権も獲得した。
2024年4月25日、インドネシアサッカー協会は2019年末から監督を務める[31]申台龍との契約を2027年まで延長することを発表した[32]。
最終予選では、グループC(日本、オーストラリア、サウジアラビア、中国、バーレーンと同組)に振り分けられた[33]。2024年9月に開催された第1戦のアウェー・サウジアラビア戦[34][35][36]、第2戦のホーム・オーストラリア戦をいずれも引き分けに持ち込み[37][38]、過去W杯出場を複数回果たしているアジアの強豪との2連戦で勝ち点2を得た。前半戦5試合はグループ唯一の白星なし(3分2敗)に終わったが、第6節でサウジアラビアを2-0で下し、最終予選初勝利を挙げた[39][40]。
突如の監督交代
W杯予選の中断期間に開催された東南アジアサッカー選手権2024では、第2戦でラオスとドローに終わった上、ベトナムとマレーシアに敗れてグループリーグ敗退と全く結果を残せなかった[1]。この大不振を受け、2025年1月6日、インドネシアサッカー協会は代表監督・申台龍の解任を発表した[41]。同月8日、後任として元オランダ代表のパトリック・クライファートが同職に就任した[42]。クライファート就任後のW杯アジア最終予選ではバーレーン、中国に勝利して第9節終了時にグループ4位が確定[43][44]。アジア4次予選(プレーオフ)に進出することになった[45]。
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ユニフォームの変遷
成績
FIFAワールドカップ
AFCアジアカップ
東南アジアサッカー選手権
東南アジア競技大会
- 2001年大会より23歳以下による競技となった。
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歴代監督
ウィール・クーバー 1975-1976
フランツ・ファン・バルコム 1978-1979
ピーター・ウィズ 2004-2007
ベニー・ドッロ 2008-2010
アルフレッド・リードル 2010-2011, 2013-2014, 2016
ルイス・ミジャ 2016-2018
ビマ・サクティ 2018-2019
サイモン・マクメネミー 2019
イェエン・トゥメナ 2019
申台龍 2020-2025
パトリック・クライファート 2025-
歴代選手
→詳細は「Category:サッカーインドネシア代表選手」を参照
- イルファン・バフディム 2010-2020
- プラタマ・アルハン 2021-
- エルカン・バゴット 2021-
- ラファエル・ストルック 2023-
- シェイン・パティナマ 2023-
脚注
関連項目
外部リンク
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