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前田章宏
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前田 章宏(まえだ あきひろ、1983年6月19日 - )は、愛知県名古屋市中川区出身の元プロ野球選手(捕手)、野球指導者、ブルペン捕手である。
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経歴
要約
視点
プロ入り前
中京大学附属中京高等学校時代は、2年時に第82回全国高等学校野球選手権大会に出場している。高校通算本塁打31本の記録を持つなど強肩強打の捕手として評価された。
2001年のドラフトで、中日ドラゴンズは寺原隼人(日南学園高校)を1位指名し、彼の交渉権を逃した場合の外れ1位候補として、前田や山井大介[注 1](河合楽器硬式野球部)らをリストアップしていた[注 2][1][3]。そしてドラフト会議当日(2001年11月19日)、中日は読売ジャイアンツ(巨人)・横浜ベイスターズ・福岡ダイエーホークスとともに寺原を1位指名した[4]が、寺原は抽選によりダイエーが交渉権を獲得[5]。このため、中日は前田を外れ1位として指名した[6]。中日がドラフト1位で捕手を指名した事例は当時、中村武志(1984年のドラフト1位)以来17年ぶりだった[6]。また、前田の実家はナゴヤ球場(中日ドラゴンズ二軍の本拠地および一軍の旧本拠地)からごく近い場所にあり[7]、地元の1位入団選手として期待された。
プロ入り当時、中日球団チーフスカウトの中田宗男は前田について、「素材では城島健司(ダイエー)に匹敵する」と高い評価を下していた[6]。
プロ入り後
2002年は一軍出場なし。
2004年からは毎年数試合一軍の試合に出場する。
2007年はプロ1年目以来の一軍出場なしに終わり、二軍でも新入団した田中大輔がマスクを被る機会が多く、出場機会が減ってしまう。

2008年は、2年ぶりに一軍登録され、谷繁元信の故障もあり3試合に出場するも後半は二軍生活であった。オフに、ドミニカ・ウィンターリーグに野手として新井良太、藤井淳志と共に派遣されて、「エストレージャス・デル・オリエンテ」に所属。通算成績は3打数1安打だったが、積極的な姿勢が評価され、試合でマスクを被ることもできた。前田自身も「何か掴んだ気がします。」とコメントしている。
2009年は8年目のシーズンを迎えたが、新たに小山桂司が加入し、正念場を迎えることとなった。9月18日の横浜戦で、スティーブン・ランドルフから三遊間を抜けるプロ初安打を放った。
2010年も開幕二軍スタートではあったが、中盤以降、調子を落とした小山に代わって一軍出場を果たす。8月14日には初のヒーローインタビューを受けた。また、終盤も9月19日に谷繁がケガした時には小山を登録抹消にしていたため、急遽一軍に呼ばれるなど、自己最多の9試合に出場し、第四の捕手として存在感を見せた。
2011年、小田幸平の故障もあって初の開幕一軍入りを果たし、4月15日の横浜戦に途中出場した。6月12日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では岩瀬仁紀とバッテリーを組み、この試合で岩瀬は日本タイ記録となる通算286セーブ目を挙げた[8]。また岩瀬が日本新記録の287セーブ目を挙げた6月16日の福岡ソフトバンクホークス戦でも、捕手を務めた[9][10]。このシーズン、最終的に一軍では無安打だったものの、10月8日、ファーム日本選手権で2打点を挙げ、MVPを獲得した。
2013年、松井雅人、田中大輔らとの3番手捕手争いに敗れ、わずか6試合の出場に終わった。10月2日に球団から戦力外通告を受け[11]、その後現役引退を表明した。
引退後
ブルペン捕手としてチームに留まる予定であったが、ゼネラルマネージャーに落合博満が、監督に谷繁元信がそれぞれ就任すると、一転して2軍バッテリーコーチへの就任を打診され[8]、10月22日、コーチに就任することが球団から発表された[12]。
2015年からはブルペン捕手兼二軍用具補佐に転向し、2019年シーズン終了まで務めた。
2020年シーズンからは一軍担当のブルペン捕手に配置転換された。
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選手としての特徴・人物
遠投120m級の強肩が魅力の捕手[13]。
野球に対する熱心な姿勢と温厚な性格で人望が厚く、多くの同僚から慕われている[14][8]。
プロ入り後の一番の思い出として自身が慕う先輩の岩瀬仁紀をリードし、岩瀬の日本記録となる286セーブを演出した2011年6月12日の楽天戦を挙げている[14]。
詳細情報
年度別打撃成績
年度別守備成績
記録
背番号
- 55 (2002年 - 2006年)
- 00 (2007年 - 2010年)
- 38 (2011年 - 2013年)
- 79 (2014年)
- 107 (2015年 - )
脚注
関連項目
外部リンク
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