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加瀬亮

日本の俳優 ウィキペディアから

加瀬亮
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加瀬 亮(かせ りょう、1974年11月9日[1] - )は、日本俳優アノレ所属後、2018年に個人事務所RYO KASE OFFICEを設立。身長174cm

概要 かせ りょう 加瀬 亮, 生年月日 ...
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来歴

要約
視点

生い立ち

加瀬豊(当時は日商岩井勤務、のちに双日代表取締役社長・会長を歴任)の長男として生まれる[2][3][4]神奈川県横浜市出身だが、父親の仕事の都合により、生後まもなく渡米。7歳までの約7年間をアメリカ合衆国ワシントン州ベルビュー市(City of Bellevue)で過ごす。

中央大学商学部に進学。大学時代は、4年間ボードセイリングウィンドサーフィン)部に所属[5]

先輩の出ている舞台に誘われ、そこで生まれて初めて見た芝居の面白さに惹かれたのをきっかけとして役者を志すようになり、大学卒業前に突然「役者になりたい」と父に告げたところ大反対され、喧嘩になり家を出た[6]。そのため、父とはしばらく疎遠になり、代わりに母が時々電話をしてきたという[6]

俳優として

映画『PiCNiC』『FRIED DRAGON FISH』を見て俳優・浅野忠信に憧れ、彼の所属事務所であるアノレに手紙を送って、大学を中退後1998年に同事務所所属となった[7][8]

CNNの「まだ世界的に名前は売れていないが、演技力のある日本の俳優7人」の一人に選ばれた[9]

浅野の付き人からスタートし1年間経験後、『バトル・ロワイアル』などの現場に製作スタッフとして参加しながら[10]、2000年に映画『五条霊戦記』(石井聰亙監督)でスクリーンデビュー。以降、映画を中心に活動を続ける。

行定勲監督『ロックンロールミシン』、黒沢清監督『』、森﨑東監督『ニワトリはハダシだ』、周防正行監督『それでもボクはやってない』、山田洋次監督『おとうと』、北野武監督の『アウトレイジ』などの日本映画をはじめ、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』、ミシェル・ゴンドリー監督『TOKYO! インテリア・デザイン』、ガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕たち』、アッバス・キアロスタミ監督の『ライク・サムワン・イン・ラブ』、ホン・サンス監督の『自由が丘で』など、海外の監督作品へも積極的に出演している。

出演する映画のジャンルは不特定であるが、本人は「小さな映画」「パーソナルな映画」を大切にしたいと語っている[11]

映画に対する思い入れは強く、「世界感覚」を変えたと語る監督にジョン・カサヴェテスビクトル・エリセ相米慎二を挙げ、映画との「出会い」はカサヴェテスの『こわれゆく女』、エドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』であったという[12]

映画監督の李相日は、「草食系」で、はにかみ屋の印象を持たれているが、それらと同時にハプニングを楽しむ破壊衝動をあわせ持つ「肉食系」の二面性を持っていると語る。また、芝居に対しては演出の意図以上の深い解釈を提示し、2010年代に入っては監督との意見の食い違いも取り込める幅の太さを身に付けてきていると評した[13]

テレビドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(2010年 - )に出演した影響から、2020年9月に行われ、300人が投票に参加した「坊主頭が似合う俳優ランキング」では、市川海老蔵市原隼人らを凌ぎ1位を獲得した[14]

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略歴

  • 1997年 - 演技を学び始める。当時は舞台に出演。
  • 1998年 - 映画『白痴』(手塚眞監督)、『孔雀 KUJAKU』(クリストファー・ドイル監督)などの現場に参加。『地雷を踏んだらサヨウナラ』(五十嵐匠監督)ではアシスタントを担当。
  • 2000年 - 映画『五条霊戦記』(石井聰亙監督)でデビュー。
  • 2003年 - 映画『アンテナ』(熊切和嘉監督)で初主演。
  • 2005年 - 映画『about love アバウト・ラブ/関於愛』で初めて日本国外の監督作品に出演。
  • 2006年 - 映画『パッセンジャー』『硫黄島からの手紙』など、国外作品への出演が相次ぐ。
  • 2007年 - 映画『それでもボクはやってない』(周防正行監督)での演技により、ブルーリボン賞キネマ旬報などの映画賞を多数受賞。
  • 2009年 - フジテレビ系ドラマ『ありふれた奇跡』で連続ドラマ初出演。仲間由紀恵とW主演。
  • 2011年 - 映画『永遠の僕たち』(原題:Restless)に出演(制作は2009年)。全編英語での演技による映画出演は初めて。
  • 2012年 - 映画『劇場版 SPEC〜天〜』がそれまでの主演映画としては最大のヒット作となる。5月、映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』出品のためカンヌ国際映画祭(第65回)に初の出席を果たす[11]
  • 2013年 - 前年度出演の『アウトレイジ ビヨンド』の石原秀人役で第67回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞[15]
  • 2014年 - 主演した韓国映画『自由が丘で』が韓国映画誌cine21で「2014年韓国映画第1位」となり、本人も「Best Actor of the Year」に選ばれた[16]
  • 2022年 - 第27回釜山国際映画祭にNew Currents部門の審査員として参加。
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受賞

出演作品

要約
視点

日本映画

日本以外の映画

複数国の合作映画を含む。

テレビドラマ

CM

舞台

ミュージックビデオ

音楽作品

ナレーション

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書籍

連載

  • 韓国の映画批評雑誌『FILO』(2018年〜)

オーディオブック

脚注

外部リンク

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