トップQs
タイムライン
チャット
視点
士別市
北海道の市 ウィキペディアから
Remove ads


国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
Remove ads
概要
最後の屯田兵村の一つであり[1]、農業の集散地として発展してきた。士別駅付近には多数のレンガ造りの農業倉庫があり、現在でも使用されている。また、羊のまちでもあり、郊外の観光施設「羊と雲の丘」「めん羊牧場」では、めん羊の放牧や飼育風景を見ることができる。士別剣淵インターチェンジの東にある「かわにしの丘」には丘陵風景が広がっている。スポーツ合宿が盛んで、夏には実業団・大学など多くのスポーツチームが、涼しい気候を求めて合宿にやって来る。
地名の由来
- アイヌ語の「シペッ(大いなる川)」から地名がついた。
地理
中心市街地は名寄盆地の南部、天塩川と剣淵川の合流点付近にある。市の東部は北見山地に、西部の温根別地区は天塩山地に続く山地となっている。市の東部にある岩尾内湖は天塩川の最上流である。道内の根室管内に同じ読みの標津町があるため、「しべつし」と市を加えたり「(漢字から)サムライ士別」と読んで区別する場合がある。
地形
山地
- 主な山
河川
- 主な川
- 剣淵川
- 天塩川
湖沼
- 主な湖
地域
住宅団地
- 道営住宅サウスタウン青葉
消滅集落
2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[2]。
- 士別市 - 温根別町伊文
人口
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
士別市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 士別市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 士別市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
士別市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
隣接している自治体
Remove ads
気候
要約
視点
ケッペンの気候区分によると、士別市は亜寒帯湿潤気候または湿潤大陸性気候に属する。寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。
冬季は-30℃前後の気温が観測されることが珍しくなく、近年でも2014年2月8日に-31.2℃、2020年2月9日に-31.7℃を観測している。
Remove ads
歴史
沿革
- 1857年(安政4年) - 松浦武四郎が天塩川の流域を調査。天塩日誌にまとめられる。
- 1899年(明治32年) - 屯田兵制度最後となる兵村がおかれ、約100戸が入植した。士別神社の創建。
- 1901年(明治34年) - 多寄神社の創建。
- 1902年 - 二級町村制施行により、士別村が誕生。
- 1915年(大正4年) - 町制施行、士別町となる。
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 士別町、上士別村、多寄村、温根別村が合併・市制施行、士別市が誕生。
- 2005年(平成17年)9月1日 - (旧)士別市と朝日町(上士別村字奥士別)の新設合併により、(新)士別市が誕生。
- 2020年(令和2年)5月7日 - 士別市市役所新庁舎開庁[5]。
旧士別市歴代市長
Remove ads
行政
市長
士別市長(しべつしちょう)は、北海道士別市の首長。
施設
警察
- 警察署
- 交番
- 駅前交番(士別市西3条9丁目782)
- 駐在所
- 朝日駐在所(士別市朝日町中央4520)
- 温根別駐在所(士別市温根別南1線6362-1)
- 上士別駐在所(士別市上士別16線南3)
- 多寄駐在所(士別市多寄36線西4)
- 中士別駐在所(士別市中士別4線東3)
消防
- 本部
- 消防署
- 士別地方消防事務組合消防署(士別市東6条4-1)
- 支署
- 朝日市支署(士別市朝日町中央4040)
- 分遣署
- 上士別分遣署(士別市上士別町16線南2)
- 中士別分遣署(士別市中士別町4線東)
- 温根別分遣署(士別市温根別町7297-4)
- 多寄分遣署(士別市多寄町36線西4)
医療
- 主な病院
郵便局
- 士別郵便局(集配局)
- 朝日郵便局(集配局)
- 士別中央通郵便局
- 士別大通郵便局
- 中士別郵便局
- 多寄郵便局
- 温根別郵便局
- 上士別郵便局
- 士別東簡易郵便局
- 下士別簡易郵便局
- 武徳簡易郵便局
- 川南簡易郵便局
Remove ads
対外関係
姉妹都市・提携都市
日本国外
国内
経済


第一次産業
第一次産業が主たる産業であり、農業、林業、畜産業が経済の中核を担っている。大正時代には澱粉製造、昭和初期からは製糖が盛んとなり、現在も甜菜糖の工場があり、主要な産業となっている。
- 農業
- 畜産業
- 農協
- 北ひびき農業協同組合(JA北ひびき)
- 北海道農業共済組合(NOSAI北海道)
- 上川北支所、士別家畜診療所
第二次産業
自動車・タイヤメーカーの試験場がつくられ、冬の厳しい寒さを利用した寒冷地試験が行われている。ミシュランのスタッドレスタイヤが当地で開発されたことから、ミシュランからは「スタッドレスの聖地」と呼ばれている[9]。
- 立地企業
第三次産業
- 主な金融機関
- 物流
- ヤマト運輸:道北主管支店
- 北海道士別センター
Remove ads
情報・通信
マスメディア
中継局
新聞社
教育
高等学校
- 道立
- 市立
中学校
- 市立
- 士別市立士別中学校
- 士別市立士別南中学校
- 士別市立上士別中学校
- 士別市立多寄中学校
- 士別市立朝日中学校
小学校
- 市立
- 士別市立士別小学校
- 士別市立士別南小学校
- 士別市立中士別小学校
- 士別市立上士別小学校
- 士別市立多寄小学校
- 士別市立温根別小学校
- 士別市立糸魚小学校
幼児教育
- 保育
- 市内には公立の認可保育所が3つ、僻地保育所が5つ、認可外保育所が4つある。認可外保育所のうち、こぶたの家保育園(NPO法人)では、乳児保育や給食を実施。休日保育・延長保育・一時保育・学童保育をこぶたの家保育園で実施している。つくも保育園(宗教法人)は2008年3月末に休止した。
交通

空港
- 最寄りの空港
鉄道
バス
路線バス
高速バス
- 北海道中央バス(高速なよろ号)
道路
高速道路
国道
道の駅
- 道の駅羊のまち 侍・しべつ
Remove ads
名所・旧跡・観光スポット
名所・旧跡
- 主な寺院
博物館・文化財
- 士別市立博物館 - 1981年(昭和56年)7月1日開館[1]
- 士別屯田兵屋 - 西士別町ふどう公園
- 瑞穂獅子舞 - 瑞穂獅子舞保存会、瑞穂獅子舞伝習館
- 上士別遺跡 - およそ6000年前の縄文人の竪穴建物の遺跡。1971年発掘。
- 祖神の松
- あさひサンライズホール
観光スポット
- つくも水郷公園 - 天塩川横にある公園
- 羊と雲の丘 - 市西部の小高い丘。めん羊が放牧されている。市内が一望できるレストランもある。
- めん羊牧場 - 羊と雲の丘に隣接。様々な品種の羊が飼育されている。2007年7月から放送の『牛に願いを』のロケ地にもなった。
- かわにしの丘 - 士別剣淵ICの東に位置する美しい丘陵地帯。
- 岩尾内湖 - 天塩川をせき止めて出来たダム湖で、釣りやキャンプが楽しめる。
- 大和牧場 - 上士別町の山間にある542 haの広大な市営牧場。牛、及び馬の放牧が見られる。
- 三望台シャンツェ - 旧朝日町にあるスキージャンプ競技場、夏・冬通じて競技会や合宿が行われる。
- 道の駅羊のまち 侍・しべつ - 道内129番目の道の駅として、2021年5月1日にオープンした。
文化・名物
祭事・催事
- 瑞穂獅子舞 - 瑞穂獅子舞保存会、瑞穂獅子舞伝習館
- サフォークランド士別ハーフマラソン大会
名物・名産

- 士別サフォークラム・スープカレー&カレー - 士別市のご当地グルメ。
- サフォークせんべい - トリタ製菓製造の銘菓。
- ジンギスカン
スポーツ
娯楽
日本の映画館数がピークを迎えたのは1960年(昭和35年)であり、同年の士別市には士別劇場(西2条7丁目)、士別映劇(東1条4丁目)、上士別劇場(上士別町南二番)、栄座(上士別町)、温根別栄座(温根別町)、多寄劇場(多寄町)、テアトル銀映(東3条8丁目)の7館の映画館があった[12]。士別市で最後まで残った映画館は1983年(昭和58年)閉館のテアトル銀映であり、映画のほかには旅芝居、浪曲、歌謡ショー、ストリップなどの興行が行われたこともあった[13]。2014年(平成26年)、テアトル銀映で使用されていた1963年(昭和38年)製カーボンアーク式35ミリフィルム映写機1台が札幌市の北の映像ミュージアムに展示された[13][14]。
出身・関連著名人
政治
経済
文化
芸能
スポーツ
名誉市民
- 秋山孝太郎(馬鈴薯栽培の実績と地方議員としての功績)
- 國井英吉(第3代市長)
- 佐々木良五郎(第2代市長)
- 中西秀利(岩尾内ダム建設推進における功績)
- 久光鷹士(地方議員としての功績)
- 山崎永太(山崎糯開発者)
その他
- 市外局番は0165で、和寒町、剣淵町、幌加内町と共通である。
- 作家の村上春樹が『羊をめぐる冒険』を書いた際、羊に関する取材のため士別を訪れている。その時の様子が『村上春樹全作品 1979〜1989〈2〉 羊をめぐる冒険』(講談社)の自身による解説に書かれており、作中にも士別市を思わせる記述がある[15]。また、『「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』(朝日新聞社、2006年(平成18年)11月)でも、読者とのやり取りの中で「これまで僕は北海道では、旭川と士別にもっぱら注目していたんですが」(364ページ)と発言している。 さらに村上春樹は士別に2回訪れたことを自ら回想している[16]。
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads