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道央自動車道
北海道を縦断する高速道路 ウィキペディアから
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道央自動車道(どうおうじどうしゃどう、英語: HOKKAIDO EXPWY[1]、英語: DO-O EXPRESSWAY)は、北海道茅部郡森町の大沼公園ICから、札幌市を経由して士別市の士別剣淵ICに至る高速道路である。略称は道央道(どうおうどう)[2]。


高速道路ナンバリングによる路線番号は、「E5」が割り振られている[3]。
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概要
国土開発幹線自動車道及び高速自動車国道である北海道縦貫自動車道の一部であり、政令による正式な路線名は北海道縦貫自動車道 函館名寄線(ほっかいどうじゅうかんじどうしゃどう はこだてなよろせん)である。なお、千歳恵庭JCT - 札幌JCT間は北海道横断自動車道(ほっかいどうおうだんじどうしゃどう)の根室線(ねむろせん、政令による正式路線名は黒松内釧路線〈くろまつないくしろせん〉)及び同網走線(あばしりせん、政令による正式路線名は黒松内北見線〈くろまつないきたみせん〉)との重複区間となっている。大沼公園ICより南の区間については「北海道縦貫自動車道」の項目を参照。
英文名称はHOKKAIDO EXPWYであり、日本の高速自動車国道で唯一日本語と英語の名称が異なっていた[4]。但し、ナンバリング併記の標識よりDO-O EXP表記のものが順次導入されている。
インターチェンジなど
要約
視点
- 全区間北海道内に所在。
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していない事を示す。未開通区間の名称は仮称。
- スマートインターチェンジ (SIC) は背景色■で示す。
- 略語として、ICはインターチェンジ、SAはサービスエリア、PAはパーキングエリア、JCTはジャンクション、TBは本線料金所をそれぞれ示す。
- バスストップ (BS) のうち、○は運用中、◆は休止・廃止、無印はBSなし。
- ガソリンスタンド (GS) の記号は、●=あり(24時間営業)、○=あり(8:00 - 20:00営業)、無印=なし、を示す。
- 表の距離はキロポストに準拠し札幌JCTを起点として記載[5]し、便宜的に七飯ICを起点としたもの[要出典]も記載する。
- 本線上におけるキロポストの距離数には札幌JCT以南に「S」、以北に「N」という表記が数字の前に存在する。
以前はインターチェンジ番号の付け方が他の高速道路とは全く異なり全線通しで付けられておらず、札幌ジャンクションを基準にして南北に番号が大きくなっていく形だったが、2018年(平成30年)12月までに現在の番号に変更された(#歴史参照)。新しく付されたインター番号は、同じナンバリングを持ち将来直結の計画がある函館新道からの連番である。
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歴史
- 1971年(昭和46年)12月4日:千歳IC - 北広島IC間開通。
- 1972年(昭和47年)9月19日:千歳IC - 北広島IC間を4車線化。
- 1978年(昭和53年)10月24日:苫小牧東IC - 千歳IC間開通[13]。
- 1979年(昭和54年)10月29日:北広島IC - 札幌南IC間開通[14]。
- 1980年(昭和55年)10月29日:苫小牧西IC - 苫小牧東IC間開通[15]。
- 1983年(昭和58年)
- 1985年(昭和60年)
- 1986年(昭和61年)10月9日:登別室蘭IC - 登別東IC間開通。
- 1987年(昭和62年)9月18日:岩見沢IC - 美唄IC間開通。三笠IC及び美唄ICに、全国に先駆けて自動発券機を設置[20]。
- 1988年(昭和63年)10月8日:美唄IC - 滝川IC間開通[21]。
- 1989年(平成元年)9月12日:滝川IC - 深川IC間開通。
- 1990年(平成2年)10月30日:深川IC - 旭川鷹栖IC間開通。当初は暫定2車線として開通し[22]、その後2003年(平成15年)に4車線化。
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)
- 3月17日:千歳IC - 恵庭IC間上り線(苫小牧方向)で関係車両186台による多重事故が発生[26]。
- 9月30日:札幌JCT開通により札樽自動車道(北海道横断自動車道)と接続[27]。
- 10月27日:伊達IC - 室蘭IC間開通[28]。
- 1994年(平成6年)3月30日:虻田洞爺湖IC - 伊達IC間開通[29]。
- 1997年(平成9年)10月22日:長万部IC - 虻田洞爺湖IC間開通[30]。
- 1998年(平成10年)
- 3月23日:苫小牧東ICで日高自動車道と接続。
- 4月11日:深川JCT開通により深川留萌自動車道と接続[31]。
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)
- 2003年(平成15年)
- 9月30日:音江PA - 旭川鷹栖IC間の4車線化。
- 10月4日 : 和寒IC - 士別剣淵IC間開通[36]。
- 2004年(平成16年)3月27日:比布JCT開通により旭川紋別自動車道と接続。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)12月21日:虻田洞爺湖ICが国道230号の新ルートへの移転工事が完了。新ルートの供用開始と共に開業し、既存のICを廃止。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)11月10日:大沼公園IC - 森IC間開通[44][45]。
- 2013年(平成25年)8月3日:新千歳空港ICが供用開始[46][47]。
- 2014年(平成26年)5月28日:士別市多寄町から名寄ICまでの区間を事業凍結解除すると発表。
- 2015年(平成27年)8月8日:砂川SAスマートICが供用開始[48]。
- 2018年(平成30年)12月ごろ:IC番号を、札幌JCTを境として南北それぞれに1・2・…と増やす方式から、全区間での通し番号(南から北に向かって増加。当時の最南端である大沼公園ICは「6」、当時の最北端である士別剣淵ICは「48」)に変更[注 6]。
- 2019年(平成31年/令和元年)9月4日:国土交通省が道央道の暫定2車線区間のうち、八雲IC - 国縫IC間と伊達IC - 登別室蘭IC間と和寒IC - 士別剣淵IC間を10 - 15年後を目処に4車線化する優先整備区間に選定する方針を発表[51][52][53]。
- 2020年(令和2年)12月13日:苫小牧中央ICが供用開始[54]。
開通予定年度
- 未定 : 七飯IC - 大沼公園IC
- 未定 : 士別剣淵IC - 名寄IC
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路線状況
要約
視点
車線・最高速度
道路施設
サービスエリア・パーキングエリア
主なトンネルと橋
札幌JCT以南(札幌JCT - 七飯IC間)
※ 登別室蘭IC - 七飯IC間は対面通行(暫定2車線)
札幌JCT以北(札幌JCT - 名寄IC間)
※ 旭川鷹栖IC - 名寄IC間は対面通行(暫定2車線)
トンネルの数
※大沼公園IC - 登別室蘭IC間と旭川鷹栖IC - 士別剣淵IC間のトンネルは暫定2車線の対面通行であるため、上下線合わせて1本となる。
道路管理者
- NEXCO東日本 北海道支社
- 室蘭管理事務所:大沼公園IC - 登別室蘭IC
- 北広島管理事務所:登別室蘭IC - 札幌南IC
- 札幌管理事務所:札幌南IC - 美唄IC
- 旭川管理事務所:美唄IC - 士別剣淵IC
ハイウェイラジオ
- 長万部(静狩PA - 黒松内JCT)
- 室蘭(本輪西PA - 登別室蘭IC)
- 白老(白老IC - 樽前SA)
- 恵庭(恵庭IC - 輪厚PA)
- 野幌(江別西IC - 江別東IC)
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
- 2010年度(平成22年)調査期間中において岩見沢IC - 士別剣淵IC間では、高速道路無料化社会実験が行われていた。
- 2020年度(令和2年度)に実施予定だった交通量調査は、新型コロナウイルスの影響で延期された[57]。
- 虻田洞爺湖ICは有珠山の噴火復興事業に伴い、2007年度(平成19年度)に位置が変わっている。
その他
- 日平均交通量(2003年度JH年報より)
- 国縫IC - 札幌南IC(区間平均):9,354台(前年度比95.5%)
- 札幌南IC - 札幌IC(総交通量):26,261台(99.9 %)
- 札幌IC - 和寒IC(区間平均):9,939台(97.8 %)
- 最大:恵庭IC - 北広島IC 30,760台(97.1 %)
- 最小:旭川北IC - 和寒IC 1,567台(102.6 %)
- 料金収入
- 年間:352億2665万2000円(98.0 %)
- 日平均:9651万1000円
料金
大沼公園IC - 札幌南IC間、札幌JCT - 士別剣淵IC間がそれぞれ対距離制、札幌南IC - 札幌JCT - 札樽道札幌西IC間は均一料金区間となっている[58]。
高速道路無料化社会実験
2010年(平成22年)6月28日より一部区間の無料化社会実験が実施されたが、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の復興費用確保のため、同年6月19日をもって凍結された[43]。制度の詳細や経緯は高速道路無料化を参照。
全車種を対象とした終日無料化社会実験
2010年(平成22年)6月28日より実施され[42]、2012年(平成24年)3月まで継続実施されることが公表されていた[59]が、東日本大震災の復興費用確保のため2011年(平成23年)6月19日をもって凍結された。
中型車以上を対象とした夜間無料化社会実験
2011年(平成23年)6月頃から2011年(平成23年)12月まで実施されることが公表されていた[59]が、東日本大震災の復興費用確保のため実施されることなく凍結された。
- 予定されていた区間
- 千歳恵庭JCT - 落部IC
- 時間と対象
- 22時 - 翌日6時、ETCを搭載した中型車・大型車・特大車
新直轄方式
本道路に接続する北海道縦貫自動車道の以下の2区間については、新直轄方式により国土交通省北海道開発局が整備を進めている。
士別剣淵IC - 名寄IC間については、2003年(平成15年)12月25日の第1回国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)にて新直轄方式に切り替えられ[60]、2006年(平成18年)2月7日の第2回国幹会議で、士別剣淵IC - 士別市多寄町間を「緊急に整備すべき区間」、残りの区間を「当面着工しない区間」とし、当面は並行する国道40号を利用することとされた。また、同日、大沼公園IC - 七飯IC間についても新直轄方式に切り替えられた[61]。
2014年(平成26年)5月28日の北海道開発局事業審議委員会にて、士別市多寄町 - 名寄IC間の凍結を解除する方針が示され、妥当と判断された[62][63][64]。
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地理
通過する自治体
接続する高速道路
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参考
道央自動車道のうち、千歳IC - 虻田洞爺湖IC間に設置の、日本語で表記されている対面通行や車間距離等の注意喚起標識の下部に英文の補助標識が追加されている物があるが、これは2008年(平成20年)7月7日から7月9日まで行われた北海道洞爺湖サミットに合わせ、新千歳空港 - 洞爺湖町間を移動する各国首脳陣関係車両等、海外からのドライバーへの利便性を考え、開催直前に追加された物である。
- 下部に英文の補助標識が取り付けられた「対面通行」標識。北海道洞爺湖サミットの直前に取り付けられた。
- 下部に英文の補助標識が取り付けられた「追突注意 車間距離を十分に」標識、洞爺湖サミットの直前に取り付けられた。
2012年(平成24年)11月10日に森IC - 大沼公園IC間が開通した際、道央自動車道の暫定2車線区間として初めて中央線にワイヤロープ式の防護柵が導入された。これはかねてより国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所において、スウェーデンで採用されている同様の防護柵を参考に研究が積み重ねられ、全国の高速道路で試験的に導入された物の一つであるが[65][66][67]、2016年(平成28年)10月5日に八雲IC - 国縫IC間で大型車同士の正面衝突死亡事故が発生した[68]事なども受けて、設置区間が落部IC - 国縫IC(14.4 km)・黒松内JCT - 豊浦IC(6.6 km)に、技術的に設置困難な橋梁・トンネル部分を除いて増設された。その後、全国的に中央線ワイヤロープ防護柵の車両逸脱事故防止効果の高さが実証された事から、2018年(平成30年)6月15日に国土交通省が、全国の暫定対面2車線区間の高速道路全路線部分について中央線ワイヤロープ防護柵の設置を発表し、そのうち道央自動車道部分については登別室蘭IC - 大沼公園IC・旭川鷹栖IC - 士別剣淵ICでの設置が予定されている[69]。
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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