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岐南町
岐阜県羽島郡の町 ウィキペディアから
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岐南町(ぎなんちょう)は、岐阜県羽島郡に属している町。県庁所在地の岐阜市に隣接している。

国道21号、国道22号、国道156号が交差する岐南インターチェンジは県内最大の交通量があり、隣接する愛知県との重要な玄関口である。近年には国道沿いを中心に民間の経済活動が活発している。2020年(令和2年)国勢調査によれば、岐阜市への通勤率は26.5パーセント (%)、名古屋市への通勤率は7.2%であった。
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地理
要約
視点
濃尾平野の北部に位置し、町内に起伏はほとんど無く平坦である。県下の市町村では、北方町に次ぎ2番目に面積が小さい。県南部に位置し、冬季の降雪量は少なく、温暖な気候である。
隣接自治体
町名
1981年から大字・地番の混乱の解消に着手し、1983年の石原瀬を皮切りに「町名町界整備」を進めた[2]。2025年現在、徳田、及び伏屋の一部が未整備である。
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歴史
要約
視点
国・郡の変遷
桃山時代まで、木曽川は現在の境川筋を流れ、それより南側にあった現在の岐南町域は尾張国葉栗郡に含まれた[4]。木曽川は天正14年(1586年)の大洪水で流路が変わり、南方に変遷した。豊臣秀吉は新たな河道を尾張国と美濃国の国境とし、尾張国の葉栗郡、中島郡、海西郡の各一部を美濃国に編入した[4]。美濃国に編入された葉栗郡は羽栗郡と表記されるようになり、1896年(明治30年)に羽栗郡と中島郡が合併して羽島郡となった。
昭和の大合併
昭和の大合併で、笠松町、下羽栗村、上羽栗村、八剣村、柳津村での合併を目指すも頓挫し、岐阜市との合併は岐阜市の都合で白紙となる。最終的に下羽栗村、上羽栗村、八剣村での合併を協議したが、下羽栗村は笠松町との合併を選択した。残る2村が合併を決定し、岐阜市の南部に位置することから名称を岐南村とする。岐阜県告示第405号で、1956年(昭和31年)9月26日に岐南村となることが告示された。
岐南村として合併が告示されたのち、町として要件が整う。岐阜県は告示第468号で町制施行を追加し、町制施行を1956年10月1日とした。岐南村は、9月26日から9月30日の5日間、存在した。岐南村の成立時は行事せず、1956年11月3日に岐南町町制施行記念祝典を催した。
平成の大合併
平成の大合併で羽島郡4町の合併を目指したが、柳津町の反対で頓挫した。川島町とともに各務原市との合併協議に参加したが、住民投票を実施して協議相手を岐阜市へ変更する。羽島市の住民投票を経た協議離脱や岐阜市椿洞での産業廃棄物不法投棄の発覚を受けて合併協議から離脱し、単独町政を決めた[5]。
行政区画の変遷
変遷表
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人口
2020年の国勢調査による人口の増加率は+5.11%で、岐阜県内の市町村で最多の増加率である。65歳以上の高齢化率も、岐阜県平均の30.6%に対し22.8%で、岐阜県の市町村で3番目に低い。
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岐南町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 岐南町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 岐南町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
岐南町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政・議会
要約
視点
町役場
→詳細は「岐南町役場」を参照
岐南町役場は八剣7丁目に位置し、庁舎には中央公民館と保健相談センターも入居している[8]。庁舎は鉄筋コンクリート造の5階建てで、航空自衛隊岐阜基地の周辺に位置することから防衛省の補助金により防音工事が行われた[8]。現在の庁舎は旧庁舎に隣接して建設され、2015年8月に開庁した[8]。
岐南町の発足当初は旧八剣村役場を岐南町役場とし、旧上羽栗村役場を町役場上羽栗支所とした[9]。
1970年7月、大字八剣で岐南町と岐南農業協同組合の合同庁舎が起工した[10]。合同庁舎は鉄筋コンクリート造の3階建てで、1971年2月に使用が開始された[10]。これに伴って上羽栗支所は廃止された[10]。
町長
歴代の町長は以下の通り[11]。
町議会
→詳細は「岐南町議会」を参照
- 定数:10人
- 任期:2021年9月26日 - 2025年9月25日
- 議長:櫻井明
- 副議長:三宅祐司
消防
- 羽島郡広域連合消防本部(笠松町)
- 北消防署
警察
- 岐阜羽島警察署(岐阜市)
- 岐南交番
県議会
- 選挙区:羽島郡選挙区(羽島郡)
衆議院
- 選挙区:岐阜3区 (関市、美濃市、羽島市、各務原市、山県市、瑞穂市、本巣市、羽島郡、本巣郡)
- 任期:2024年10月27日 - 2028年10月26日
- 投票日:2024年10月27日
- 当日有権者数:406,711人
- 投票率:53.17%
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産業
近郊栽培の徳田ねぎが特産物である。
近年は中京圏の物流エリアとしての位置づけが顕著となり、物流施設や各種工場の設備投資が多くなされている。
本社を置く企業
主な商業施設
教育
高等学校
- 私立岐阜女子高等学校
中学校
小学校
認定こども園・保育園
全て私立。
かつては岐南町立の保育園(西保育所、南保育教育園、北保育教育園、中保育教育園、東第三保育教育園など)が存在したが、2009年から2016年にかけて民営化された。現在の認定こども園・保育園は、かつての町立保育園を使用したものもある。
- 岐南さくら認定こども園けやきの杜
- 岐南さくら南認定こども園
- うれしの認定こども園
- 岐南さくら北保育園
- うれしの東保育園
- 岐南南さくら保育園
社会教育
その他の教育施設
指定自動車教習所 - 岐阜東自動車学校
交通
鉄道

町内には名鉄名古屋本線の岐南駅が唯一存在する。普通列車しか停車しない無人駅である。町内から岐阜バスで直接岐阜市方面へ向かう人も少なくない。岐阜市との境からは名鉄各務原線の細畑駅にも近く、境川の橋を渡ってすぐの場所にある。
バス路線
- 岐阜バス
- 岐阜市コミュニティバス
- 厚見・茜部ぐるりふれあいバス - 岐阜駅を起点に厚見・茜部地区を巡回する路線。町内には「厚八グランド北」バス停がある。2015年までは町内の岐南駅を起点とした。
- 岐南町コミュニティバス - 2022年(令和4年)9月1日運行開始。
過去の路線
- 岐南町巡回バス - 愛称:にじバス。2009年9月30日に廃止。
- 名鉄バス
- 岐阜バス
- 岐南町線【イオンモール各務原行き】 - 現行の岐南町線をイオンモール各務原まで延長した系統。2014年9月に運行開始し、2016年3月末で廃止。
- 岐南町線【岐南町平島行き(野中経由)】 - 現行の岐南町線を伏屋北通り、野中などを経由し、岐南町平島まで延長した系統。2000年代に廃止。
- 岐南町線【岐南町平島行き(岐南営業所経由)】 - 岐阜駅方面から八剣、岐南営業所、伏屋中通りなどを経由し、岐南町平島を結ぶ系統。2000年代に廃止。
- 川島前渡線 - 名鉄岐阜駅から町内の八剣、上印食、三宅(岐南町三宅とは異なる)を経由し、各務原市の長平を結ぶ系統。2012年3月末廃止。
- 岐阜川島線 - 名鉄岐阜駅から町内の八剣、上印食、伏屋などを経由し、各務原市の川島松倉を結ぶ系統。2022年3月末廃止。
道路
高速道路
一般国道
主要地方道
一般県道
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通信
郵便
電話
かつては岐阜市と同じ市外局番0582を用いたことから、市内局番はおもに200番台が使用される。
施設

- 岐南町東町民センター
- 岐南町北町民センター
- 岐南町西町民センター
- 岐南町南町民センター
- 岐南町徳田町民センター(くつろぎ苑)
- 岐南町平島町民センター
- 岐南町三宅町民センター
- 岐南町総合体育館
- 岐南町スポーツセンター
- 岐南町民運動場 - 所在地は笠松町。
- 岐南町羽栗社会教育施設(羽栗グラウンド) - 旧羽栗中学校跡地。
- 厚八運動場(厚八グラウンド) - 旧厚八中学校跡地。岐阜市と共同管理。
- 岐南町ほほえみ会館
- 岐南町やすらぎ苑
- 岐南町くつろぎ苑
- 岐南町老人福祉センター
- 岐南町歴史民俗資料館
- 伏屋獅子舞会館
- 岐南町防災コミュニティーセンター
名所・旧跡・観光スポット

出身著名人
名誉町民
- 川出久一 - 元上羽栗村長、元羽島郡東部土地改良区理事長
- 長縄士郎 - 日本画家[29]
脚注
参考文献
外部リンク
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