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川棚町
長崎県東彼杵郡の町 ウィキペディアから
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川棚町(かわたなちょう)は、長崎県中央部にある町。東彼杵郡に属する。大村湾に南面し眺望に優れる。
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地理
長崎県の本土中部、大村湾北岸に位置し、川棚川の中流から下流域を町域とする。東は東彼杵町と佐賀県嬉野町、北は波佐見町、西は佐世保市と隣接し、南は大村湾に面している[1]。
町域の東部は虚空蔵山を中心とした山岳地帯で平地が少なく、西部は白岳を背にして丘陵が連なり、耕地が多い。川棚川の流域は水田が開ける。大村湾に面する西部海岸はリアス式海岸で、海域には小島が点在する。大崎半島は黒曜石の産出地の1つであり、小串は肥前国風土記にまつわる天然真珠の名産地であった。
- 山:虚空蔵山(こくぞうさん)、高見岳、八幡山、白岳
- 島嶼:瀬戸ノ島、葉島、弁天島
- 半島:大崎半島
- 河川:川棚川、石木川、猪乗川
- 港湾:大村湾、川棚港
隣接市町村
地域
人口
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
川棚町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 川棚町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 川棚町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
川棚町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
地名
郷を行政区域とする。大字は設置していない。川棚町では土地改良事業の換地処分などに伴い、境界変更や新郷名・町名の設置が行われている。
住所表記として用いられる郷・町の他に、行政上の単位で、自治会としても用いられる行政区の所属についても併記する。
- 石木郷(いしきごう)
- 行政区: 石木、岩屋(一部)
- 猪乗川内郷(いのりごうちごう)
- 行政区: 猪乗
- 岩屋郷(いわやごう)
- 行政区: 川原、岩屋(大部分)
- 小串郷(おぐしごう)
- 行政区: 東小串、西小串、惣津、大崎(西半)
- 上組郷(かみぐみごう)
- 行政区: 上組
- 五反田郷(ごたんだごう)
- 行政区: 五反田
- 木場郷(こばごう)
- 行政区: 木場
- 下組郷(しもぐみごう)
- 行政区: 下組、国病、平島1-4丁目、新町、宿(西半)
- 白石郷(しろいしごう)
- 行政区: 尾山、東白石、西白石、琴見ヶ丘
- 新谷郷(しんがえごう)
- 行政区: 新谷(大部分)
- 中組郷(なかぐみごう)
- 行政区: 野口、中組、宿(東半)
- 三越郷(みつごえごう)
- 行政区: 三越、大崎(東半)
- 百津郷(ももづごう)
- 行政区: 上百津、下百津、岩立、新百津・若草・旭ヶ丘(大部分)、城山、栄町、数石(一部)
- 行政区: 山手、数石(大部分)、新百津・若草・旭ヶ丘(一部)
- 中山郷(なかやまごう) - 1943年、波佐見町より一部を編入。
- 行政区: 中山
- 栄町(さかえまち) - 1949年、百津郷より分立。
- 行政区: 栄町(大部分)
- 城山町(しろやまちょう) - 1953年、百津郷より分立。
- 行政区: 城山(大部分)
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歴史
- 一農漁村としての歴史を歩んでいるが、太平洋戦争中は川棚海軍工廠が建設され、一時的に人口が急増した。魚雷試験場や特攻隊震洋の訓練施設などもあったことから、現在でも海軍工廠・海軍に関する遺跡や記念碑などが存在する。臨海部の海軍工廠跡地は大手企業の工場が複数誘致されている。
中世
近現代
昭和
平成
- 1996年(平成8年)10月 - 町の一部で公共下水道の供用を開始。[5]
- 2001年(平成13年)4月 - 佐世保市より川棚町に合併協議の呼びかけが行われた[6]。
- 2002年(平成14年)
- 3月 - 東彼杵郡任意合併協議会が設置される。
- 8月~9月
- 大村市と東彼杵町との合併案を大村市が可決し、東彼杵町が否決した。
- 東彼杵郡3町での合併案が、該当3町(東彼杵町と川棚町、波佐見町)で可決。
- 2004年(平成16年)
- 3月 - 川棚町が合併協議会の離脱を表明。合併協議会は休止状態になる。
- 7月 - 川棚町が合併協議会に復帰。合併協議会を再開。
- 2005年(平成17年)3月 - 3町での合併を断念。協議会を解散。
- 2007年(平成19年)4月 - 長崎県よりパスポート業務が川棚町に移管され、川棚町民は川棚町役場(本庁)でのパスポートの申請・受け取りができるようになった。[7]
- 2008年(平成20年)4月 - 佐世保市より合併の提案・打診があったが、拒否。
- 2009年(平成21年)
- 3月
- 東彼杵郡合併協議会が住民発議により再び設置。
- 1972年(昭和47年)より加盟していた佐世保地域広域市町村圏組合が解散。
- 6月 - 川棚町、波佐見町が協議会解散を提案、合併が白紙に。
- 8月 - 協議会解散が川棚町、波佐見町で可決。東彼杵町で否決。このように3町で合意にいたらず、協議会は休止状態となったが、実質的な解散となった。
- 3月
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 1月
- 西九州させぼ広域都市圏に参加。[8]
- 1月
行政区域の変遷
- 1814年(文化11年) - 彼杵郡東川棚村及び西川棚村が合併して、川棚村が発足する。
- 1871年(明治4年)
- 1878年(明治11年)10月28日 - 郡区町村編制法の長崎県での施行により、川棚村を含む彼杵郡1町20村の区域に行政区画としての東彼杵郡が発足する。
- 1889年(明治22年)
- 1934年(昭和9年)11月3日 - 川棚村が町制施行して、川棚町となる。
- 1943年(昭和18年)- 彼杵町(現・東彼杵町)小音琴郷の区域の一部を編入する。
- 1960年(昭和35年)- 波佐見町中山郷の区域の一部を編入する。
- 1962年(昭和37年)- 波佐見町中山郷の区域の内、平野地区の区域の一部を編入する、現在の行政区画となる。
行政
町政
町章
- 川棚の「カ」・「ワ」・「タ」・「ナ」の文字をモチーフに町民の融和・団結を願い、丸く図案化された。
町長
- 現職 - 波戸勇則(2022年9月~、1期目)
町議会
- 川棚町議会 定数14
組織
庁舎

2022年(令和4年)3月22日、鉄筋コンクリート3階建ての新庁舎が完成した[10]。
- 川棚町役場
- 本館
- 別館
- 第2別館
消防
- 佐世保市消防局(佐世保市に委託)
- 東消防署(佐世保市広田1-16-19)
- 東彼出張所(とうひ、大音琴郷187-1)
- 東消防署(佐世保市広田1-16-19)
ごみ処理
- 東彼地区保健福祉組合(東彼杵町・川棚町・波佐見町)
- 事務局(東彼杵町蔵本郷95-1)
- 東彼地区清掃工場(ごみ処理場、川棚町白石郷282)
- 東彼地区環境センター(し尿処理場、東彼杵町蔵本郷95-1)
県政
県議会
- 長崎県議会 東彼杵郡(川棚町・波佐見町と合わせて)選挙区 定数1
県の出先機関
警察
- 長崎県川棚警察署
- 川棚駅前交番(川棚町百津郷420-29)
国政
衆議院
- 任期 : 2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(令和3年)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照)
国の出先機関
- 町内にはない。
医療
- 国立病院機構長崎川棚医療センター(285床、旧国立療養所川棚病院)
- 東彼杵郡医師会
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産業
農業
漁業
工業
商業
商工会
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金融
教育
高等学校
中学校
町立
- 川棚中学校(中組郷1370-3)
小学校
町立
幼稚園
私立
- みのり幼稚園(上組郷1587)
- 川棚純心こども園(城山町38)
保育所
認可(町立)
- 小串保育所(小串郷944-1)
認可(私立)
- 茨木保育園(いばらき、城山町38)
- 川棚みのり保育園(上組郷1587-38)
- みつば乳児保育園(下組郷24-4)
- サルビア保育園(小音琴郷465-65)
特別支援学校
文化・スポーツ施設
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交通
- 最寄り空港は長崎空港(大村市)。
鉄道
バス路線

- 西肥自動車 - 川棚バスセンターを拠点として隣の佐世保市・波佐見町に運行している。また長崎空港連絡バスも町内を運行しており長崎空港以外で乗降することも可能で、町内と佐世保市・佐々町・東彼杵町の間の移動にも利用可能。
- 東彼杵町営バス - 国道205号を通り川棚町中心部と東彼杵町中心部を結ぶ。
- JA川棚支店 - 川棚BC - 浦漁港 - 彼杵駅前 - 東彼杵町営BC
なお、町内で利用可能な高速バスはない。
道路
一般国道
県道
主要地方道
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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
自然・景色
温泉、宿泊
- 川棚大崎温泉しおさいの湯
- 国民宿舎 くじゃく荘
海水浴場
- 大崎海水浴場
史跡・遺物
- 徳島古墳の石棺群 - 箱式石棺6基を検出。数十基はあったものと考えられる[18]。
- 永仁五年銘緑泥五輪塔 - 永仁5年(1297年)製。長崎県最古の五輪塔。石材は西彼杵半島の緑泥片岩[19]。
- 七浄寺跡の宝篋印塔群[20]
- 河原城址 - 大内義隆の軍勢が攻め来た時、矢次某なるものが大将となって立て籠もり麻生某を討ち取ったと伝えられる。[21] [22]
- 百津聖観音 - 中国明末清初時代の渡来仏で、県下では稀な存在の貴重なもの[23]。
- キリシタン墓碑 - 全国的にも珍しい自然石に和洋折衷の碑銘[24]。
戦争遺跡

その他
イベント(祭り)
- 5月 - くじゃく祭り(大崎くじゃく園 風の広場)
- 7月 - 祇園祭(下組地区~平島地区)
- 8月 - かわたな夏まつり(お盆あたり、平島地区・川棚町漁港で開催)、
- 9月 - かわたな“かっちぇて[26]YOSAKOI祭り”[27] (9月末開催)
- 10月 - おくんち(石木地区、川棚八幡神社)、木場棚田だんだんまつり(木場郷公民館 棚田周辺)、川棚大崎わいわい祭り(大崎自然公園 大崎海水浴場駐車場)
- 11月 - 第30回大村湾鯛釣り大会(大村湾内での大会。西海橋からは出られない。)
- 12月 - 川棚駅前ステーションツリー点灯式(第1日曜日 東彼商工会青年部川棚支部主催)
- 2月 - 大崎ロードレース大会(大崎半島~小串郷駅)
- 3月 - 第45回川棚町駅伝大会(川棚町内)、虚空蔵山登山会(虚空蔵山)
著名な出身者
ローカルヒーロー
- 2008年(平成20年)、東彼商工会川棚支部青年部の力を借り、ローカルヒーローの「かわたな戦隊クジャクマン」[29]が作られた。
- 2012年(平成24年)、「かわたな戦隊クジャクマンZ」へ、ヴァージョンアップ。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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