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新温泉町
兵庫県美方郡の町 ウィキペディアから
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新温泉町(しんおんせんちょう)は、兵庫県の北部に位置し鳥取県と境を接する美方郡の町。但馬県民局の管轄地域。
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地理

新温泉町は、兵庫県および近畿地方の最北西端に位置する町で、西は鳥取県に接し北は日本海に面している。海岸は山陰海岸国立公園に指定されているほか、「但馬御火浦」の名称で国の名勝および天然記念物に指定されており、南部の山岳地帯は氷ノ山後山那岐山国定公園と但馬山岳県立自然公園に指定されている。景勝地が多く、集落は海岸および岸田川水系の河川を中心に広がり、南部の山間部には『夢千代日記』で有名な湯村温泉がある。町全体が日本海側気候で、豪雪地帯に指定されている。なお、2025年5月1日時点で「温泉」が含まれている自治体は同町と長野県の野沢温泉村のみである。
隣接する自治体
人口
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、新温泉町の人口は8.32%減の16,014人であり、増減率は県下41市町村中、49行政区域中ともに最下位である。
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新温泉町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 新温泉町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 新温泉町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
新温泉町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
2014年(平成26年)5月8日に「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が発表した2040年人口推計結果で、20歳から39歳までの若年女性の減少率が2010年(平成22年)比で70.0%となり、「消滅可能性都市」の1つとされた[1]。
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歴史
行政
- 歴代町長
- 馬場雅人(2005年11月13日 - 2009年11月12日)[4]
- 岡本英樹(2009年11月13日 - 2017年11月12日)
衆議院
- 任期:2021年(令和3年)10月31日 - 2025年(令和7年)10月30日(「第49回衆議院議員総選挙」参照)
公共機関
警察
- 美方警察署(旧・浜坂警察署)
交番・駐在所
- 浜坂駅前交番
- 久谷駐在所
- 栃谷駐在所
- 諸寄駐在所
- 居組駐在所
- 井土駐在所
- 湯交番
- 桐岡駐在所
- 千谷駐在所
消防
司法
経済
産業
報道機関
金融機関
町内に店舗があるもののみ掲載。
教育
特別支援学校は町内にはなく、香美町にある兵庫県立出石特別支援学校みかた校の通学区域となる。
小学校・中学校
通学区域の指定は「新温泉町学校の通学区域に関する規則」による[9]
高等学校
普通科一般入試において、浜坂高は進学連携校方式の対象となる。
廃止された学校
交通
空港
鉄道路線
中心となる駅:浜坂駅
バス
道路
観光
名所・旧跡・観光スポット


- 清富陣屋跡(城跡) - 清富藩の政庁である陣屋跡
- 但馬御火浦(国の名勝および天然記念物) - 釣鐘洞門、旭洞門、下荒洞門、三尾大島など
- 但馬海岸遊覧船
- 浜坂海岸 - 浜坂県民サンビーチ、山陰海岸ジオパーク館
- 諸寄海岸 - 諸寄東西洞門、諸寄港、千賊断崖、諸寄海水浴場
- 居組海岸 - 居組県民サンビーチ、日本洞門、亀山洞門
- 湯村温泉
- 浜坂温泉郷
- 兵庫県立但馬牧場公園
- おもしろ昆虫化石館
- 上山高原 - 扇ノ山(標高1,310m)山麓に広がる高原。氷ノ山後山那岐山国定公園の区域
- 霧ヶ滝渓谷 - 霧ヶ滝(落差70m)や魚止めの滝など
- 赤滝渓谷 - 赤滝(落差65m)など
- 小又川渓谷 - 桂の滝(落差30m)やシワガラの滝、布滝など
- 上山高原エコミュージアム
- 照来カルデラ
- 宇都野神社
- 新温泉町諸寄……『謀略と欲望の伊勢志摩妖鬼』石川真介
祭事・催事
その他施設
- 夢ホール - 600席の多目的コンサートホール
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地域放送
- ケーブルテレビ
- 新温泉町ケーブルテレビ夢ネット - 合併前の温泉町が設立したもので、旧・温泉町地域のみが放送エリアである。
- 新温泉町全域をサービスエリアとする構想があった。これに対して対象地域住民の反対署名75パーセント。これをうけ町議会は条例改正を否決。県に提出した補助金交付の申請は受理されず構想は頓挫した[11]。
著名な出身者
名称問題
町名については合併後に検討される予定となっており、変更される可能性があったが以下のとおり変更しないこととなった。
浜坂町と温泉町では、2005年4月1日の合併を目指して協議を重ね概ねスムーズに進展していた。だが新町名を巡り、旧町名の除外を求める浜坂町と旧町名を含めて検討すべきと主張する温泉町で対立があり、協議会での議論は平行線をたどり2004年6月16日、事態打開のために町長・議長会に一任し温泉町側の意見を全面採用して町名を「温泉町」にすることが決まった。
ところが浜坂町議会はそれに反発し、合併関連予算の否決、町議会議長の辞職など混乱に陥った。温泉町側は決定事項として再考には応じず、10月2日に調印が行われたが浜坂町では10月18日に議会が廃置分合(合併)議案を否決するなど混乱はさらに拡大、2005年4月1日の合併は不可能となり11月15日、当時の中村浜坂町長が辞職した。12月26日投開票された浜坂町長選挙では町名再考を訴えた陰山町長が当選、しかし浜坂町側の動きに温泉町側は態度を硬化させ、その後も議論は平行線をたどった。
ただし、財政面や地方自治についての長期的な将来展望の観点などから現実的に見て将来的な自治体合併は不可避であるという認識はあり、そのことから双方が譲歩を見せ、旧合併特例法期限の直前の2005年3月19日に「名称は新温泉町とする。ただし合併後も検討する」とすることを合併協議会で合意に至り、3月26日に両町議会が関連議案を可決し3月29日県への申請を行い、合併が成立に至っている。
2012年1月17日、岡本英樹町長は現町名「新温泉」の維持を表明した。これにより、合併協定書にある「名称は、新温泉町とする。ただし、合併後検討する」というただし書きをめぐる問題は、この表明をもって終結した[12][13]。
行政
- 浜坂町・温泉町 合併協議会[14]
産業団体
- 新温泉町商工会[15]
観光団体
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脚注
外部リンク
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