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横須賀駅
神奈川県横須賀市東逸見町にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
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横須賀駅(よこすかえき)は、神奈川県横須賀市東逸見町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線の駅である。駅番号はJO 03。
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概要
当駅は、横須賀鎮守府を始めとした海軍関係施設へのアクセスや、物資輸送を行うため開業された経緯がある。第二次世界大戦後も、しばらくの間アメリカ海軍横須賀基地への物資輸送の拠点として機能した。
その後、車運車用の施設が開設され1980年頃まで利用されていた。現在は、モータリゼーション発展等により貨物輸送は行われなくなったため、貨物駅としての設備は撤去されている。貨物駅部分の大半は、ウェルシティ横須賀として、横須賀市公共施設や超高層住宅「天空の街」等が建てられたが、当時の名残で道側(山側)と海側に数本の側線が現在も残されている。常時使用されていないが、3番線のすぐ隣の側線は、東京方面から来た臨時列車や事業用モーターカーを留置するためにしばしば使用されている。
2004年(平成16年)10月16日ダイヤ改正までは、当駅始発(折返し)の湘南新宿ライン(運転区間は新宿まで。使用車両は215系電車)が設定されていた。
2014年(平成26年)3月15日から、横浜駅・大船駅発着「成田エクスプレス」(使用車両はE259系電車)の一部列車が、横須賀駅まで臨時列車として繁忙期の土日祝日にのみ延長運転を行っていたが[4]、同時期に設定された富士急線直通と違って利用が少なく2017年(平成29年)1月より乗り入れを休止している[5]。
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歴史
- 1889年(明治22年)6月16日:官設鉄道が大船駅から開通、その終着駅として開設[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:横須賀線所属駅となる。
- 1940年(昭和15年)4月:現在の駅舎(3代目)に改築。
- 1944年(昭和19年)4月1日:横須賀線が久里浜駅まで延伸。
- 1966年(昭和41年)10月1日:自動車輸送基地を開設。
- 1972年(昭和47年)頃:みどりの窓口設置。
- 1980年(昭和55年)10月1日:自動車輸送基地を閉鎖。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 駅南の国道側(現在ウェルシティ横須賀となっている場所一帯)に1面1線の貨物ホームや車運車用の自動車荷役線が設置されていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[1]。
- 1993年(平成5年)8月3日:自動改札機を設置し、供用開始[6]。
- 1997年(平成9年):関東の駅百選に認定される[7]。認定理由は「階段が一つもない平坦な、人にやさしい駅」[7]。
- 2001年(平成13年)
- 2004年(平成16年)10月16日:ダイヤ改正により、横須賀線内発着の湘南新宿ラインの発着駅は大船駅・逗子駅に一本化される。これにより、当駅・久里浜駅発着の湘南新宿ラインが廃止となる。
- 2009年(平成21年):大幅なバスターミナルの改修工事修工。これに伴い各バス停まで繋がっていた連絡地下通路を廃止。
- 2014年(平成26年)3月15日:横浜駅・大船駅発着の「成田エクスプレス」の一部列車が、横須賀駅まで臨時列車として繁盛期の土日祝のみ延長運転を開始(2016年12月まで)。当駅が始発駅となる。
- 2016年(平成28年)7月1日:業務委託駅化[3]。
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駅構造
JR東日本ステーションサービスが駅管理を受託している横浜統括センター(逗子駅)管理の業務委託駅[2][3]。2面3線のプラットホームを有する地上駅である。海側のホームに1番線、山側のホーム両側に2・3番線が延びる。ただし現在1番線は使われておらず、実質的に1面2線の配置となっている。みどりの窓口設置。駅舎はホームの最も久里浜寄り付近にあり、改札口は1箇所のみ設置されている。トイレはホーム入口に、駅構内の改札外でNewDaysが1店舗営業している。また、改札外には横須賀海軍カレーの公式キャラクターのスカレーの人形も置かれている。
複線区間の末端にあり、当駅より下り方は単線である。衣笠駅・久里浜駅に直通できる線路は3番線と、ホームの無い4番線であり、停車列車の行き違いはできないため実質単線の棒線駅となっている。2番線は行き止まりの頭端式ホームで、上り方のみと線路がつながっているため当駅折り返し列車が使用している。またこのような形状のため跨線橋を設ける必要がなく、駅構内に階段が無いことが特徴となっている。かつては設置されている駅スタンプにも「階段のない駅」と表記されていた。
2番線の車止めの後ろには、カモメとイカリをあしらったシンボルマークが掲出されている。かつては、海側から米海軍横須賀基地方面へ引込線が延びていた。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 1番線は側線であり、のりばは無い。
- 改札口(2019年6月)
- ホーム(2019年6月)
- 横須賀駅の側線。臨時列車として運行された183系が留置されている(2012年11月)
- かつての1番線は線路のみが残っている。
- 改札口付近からホームを見る。階段が無い。
- 駅近くの踏切側から撮影。階段を無くすためにホームから改札に繋がる通路がスロープ加工されている。
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は4,591人である。横須賀線の駅では田浦駅、東逗子駅に次いで3番目に少ない。減少傾向にある。
1995年度(平成7年度)以降の推移は下記の通り。
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駅周辺
東京湾に近接しており、ホームからも横須賀港やアメリカ海軍横須賀基地を望むことが出来る。しかし元々は軍港への連絡を目的とした駅であり、周辺には平地が少なく、開業時は横須賀海兵団が使用していた土地を駅用地に転用した。
当駅から400 m程東に京浜急行電鉄本線の汐入駅、400 m程南には同じく逸見駅がある。横須賀市の中心市街地の外れに位置しているため、市内中心部に位置する京急本線の横須賀中央駅や汐入駅の方が利用者が多い。近隣には近年の貨物用地再開発によりマンションなどが建設されているが、商店等は余り無い。駅北側はヴェルニー公園として汐入駅方面まで整備され多くの利用者がある。
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バス路線
駅前バスターミナルと国道16号上に設置されている「横須賀駅」が最寄りバス停である。路線バスは全系統が京浜急行バスによる運行。バスターミナルは2009年に改修工事が行われ、それまで浮浪者が住み着くなど問題になっていた連絡地下通路を廃止した。
国道上の乗り場は「横須賀駅(国道)」と表記される。発着する路線の詳細は京浜急行バス衣笠営業所・京浜急行バス久里浜営業所・京浜急行バス追浜営業所・京浜急行バス三崎営業所を参照。
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隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
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