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池田町 (北海道)
北海道中川郡の町 ウィキペディアから
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池田町(いけだちょう)は、北海道十勝総合振興局管内の中川郡にある町。町営でブドウ栽培・ワイン醸造を行っており、「ワインの町」として知られている。
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地理
十勝総合振興局管内東部に位置。十勝平野の東縁にあたり、平坦な土地が多く目立った山はない。南西の幕別町との境界を十勝川が流れ、その支流である利別川が町域中央を南北に貫流する。十勝川の河道が切り替えられるまでは池田町の中心市街付近で利別川と合流しており、明治時代には河港として栄えていた。
気候
要約
視点
ケッペンの気候区分によると、池田町は湿潤大陸性気候に属する。寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、豪雪地帯に指定されている。冬季は-25℃前後の気温が観測されることが珍しくなく、寒さが厳しい。
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隣接している自治体
人口
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池田町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 池田町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 池田町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
池田町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
町名の由来
→「池田駅 (北海道) § 駅名の由来」も参照
もともと現在の池田市街にあたる十勝川と利別川の旧合流点一帯はアイヌ語で「貝殻・の処・の傍」を意味する「セイオㇿサㇺ(sei-or-sam)」と呼ばれており[3]、和人はこれに漢字をあて「凋寒(しぼさむ[注釈 1])」と呼んだ[3][4][5]。
しかし、1904年(明治37年)に現在の根室本線にあたる鉄道が開通した際、池田仲博(徳川慶喜の五男)による「池田農場」の敷地内に駅が設置され、池田駅と命名された[4][5][6]。
その後、村名についても、1913年(大正2年)4月1日に川合村[注釈 2]への改称を経て、1926年(大正15年)7月1日の町制施行時に「池田」を町名とした[6]。
歴史
1879年(明治12年)に山梨県出身の武田菊平が入植、その後1896年(明治29年)に開墾が始まり、前述の「池田農場」や高島嘉右衛門による「高島農場」が設置された。
- 1899年(明治32年) 凋寒外13カ村戸長役場が設置される。
- 1906年(明治39年)4月1日 凋寒村(しぼさむ)、蝶多村(ちょうた)、十弗村(とおふつ)、様舞村(さままい)、誓牛村(ちかうし)、信取村(のぶとり)、蓋派村(けなしは)、居辺村(おりべ)が合併。凋寒村となる。
- 1913年(大正2年)4月1日 川合村(かわあい[3])に改称。同年、村内の大字を以下のように改称。
- 凋寒村 → 川合村、蝶多村 → 千代田村、十弗村 → 東台村(とうだい)、誓牛村 → 近牛村、蓋派村 → 大森村
- 1925年(大正14年)4月1日 士幌村(現士幌町)に一部を分割。
- 1926年(大正15年)7月1日 町制施行、池田町に改称。
- 1933年(昭和8年)6月1日 大字居辺村の一部(下居辺地区)を士幌村へ編入。
- 1939年(昭和14年) 町内の大字を行政字とした上で、以下のように再編。
- 川合村 → 西1条・西2条、東1条・東2条、大通1 - 14丁目、大通南1丁目、川合、旭川、利別、清見、豊田、青山
- 千代田村 → 千代田
- 東台村 → 東台、富岡、昭栄
- 様舞村 → 様舞
- 近牛村 → 近牛
- 信取村 → 信取、美加登
- 大森村 → 大森、高島
- 居辺村 → 常盤
- 1947年(昭和22年)12月31日 一部を幕別町へ編入。
- 1954年(昭和29年)8月17日 釧路市から帯広市に向かう昭和天皇、香淳皇后のお召し列車が池田駅に停車。駅前奉迎が行われた[9]。
- 1963年(昭和38年)全国の自治体で初めて酒類試験製造免許を取得[10]。
- 1964年(昭和39年)池田町ブドウ・ブドウ酒研究所設立[10]。
- 2005年(平成17年)DCTgarden IKEDA設立。
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経済

産業
立地企業
組合
- 十勝池田町農業協同組合(JA十勝池田町)
- 北海道農業共済組合(NOSAI北海道)池田家畜診療所
- 十勝広域森林組合池田事業所
郵便局

- 十勝池田郵便局(集配局)
- 十勝高島郵便局
- 利別郵便局
宅配便
官公署
国の機関
- 北海道開発局帯広開発建設部
- 池田河川事務所
- 十勝川下流防災施設(十勝川資料館)
道の機関
- 十勝総合振興局森林室池田分室
公共機関

警察
消防
- とかち広域消防事務組合池田消防署
姉妹都市・提携都市
海外
- 姉妹都市
ペンティクトン(カナダ、ブリティッシュコロンビア州)BC州の内陸にありワイン産地として有名なオカナガン地方にある都市
国内
教育
交通

空港
鉄道
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
廃止された鉄道・軌道
- 殖民軌道居辺線
- 戦前、池田町高島から士幌町下居辺まで殖民軌道が存在した。十勝管内で実際に殖民軌道建設に至ったのは居辺線のみであり、大変貴重な存在である。居辺線は馬力線であり、建設当初45両の台車を使用し、最盛期には年間2000トン程度の輸送実績があった。高島駅前から西へ曲がり、高島橋で併用軌道となり利別川を越えていた。その後、北へ曲がり、ペンケ川に近い進路を通って河東郡士幌町の下居辺地区(現在のしほろ温泉)へ通じていた。1941年(昭和16年)頃から輸送量が激減し、戦後はほとんど使用されなくなった。
- 2008年(平成20年)時点では途中停車場や線路の遺構はほとんど失われている。停車場はバス停のような簡易的な作りであり、現代の鉄道で考えられる駅とは全く異なるものであったと考えられる。
バス
道路
タクシー
- ワインタクシー
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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
町の文化財
- 十日川5遺跡出土遺物 - 近牛郷土資料館
- 林務署遺跡出土遺物 - 近牛郷土資料館
- 池田3遺跡出土遺物 - 近牛郷土資料館
レジャー
観光

- 清見ヶ丘公園
- 千代田堰堤
- 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(いけだワイン城)
- DCTgarden IKEDA(Dreams Come True博物館)
- キャスルランドいけだ
- まきばのいえ
祭り
- 秋のワイン祭り(10月)
- いけだでナイト
池田町が舞台(ロケ地)となった作品
ドラマ
- 『なつぞら』
著名な出身者
- 美濃政市 - 政治家
- 丸谷金保 - 政治家、元池田町長・参議院議員、ワイン町長として有名
- 丸谷智保 - セコマ会長、丸谷金保の長男
- 吉田美和 - 歌手、DREAMS COME TRUE[15]
- 大和田夏希 - 漫画家
- 島本和彦 - 漫画家
- 佐藤秀峰 - 漫画家、『ブラックジャックによろしく』など。
- 十河政則 - ダイキン工業社長、関西経済連合会副会長
- 鳥宮暁秀 - 書家、十勝野の開拓に尽力した依田勉三の生涯を描いた映画「新しい風 ~若き日の依田勉三~」タイトル揮毫等
- 前田睦彦 - スピードスケート選手、1968年グルノーブルオリンピック・1972年札幌オリンピックに出場
- 及川佑(ゆうや) - スピードスケート選手、2006年トリノオリンピック、2010年バンクーバーオリンピックに出場
- 長島圭一郎 - スピードスケート選手、トリノオリンピック、バンクーバーオリンピックに出場
- 田中康平 - サッカー選手
- 松岡禎丞 - 声優
- 木呂子敏彦- 農業家、教育者、アイヌ史研究家、編集者
- 西條奈加 - 小説家
- 村瀬継蔵 - 怪獣造形作家、造形美術会社『有限会社ツエニー』会長
ゆかりのある著名人
脚注
外部リンク
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