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津駅

三重県津市羽所町にある東海旅客鉄道・近畿日本鉄道・伊勢鉄道の駅 ウィキペディアから

津駅map
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津駅(つえき)は、三重県津市羽所町にある、東海旅客鉄道(JR東海)・近畿日本鉄道(近鉄)・伊勢鉄道である。

概要 津駅, 所属事業者 ...
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西口(2022年5月)
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概要

三重県の県庁所在地・津市の中心駅である。第1回「中部の駅百選」に選定されている。

JR東海の駅は駅長駅員配置駅(直営駅)であり、管理駅として津市内に位置する3駅(一身田駅阿漕駅高茶屋駅)を管理している。近鉄の駅にも駅長が置かれ、高田本山駅 - 桃園駅間を管理している[3]ICカードは近鉄のみ使用可能である[4][5]

駅名

仮名漢字表記では日本一短い駅名である[注 1]

ギネス・ワールド・レコーズには「z(つ)」として、世界一短い駅名として登録する動きが1994年から1995年にかけてあったが、1文字では「z」は「ツ」とは発音しないと指摘があったため見送られた[6]。しかし、2014年以降「プロジェクトZ」として再燃し、2016年登録申請に向けて準備を行った[7]平仮名表記の場合は一画で書くことができる日本一短い駅名である。

乗り入れ路線

JR東海の紀勢本線、近鉄の名古屋線、伊勢鉄道の伊勢線の3路線が乗り入れ、接続駅となっている。伊勢線は当駅が終点であり、当駅の駅番号として「12」が付与されている。名古屋線の駅番号は「E39」が付与されている[8]

列車・ダイヤ

JR東海・伊勢鉄道
  • 全ての列車が停車する。
  • 特急「南紀」と快速「みえ」は全列車が、当駅を介して紀勢本線松阪方面と伊勢線の間で相互直通運転を行っている。
  • 当駅発着列車は伊勢鉄道列車のみ設定されている。
近鉄
  • 観光特急「しまかぜ」を除く全定期旅客列車が停車する[9]
  • 名阪特急と松阪方面発着列車との接続駅とされている[9]
    • 日中時間帯は名阪甲特急「ひのとり」名伊乙特急の接続と[9]、下り列車のみ名阪甲特急「ひのとり」と五十鈴川行き急行の接続が考慮されている[9]
    • 5番のりばに名阪特急が到着する際、当駅を出ると中川短絡線を通り、大阪線の伊賀神戸名張大和八木鶴橋のいずれかの駅まで停車しないため、停車駅案内に加えて中川短絡線(案内上は「大阪線直通線」)を経由する旨のアナウンスがある。このようなアナウンスがされるのは当駅のみである。
  • 当駅を起終着とする列車には、夜間に近鉄名古屋駅から当駅終着の乙特急が1本設定されている[9]。2016年ダイヤ変更までは当駅始発の大阪上本町行き乙特急が設定されていたが、現在は松阪駅始発に振り替えられている[10][11]。2021年ダイヤ変更までは当駅発松阪行き急行が設定されていた[注 2]
  • 当駅はこの地区の最主要駅であるが、設備上は上下線共に1本ずつの線路しか持たないため、当駅では列車待避や緩急接続、列車の折り返しを行うことができない[注 3]
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歴史

JR東海・伊勢鉄道

近鉄

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駅構造

要約
視点

単式ホーム1面1線、島式ホーム2面4線、単式ホームの北東側を切り欠いた切欠きホーム1線、合計3面6線のホームを有する地上駅

駅舎は東西両側にあり、跨線橋で結ばれている。東側はJR東海が管理し、1・2番線ホームに地上改札口が、駅ビル「chum(チャム)」の2階にビル改札口がある。西側の橋上部にある改札口は近鉄が管理している。改札口にはそれぞれの管理のもとで自動改札機が設置されており、両者で仕様が異なっている。JR全線きっぷうりばは東側のみ、近鉄特急券・定期券うりばは東側・西側双方に設置されている。西側は近鉄売場でJRと伊勢鉄道の一部乗車券の販売が委託されている。各会社間で乗り換える際は一旦改札を出て乗車券を買い直すなどの対応となる。伊勢鉄道の普通列車は当駅での降車時には車内精算を行い、精算証明として精算券を渡される[注 4]。伊勢鉄道単独の自動券売機はなく、JRの自動券売機で伊勢線各駅および伊勢線経由で四日市・桑名・名古屋までの乗車券を購入できる。普通列車はすべて当駅始発のワンマン列車であるがホーム側のすべてのドアが開き、乗車整理券は発行されない。

国鉄時代、紀勢本線には貨物側線があったが、その廃止で余剰となった土地は近鉄に譲渡され、近鉄線のホーム拡張に充てられた。近鉄のホーム有効長は8両編成分である。

のりば

さらに見る JR・伊勢鉄道のりば, 番線 ...
付記事項
  • 1番線を伊勢鉄道線、2 - 4番線をJR線、5・6番線を近鉄線が使用する。ただし伊勢鉄道線を利用して運転する名古屋行きの特急「南紀」・快速「みえ」は直通運転上の関係で3番線を使用する。
  • 2番線は単式ホームで、1番線は2番線を切り欠いた部分にあるが、これは旧・日本国有鉄道(国鉄)時代に用いられていた貨車用の側線を改造して作られた。
  • 3・4番線、5・6番線は島式となっている。なおJRは、2番線が下り本線、3番線が上り本線、4番線が上り1番線となっている。
  • 2000年時点では、2・3番線間にホームに面しない中線があった[30]

駅構内

chum(チャム)

津駅の駅ビルである複合商業施設。主要テナントは以下の通り。

その他の店舗については公式サイトを参照。

利用状況

要約
視点

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[31]。JR東海・伊勢鉄道の乗車人員には「南紀」・「みえ」など、JR東海と伊勢鉄道を直通する列車で通過する乗客の数も含む(会社が異なるため形式上、境界駅で乗降したとみなされる)。近鉄の乗車人員はJRからの乗り継ぎ人員を含む。JR東海管内の在来線TOICAエリア外では最も乗車人員が多い。三重県のJR駅では桑名駅に次いで多い。

さらに見る 年度, JR東海 ...

津駅(近鉄)の利用状況の変遷を下表に示す。

近鉄乗降人員

近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[32]

  • 2024年11月12日:24,182人
  • 2023年11月7日:24,211人
  • 2022年11月8日:22,814人
  • 2021年11月9日:22,388人
  • 2018年11月13日:27,268人
  • 2015年11月10日:26,254人
  • 2012年11月13日:26,149人
  • 2010年11月9日:26,305人
  • 2008年11月18日:27,202人
  • 2005年11月8日:26,238人

県内では、近鉄四日市駅に次いで第2位である。

利用状況

  • 輸送実績(乗車人員)の単位は人/年度である。
  • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
さらに見る 年度別利用状況(近鉄津駅), 年 度 ...
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駅周辺

当駅は、津市の繁華街である橋内地区(丸之内大門)から北西に離れた橋北地区に位置し、津駅から津城までは2 km離れている[33]。西口が「駅裏」に当たる[33]。西部の丘陵地に三重県立美術館三重県総合博物館三重県総合文化センターなどを抱え、西口背後に藤堂高虎の庭園であった偕楽公園を控える。アスト津駐車場付近には、1961年に廃止された近鉄伊勢線部田駅が存在した。

西口(美術館方面)
東口(中心街方面)
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バス路線

ロータリーは西口・東口ともに備えるが、高速バスも含めほとんどのバスが東口発着である。高速バス除き全ての路線が三重交通により運行されている。

その他

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
紀勢本線
快速「みえ
(伊勢鉄道線 - ) 津駅 - 松阪駅
普通
一身田駅 - 津駅 - 阿漕駅
近畿日本鉄道
E 名古屋線
急行・普通
江戸橋駅 (E38) - 津駅 (E39) - 津新町駅 (E40)
伊勢鉄道
伊勢線
  • 特急「南紀」停車駅
快速「みえ」
鈴鹿駅 (4) - (一部中瀬古駅 (8)) - 津駅 (12) ( - 松阪駅)
普通
東一身田駅 (11) - 津駅 (12)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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