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つくばセンター
日本の茨城県つくば市にあるバスターミナル ウィキペディアから
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つくばセンターは、茨城県つくば市吾妻一丁目にあるバスターミナルである。つくば駅と接続している。
概要
国際科学技術博覧会(科学万博)開幕直前の1985年3月14日、筑波研究学園都市センター地区の交通ターミナルとして「つくばセンター交通広場」が設置され、付近を通っていた路線バスが乗り入れるようになった。当初から停留所名は「つくばセンター」である。研究学園都市における交通の拠点として機能し、『JTB時刻表』では2006年4月号でつくば駅に変更されるまで市の中心駅として記載された。
つくばエクスプレス開業後は、「つくばセンター交通広場」が「駅前広場」に改称され、駅に付帯するバス乗り場、即ち実質的には“つくば駅バス停”となったが、交通網の実態や歴史的経緯なども絡み、現在も「つくばセンター」の名を引き続き使用し、正式名称としては「駅」を名乗っていない。一部業者では駅名も併記し「つくばセンター(TXつくば駅)」と案内している。
筑波山や筑波大学などの市内観光地・研究機関、牛久、土浦、下妻などの周辺都市への一般路線バスやコミュニティバス「つくバス」、東京(東京駅、東京国際空港)、成田国際空港、茨城空港(小美玉市)、水戸、運転免許センター(茨城町)、東京ディズニーリゾート(TDR)などを結ぶ中距離高速バス・空港バス、名古屋、京都・大阪方面の長距離夜行高速バスが発着する。
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駅前広場
現在のバスターミナルは2008年7月からの再整備工事(後述)を経て[1]、2010年1月8日に供用開始したものである[2]。
屋外型の広場で、外周部にバス乗降場が、中央部にタクシープールが存在する。外周部の北西寄りにつくば駅出入口(A3・A4・エレベーター)がある。バスの出入口は南西(トナリエつくばスクエア「Q't」)側の1か所のみであり、一般車の乗り入れは禁止されている。バスターミナルの東側にはキスアンドライド駐車場が隣接して設置されており、これも駅前広場の一部として扱われている。この駐車場は20分まで無料(20分を超えると有料)で利用できる[3]。バスターミナルと駐車場の間には休憩所を兼ねた関東鉄道のサービスセンターが設置されていたが、後述のBiViつくば開業に伴い機能を同施設内に移転した[4]。
また、広場周辺には大型自転車駐車場や数百から千台規模の大型駐車場が数箇所設置されている。なお、「つくばセンター広場」はこれとは別のもので、隣接するつくばセンタービル前の広場のことを指す。
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特徴
- バスターミナル専従職員は配置されていない。バス関係ではBiViつくば内に関東鉄道の「つくば学園サービスセンター」があるのみとなっている。
- バス乗り場の案内図とダイヤグラム通りのバス発車標が駅A3出入口付近に設置されている。一方、バスの到着を知らせる構内アナウンスやバス接近表示は導入されていない。バス車両からの音声のみとなっている。
バス乗降場
要約
視点
1番のりば

筑波山に直行する「筑波山シャトルバス」が発車する。つくば駅A4出入口前に位置する。
2番のりば
つくバスの上郷シャトルと南部シャトルが発車する。つくば駅改札外エレベーターの地上出口前に位置する。
3番のりば

つくバスの北部シャトルと小田シャトルが発車する。つくば駅A3出入口前に位置する。
4番のりば
おもに研究学園地区南部(松代・二の宮・稲荷前・並木など)、荒川沖駅、ひたち野うしく駅へ向かう一般路線が発車する。循環のマークの路線は、つくばセンターを発車し、各バス停を通ったのちにつくばセンターへ戻る循環コースである。系統番号に*印のついているものは、平日のみ運行される。
5番のりば
土浦市中心部、大穂・豊里・筑波地区、常総市石下地区、下妻市方面への一般路線が発車する。系統番号に*印のついているものは、平日のみ運行される。
6番のりば
筑波大学構内を経由する系統が発車する。9番のりばと同じく、筑波大学入学試験や、大学入学共通テストの際の臨時バスが発着することもある。
7番のりば
東京駅行の高速バスが発車する。
- 「つくば号」の車両(関東鉄道)
- 「つくば号」の車両(JRバス関東)
8番のりば
研究学園駅・グッドマン常総・道の駅常総方面への路線バスと茨城県運転免許センターや水戸駅方面への急行バス、「つくば号」を除いたすべての高速バスが発車する。土曜・休日・夏休み期間中には研究施設などを巡る「つくばサイエンスツアーバス」も発車する。
- つくばサイエンスツアーバス
9番のりば(臨時)
つくば駅A1出口付近の中央通り上に位置するイベント等臨時バス専用乗り場。「真壁のひなまつり号」のほか、筑波大学の入学試験やセンター試験、研究所の一般公開や学会などの際に当乗り場から臨時便や参加者輸送用バスが発車する。定期便はないもののイベントの多い土地柄を反映して「つくばセンター9番」と書かれた停留所標識が常置されている。
降車のみ
- 深夜急行バス【運休中】 守谷駅→つくばセンター ※金曜または祝前日のみ運行
- ミッドナイトつくば号【運休中】 東京駅→つくばセンター・筑波大学 ※関東鉄道バス担当便は平日のみ6番乗り場から乗車可能
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周辺
→「つくば駅 § 駅周辺」を参照
BiViつくば
BiViつくば(ビビつくば)は、つくばセンターバスターミナルの南側に隣接する複合商業施設である。つくば市が新たなターミナルビルを建設する方針を2012年11月に公表し、整備事業提案競技を経て2014年3月に大和リースと事業締結し[7]、2015年9月5日に開業した[6][8]。
施設は鉄骨造りの5階建てで、商業店舗や学習塾といった民間のテナントのほか、つくば市のインフォメーションセンターや筑波大学のサテライトオフィス(2023年4月休館、同年7月閉館[9])といった公共のテナントも入っている。また、後述するつくばターミナル解体後、バスターミナルの敷地内に仮設の平屋建ての建物として存在した関東鉄道つくば学園サービスセンター・バス待合室及び高速バス乗車券の自動券売機は2015年9月4日に当施設内に移転した[4]。なお、新たなつくば学園サービスセンター内には飲食物などを販売する売店も併設されている。
2023年12月1日に、つくば市役所の新たな窓口センターとして「つくば駅前市民窓口センター」がBiViつくばの2階に開所した[9]。
- つくば学園サービスセンター(2016年5月)
- つくば駅前市民窓口センター(2023年12月)
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歴史
要約
視点
2008年7月再整備工事前
2008年7月からの再整備工事以前は、外周部と中央部にバスバースが、南寄りにターミナルビルの「つくばターミナル」やタクシープールがあった。バスの出入口は北(学園中央通り)側と南(つくばクレオスクエア(現:トナリエつくばスクエア)「Q't」)側の2ヶ所であった。開設当初からバスレーンへの一般車乗り入れは禁止されており、別に一般車乗り付けスペースを設置していた。
各バス乗り場をつなぐ橋上駅のような陸橋(階段)が設置されており、2階にあたる階層はペデストリアンデッキとつながる「つくばセンター広場」と同じであった。ターミナルビルは同広場の階層と同じ2階にも出入口があった。これは路線数の関係上ほとんどのバスが外周部分からの発着となるためあまり利用されていなかったが、つくば駅開業後はこの陸橋の一番北の階段(8番乗り場)が駅へのエスカレーター(A3出入口)と事実上接続する形となり、駅からデッキ、つくばセンタービル方面へ移動する通行者が若干増加した。ターミナルビル横には「つくばセンター広場」に上る専用エスカレーターもあった。
つくばターミナル
2008年7月からの再整備工事により解体され現存しない。財団法人つくば都市交通センターが管理する2階建ての建物だった。1階はバス乗り場やタクシー乗り場に面し、2階はペデストリアンデッキとつながる「つくばセンター広場」に隣接し、1階・2階の双方に出入口があった。当時の入居施設は以下の通りである。
- 1階
- 2階
- 解体前に閉鎖された施設
年表
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 「つくばセンター交通広場」完成。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 東京を結ぶ高速バス「特急つくば号」乗り入れ開始。
- 1994年(平成6年)7月1日 - 成田空港連絡バス「エアポートライナーNATT'S」乗り入れ開始。
- 1998年(平成10年) - 3月1日に水戸行「急行TMライナー」が、3月14日にひたち野うしく駅発着系統が乗り入れ開始。
- 1999年(平成11年)6月1日 - 羽田空港連絡バス乗り入れ開始。
- 2001年(平成13年)4月26日 - 大阪行夜行高速バス「よかっぺ関西号」乗り入れ開始(初の長距離路線)。
- 2005年(平成17年) - つくばエクスプレスつくば駅開業に対応すべくバスレーン入口を増設、駅出入口を設置。
- 2006年(平成18年)2月28日 - JR東日本つくば店(みどりの窓口)が営業を終了。
- 2008年(平成20年)7月 - つくば駅前広場再整備工事に着手[1]。
- 2009年(平成21年) - 再整備工事にもとづき、2月28日につくばターミナルビル閉鎖。3月23日に仮設バスターミナルが供用開始。
- 2010年(平成22年)
- 2012年(平成24年)3月24日 - 東京ディズニーリゾート、海浜幕張駅を結ぶ高速バス乗り入れ開始。
- 2014年(平成26年)8月6日 - BiViつくばの起工式が行われる[11]。
- 2015年(平成27年)
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出典
関連項目
外部リンク
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