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KICK OFF! (テレビ番組)

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KICK OFF!』(キックオフ!)は、日本サッカー協会日本プロサッカーリーグが企画・監修し、全国の民間放送と提携して2022年令和4年)10月に放送を開始したサッカーの情報番組である[1]

概要 ジャンル, 企画 ...

全国で放送対象地域ごとに別内容の番組が制作されており、系列を跨いだ広義の企画ネット番組であるといえる。

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概要

要約
視点

放送対象地域の都道府県サッカー協会、日本プロサッカーリーグ (Jリーグ) 加盟各クラブ、および各地のテレビ局と連携し、各地域でサッカーをする子供達やこれからサッカーに興味を持ってほしい人々を対象として、各地域における少年少女年代のサッカー情報からJリーグの正会員クラブ(Jクラブ)の情報を取り扱い、それぞれの地域でのサッカーの普及促進に繋げることを目指す番組[1]

番組タイトルは地域名を付した『KICK OFF! ○○』で統一されている。基本的には『KICK OFF! HOKKAIDO』(札幌テレビ)、『KICK OFF! FUKUOKA』(テレビ西日本)のように道府県名を付しているが、長野県では『KICK OFF! SHINSHU』(テレビ信州)としている。 また、広域放送を実施する地域では

電波相互乗り入れを行う地域では

というタイトルで放送されている。

2022年10月度に、福島県富山県愛媛県熊本県鹿児島県の5県で先行して放送を開始[1]2023年(令和5年)1月25日に行われたJリーグ30周年オープニングイベントで放送エリアを福井県高知県を除く45都道府県に拡大する事を発表[2] され、同月31日に詳細などが発表された[3]。先行開始した5局では全国拡大まで各局独自のタイトルロゴを使用していたが、同年4月の全国放送開始時から全国共通のタイトルロゴが統一されて使用されている。

全国拡大にあたっては「60の正会員クラブがそれぞれの地域で輝く」ことを目指したJリーグ成長戦略の第一歩とし、それぞれの地域でのサッカーやクラブの関心を高め、地域ごとにクラブがより輝く存在にしていきたいという狙いを込めたものである[3]。静岡県では1986年昭和61年)から2014年平成26年)まで静岡第一テレビで『KICK OFF』というタイトルで県内各カテゴリのサッカー情報番組を放送しており、当時現役選手として出演していた野々村芳和チェアマンは全国でこのような番組があったらと念頭にあったことを示唆しており、静岡第一テレビでは伝説の番組復活としている[4]

放送時間は15 - 30分程度で、同じ放送対象地域内に複数のJクラブの本拠地が存在する場合でも、同じ番組で取り扱うことになっている。クラブごとの扱いは制作局ごとの判断に委ねられているが、毎日放送制作の『KICK OFF!KANSAI』では、放送対象地域の近畿広域圏内に本拠地を置く全6クラブを競い合わせる趣旨の共通企画(「ゲームハイライト・タイムサバイバル」[注 1] や「カンチャレ」[注 2])を定期的に編成。さらに、他地区での放送分への出演者とのコラボレーション企画をいち早く実施している[注 3]

福井県高知県は「Jリーグクラブが存在しない」ことを理由に放送の対象地域から外れていた[5] が、2024年4月より放送される事となった。また、三重県滋賀県和歌山県・島根県にもJクラブの本拠地が存在しないが、Jクラブが存在する隣接府県のテレビ局の放送対象地域に含まれている[6] 関係で、当該局での制作分を視聴できるが、該当4地域の露出はない。

関東広域圏(TBS)を除く地区での放送分については、Jリーグの公式YouTubeチャンネル(Jリーグ公式応援番組チャンネル)での動画配信も実施[7]。TBS制作の「KICK OFF!J」でも、生放送による単独番組へ移行した2023年10月16日放送分から、生放送の同録映像を編集した動画をTVerを通じて本番の終了後から1週間限定で配信している。

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各番組の詳細

  • ☆を付した出演者は元Jリーガーで、太字で記した出演者は、制作局に所属するアナウンサー。
  • 出演者欄に●印が付されている番組では進行役が出演せず、放送上は制作局のアナウンサーによるナレーションのみで進行する。
  • 地域協会の区分を入れたのは、アマチュアサッカーやプロアマ混合となる育成世代の情報を発信する関係もある。
さらに見る 地域協会, 都道府県 ...

過去に放送されていた番組

さらに見る 都道府県, 番組タイトル ...
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脚注

  1. Jリーグのシーズン中に放送される企画で、前週の公式戦におけるクラブ別のハイライト映像と「PRタイム」の放送時間を、クラブが所属する階級と試合の結果に応じて割り当てている。2023年シーズンの場合には、J1(ガンバ大阪・セレッソ大阪・ヴィッセル神戸・京都サンガ)の総放送時間を5分、J3(奈良クラブ・FC大阪)の総放送時間を1分に設定。この大枠の下で、J1の場合には「1位」に該当するクラブから順番に2分、1分30秒、1分、30秒(PRタイムはそれぞれ20秒、15秒、10秒、5秒)、J3の場合には「1位」のクラブに40秒(PRタイムは10秒)・「2位」のクラブに20秒(PRタイムなし)を充てていた。2024年度はJ1は勝利チームにハイライト2分・PR20秒、引き分けはそれぞれ1分30秒・10秒、負けは1分(PRなし)に、J3は放送枠1分の範囲内で試合結果によりハイライト枠を争うようにルールが改正された。
  2. クラブ単位での「チャレンジ」(挑戦)企画で、番組側から全6クラブに共通の課題(ロングボールリフティングなど)を提示したうえで、各クラブを代表する選手が課題に挑む模様をクラブごとに収録。最も良い成績を収めたクラブに対して、番組側が特集企画を制作したうえで放送している。
  3. 2023年9月30日放送分には『KICK OFF!HIROSHIMA』からMCの森崎浩司と駒野友一(いずれもサンフレッチェ広島のOB)、同年11月18日放送分には『KICK OFF!J』から藤本淳吾横浜F・マリノスアカデミーコーチ)とMCの齋藤・御手洗が出演。逆に、MCの大久保が現役時代の後半(川崎フロンターレへの在籍中)から(セレッソ大阪への復帰を経て引退した2021年を除いて)首都圏で生活していることを背景に、2023年11月12日放送分の『KICK OFF!J』では本人をゲストに迎えている。なお、『KICK OFF! KANSAI』では、大久保が2024年7月5日にエディオンピースウイング広島(サンフレッチェにおける同年以降のホームスタジアム)の見学を兼ねてJリーグ公式戦・サンフレッチェ対ヴィッセルのナイトマッチを取材したロケ企画を同月8日の未明に放送。ロケでは森崎と駒野が(前述した最初の出演時に大久保と約束していた)案内役を務めた一方で、体調不良で参加を見合わせた海渡の代役には、広島ホームテレビ(『KICK OFF!HIROSHIMA』制作局)のアナウンサーではなく渕上沙紀(広島県のTBSテレビ系列局である中国放送アナウンサー)を充てていた。
  4. 放送開始に先駆け2023年3月18日11:30 - 11:45に事前番組を放送。また、町田ゼルビアの話題が取り上げられているのは2024年以降であり、同年から町田の指揮を執る黒田剛が、就任前は青森山田高校サッカー部を率いていたことによる。
  5. 直前の番組「Go!Go!いわて」と連動した生放送。初回のみ放送枠を10:45 - 11:15の30分に拡大。
  6. 東日本放送からの移行、OH!バンデス(第2部)の番組内で放送。
  7. 番組開始前に放送していた『ブルイズ!モンテディオ』(モンテディオ山形の応援番組)を1コーナーとして内包。
  8. 2023年3月26日までは日曜 6:00 - 6:15にて放送。同年4月1日以降は現在の時間にて放送。
  9. 2023年10月2日までは、『S☆1』(JNN向けのスポーツ情報番組)の日曜版(月曜 0:00 - 0:58)で、0:50以降のローカル差し替え枠に関東ローカル向けの終盤ミニ番組扱いで内包。放送上は、ナレーションだけで進行していた。同月16日以降は、放送枠を『S☆1』から分離させるとともに、「関東ローカル編成における『S☆1』の後続番組」として放送。
  10. 横浜F・マリノスのユースチームOB
  11. 単独番組化を機に出演を開始
  12. 週2回放送。日曜は山梨スピリッツ、月曜はYBSワイドニュース「マンデースポーツ」の番組内で放送(関東広域圏と同様。基本的には2番組共同じ内容とし、YBSワイドニュースでは前日の山梨スピリッツで放送した内容を再構成して放送する形を採るが、特番等で山梨スピリッツが放送されなかった場合はYBSワイドニュースでのみ放送。ヴァンフォーレ甲府の試合が日曜ナイターで開催された場合は、山梨スピリッツではスタメン情報や試合経過の速報を伝えるに留め、YBSワイドニュースで試合内容を詳しく伝える)。
  13. 放送開始に先駆け2月11日14:05 - 14:20に事前番組を放送。
  14. 2023年3月26日までは日曜 6:30 - 6:45にて放送。同年4月1日以降は現在の時間にて放送[9]
  15. Dスポ」の後継番組の扱いで、臼井佑奈(当時制作局アナウンサー)・須藤とも同番組から司会を続投。1986年から2014年までの期間にも、同名の番組が放送されていた(事実上9年振りの復活)、2024年7月7日の放送回から現在の出演者に変更。
  16. 2024年3月までは中澤佑二がMCを担当。
  17. 2023年12月2日までの放送時間は毎週土曜日の6:30 - 7:00で、同年4月15日から放送を開始した『夜明けのラヴィット!』(TBSテレビの制作で5:45 - 7:30に編成)のネットを実施しない代わりに、土曜日に(TBS系列向け全国ネット番組の『所さんお届けモノです!』『サタデープラス』を含めた)自社制作のレギュラー番組を関西ローカル向けに編成するゾーン「スーパーサタデー」(5:45 - 16:00)へ組み込んでいた。2023年12月4日未明(3日深夜)から、基本の放送枠を『KICK OFF!J』と同じ曜日・時間帯に移動。同月から2024年3月までは、『映像』(移動前から基本として毎月第3日曜日の深夜に自社制作で放送していたドキュメンタリー番組)シリーズなどの編成を優先する関係で、放送枠を本来より遅い時間帯に設定することがあった。
  18. 松本が何らかの事情で担当できない場合には、海渡や他の同僚アナウンサー(主に男性のスポーツアナウンサー)が代行。
  19. 2024年シーズンから、FC大阪・奈良クラブのJ3リーグ戦ダイジェスト限定で担当。
  20. 2009年9月から深夜帯で定期的(2024年2月以降は毎週火曜日の未明)に放送されている『GAMBA TV〜青と黒〜』(ガンバの全面協力による同クラブの応援番組)と並行しながら制作。同番組に続いて、放送後には放送済みの本編動画をTVerから期間限定で独自に配信している。
  21. 初回には放送枠を6:30 - 7:30の1時間に拡大したうえで、全6クラブの選手代表による座談会も放送。放送枠を月曜日の未明(日曜日の深夜)に移してからの初回にも、放送枠を90分(0:50 - 2:20)に拡大したうえで、ヴィッセル神戸のJ1リーグ初優勝を記念した『90分スペシャル』を編成している。さらに、ガンバやサッカー日本代表で長らく活躍していた遠藤保仁が2024年1月にジュビロで現役引退を表明した(後にトップチームのコーチとしてガンバへ復帰した)ことを受けて、同年3月25日(月曜日)の23:56 - 24:53には『KICK OFF!KANSAIスピンオフ 遠藤保仁引退特別番組~26年の記録~』を関西ローカルで放送。
  22. 2025年1月までは大久保嘉人がMCを担当。
  23. 番組開始から2025年3月30日までは日曜 6:30 - 7:00に放送されていた。2025年4月5日から現在の時間帯で放送。
  24. 番組開始から2024年3月30日までは土曜 11:25 - 11:45に放送されていた。2024年4月5日から現在の時間帯で放送。
  25. 初回には放送枠を6:30 - 7:30の1時間に拡大。
  26. 『夜明けのラヴィット!』のネットを実施せず、当番組と遅れネット番組の自主編成に充てている。
  27. からふるの番組内にて放送。当番組では、当初から金曜日のコーナーに高知にJを!We are ユナイテッド!というコーナーが設けられていた。
  28. 番組開始から2024年3月31日までは日曜 6:30 - 7:00に、2025年3月29日までは土曜 17:00 - 17:30に放送されていた。2024年1月より、毎週水曜2:55 - 3:25(火曜深夜)で再放送中。2025年4月5日から左記の時間帯で放送。また枠移動前は高木単独出演だったが、移動に際し増員。城と松田をMCとし、高木はサポートに回った。石津と豊永は主にアビスパのリポートを担当。
  29. 放送開始に先駆け2月18日10:25 - 10:40に事前番組を放送。
  30. テレビくまもとからの移行。
  31. 編成見直しでくまもと県民テレビへ移行。『ジャンクSPORTS』や『西村キャンプ場』を放送後、2024年7月7日から2025年1月12日まで『オーイ! とんぼ』の全26話を放送。2025年1月19日から2025年3月30日までは『絶メシロード2024』、マラソン中継、『西村キャンプ場』などのつなぎ番組を放送。2025年4月6日から『日曜報道 THE PRIME』のフルネットに移行。
  32. 編成見直しでミヤギテレビへ移行。
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出典

関連項目

外部リンク

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