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Timelesz project
オーディション企画 ウィキペディアから
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『timelesz project』(タイムレスプロジェクト)は、日本の男性アイドルグループtimelesz(旧名・Sexy Zone)の追加メンバーを決定するオーディション企画である。略称は「タイプロ」。オーディションの模様は「timelesz project -AUDITION-」(-オーディション)の題名でNetflixにおいて世界各国で配信されている。本稿では配信番組についても記述する。
背景
要約
視点
Sexy Zoneは、2011年に佐藤勝利、菊池風磨、松島聡、マリウス葉、中島健人の5名で結成され、同年CDデビューした。2022年にマリウス、2024年に中島が卒業。2024年4月1日、グループ名を「timelesz」に改名。あわせて新メンバーオーディションの開催を告知した[1]。同年5月1日にオーディションの詳細が公開され、同時に受付が開始された[2]。
オーディション開催を提案したのは、菊池であった。中島卒業後、「現状維持ではなくより飛躍を目指したい、大改革が必要」であると3人で話し合いをする中で生まれた提案であった。この提案を佐藤と松島は最初から手放しで受け入れたわけではなかった。しかし、佐藤は「最初に提案してくれたのは風磨くんだけど、そこが矢面に立って欲しくないという気持ちが僕たちはある。3人で決めたことだから」とあくまで3人の決断であることを強調している。松島も今までグループが伝えてきたメッセージの中に「同じ歩幅で歩こう」というものがあったが、この発表が同じ歩幅ではないと伝わってしまう恐れはあるが、「その気持ちに嘘はなかった」ということを伝えたいと語っている[3]。
菊池はKAT-TUNの中丸雄一の公式YouTubeチャンネルに出演した際に新メンバーの人数やジュニアのグループ兼任の可能性について言及した。人数については未定としながらも「フォーメーションとかが様変わりするような人数の増やし方はしないと決めている」と説明。7人は「ギリギリのラインかも知れない」、8~9人だと「結構ガラっと変わる」と予想した。出会いによっては「該当者なし」もあり得ると発言し、「そうはならないように丁寧に探していきたい」と意欲を見せた。ジュニア(旧・ジャニーズJr.)のグループメンバーが変動しないことが主流になっている昨今、「グループを壊そうってつもりはないし、それによって混乱を招くようなことにはしたくない」と語った一方で、1人1人のやりたいことを尊重し「その子の1つの可能性・選択肢としてtimelesz加入もある。その間口は僕らが広げたい」と既存グループにいてもいなくても、本人の希望を尊重する意思を示した[4]。なお、現役のジュニアは活動実績があることから前半の審査には参加せず、二次審査以降の合流を予定していた[5]。しかし、「timelesz project -AUDITION-」の第10話において、ジュニアからの応募は多数あり一部は実際にパフォーマンスを見せてくれたが、ジュニアの様々な状況を踏まえて協議を重ねた結果、ジュニアの参加が叶わなかったことが菊池の口から明かされている。
2024年8月から女性ファッション雑誌「an・an」で、オーディションの一部始終に密着した短期集中連載「timelesz project-AUDITION- DOCUMENTARY」が開始。誌面は主にtimeleszメンバーや候補生へのインタビューで構成される[6]。
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審査
要約
視点
一次審査
一次審査は書類選考。応募期間は2024年5月1日から6月2日23時59分まで。応募条件は日本で活動可能な2024年12月31日時点で18歳から30歳までの男性、芸能事務所等の芸能活動を行う団体に所属していない人(ジュニアは応募可)。経験、自薦他薦は問わない[1]。応募資格には「Sexy Zoneのこれまでの活動にリスペクトがあり、そして、timeleszの一員として、多くの方に感謝を持って新しいエンタメを届ける気概のある方」というメンバーが新しい仲間に求める条件も含まれている[2]。応募総数は18,922件となった[7]。書類選考の段階からtimeleszメンバーも審査員として参加[8]。
二次審査
一次審査を通過した350名の候補生が対象[9]。会場は東京都と大阪府の2ヶ所。審査員を務めるtimeleszメンバーの前で、自己紹介と課題曲の中から歌とダンスをそれぞれ披露する[10]。審査のアシスタントとして過去にtimelesz作品の振り付けを担当したダンサーのNOSUKE、K-POP事務所やミュージカル「RENT」のボーカルトレーナーを務めた経歴を持つシンガーソングライターの宮本美季が参加。
三次審査
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三次審査は3日間かけて行われる。まず1日目にV6の「Can do! Can go!」(「SUPER HEROES」収録)の振り入れを全員で行う。終わりを告げられるまで何度も踊りを繰り返して立ち位置の変更を行い、最終的に全体の暫定順位を決定する。菊池によれば、これは旧ジャニーズ事務所から続く事務所の伝統的なオーディション形式である。暫定順位決定後、9人1組の4チームに分かれて課題曲を3日間かけて練習を行う。2日目に中間発表、3日目に本番という日程で行われる。三次審査を突破できるのは15名。
チームを組んで練習を行うが、timeleszメンバーはこれはあくまでも「個人戦」であるとしており、個人順位で三次審査通過者が決定する。菊池は全体ダンスの前にその「個人戦」という意味、意図を候補生に考えるように促した。
以下はチーム分け。()内は全体ダンスでの暫定順位、太字はチームリーダーである。
→「§ 二次審査を通過した候補生」も参照
四次審査
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三次審査を突破した15人の候補生たちが、関東の施設で3日間合宿の四次審査に挑む。候補生15人に加え、STARTO ENTERTAINMENTに所属し、俳優として活動している寺西拓人、原嘉孝、今江大地の3人が候補生として加わった[注釈 1]。6人3チームに分かれて課題曲の練習を行う。3日間の合宿後、2週間の個人練習期間を置き、本番という日程で行われる。四次審査から初めてのtimeleszの楽曲が課題曲として採用された。それぞれのチームの課題曲に加えて全員ダンスの課題曲として配信番組のテーマ曲としても採用されている「Anthem」が選ばれた。四次審査を突破できるのは12名。
以下はチーム分け。課題曲がそのままチーム名となっている。()内は三次審査通過時の順位、太字はチームリーダー、色分けは着用ゼッケンの色。
→「§ 二次審査を通過した候補生」も参照
五次審査
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timeleszの3人がそれぞれのチームをプロデュースする。課題曲は3人それぞれがプロデュースした新曲が用意された。本番で着用する衣装は、STARTO ENTERTAINMENTの先輩が着用したものが採用された。3人ぞれぞれが実際に先輩のもとを訪れて衣装を借りる承諾を得た。菊池はこの五次審査はtimeleszと候補生との距離を縮める意図があると説明。更に松島はジャニーズ事務所時代から続いてきた先輩が後輩のパフォーマンスを演出するという伝統に倣ったものであり、timeleszの高いプロデュース力を活かしての審査となった。
課題曲発表から1ヶ月の練習期間が設けられる。途中で候補生が5日間の共同生活を送る。その1日目に中間発表、3日目にビジュアル撮影、5日目に本番という日程で行われる。五次審査を突破できるのは8名。
以下はチーム分け。()内は四次審査通過時の順位、太字はチームリーダー、色分けは着用ゼッケンの色であり、プロデュースするメンバーのメンバーカラーに由来する。なお、チームリーダーはプロデュースする3人がそれぞれ指名した。
→「§ 二次審査を通過した候補生」も参照
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出演者
- timelesz
- NOSUKE - ダンストレーナー
- 宮本美季 - ボーカルトレーナー
二次審査を通過した候補生
要約
視点
→「§ 審査」も参照
以下36名の候補生が二次審査を通過した。肩書は二次審査参加時点のもの。黄色は、三次審査通過者。オレンジ色は、四次審査通過者。ピンク色は、五次審査通過者。金色は新加入メンバー。新加入メンバーは猪俣周杜、篠塚大輝、橋本将生、寺西拓人、原嘉孝の5名。
候補生の順位の推移
元ジュニアの候補生
- 栗田恵
- 川口優
- 齊藤崇太
- 柴田千寛
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配信番組「timelesz project -AUDITION-」
要約
視点
2024年9月13日より動画配信サービスNetflixで日本を含む190以上の国や地域に向けて配信開始[43]。オーディション開催発表時点で番組配信元は決まっておらず、候補としてtimeleszの公式YouTubeチャンネル、オーディション専用のYouTubeチャンネル、その他の新たなSNSなどが検討されていた。その中でNetflixという大手動画配信サービスが協力を申し出てくれたことにメンバー3人は驚くとともに謝意を述べている[44]。
各話
スタッフ
- 企画・プロデュース:菊池風磨、佐藤勝利、松島聡
- 構成:北原ゆき、古賀文恵
- TD:清原光彰
- CAM:小龍裕之、小島隆志
- VE:寺内崇陽
- 音声:笠原祥希、福田拓海
- アシスタント:横光佑亮
- ポスプロコーディネーター:吉松敦史
- データマネージャー:竹村和佳奈
- オフライン:高原淳
- 編集:筒井啓介
- MA:坪野有馬
- 音響効果:佐藤卓嗣
- 運営:岩元紀寿、飯野勇、秋元博文、藤本佳予子、小林直幹、藤丸崇徳
- YouTube:京田莉沙
- OPタイトル:樋口明日奈
- タイトルロゴ・キービジュアルデザイン:いすたえこ
- 技術協力:e-naスタジオ、東京オフラインセンター
- ロケ協力:シミズオクト、大阪スクールオブミュージック専門学校
- 協力:クオラス、ヤング・コミュニケーション、ブライトノート・ミュージック、グルーヴ・ミュージックカンパニー
- アシスタントディレクター:川村倫加、菊池顕大、桑本大夢
- アシスタントプロデューサー:小林美保、木屋村紗希、薄木利枝
- 協力プロデューサー:服部亜蘭
- ディレクター:佐々木良、土屋翔、日計美咲、斎藤ノエル龍佑、吉田尚史、清家史嗣、豊川康成、石河礼
- チーフディレクター:伊藤喜孝、西尾良介
- 総合演出:渡辺修
- プロデューサー:尾花典子、大田久美子、近添有賀、青葉範男
- 制作協力:VIVIA
- 制作著作:STARTO ENTERTAINMENT
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受容
- 2024年8月に解禁された配信番組「timelesz project -AUDITION-」の予告映像の中で、歌詞を忘れた候補者に対して菊池が「歌詞忘れてるようじゃ無理か。歌詞はね、入れとかないと」と軽く注意する場面が公開された。この菊池の独特な言い回しや表情が中毒性を呼び、ファン以外にも拡散され話題となった。ついには「〇〇ないようじゃ無理か。〇〇はね、〇〇しておかないと」と何かを厳しく注意するための言葉として入れ替えられたものが“菊池風磨構文”として拡散され、一時的にX上のトレンドに浮上する事態となった[45]。菊池は自身がレギュラー出演する地上波番組でこの発言をいじられた際に、「あんなにイジられると思ってないの。(オーディションは)真剣にやってるんだから」と困惑した様子を見せた[46]。なお、本編配信後、予告の菊池の発言は、歌詞を覚えていなかっただけでなくダンスも軽いステップと手拍子のみで終わった候補者が志望動機を「女の子が僕を待ってると思った。世に出たいっていうか、ドームを僕の女の子で埋めたい」と語ったことに対するものだったことが明らかとなった[47]。
- 2025年1月10日、オンラインショップにて五次審査に進んだ12名の候補者のトレーディングカードが発売された。これは肖像付きの商品を望む視聴者の要望に応えたものである[48]。同プロジェクト公式Xによるとトレーディングカードは販売開始後即完売。正午の開始から約2時間で完売と追加生産が発表された[49]。
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脚注
外部リンク
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