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日本語
発音
- /o/
名詞:尾
- 脊椎動物の後肢より後方(頭部の反対側)にある脊椎の一部。特にそれが筋肉等を伴い後肢より外部に突き出たものをいう。尻尾。
- 脊椎動物以外の動物で、後肢の後方に突き出たもの。
- 運動するものが、後ろに引きずっているもの。(例)彗星の尾。
類義語
- おっぽ
- しっぽ
- テール
成句
- 犬が西向きゃ尾は東
- 尾に尾を付ける
- 尾を泥中に曳く
- 尾羽うち枯らす
- 尾鰭が付く
- 頭動かねば尾が動かぬ
- 鯛の尾より鰯の頭
- 水濁れば則ち尾を掉うの魚無し
- 竜の鬚を撫で虎の尾を踏む
翻訳
名詞:緒
名詞:紵
- (草) からむしの別称。
助詞
お
- をの異表記。
- 右算用高、金お四分ニ割り、一分ハ大村の村瀬(三英)が出したり。(略)のこりハ溝渕と龍馬が二ツ割ニして出すはずなり。然るに龍馬も今日ハ金がなけれバ其尻りハ伊藤先生おわづらハせんとす。(坂本龍馬「手紙 慶応二年十二月二十日 伊藤助太夫あて」)
接頭辞・敬語
- 一般には丁寧であるが、人に属するものであれば尊敬を表す。 注: この場合、意味の違いは無く、生産的であるため、ウィクショナリーでは立項しない。
- 一部の語では、意味が変化しているか、意味が狭くなっている。
愛想 お愛想 足 お足 かげ おかげ 辞儀 お辞儀 絞り おしぼり 締め おしめ 題 お題 手 お手 手洗い お手洗い 通し お通し 中 おなか 願い お願い 開き お開き 前 お前 結び おむすび 礼 お礼 椀 お椀 - 一部の語は省略に由来するため、お の有無で意味が異なる。あるいは、そもそも対応する語が存在しない。
— おかき
(欠き餅)玉 お玉
(玉杓子)— おでん
(田楽)— おなら
(鳴らし)握り おにぎり
(握り飯)冷や
(冷や酒)お冷や
(冷や水)昼 お昼
(お昼ご飯)— おむつ
(襁褓)— おやき
(焼き餅)- 一部の語は、語の短さのために単独では お がある語を用い、複合語では お がない語を用いる。意味に違いはない。
灸 お灸 産 お産 茶 お茶 湯 お湯 - 一部の語は、お がある語が普通であり、ない語はぞんざいである。
金 お金 酒 お酒 札 お札 じいさん おじいさん 尻 お尻 屠蘇 お屠蘇 ばあさん おばあさん 坊さん お坊さん - 一部の語は、古い丁寧の接頭辞 み を含むものにさらに お を付けたものである。
— おみ足 神輿 お神輿
- 動詞の連用形に する と共に用いて、聞き手の利益になる動作を表す謙譲語を表す。
- お送りします。
- 動詞の連用形に になる と共に用いて、尊敬語を表す。
- お越しになる。
- (古用法、方言) 動詞の連用形に る と共に用いて、尊敬語を表す。活用は上一段・下一段活用に準じる。
- 「(略)あまり別嬪さんじゃけれ、学校の先生方はみんなマドンナマドンナと言うといでるぞなもし。まだお聞きんのかなもし」(略)「そのマドンナさんがなもし、あなた。そらあの、あなたをここへ世話をしておくれた古賀先生なもし――あの方の所へお嫁に行く約束が出来ていたのじゃがなもし――」(略)「ところが、去年あすこのお父さんが、お亡くなりて、――それまではお金もあるし、銀行の株も持ってお出るし、万事都合がよかったのじゃが(略)つまり古賀さんがあまりお人が好過ぎるけれ、お欺されたんぞなもし。それや、これやでお輿入も延びているところへ、あの教頭さんがお出でて、是非お嫁にほしいとお云いるのじゃがなもし」(夏目漱石「坊っちゃん」)
- 動詞の連用形に だ、です と共に用いて、尊敬語の進行相を表す。
- どちらにお住まいですか。
- 動詞の連用形に ください と共に用いて、尊敬語の依頼または命令を表す。
- お越しください。
- (古用法) 動詞の連用形に なさい と共に用いて、下位に対する丁寧な命令を表す。
- おいでなさい。
- (なさい の省略)動詞の連用形に付いて、下位に対する丁寧だが尊大な命令を表す。
- おだまり。
- おいで。
- 名詞に様またはさんと共に用いて、尊敬語を表す。どちらが欠けた語形も存在しないことがある。
- お姫様。
- お内裏様とお雛様。
- お嬢さん。
- お父さん。
- お孫さん。
- 一部の形容詞又は形容動詞について、丁寧又は尊敬を表す。
- 「お高いんでしょう?」「いえ、お安く提供させていただいています」
- 私の婆様ほどお美しい婆様もそんなにあるものではございませぬ。(太宰治 『葉』)
- (用法)名詞や動詞に比べると接続する形容詞・形容動詞は限定される。
- 一部の形容詞又は形容動詞について、強調を表す。
類義語
派生語
- お帰りなさい
接頭辞・性別
同義辞
- おん(「お−の」の変化か)
対義辞
接頭辞・指小辞
- 感情的に「小さい」「少し」といった意味を表す。例の他、地名・姓に残る。
感動詞
- 軽い驚きの気持ちを表す。おっともする。
- お、これはいい。
漢字
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文字情報
由来
- 於の草書体。
コード
- Unicode
- 16進: 304A
お
- 10進: 12360
え
- 16進: 304A
- JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- JIS
- 16進: 242A
- 10進: 9258
- シフトJIS
- 16進: 82A8
- 10進: 33448
- 区点: 04区10点
- JIS
- Morse: .-...
関連項目
仮名の一覧
五十音順
いろは順
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