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日本の作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー ウィキペディアから
梶浦 由記(かじうら ゆき、1965年〈昭和40年〉8月6日[B 1][1] - )は、日本の作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー[B 1]。東京都生まれ、ドイツ育ち。血液型はA型[1]。
梶浦 由記 | |
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アニメ・エキスポ 2012にて。 | |
基本情報 | |
別名 | Fion |
生誕 | 1965年8月6日(59歳) |
出身地 | 日本・東京都 [B 1][1] |
学歴 | 津田塾大学学芸学部英文学科卒業 |
ジャンル | |
担当楽器 | |
活動期間 | 1993年 - |
レーベル |
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事務所 |
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共同作業者 | |
公式サイト | FictionJunction.com |
所属する芸能事務所は、当初はスペースクラフトプロデュース、2018年(平成30年)6月以降現在はFictionJunction Music。また、HIGHWAY STARとも業務提携している[A 1]。アニメやゲームを中心として[B 1]、映画[B 1]、CM[B 1]、テレビ番組、ミュージカルなどの分野でも活動している。
東京都内で生まれ、小学校3年から中2までをドイツで過ごし[2]、高校時代からは帰国子女として東京都内で暮らしている[注 1]。1981年(昭和56年)、高校は東京都立国立高等学校(国立市に所在)へ進学。この時代に、アマチュアのガールズバンド「15 SAND(いちごさんど)」にキーボーディストとして加入する。1984年(昭和59年)4月、津田塾大学学芸学部英文学科(小平市に所在)へ進学。
1988年(昭和63年)3月に大学を卒業し、同年4月、日本電信電話(NTT)に入社、技術者として働き始める。
就職後もアマチュア・ガールズバンドの活動を続けていたが、それがファンハウスの目にとまり、1993年(平成5年)7月、プロの音楽ユニット「See-Saw」としてメジャーデビューを果たす[B 1]。See-Saw の活動はデビューからおよそ2年後の1995年(平成7年)に休止となり、これがきっかけで(あるいはこの時期を境に)、梶浦は作詞・作曲を中心としたソロ活動を始めることとなる。
1995年1月に公開されたドラマ映画『東京兄妹』で作詞・作曲を手掛けたことが始まりとなった。その後、1997年(平成9年)のアニメ版『EAT-MAN』(SFファンタジー漫画原作)、1998年(平成10年)のアドベンチャーゲーム『ダブルキャスト』を皮切りに、アニメやゲームの音楽を中心に手掛けるようになる。
2001年(平成13年)、テレビアニメ『ノワール』の楽曲「Indio」のボーカルに石川智晶を迎えたことをきっかけにSee-Sawでの活動を再開。同時に、ビクターエンタテインメントに移籍。2002年(平成14年)にリリースされた9thシングル表題曲「あんなに一緒だったのに」がテレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』のエンディングテーマになり大ヒットする。その後、歴代最高のオリコンチャート4位を記録した11thシングル「君は僕に似ている」をリリースしたのち、同グループは再び活動休止状態になる。
2003年(平成15年)5月に、自身が楽曲のプロデュースとキーボード・コーラスを担当し、ボーカルに南里侑香を起用したソロ・プロジェクト『FictionJunction YUUKA』を、Flying Dogと契約。翌年に1stシングル「瞳の欠片」をリリースする。以降、同ユニットのリリースしたアルバムは、オリコンチャート週間最高トップ10入りするほか、4thシングル「暁の車」は、2004年9月22日付けのオリコンチャート最高1位を記録するなど、『機動戦士ガンダム』関連の楽曲を中心に数々のヒット曲が生み出された。
2008年(平成20年)1月には自身がプロデュースする女性ボーカルユニット「Kalafina」をSME Recordsと契約。劇場版『空の境界』第1 - 3章の主題歌を収録した1stシングル「oblivious」は、初登場にしてオリコンチャート週間最高8位を記録。梶浦にとって、『機動戦士ガンダム』関連以外の作品でオリコンチャートがトップ10入りするのは初めてである。その後、劇場版『空の境界』の主題歌を収録した2ndシングル「sprinter/ARIA」、3rdシングル『fairytale』、1stアルバム『seventh heaven』は、それぞれオリコンチャート10位、9位、8位を記録している。
2009年(平成21年)、新たにソロプロジェクト『FictionJunction』の活動を開始。『FictionJunction YUUKA』とは異なり、ボーカルは固定されていない。同時に梶浦本人と関連ボーカリストのファンクラブ、「FictionJunction CLUB」を設立。
アニメイベント『マチ★アソビ』にて月刊ニュータイプ編集部と徳島県が企画する『ニュータイプアニメアワード』において2011年(平成23年)10月に『魔法少女まどか☆マギカ』で劇伴部門を受賞し、2012年(平成24年)10月に『Fate/Zero』でサウンド賞を受賞した。
また、アニメのみならず2009年(平成21年)から放送されているNHKの歴史情報番組『歴史秘話ヒストリア』のオープニングテーマ、エンディングテーマ(いずれもKalafinaが歌唱)、BGM曲や、2014年(平成26年)上半期のNHK連続テレビ小説『花子とアン』の劇伴を担当した。
2017年(平成29年)12月22日、所属事務所のスペースクラフトプロデュースを2018年(平成30年)2月に退社し、Kalafinaの活動休止が検討されていることが報道された[3][4]。
2018年2月20日にスペースクラフトを退社、同時にKalafinaのプロデュースからも離れる意向であることを翌日自身のTwitterで報告した[5][6]。メンバーのKeikoは同年4月1日、Hikaruは同年10月20日をもってスペースクラフトプロデュースを退社。また、梶浦と関連ボーカリストの公式ファンクラブ「FictionJunction CLUB」も、同年5月31日をもって運営終了となった。Kalafinaの所属事務所スペースクラフトから2019年3月13日にKalafina解散の報告があった。[7]。
2018年(平成30年)6月30日に行われた「Yuki Kajiura Live Vol.14 25th 〜Anniversary Special〜」のMCで、個人事務所「FictionJunction Music」の設立を発表。社名は、自身のソロプロジェクト「FictionJunction」に由来する。同年10月1日には、新たなファンクラブ「FictionJunction Station」が発足した。
2020年(令和2年)12月30日に行われた第62回日本レコード大賞において、作詞・作曲を手掛けた「炎」(LiSA)が日本レコード大賞を受賞した[8]。
梶浦のプロデュースユニットでは、複数の実力派女性ボーカリストを起用して楽曲を展開することが多い。その中でも、通称「梶浦語」と梶浦本人が自称する独自の造語を多用し、楽曲の多くにこの「梶浦語」と呼ばれる梶浦由記が生み出した造語が盛り込まれている。以下に2例を挙げる。
大のサイクルロードレースファン。若い頃にツール・ド・フランスを見ることが流行り、その関係でテレビ観戦し始め、その後見なくなった期間はあったものの、『弱虫ペダル』がきっかけとなって熱が再燃した。中でもクリス・フルームの走りに魅了されフルームの大ファンとなり、2017年夏には念願のツール現地観戦を果たしている。イベント用のTwitterアカウントでも、レース観戦時には実況ツイートも行っている[9][10]。
※ソロプロジェクトの詳細は「FictionJunction」を参照のこと。※自身がコーラスを担当することもある。
※演奏者は、ライブにおいては Front Band Members と呼ばれ、FBM と略称される。梶浦本人がバックバンドという呼び方を好まず、舞台上にいる全員が主役という意で名前にFrontと付いている。
※ソロプロジェクト「FictionJunction」でのリリースはFictionJunction#作品を参照のこと。
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 |
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2003年8月6日 | FICTION | VTCL-60062 | 1stオリジナルアルバム |
2008年6月18日 | Dream Port | KIZM-15 | 「Revo&梶浦由記」名義、シングルCD&DVD、サウンドクリエイターRevoとのコラボレート
オリコンシングルウィークリー初登場第10位を記録[12]。梶浦自身にとっては、ノンタイアップ曲で初のオリコンシングルウィークリートップ10入りを果たした。 |
2010年12月8日 | The Works For Soundtrack | BVCL-149 | 本人監修のもと選曲した初期ベスト&NHK番組初CD化のサントラ集 |
2011年3月30日 | FICTION II | VTCL-60245 | 2ndオリジナルアルバム |
2020年3月27日 | プリンセス・プリンシパル The Live | LACA-9696〜7 | 「Yuki Kajiura×Void_Chords」名義
2019年10月19日・20日に舞浜アンフィシアターにて行われたライブを収録 |
2023年12月6日 | The Works for Soundtrack II | VVCL2380 | 未収録サウンドトラック集CD3枚組 |
30th Anniversary Early BEST Collection for Soundtrack | 初回限定版 VTZL-237 |
2020年9月18日に配信されたスタジオライブ
「Yuki Kajiura LIVE 番外編〜STUDIO配信LIVE vol.#1 reprise!」を収録したBlu-rayを同梱 | |
通常版 VTCL-60584〜6 |
デビュー30周年記念、本人選曲による2000年代のサウンドトラックベスト盤 |
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 |
---|---|---|---|
2020年3月27日 | プリンセス・プリンシパル THE LIVE Yuki Kajiura×Void_Chords | BCXE-1502 | Yuki Kajiura×Void_Chords名義
2019年10月19日・20日に舞浜アンフィシアターにて行われたライブを収録 |
2023年7月7日 | ソードアート・オンライン -フルダイブ- | ANZX-10276 | 2022年11月6日に開催された「ソードアート・オンライン -フルダイブ- 」を収録 |
梶浦由記主催ライブについてはFictionJunction#ライブを参照のこと。
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