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日本の男性お笑いコンビ (2000 - ) ウィキペディアから
アンガールズは、ワタナベエンターテインメントに所属する田中卓志と山根良顕からなる日本のお笑いコンビ。通称「アンガ」。2人とも広島県出身。
アンガールズ | |
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メンバー |
田中卓志 山根良顕 |
別名 | アンガ |
結成年 | 2000年9月 |
事務所 | ワタナベエンターテインメント |
活動時期 | 2002年1月 - |
出身 | 現事務所のオーディション |
出会い | 大学時代のサークル |
旧コンビ名 |
ラスカルズ(田中) 高本山根(山根) |
現在の活動状況 | テレビ・ライブなど |
芸種 | コント、漫才 |
ネタ作成者 | 田中卓志 |
現在の代表番組 | 元就。 |
過去の代表番組 |
少女B 落下女 爆笑問題のバク天! じゃんが×2スタジアム |
同期 |
ナイツ オードリー タイムマシーン3号 U字工事 流れ星☆ ピース 平成ノブシコブシ NON STYLE 南海キャンディーズ ダイアンなど |
公式サイト | 公式プロフィール |
受賞歴 | |
2004年第2回 お笑いホープ大賞 2005年第43回 ゴールデン・アロー賞 放送賞(バラエティー部門) 2013年お笑い頂上決戦 1・3・5優勝 |
アンガールズ | |
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YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2019年 - |
登録者数 | 1.34万人 |
総再生回数 | 約52万回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2022年7月4日時点。 |
大学時代、『ボルケーノ』(VOLCANO)と称する旅行(正確には旅行企画)インカレサークルで出会って友人となる。2000年春頃、先に田中が単身で上京、1ヶ月ほど後から山根が友達2人(1人は山根の相方で、もう1人は田中の相方)を連れて上京。山根はその友達2人と東村山市で生活を始めるも挫折、仕方なく友人の田中と同年9月頃にコンビを結成。現在のプロダクションのオーディションにて合格し、2002年1月付で正式にプロデビュー。ちなみに正式デビュー前においてプロダクション主催のライブへ出演済みのため、波田陽区やクールポコ。は後輩にあたる。コンビ名の由来は、2人ともナヨナヨしていて女っぽいため田中が『ガールズ』を考案するも、山根の反対によって否定を意味する「アン(un)」を付け加えたことから。
2004年、『爆笑問題のバク天!』内のコーナー『恐怖のバク天芸人』(『エンタの神様』に絶対出られないような珍芸人を紹介)に登場。ネタをやって1分間審査員に飽きられなければ放送という企画で初めて1分間のネタ披露をやり遂げた芸人となり、番組内で人気を得る。その後、『エンタの神様』や『バク天!』のレギュラーとして出演。
2004年、『笑いの金メダル』(初期の番組内容時)初登場で決勝進出を果たし対戦相手のダイノジと番組初の同点で引き分けとなり、結局両者とも金メダルを取った。
2004年、第2回お笑いホープ大賞受賞。
2004年10月にはニッポン放送「オールナイトニッポン2部」の特番『アンガールズのオールナイトニッポンR』を担当した。
2005年2月、『笑いの金メダルSP』で「決めポーズはプロレスラー・武藤敬司から無許可でパクった」と告白。武藤本人が登場するドッキリを仕掛けられた。
2005年5月、『金のA様×銀のA様』でカンヌ国際映画祭のレッドカーペットに立つ権利を田中が獲得した。なお山根に対しての招待状は発送されなかったため、山根はレッドカーペットの上を歩けなかった。
2005年6月7日、同じく『金のA様×銀のA様』の企画で東京シティ競馬のレース名になる権利を獲得し、『金のA様盃 アンガールズドリーム賞』が9レースで行われた(大井記念前の準メインレース)。芸能人の名前がレース名になったのは北島三郎以来であった。
2005年11月23日、カンニング竹山・いつもここからと共に『U.N.O.BAND』という企画物のユニットとしてCDデビュー。田中はギター、山根はベースを担当。
2005年、第43回ゴールデン・アロー賞放送賞(バラエティー部門)を受賞。
2006年8月26日 - 8月27日放送『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』にて、2人でチャリティーマラソンに挑戦した。複数人での参加は1994年のダチョウ倶楽部(3人)以来12年ぶりで、芸人の参加は2003年の山田花子以来。完走を危ぶむ声が多数聞かれ「史上最弱ランナー」と下馬評は最悪だったが実際には番組終了までに余裕を以って完走、エンディングのサライも出演者と共に歌った。このため司会者などから「史上最強ランナー」と評された。
2007年、白石昌則著の『生協の白石さん』の第2弾『生協の白石さん 木洩れ日』の付録CD内で正式にアンガールズとしてCDデビュー。「木洩れ日」(作詞・作曲:白石昌則)を歌唱した。田中曰く「Mr.Children並の高音を出せないと歌えないくらいキーが高い」とされる。
2008年12月31日の第59回NHK紅白歌合戦にて羞恥心 with Paboの応援としてヘキサゴンファミリーと共に出演、「羞恥心」の一部を歌った。アンガールズ出演時が紅白の瞬間最高視聴率となる。
2009年2月10日・11日、東京都新宿区のスペース101で単独ライブ「UNGIRLS-PRO」を開催。これまでのライブタイトルは必ず故郷の広島県にちなんだ名称を用いてきたが、ファンが予想合戦を繰り広げることに嫌気が差して今回からやめた。「PRO」と称したのは、プロスポーツ選手のユニフォームなどに「プロ仕様」の意味で記されていることから(「kinugasa-PRO」など)引用している。
2013年NHKのバラエティー番組「お笑い頂上決戦 1・3・5」で優勝。
2016年、単独ライブを開いてもチケットが売れないという理由からキングオブコントにエントリーする。
『ぴったんこカン・カン』および『ぐるぐるナインティナイン』出演時に2人が語るには、セイン・カミュに「『ungirls』という英語の文法は正しくない。『Not girls』だ」と指摘されている(それも「正確な発音で」とは田中の弁)。同じく「アン」の付くアンジャッシュとアンタッチャブルに間違われることもしばしば。企画などでもう1人メンバーが増えると、「アンアンアンガールズで〜す」とアンを3回つける(アンで否定、アンアンで肯定、アンアンアンでもう一度否定)。ただし2005年4月の『内村プロデュースSP』でゴルゴ松本(TIM)と組んだ際は、『アンゴルズ』というユニット名になっている。またコンビ名の他の候補としては『タモリス(タモリに好かれようと思って)』、『巨神兵(『風の谷のナウシカ』より)』というものがあった。また、デビューして間もない頃は『UNガールズ』としていたため、『アンガールズ』ではなく『ユーエヌガールズ』と呼ばれたことがあるらしい。そのため、現在のようにすべてカタカナ表記にしたと語っている。
2人が出会った当初は異なる大学であることやルックスが被り過ぎで何となく敬遠し合っていたが、サークルの連絡ノートに田中が自分の名前を「たくしのり」と記入していたのを山根が見て、同じ東野幸治ファンだと分かって声をかけ友人関係となる[4]。
山根の田中に対する第一印象は「似とるやつがおるなあ」、田中の山根に対する第一印象は「気持ち悪いやつ」。
ネタ見せを無料でさせてもらえる事務所(プロダクション人力舎や浅井企画など)のオーディションを多数受け続け、今の事務所に合格した[5]。
2人とも広島に本拠地を置くプロ野球・広島東洋カープ、Jリーグ・サンフレッチェ広島F.Cのファンであり、中国新聞にカープについてメッセージを寄せたり山根は2005年5月2日放送『関口宏の東京フレンドパークII』(TBS系列)の「ビッグチャレンジ」でサンフレッチェのグッズを希望し獲得している。
田中はaikoの大ファンで、それをとある番組で言ったところから雑誌上で対談して親交を深める。しかし、国分太一(TOKIO)は彼らを嫌っている。理由は「なよなよしているのが体育会系の自分には我慢ならない」から(『めちゃイケ』の『笑わず嫌い』という企画内で発言)らしいが、実のところ国分はお笑い好きでこのコメントはネタと思われる。
ブレイク前までは、所属事務所のスタッフ間で「ナベプロっぽくない」と良い扱いを受けていなかった。2004年に第2回お笑いホープ大賞受賞時には取材が殺到したが、事務所関係者が不在だったため急遽その場を仕切った。
ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲームソフト『サルゲッチュ3』の中にウキナカ・ウキネと称する隠れキャラとして登場する。アンガールズになった『ピポサル』がウキネはおかっぱヘアで「ジャンガジャンガ」をする。また、『おはコロシアム』内のアニメにも登場し、声を当てている。
『踊る!さんま御殿!!』にて田中自ら「田舎者は声が大きい」と話し、共演していた出川哲朗に苦笑いされる(出川は神奈川県横浜市出身)。山根の「実は俺、広島出身だけど、そんな大声じゃない」とのトークに対しては、「お前は広島でも都会の方(出身)じゃん!」と大声で反論していた。
東海テレビ『スタイルプラス』のゲストとして不定期で出演しているが、2009年以降(2012年除く)は新年最初の放送のゲストとして毎年出演し、最後にネタを披露する。
2人とも雑学に強いという一面を持っており、『爆笑問題の雑学王決定戦』にて好成績を残した。また、『オールスター感謝祭』ではコンビ揃って25万円を獲得した。2006年6月29日放送の『爆笑問題の検索ちゃん』雑学王決定戦では山根が伊集院光、後藤輝基(フットボールアワー)に次ぐ3位を獲得。2007年1月8日放送の雑学王決定戦では山根は2回戦敗退、だが田中が3回戦で敗退しながらも敗者復活戦を唯一勝ち抜き、決勝まで進出。伊集院、東貴博(Take2)、品川祐(品川庄司)、小原正子(クワバタオハラ)に次ぐ5位となる。この放送で田中は「山根が調子悪ければ田中が調子を出す。アンガールズは良く出来ています」と語っている。さらに田中は『ネプリーグ』で「すべての国と首都を学生時代に暗記した」と発言。実際に出演者らからその場で国の名前を言ってもらい、それに対応する首都名を即座に答えていた。
彼らの先輩であるふかわりょうは、アンガールズのライブを見て「これは面白い」と思ったらしく彼らをテレビに出演させた。ところがアンガールズが瞬く間にブレイクして以来、ふかわは彼らをライバル視し始め「同じ髪型なのに、あっという間に抜かれた」と内村光良(ウッチャンナンチャン)に対して悔しさを露わにしていた。『爆笑問題のバク天!』などのバラエティでも2人をライバル視しているかのような節が時々見受けられるが、実際は普段から仲が良いらしくブレイク前は2人でふかわの自宅に行ったり洋服を貰ったりと世話になった。
松本人志(ダウンタウン)はエッセイの中で「今の若手芸人で一番面白いと思うのはアンガールズ。コントもよく練られている」と絶賛している。[要出典]
タモリは『森田一義アワー 笑っていいとも!』で「ふたりは本当に人間がいい(性格が良い)」と語り、『タモリ倶楽部』に出演させるなど気に入っている。
関根勤は「芸風もキャラクターも唯一無二。かぶる存在がいない貴重な存在」と称賛した。単独ライブ開催の度に、必ず趣向を凝らした花を贈っている。
自ら前に出るのが苦手な彼らを、ライブで積極的に前に出したりテレビに「面白い奴らがいる」と宣伝し続けたのは、前述のふかわにいつもここからなどといった同じ事務所の先輩だったり、他事務所の爆笑問題や次長課長、アンタッチャブルなどの先輩だった。独特でクセの強すぎる芸風からかマガジンハウスの女性誌『an・an』の調査などによる「今年消える芸人ランキング」の常連であるが、2004年のブレイク以来大きく沈むこともないまま安定した活動を続けている。
広島人であるはずの田中は、2008年4月10日放送の『秘密のケンミンSHOW』で全国的に有名な広島県呉市大崎下島豊町地区特産の大長みかん(おおちょうみかん)を「だいちょうみかん」と読んだ[注 1]。
山根は2008年9月17日放送の『アメトーーク!』でスラムダンク芸人の一員として登場。自分が学生時代サッカー部で9年間ずっとベンチだったことから、湘北高校の木暮公延が好きなキャラクターとのこと。また、2008年に行われた『スラムダンク』のアニメ15周年を記念した「2万本シュート」イベントに参加、その参加賞としてシリアル番号入りのカードを獲得した(ちなみに19956番)。
スピッツのデビュー20周年シングル『群青』のミュージック・ビデオにウサギの妖精役で出演、その後スピッツの友達としてラジオで共演した。
『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』では開始当初、普段から演じているショートコントが審査員にウケず成績もイマイチだった。しかし2009年2月21日・5月14日の放送では100万円を獲得、インパルス・劇団ひとりに続いて史上3組目の2連覇を達成している。そして田中は別コーナーのロケモネアでも100万円を獲得した。
田中・山根ともに弟がいるが、2人とも福岡県内の学校で教師をしている(田中の弟は高校教師、山根の弟は中学教師)。
オールナイトニッポンのリスナーを「リトルジャンガ」[注 2]と呼び、可愛がっている。
やしきたかじんが「栄養失調みたいな体型」と評した程の痩身で長身という2人のルックスと、どこでオチるか解らないグダグダ感を前面に出して他人から「キモい」と言われるのが売りのシュール芸が特徴(「キモカワイイ」とも言われる)。どことなく力の抜ける雰囲気から「脱力ネタ」とも呼ばれ、独特な世界観が話題を呼んだ。
キモカワイイを売りにしているが、『ロンドンハーツ』では田中が「キモ」、山根が「カワイイ」とされている。また、『クイズ!ヘキサゴンII』においては予選ペーパーテストの結果が2人とも優秀なため、司会の島田紳助から「この番組(ヘキサゴン)ではお前ら『キショかしこい』やから」と毎回のように言われている。特に山根は上位に入るケースがほとんどで、他の上位メンバーにも引けを取らないほど。
2人が30代後半となってからは「キモカワイイ」ではなく(主に田中が)「キモイ」と言われるようになり、テレビ収録ではスタジオに顔を見せただけで客席から静かな悲鳴が上がることも。そのような客に対して田中が挑発したり、逆にいじけてみせたりして笑いに持っていくパターンも多い。「キモカワイイ」から「(ただの)キモイ」に変わったのは共演した番組MCの吉本芸人達が言い出したせいだという[6]。
ネタでは主にロング・ショートコントを行う。ショートコントはただ噛んだだけ、ただぶつかっただけなど気まずい事柄をオチとし、今までになかった手法を用いている。またロングコントは、田中が指導者や先輩役・山根が生徒や後輩役となり、山根のとぼけた言動に田中がしつこくツッコむという形式が多い。通常ではあまり使わない言い回しで片手をブラブラさせながら怒り混じりでツッコむ。山根のボケに耐え切れなくなった田中がブチギレながら終わる形式が多い。現在はコント専門だが「M-1グランプリ2003」では漫才を行ったこともある(3回戦進出)。
ネタに入る前に自己紹介とあるあるネタ(携帯電話のメール機能でセンター問い合わせが長引く、セロテープの横にホコリがいっぱいついているなど)を言って、田中が「ワアワア言うとりますけども早速コント(またはショートコント)に行きます」と発言し、山根が「コント(またはショートコント)○○」とネタのタイトルを言ってコントが始まる。初期はあるあるネタの前に寸劇も入れていたが、「どこを見ればいいのかわからない」と指摘されて以降は一切やらなくなった。
当初はコントの設定などは特にこだわっていなかったが、ある時「ダラダラする所でダラダラしてもしょうがない」とダメ出しを食らったことから、西部劇やファッションモデルなど「ダラダラしてはいけない所」という設定のコントが中心になった。
番組でトークなどをする時は田中は山根のことを苗字で呼び捨てで呼ぶが、山根は「(うちの)田中さん」と呼ぶことが多い。これは理由として田中が山根より一学年上であることによる。
2人がブレイクしたきっかけでもある「ジャンガジャンガ」と呼ばれる動作は、プロレスラーの武藤敬司の『プロレスLOVEポーズ』を元にして作られたもので、ショートコント間を結ぶブリッジとして使用する。更に田中によれば「左手の甲に書いたショートコントのネタ順の一覧をカンニングするという役目も持っている」とのこと。また、アンガールズの歌う、「羞恥心」のラストもこのポーズである。
田中が屈んでその後ろに山根が重なって「はい! ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャ~ン♪」と両手をクロスさせて広げる、決めのアクションとなる。このアクションは、クロスする手は必ず右手が内側となるが、その方が左手の甲を見やすいからかどうかは定かではない。
クロスは1回のみで、他人がものまねで「ジャンガジャンガ」をやるとき手を複数回クロスさせることに対して格好悪いと評している。ギターを弾く人が入るはずだったが、結局入らなかったので「ジャンガジャンガ」と口で言わざるを得なくなったとのこと。
元々の由来は同じ事務所の先輩・コカドケンタロウ(現ロッチ)と当時コンビを組んでいた元吉本興業の吉良(当時ギャルソンズ)と4人で合同ライブでコントをした時に遡る。吉良がギターを担当していたが後にギャルソンズが解散してギター不在となったため、ギターを口真似で「ジャンガジャンガ」と発したのが始まりとも語っている[7]。
単独での出演については田中卓志#現在の出演、山根良顕#出演をそれぞれ参照
レギュラーは太字。
など多数。
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