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日本の漫画、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『BLEACH』(ブリーチ)は、久保帯人による日本の漫画作品。『赤マルジャンプ』(集英社)2001 WINTERに掲載された読み切り版を経て[8]、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2001年36・37合併号から2016年38号まで連載された[4]。悪霊・虚を退治する死神の代行者になった高校生・黒崎一護と仲間たちの活躍を描く剣戟バトルアクションコミック[2][9]。
BLEACH | |||
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ジャンル | 少年漫画[1]、剣劇バトルアクション[2]、学園漫画[3] | ||
漫画 | |||
作者 | 久保帯人 | ||
出版社 | 集英社 | ||
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掲載誌 | 週刊少年ジャンプ | ||
レーベル | ジャンプ・コミックス | ||
発表号 | 2001年36・37合併号 - 2016年38号 | ||
発表期間 | 2001年8月7日[4] - 2016年8月22日[4] | ||
巻数 | 全74巻 | ||
話数 | 全698話 (本編:686話 + 過去編:12話) | ||
漫画:カラブリ! | |||
作者 | 久保帯人 | ||
出版社 | 集英社 | ||
掲載誌 | Vジャンプ | ||
レーベル | ジャンプ・コミックス | ||
発表号 | 2005年1月号 - 2007年9月号 | ||
発表期間 | 2004年11月20日[5] - 2007年7月21日[6] | ||
巻数 | 全1巻 | ||
話数 | 全37話 | ||
漫画:BLEACH4コマ コマブリ | |||
作者 | 大場敦 『BLEACH』(原作:久保帯人)より | ||
出版社 | 集英社 | ||
掲載誌 | 最強ジャンプ | ||
レーベル | ジャンプ・コミックス | ||
発表期間 | 週刊少年ジャンプ増刊最強ジャンプ:2011年夏号、秋号 最強ジャンプ:2012年1月号 - 2013年4月号 | ||
巻数 | 全2巻 | ||
話数 | 全17話 | ||
漫画:BLEACH 獄頤鳴鳴篇 | |||
作者 | 久保帯人 | ||
出版社 | 集英社 | ||
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ | ||
レーベル | ジャンプコミックスDIGITAL | ||
発表期間 | 2021年36・37合併号(2021年8月10日[7]) | ||
巻数 | 全1巻 | ||
話数 | 全1話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画 |
第50回小学館漫画賞少年向け部門受賞[10]。2022年7月時点で全世界シリーズ累計発行部数は1億3,000万部を突破している[11]。
2000年代の『週刊少年ジャンプ』を代表する[12]看板作品のひとつであり[13]、小説化、テレビアニメ化、トレーディングカードゲーム化、コンピュータゲーム化、ミュージカル化、アニメーション映画化、実写映画化などの多様なメディアミックスが展開された[14]。
『週刊少年ジャンプ』2021年36・37合併号には、本編完結後の新たなエピソードを描いた読み切り作品「BLEACH 獄頤鳴鳴篇(ごくいめいめいへん)」が掲載された[7]。また、2020年3月に始動した「BLEACH20周年プロジェクト」の一環として、原画展「BLEACH EX.」が開催されたほか[15]、テレビアニメ『BLEACH 千年血戦篇』の放送が開始された[2]。
ここでは主要人物のみ紹介する。
本作の死神は、人間の寿命を遥かに超える時間を生きており、死覇装(しはくしょう)と呼ばれる黒い着物に斬魄刀(ざんぱくとう)と呼ばれる刀を帯刀している。
霊界にあたる尸魂界(ソウル・ソサエティ)にある護廷十三隊という組織に所属しており、迷いし霊・整(プラス)を尸魂界に送ったり、現世を荒らす悪霊・虚から現世を護り、尸魂界と現世にある魂魄の量を均等に保つことが役目の調整者である。通常人間5万人に1人の割合で現世に配属されるが、必要に応じて増員される場合がある。相当霊感のある人間でなければ、その姿を見ることはできない。 なお、劇場版第1作『MEMORIES OF NOBODY』での浦原の発言によると、流魂街出身の死神(生前、現世に人間として生きていた者)は、生前の記憶がないらしい。
一般的に真央霊術院を卒業した者が死神になるが、ごく稀に死神から能力を譲渡された人間(例:黒崎一護)や改造魂魄(例:九条望実)、輪廻を外れた魂魄から抜け落ちた記憶の集合体・思念珠(例:劇場版第1作の茜雫)が死神になることもある。
入隊後は、人事異動も何度かあり、昇進や他の隊へ移ることも何度かある。
個人の事情でやむを得ず隊から離れるときは休隊、復隊の目処が立たないときは除籍となる。「護廷十三隊は高尚な組織である」という中央四十六室の建前上、隊士本人の意思で隊を離れること(脱退)はできない仕組みとなっているが、実際は周囲と隔離する必要があると判断された死神を後述の「蛆虫の巣」に連行・収監し、これによって隊を離れた死神を脱退扱いとしている。
戦闘方法は、個々の死神特有の斬魄刀による戦術(斬術)を主にしながら、白打(素手による体術)、歩法(移動術)、鬼道(呪術)を絡めた4種類の戦術(「斬」「拳」「走」「鬼」)。それぞれの詳細については各項目を参照のこと。
現世を荒らす悪しき霊体で、その正体は死んだ人間の魂が何らかの理由を経て堕ちたもの。
それ故に仮面の下には生前の人物の顔がそのままあり、死神は虚を倒す際は情が湧かないように仮面を割らないよう、かつ手早く倒す模様。
基本的には虚圏に生息しており、餌として魂魄を襲う時や生前のことや家族等への悲しみや憎しみを持ち襲う時のみ現世に現れる。
なお、生前連続殺人鬼だったシュリーカーのように、生前に残虐非道な行いをした虚は死神に倒された後に地獄の扉が開かれ、中から出てきたクシャナーダの腕が持つ刃に身体を貫かれて地獄へと送られる。
虚と闘うために集まった、霊力を持ち弓等を操る人間の集団。
虚と戦うための様々な術を体得しているが、そのほとんどは大気中に偏在する霊子を自らの霊力で集め、操る技術を基盤としたもので、内に秘めた自身の霊力を源として戦う死神のそれとは異なる。
全ての滅却師は始祖たるユーハバッハの血をひいており、浦原喜助によると、普通の人間なら少なからず持っている虚への耐性を全く持っていない模様。
人間を襲う虚を尸魂界へ送ることを良しとせず、あくまで虚を消滅させることを目的(無論、自衛の目的が第一ではあるが)としている。かつては世界中に散在していたが、その理念に基づく行動が尸魂界と現世にある魂魄の量を乱し、世界の崩壊が危ぶまれる事態になったため、虚を尸魂界へと送ることを目的とする死神と徹底的に相反し、結果200年前に死神の手により滅ぼされた。
生き残りは極僅かと言われており、当初は石田家の雨竜、竜弦、宗弦の3人しか登場していなかったが、千年血戦篇にて一護の母・真咲の実家である黒崎家が名前のみ登場。更に「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」と呼ばれる滅却師の集団が、尸魂界への宣戦布告と襲撃を行った。
滅却師に関連する用語の一部にはドイツ語、およびそれに類似した表現が使われている。
※石田雨竜が使用したものに関しては石田雨竜#使用武器・技を参照。
藍染の罠で虚の力が発症した、特殊な死神の集団。
虚の仮面を被ることで虚特有の力(虚閃など)を発揮し、自らを強化することができる。
仮面を外し、死神の能力を手に入れんとする虚の一団。虚の面を剥ぐことで生まれる。
それぞれにナンバーを持ち、シャウロン・クーファンによると11番以降は誕生順である模様。
特に強いものは1番から10番(あるいは0番から9番)までの番号を与えられ、「十刃(エスパーダ)」と呼ばれるが、その人物より強い破面が生み出された、または何らかで数字を剥奪された場合は「十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)」となり、数字が三桁になる。
銀城ら「XCUTION」と月島・獅子河原などの完現術を有する人間「完現術者(フルブリンガー)」が持つ能力。また、「変化する右腕」を初めとしたチャドの能力も完現術に該当するとされている。
物質に宿る魂を使役する能力。引き出した魂を自らの魂の力を加えることで大きな力と化し、それを用いることで物質を操ったり、身の回りの物を補助として使うことで自らの身体機能以上の能力を発揮する。
発動の際は「完現光(ブリンガーライト)」と呼ばれる特殊な光が発生する。使い慣れたものであれば物質の形そのものを変えて武器に変化させ、固有の特殊能力を発揮する。
完現術は全能の存在である「霊王」が数多持つ能力の一つであり、彼の切り刻まれた肉体の一部を魂魄内に有している事が完現術者となるための条件である方が小説で明かされた。完現術者は霊王の欠片による高過ぎる霊的資質ゆえ、胎児期にはほぼ確実に母体が虚に襲われており、本人達は虚の影響により完現術が覚醒したと誤認している。
無能力者がほとんどの現世において、完現術者達は強い疎外感を抱えて生きており、その力を手放したいと考えるものも少なくない。初代死神代行かつ完現術者である銀城は、何故か他人から完現術を奪い仲間へと再分配する事が可能であり、実際にこの能力によってただの人間になった人物もいる模様。銀城本人はこれが死神代行の能力であると考えているようだが真相は定かではなく、「滅却師の王」であるユーハバッハの「聖別」と酷似している点についても関連性は不明。
ユーハバッハがトップとして率いる滅却師の組織。星十字騎士団(シュテルンリッター)・狩猟部隊(ヤークトアルメー)といった部隊を擁する。
特に精鋭達は副隊長含む死神達から数多くの死傷者を出し、隊長格を圧倒するなど一人一人が一騎当千の実力を有している。虚圏を占領後、破面を戦闘訓練の必要が無い兵士として利用している。
1000年前の護廷十三隊との戦いで敗れた後、瀞霊廷内部の「影」の中に隠れ潜んだ滅却師によって作られた。その為、遮魂膜に阻まれることなく瀞霊廷に侵攻することが可能となっている。
滅却師としての詳細は#滅却師(クインシー)を参照。
東京のどこかにある普通の町。上空から見る限り町の外は隣町が続き、山に囲まれている。
ルキアが現世の駐在任務のために赴任した場所であり、担当区域でもある。だがルキアが処刑されるために尸魂界に連行されたため、その後任として十三番隊隊員・車谷善之助が赴任している。
現代において空座町全域が時代と共に移り変わる重霊地(現世に於いて最も霊なるものが集まりやすい場所)となっている為に王鍵の創生を目論む藍染により、消滅の危機に晒されている。また、ウルキオラとともに降り立ったヤミーの魂吸(ゴンズイ)により、多くの人々が魂を吸われた。
いわゆる霊界。霊力を持つ貴族や死神達が住む瀞霊廷(せいれいてい)と、その周囲にある死者の魂が住む流魂街(るこんがい)に分かれており、暮らし向きや待遇などが厳然と区別されている。
瀞霊廷の周りには通常は何もないが、通行証を持っていない者が不正に侵入しようとすると、塀の部分に霊王宮から瀞霊壁(せいれいへき)が落ちてきて設置されて、東西南北にそれぞれ設置されている四大瀞霊門(しだいせいれいもん)、通称・青流門(しょうりゅうもん)、白道門(はくとうもん)、朱洼門(しゅわいもん)、黒隆門(こくりょうもん)のいずれからしか入れない。各門には、尸魂界中から選び抜かれた番人が警護している。
尸魂界の中央に位置する貴族や死神たちの居住区。王政により統治されている。通貨単位は環。
尸魂界の最高司法機関・中央四十六室ほか、護廷十三隊、隠密機動、鬼道衆などの実行部隊が置かれている。
流魂街とは違い生活レベルも高いようで電柱や道路などが存在し、現世で使われるような文明の利器はほとんどないが、死神が現世で活動する時には携帯型端末によく似た道具を使っており、技術開発局など一部の機関にはコンピュータのような大掛かりな機械が置いてある。
零番隊が守護する、霊王が存在する空間。霊王宮には、霊王と零番隊の他にも住人がいる。空間内の移動はすべてハンマーでスイッチを叩き、足場に弾き飛ばされる形でのみ行う模様。また、尸魂界での移動には「天柱輦(てんちゅうれん)」という柱状の乗り物を使用する(基本的に落下するのみであるため、霊王宮に戻るには空鶴の大砲等で打ち上げてもらう必要がある)。通常は護廷十三隊の隊長ですら入る事が認められておらず、霊王宮に入るには零番隊に同行するか零番隊の意思で通すかなど、いずれにしても零番隊の力を借りる必要がある。
大きく分けて本殿へ続く入口の「霊王宮表参道」、霊王が住まう繭のような形状の本殿「霊王宮大内裏」のほか、本殿を取り囲むように配置された盆のような大地に町が乗っている「零番離殿」で構成され、離殿はその一つ一つを零番隊の面々が霊王から与えられている。また、緊急時に降りる瀞霊壁は平常時はこの宮を守っているらしい。
死神によって導かれた死者の霊(魂魄)の大多数が住む、尸魂界内の貧民区。瀞霊廷の周囲・東西南北の4区域からなり、さらに各区域は80の地区に分かれ、それぞれ名称が付けられている(例:西流魂街1地区「潤林安」、南流魂街78地区「戌吊」、北流魂街79地区「草鹿」、北流魂街80地区「更木」など)。地区の数が大きいほど、治安が悪い。地獄に行きたくないというサラリーマンの霊をルキアが魂葬する際、「地獄と違って気安いところ」と説明していたが、治安の悪い地区は気安いとは程遠い環境である。死者は死後尸魂界へ辿り着くと、まず担当の死神により各所へ無作為に振り分けられるため、どの地区へ行くかは完全に運任せで生前の家族に会える者は稀である。ゆえに基本的には、生まれた時代も場所も違う人間が混ざり合って家族のような集団を形成し、生活するのが普通。また、家族のような集団を形成する場合、実年齢ではなく見た目の年齢で役割が決まるようで、兄弟になった者同士の年齢差が親子以上という事も珍しくない(シバタユウイチの兄になったほりうちひろなりは、昭和22年の山梨で死んだとのこと)。瀞霊廷内との生活格差は歴然たるモノがあるが、霊力の素養を持つ者に限り「真央霊術院」に入学して、死神になる道も開かれている(入隊後も、心情的差別はある模様)。特定の地域からは、草履も履いていない程に生活レベルが落ちる。
街並みは木造の家が多かったり、住んでいる人が着物を着ていたりと、少し江戸時代風。住人は一見して日本人ばかりのようだが、これがどのようになっているかは不明。基本的に腹は減らないらしいが前述の「霊力の素養を持つ者」は霊力を使うと腹が減るため、盗みを働く者もいる。ただし、霊力を持たない者でも水を飲んだり水を盗む描写がある事や、兕丹坊の腕の治療をしていた織姫に水の差し入れがあったことなどから、霊力の有無に関わらず水分の摂取は必要と思われる。
現世と尸魂界のはざまにある空間。Hueco Mundoと書かれるようにHueco (Hollow)(虚)の世界。虚は普段ここに潜んでおり、その間はたとえ死神であってもその動向を把握することはできない。
空間は砂漠のようになっており、その砂は白く水は存在しない。石英のような物質でできていると思われる枯れた木がところどころにある。常に夜で、現世とは月が反転して映る。現世や尸魂界に比べて大気中の霊子濃度がかなり高いため小さな虚なら呼吸をするだけで充分な栄養を得られる上、死神・虚・滅却師などもこの空間では大幅に力が上昇する。
生前に悪事(殺人)を働いた者は、死神によって虚としての罪を濯がれた後、巨大な扉が出現し、開かれた空間に現れた刃に貫かれ引きずり込まれる。虚のシュリーカーはここへ引き渡され、破面のザエルアポロ・グランツとアーロニーロ・アルルエリも、絶命後ここに堕ちている。
本編ではあまり触れられることがなかったが、劇場版『地獄篇』と『獄頤鳴鳴篇』でその詳細が描かれている。
『赤マルジャンプ』2001 WINTERに掲載された前身となる読み切り作品[8]。久保の初代担当編集者・浅田貴典は本作について、「強引にページをもらって、描いてもらった作品でした」と回想している[16]。カットを提出した段階でのタイトルは「スナイプ」であり、最初の予告も同タイトルで掲載された[17]。本作は読者アンケートにおいて1位を獲得し[17]、満場一致で本誌の連載会議を通過した[13]。
2006年2月に発売された『BLEACH OFFICIAL CHARACTER BOOK SOULs.』に収録された[18]。
霊媒体質ということ以外は普通の高校生・黒崎一護は、ある日、悪霊の虚(ホロウ)とともに空から落ちてきた死神の少女・朽木ルキアと出会う。虚は一護に取り憑いていた整(プラス)と呼ばれる霊の群れに襲いかかる。整の群れを守るために全ての力を放出したルキアは、力が回復するまでの七日七夜、一護の魂魄に死神の装備一式を組み込み、死神の仕事を手伝わさせることにする。
7日目の夜、霊魂の世界であるソウル・ソサエティからメッセージが届く。そこには新たにソウル・ソサエティへ導く対象者として、一護のクラスメイト・井上織姫の名前が記されていた。一護は整となった井上にソウル・ソサエティへのパスチケットを渡すが、そこに井上の亡き父が現れ、自らが井上をソウル・ソサエティまで案内すると申し出る。父親に手を引かれていく井上を一護は見送るが、井上の父は虚であった。
「BLEACH生誕20周年記念原画展「BLEACH EX.」」は、本作が2021年に生誕20周年を迎えるにあたって開催された初の原画展である[15]。2020年3月21日にYouTube Live、Periscopeで配信された「BLEACH20周年プロジェクト&久保帯人新作発表会」[注 1]にて開催が発表された[27]。
本原画展は「『BLEACH』生誕20周年プロジェクト」の中核に位置づけられ[28]、2021年12月18日から2022年1月16日まで開催された東京会場での展示を皮切りに、全国各地において巡回展が開催された[29]。その後、2023年12月1日から24日まで「BLEACH生誕20周年記念原画展 BLEACH EX. FINAL」と題した東京凱旋展が開催された[30]。
開催前日の2021年12月17日は久保帯人公式ファンクラブサイト「Klub Outside」の会員限定プレビューデイとなり、スペシャル回では久保と歴代の担当編集者が出席したトークショーやライブドローイングが行われた[31][32]。また、テーマソングと展示イメージソングを提供したシンガーソングライターのキタニタツヤがサプライズゲストとして登場した[31][32]。
各会場における開催情報は以下のとおり。
会場 | 所在地 | 会期 | 出典 |
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渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール | 東京都渋谷区 | 2021年12月18日 - 2022年1月16日 | [15] |
大丸ミュージアム〈梅田〉大丸梅田店15階 | 大阪府大阪市 | 2022年3月24日 - 4月18日 | [33] |
横手市増田まんが美術館 1階コンベンションホール | 秋田県横手市 | 2022年7月9日 - 9月25日 | [34] |
NTTクレドホール | 広島県広島市 | 2022年10月1日 - 10月10日 | [35] |
サッポロファクトリーホール | 北海道札幌市 | 2022年11月19日 - 11月27日 | [36] |
JR九州ホール(JR博多シティ9F) | 福岡県福岡市 | 2022年12月22日 - 2023年1月15日 | [37] |
イオンモール岡山5階 おかやま未来ホール | 岡山県岡山市 | 2023年4月15日 - 5月14日 | [38] |
松坂屋名古屋店 本館7階 大催事場 | 愛知県名古屋市 | 2023年8月10日 - 8月28日 | [39] |
寺田倉庫 G1-5 | 東京都品川区 | 2023年12月1日 - 12月24日 | [30] |
映像外部リンク | |
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「BLEACH EX.」公式YouTubeチャンネル | |
「BLEACH EX.」公式PV - YouTube | |
「BLEACH EX.」公式PV第2弾 - YouTube |
テーマソングの「Rapport」はキタニによる本原画展のための書き下ろし楽曲であり、本原画展の開催に先駆けて公式PVにて公開された[15]。また、キタニが『週刊少年ジャンプ』2021年36・37合併号に掲載された読み切り作品「BLEACH 獄頤鳴鳴篇」をテーマに書き下ろした楽曲「タナトフォビア」が展示イメージソングとして提供された[40]。会場内では映像作家・YKBXが同楽曲と久保の描き下ろしイラストを用いて制作した映像が展示された[40]。
2021年12月17日から2022年1月16日まで、「『BLEACH』原画展開催記念 東急線スタンプラリー」が開催された[41]。
秋田会場では、原画展開催期間限定企画として、横手市増田まんが美術館、増田の町並み案内所「ほたる」、増田観光物産センター「蔵の駅」の3か所でスタンプラリーが開催された[34]。また、横手市増田まんが美術館では館内のマンガカフェにて本原画展とのコラボカフェが営業された[34][42]。
日本国内におけるシリーズ累計発行部数は、2017年3月時点で9,000万部を突破した[48]。2018年2月、実写映画『BLEACH』の公式Twitterは、本作の全世界シリーズ累計発行部数が1億2,000万部を突破したことを発表した[49][50]。2022年7月時点で全世界シリーズ累計発行部数は1億3,000万部以上となっている[11]。
久保は漫画家・ふるかわしおりとの対談の中で、2002年1月に刊行されたコミックス第1巻の初版は1週間で完売となり、増刷が行われたと述べている[51]。2004年10月のテレビアニメ化でさらに人気を伸ばし[52]、新刊の初刷部数は100万部を超えて安定した推移を見せるようになった[53][54]。2006年12月に刊行された第25巻の初刷部数は133万部を記録し、本作の売れ行きはピークを迎えた[54]。翌2007年の初刷部数は前年並みを維持したが[55]、その後じわじわと減少が続き[56][57][58]、連載開始10周年を迎える2011年に100万部台を割り込んだ[59]。
2008年には316.1万部の年間推定累積総売上を記録し、同年のコミック・シリーズ別ランキングで5位にランクインした[60]。2009年上半期には356.8万部の上半期推定累積総売上を記録し、同ランキングで『ONE PIECE』に次ぐ2位を獲得した[61]。同年の年間推定累積総売上は647.1万部を記録し、年間では『ONE PIECE』、『NARUTO-ナルト-』に次ぐ3位となった[62]。2010年には520.4万部の年間推定累積総売上を記録し、同ランキングの5位に位置したものの[63]、新刊の売上は2009年より減少傾向に転じており[64][65][66]、2012年以降は同ランキングにおいて上位10位圏から姿を消した[67][注 2]。
2012年6月4日に発売された成田良悟による小説『BLEACH Spirits Are Forever With You 1』、『BLEACH Spirits Are Forever With You 2』は、発売初週にそれぞれ3.7万部、3.5万部の売上を記録し、6月18日付のオリコン週間“本”ランキング総合部門で1位と2位を独占した[68][73]。同作は累計発行部数が20万部を突破する話題作となった[73]。
フランスではグレナからフランス語翻訳版が出版されている[74]。同国における単行本の累計販売部数は、2007年に27万1925部、2008年に49万2404部、2009年に44万1579部、2010年に37万6921部、2011年に49万5981部を記録し、同国の日本産漫画市場において、それぞれ8位、5位、4位、5位、4位に位置した[75][76][77]。同国のジャーナリスト・Valentin Paquotによれば、グレナから出版された単行本の累計販売部数は、2021年までに556万部を超えており、同社が発行する漫画作品の中では歴代3番目のベストセラータイトルとなっている[78]。
アメリカではビズメディアから英語翻訳版が出版されている[79]。アニメ!アニメ!によれば、同国で初巻が出版された2004年7月以降、本作はインターネットの口コミなどによって高い人気を確立し、アニメ作品の展開が行われていないにもかかわらず、同国において既に人気アニメベスト3の地位を築いていたとされる[80][81][82]。2006年9月より有力CATVチャンネル・カートゥーン ネットワーク(アダルトスイム)などで英語吹き替え版のテレビアニメが放映されたことも[注 3]、単行本の売り上げを伸ばす要因となり、北米における売り上げが2012年2月までに累計210万部を記録するベストセラーとなった[81][82][84]。全米における単行本の累計発行部数は、2022年4月時点で270万部を突破している[85]。
2005年12月1日に発表されたYahoo! JAPANによる2005年検索ワードランキングの「漫画、アニメ名 検索キーワードランキング トップ10」では、「BLEACH」が4位にランクインした[86]。翌2006年7月13日に発表された2006年上半期検索ワードランキングの「テレビ番組名 検索ワードランキング トップ20」では、フジテレビの恋愛バラエティ番組『あいのり』に次ぐ2位にランクインし、アニメ番組としては最高位を記録した[87]。同年12月1日に発表された2006年検索ワードランキングの「漫画、アニメ名 検索ワードランキング トップ10」でも、前年から順位を2つ伸ばして2位にランクインした[88]。2008年7月15日に発表された2008上半期検索ワードランキングの「ゲーム、アニメランキング 上半期ベスト20」では8位[89]、同年11月25日に発表された2008検索ワードランキングの「アニメ・ゲームランキング トップ20」では10位[90]、2009年11月18日に発表された2009検索ワードランキングの「ゲーム・アニメランキング」では9位に位置していたが[91][92]、2010年11月25日に発表された2010検索ワードランキングの同部門では24位へと順位を大幅に落としている[93][94]。
2005年に第50回小学館漫画賞少年向け部門を[10]、2006年にジャパンエキスポアワード Prix Dessinを受賞した[95]。2007年のアメリカンアニメアワード(英語版)では、Best Mangaにノミネートされたが受賞には至らなかった[96][97]。また、2008年のサンディエゴ・コミコンでは、久保にインクポット賞が贈られた[98]。
巻数 | サブタイトル | 発売日 | ISBN |
---|---|---|---|
1 | THE DEATH AND THE STRAWBERRY | 2002年1月5日[99] | 4-08-873213-8 |
2 | GOODBYE PARAKEET, GOODNITE MY SISTA | 2002年3月4日[100] | 4-08-873237-5 |
3 | memories in the rain | 2002年6月5日[101] | 4-08-873275-8 |
4 | QUINCY ARCHER HATES YOU | 2002年9月4日[102] | 4-08-873310-X |
5 | RIGHTARM OF THE GIANT | 2002年11月1日[103] | 4-08-873335-5 |
6 | THE DEATH TRIROGY OVERTURE | 2002年12月20日[104] | 4-08-873366-5 |
7 | THE BROKEN CODA | 2003年3月4日[105] | 4-08-873392-4 |
8 | THE BLADE AND ME | 2003年6月4日[106] | 4-08-873435-1 |
9 | FOURTEEN DAYS FOR CONSPIRACY | 2003年8月4日[107] | 4-08-873495-5 |
10 | TATTOO ON THE SKY | 2003年11月4日[108] | 4-08-873525-0 |
11 | A STAR AND A STRAY DOG | 2003年12月19日[109] | 4-08-873555-2 |
12 | FLOWER ON THE PRECIPICE | 2004年3月4日[110] | 4-08-873576-5 |
13 | THE UNDEAD | 2004年6月4日[111] | 4-08-873610-9 |
14 | WHITE TOWER ROCKS | 2004年9月3日[112] | 4-08-873649-4 |
15 | BEGINNING OF THE DEATH OF TOMORROW | 2004年12月3日[113] | 4-08-873682-6 |
16 | NIGHT OF WIJNRUIT | 2005年3月4日[114] | 4-08-873777-6 |
17 | ROSA RUBICUNDIOR, LILIO CANDIDIOR | 2005年6月3日[115] | 4-08-873817-9 |
18 | THE DEATHBERRY RETURNS | 2005年8月4日[116] | 4-08-873841-1 |
19 | THE BLACK MOON RISING | 2005年10月4日[117] | 4-08-873862-4 |
20 | end of hypnosis | 2005年12月2日[118] | 4-08-873883-7 |
21 | BE MY FAMILY OR NOT | 2006年3月3日[119] | 4-08-874027-0 |
22 | CONQUISTADORES | 2006年5月2日[120] | 4-08-874049-1 |
23 | MALA SUERTE! | 2006年8月4日[121] | 4-08-874140-4 |
24 | IMMANENT GOD BLUES | 2006年10月4日[122] | 4-08-874262-1 |
25 | NO SHAKING THRONE | 2006年12月4日[123] | 4-08-874289-3 |
26 | THE MASCARON DRIVE | 2007年2月2日[124] | 978-4-08-874315-8 |
27 | goodbye, halcyon days. | 2007年4月4日[125] | 978-4-08-874339-4 |
28 | BARON'S LECTURE FULL-COURSE | 2007年6月4日[126] | 978-4-08-874365-3 |
29 | THE SLASHING OPERA | 2007年8月3日[127] | 978-4-08-874398-1 |
30 | THERE IS NO HEART WITHOUT YOU | 2007年10月4日[128] | 978-4-08-874423-0 |
31 | DON'T KILL MY VOLUPTURE | 2007年12月4日[129] | 978-4-08-874444-5 |
32 | HOWLING | 2008年2月4日[130] | 978-4-08-874473-5 |
33 | THE BAD JOKE | 2008年4月4日[131] | 978-4-08-874494-0 |
34 | KING OF THE KILL | 2008年7月4日[132] | 978-4-08-874541-1 |
35 | HIGHER THAN THE MOON | 2008年10月3日[133] | 978-4-08-874575-6 |
36 | TURN BACK THE PENDULUM | 2008年12月4日[134] | 978-4-08-874603-6 |
37 | BEAUTY IS SO SOLITARY | 2009年2月4日[135] | 978-4-08-874628-9 |
38 | FEAR FOR FIGHT | 2009年4月3日[136] | 978-4-08-874649-4 |
39 | EL VERDUGO | 2009年6月4日[137] | 978-4-08-874674-6 |
40 | THE LUST | 2009年8月4日[138] | 978-4-08-874712-5 |
41 | HEART | 2009年10月2日[139] | 978-4-08-874734-7 |
42 | SHOCK OF THE QUEEN | 2009年12月4日[140] | 978-4-08-874762-0 |
43 | KINGDOM OF HOLLOWS | 2010年2月4日[141] | 978-4-08-874794-1 |
44 | VICE IT | 2010年4月2日[142] | 978-4-08-870020-5 |
45 | THE BURNOUT INFERNO | 2010年6月4日[143] | 978-4-08-870046-5 |
46 | BACK FROM BLIND | 2010年8月4日[144] | 978-4-08-870085-4 |
47 | END OF THE CHRYSALIS AGE | 2010年10月4日[145] | 978-4-08-870110-3 |
48 | GOD IS DEAD | 2010年12月3日[146] | 978-4-08-870144-8 |
49 | The Lost Agent | 2011年4月21日[147] | 978-4-08-870186-8 |
50 | The Six Fullbringers | 2011年6月3日[148] | 978-4-08-870219-3 |
51 | Love me Bitterly Loth me Sweetly | 2011年8月4日[149] | 978-4-08-870272-8 |
52 | End of Bond | 2011年10月4日[150] | 978-4-08-870291-9 |
53 | The Deathberry Returns 2 | 2011年12月2日[151] | 978-4-08-870313-8 |
54 | Goodbye to Our Xcution | 2012年3月2日[152] | 978-4-08-870386-2 |
55 | THE BLOOD WARFARE | 2012年6月4日[153] | 978-4-08-870418-0 |
56 | MARCH OF THE STARCROSS | 2012年9月4日[154] | 978-4-08-870478-4 |
57 | OUT OF BLOOM | 2012年12月4日[155] | 978-4-08-870516-3 |
58 | THE FIRE | 2013年3月4日[156] | 978-4-08-870551-4 |
59 | THE BATTLE | 2013年6月4日[157] | 978-4-08-870662-7 |
60 | EVERYTHING BUT THE RAIN | 2013年8月2日[158] | 978-4-08-870782-2 |
61 | THE LAST 9 DAYS | 2013年12月4日[159] | 978-4-08-870818-8 |
62 | HEART OF WOLF | 2014年3月4日[160] | 978-4-08-870850-8 |
63 | HEAR, FEAR, HERE | 2014年5月2日[161] | 978-4-08-880055-4 |
64 | DEATH IN VISION | 2014年9月4日[162] | 978-4-08-880134-6 |
65 | MARCHING OUT THE ZOMBIES | 2014年10月3日[163] | 978-4-08-880191-9 |
66 | SORRY I AM STRONG | 2015年1月5日[164] | 978-4-08-880221-3 |
67 | BLACK | 2015年4月3日[165] | 978-4-08-880327-2 |
68 | THE ORDINARY PEACE | 2015年7月3日[166] | 978-4-08-880423-1 |
69 | AGAINST THE JUDGEMENT | 2015年8月4日[167] | 978-4-08-880460-6 |
70 | FRIEND | 2015年11月4日[168] | 978-4-08-880497-2 |
71 | BABY, HOLD YOUR HAND | 2016年3月4日[169] | 978-4-08-880604-4 |
72 | MY LAST WORDS | 2016年5月2日[170] | 978-4-08-880649-5 |
73 | BATTLE FIELD BURNING | 2016年7月4日[171] | 978-4-08-880684-6 |
74 | THE DEATH AND THE STRAWBERRY | 2016年11月4日[172] | 978-4-08-880774-4 |
久保帯人『BLEACH』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全74巻
アニメーション制作はstudioぴえろ[212]。プロトタイプとして製作された「ジャンプフェスタ・アニメツアー'04」での上映作品を経て[213][214]、テレビアニメ『BLEACH』が2004年10月から2012年3月までテレビ東京系列ほかにて放送された[212][215]。全366話[212]。原作沿いのストーリーの合間に、アニメ独自のオリジナルシリーズを織り交ぜつつ[216]、「死神代行篇」から「死神代行消失篇」の内容を基にアニメ化された[212]。
アニメーション映画としては、2006年12月16日に『劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY』[217]、2007年12月22日に『劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸』[218]、2008年12月13日に『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』[219]、2010年12月4日に『劇場版BLEACH 地獄篇』が公開された[220]。
2022年10月よりテレビ東京系列ほかにて、前シリーズから約10年ぶりの続編となるテレビアニメ『BLEACH 千年血戦篇』の放送が開始された[2]。「千年血戦篇」を分割4クールでアニメ化する予定となっており[221]、久保は同作で総監修を担当している[212]。
日本国内では、バンダイより『BLEACH SOUL CARD BATTLE』が発売された[222]。カード化プロジェクトの始動は『週刊少年ジャンプ』2004年40号(2004年8月30日発売[223])にて発表され[224]、同年12月18日・19日に開催されたジャンプフェスタ2005のバンダイブースにて先行発売された[225]。同トレーディングカードゲーム (TCG) は、2009年7月までに20シリーズが製作された[226]。
アメリカでは、TCGのライセンスを獲得したスコア・エンタテインメントによって、2007年5月に『Bleach Trading Card Game』が発売された[227][228]。しかし、2007年から2009年の不況がTCGの売上に大きな影響を与えたため、2009年4月に発売中止となった[229]。同TCGは、「2007 Origins Award」のGame of the Year (Collectible Card Game Category) において、セミファイナリストに選出された[230]。
この節は、発売前あるいは配信・稼働開始前のコンピュータゲームを扱っています。 情報が解禁されていくに従い、この項目の内容も大きく変化することがありますのでご注意ください。 |
テレビアニメ『BLEACH』を紹介するラジオ大阪制作のラジオ番組『BLEACH “B” STATION』は、2005年4月から2010年12月まで日本のラジオ大阪などでラジオ放送された[301][302]。黒崎一護役の声優・森田成一がメインパーソナリティを務め、同作の声優陣が月替りのマンスリーパーソナリティとして出演した[302]。アニラジ番組『アニプレックスアワー』の中で放送され、2007年4月からは同番組内において『NARUTO Radio 疾風迅雷』との隔週放送となった[302][303]。
ロックと剣劇をコンセプトに掲げた『ROCK MUSICAL BLEACH』は、2005年8月に初演が行われ、その後シリーズ化[304]。2012年8月より演じられた『新生 ROCK MUSICAL BLEACH REprise』までの累計観客動員数は約18万人を記録した[304]。2.5次元ミュージカルの先駆け的存在とされ[305]、長年にわたり興行が行われるヒットシリーズとなっている[306]。
「死神代行消失篇」をボイスコミック (VOMIC) 化したもので、2011年8月7日から14日まで開催された「BLEACH10周年記念イベント原宿卍解祭」にて上映された[312]。その後、同年9月2日から30日にかけてバラエティ番組『サキよみ ジャンBANG!』のコーナー「週刊VOMIC」にて放送され[313]、VOMIC公式サイトでも配信された。全5回[314]。本作は同年7月にプレスコ形式で収録された[315][316]。
日本人俳優マシ・オカがピーター・シーガル監督の製作会社Callahan Filmworksに映画化の話を持ち込み、2012年2月にはワーナー・ブラザースが映画化権を獲得したと伝えられた。脚本はダン・マゾーが担当し[318]、マシ・オカはプロデュースも務めるという報道もあったが、企画は頓挫している[319]。
上記の経緯の後、映画化権を取得していたワーナー本社が、ワーナー ブラザース ジャパンの小岩井宏悦に「邦画での製作」を提案し[319]、最終的に佐藤信介監督・福士蒼汰主演で「死神代行篇」をベースに実写映画化が決定[320]。2018年7月20日に公開された[321]。
公開前の宣伝などでは『BLEACH』のタイトルであるが、エンドロール前のポストクレジットでは『BLEACH 死神代行篇』(ブリーチ しにがみだいこうへん)のタイトルで表示される[322]。
発売・販売元はワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント[330][331]。
発売日 | 規格品番 | |
---|---|---|
BD | DVD | |
2018年12月5日 | 1000733118(プレミアム・エディション) 1000733120(通常版) | 1000733119(プレミアム・エディション) 1000733121(通常版) |
本作のオリジナル・サウンドトラック。2018年7月25日にカナメイシレコードから発売された[333]。各楽曲の作曲は、『デスノート Light up the NEW world』、『いぬやしき』でも監督の佐藤とタッグを組んだやまだ豊が手掛けている[334]。
出典:[334] 全作曲・編曲: やまだ豊。 | |||
# | タイトル | 歌 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「序 -BLEACH-」 | ||
2. | 「魂 -KONPAKU-」 | ||
3. | 「虚 -HOLLOW-」 | ||
4. | 「骸 -GIGAI-」 | ||
5. | 「橙 -ORANGE-」 | ||
6. | 「修 -TRAINING-」 | ||
7. | 「斬 -ZANPAKUTO-」 | デビッド・ヴァイヴス | |
8. | 「友 -NAKAMA-」 | ||
9. | 「威 -BYAKUYA-」 | ||
10. | 「界 -SOCIETY-」 | カストロさとし | |
11. | 「想 -MASAKI-」 | ||
12. | 「心 -ISSHIN-」 | ||
13. | 「掟 -OKITE-」 | ||
14. | 「志 -KOKOROZASHI-」 | ||
15. | 「刀 -FORCE-」 | ||
16. | 「護 -ICHIGO-」 | ||
17. | 「絆 -RUKIA-」 | ||
18. | 「書 -TEGAMI-」 | ||
19. | 「命 -BLEACH-」 | ||
合計時間: |
2010年8月に連載が10周年目に突入したことを受け[336]、これを記念した企画がさまざまメディアで実施された。
2010年12月3日に発売されたコミックス48巻の購入者に、先着で久保描き下ろしの特製コースター(全10種類)をプレゼントするフェアが全国約2,000の書店にて実施された[337]。同年12月4日に久保が製作指揮を務めた『劇場版BLEACH 地獄篇』が「週刊少年ジャンプ連載10周年記念作品」として公開された[220][338]。公開に先駆け、11月29日発売の『週刊少年ジャンプ』2010年52号には同作と連動した21頁の番外編「imaginary number 01 the unforgivens」が掲載され、劇場にて先着入場者プレゼントとして配布された『BLEACH OFFICIAL INVITATION BOOK The Hell Verse』に収録された[338]。翌2011年7月1日から8月30日まで、全国6か所にて「BLEACH連載10周年記念公演 ROCK MUSICAL BLEACH」が上演された[339]。同年8月7日から14日まで、原宿エリアにて「BLEACH10周年記念イベント原宿卍解祭」が開催された[340]。2011年8月から2012年1月にかけて、「尸魂界篇」までを収録した『BLEACH総集編 Resurrected Souls』が、毎月1巻ずつ6巻まで連続刊行された[25]。2012年6月4日に発売されたコミックス55巻の購入者に、特典として192頁のガイドブック『THE REBOOTED SOULS』をプレゼントするフェアが全国のフェア参加書店にて実施された[341]。同日には、成田良悟による連載10周年を記念した小説『BLEACH Spirits Are Forever With You』(全2巻)が発売された[68][73]。
2011年8月7日から14日まで、原宿エリアにて「BLEACH10周年記念イベント原宿卍解祭」が開催された[340][342]。
「BLEACH La Corte」と冠されたメイン会場のデザイン・フェスタ・ギャラリーEASTでは、さまざまな企画が催された。1階では120種以上のグッズを販売する「浦原喜助の裏原商店」が、2階ではオリジナルワッフルを販売する「女性死神協会特別推薦 ワッフル屋」が展開。3階では久保がイベントのために描き下ろしたイラストなど、複製原画を20点以上展示する「瀞霊廷寫真館」をはじめ、キャラクターごとに設定されているテーマミュージックを視聴できる「Ritmo y Melodia」、連載10年の歴史と世界観を振り返る展示コーナー「空座町歴史記念館」が設置された。また、リアル脱出ゲームを手がけるSCRAPとのコラボ企画「一護を探せ!卍解謎解きラリー」が開催された。すべての謎が解けた参加者には「原宿卍解祭特製クリアファイル」がプレゼントされた。このほかにも、本イベント協力している竹下通りと原宿通りの44店舗「護廷十三隊加盟店」で商品を購入すると参加できる抽選会が、デザイン・フェスタ・ギャラリーEAST1階にて開催された[340][342]。
本イベントの開催期間中、明治通りのコンセプトカフェ「Garcon Cafe」は、コラボカフェ「かふゑ・ら・尸魂界」として営業し、死覇装姿で給仕をするギャルソンたちにより、本作をモチーフにしたメニューが提供された[343]。
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