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エイケン (アニメ制作会社)
日本の東京都荒川区にあるアニメ制作会社 ウィキペディアから
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株式会社エイケン(英: EIKEN Co.,Ltd.)は、日本のアニメ制作会社。株式会社ADKエモーションズの連結子会社。日本動画協会正会員。
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沿革
要約
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前史
1952年、テレビの放送開始に合わせ、テレビ受像機の輸入販売会社として、当時のヤナセ社長である梁瀬次郎の発案で日本テレビジョン株式会社[2][3](Television Corporation of Japan Co.,Ltd.、以下TCJ)を設立。
テレビの普及が予想以上に早かったことから、1950年代半ばにはサイドビジネスとして、テレビCMの制作に手を出すようになり、そのCM制作の方が本業になっていった。そのCM制作の際にアニメCMを多く手掛けていた事が、エイケン発足のきっかけとなる。
TCJ映画部発足~動画センター分社設立
1963年、『鉄腕アトム』の影響でアニメブームが起きる直前、アニメCMの制作陣を分離独立する形で、TCJ映画部を発足。彼らを真っ先にテレビアニメ制作に当たらせ、『仙人部落』を制作した。
その後は『鉄人28号』のヒットで、経営は軌道に乗る。最盛期は作画から編集に至るまで、300名以上の従業員を抱えていた。
1969年3月10日、テレビアニメ制作を担っていた映画部が株式会社テイ・シー・ジェー動画センターとして分社化。映画部部長の村田英憲が社長に就任。これを現在のエイケンの創業とした。
同時期、これまでアニメ制作の中心だった企画室長の高橋茂人が上司の村田と袂を分かつ形で独立。瑞鷹[4]を興した。
分社化に伴い、人員を大幅に削減して経営をスリム化。社屋を東京都港区港南(品川)から荒川区南千住の東京スタジアム(現在の荒川総合スポーツセンター)付近に移転した。
1979年9月16日、最高視聴率 39.4%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。放送開始から半世紀以上経過した現在も安定した視聴率を獲得する長寿番組に成長。国民的アニメとして広く認知される。以後、『サザエさん』の制作がエイケンの経営の柱となる。
『サザエさん』はアニメ業界のデジタル化、ハイビジョン化を経てもハンドトレス、セル彩色、フィルム撮影といったアナログ作業工程を長らく堅持し続けた。映画用フィルムやセル画材の生産終了、アナログ作業に対応可能な外注先の事業撤退・廃業など物理的要因が重なり、2013年10月6日放送分よりデジタル作業工程に移行した。
エイケンに商号変更~現在
1973年5月、TCJが保有株式をすべて譲渡したことにより、同社及びヤナセからは資本的に独立。株式会社エイケンに商号を変更した。社名は梁瀬が村田の名前「英憲」(ひでのり)の音読み(えいけん)を採用して命名した。
株式譲渡に伴い、TCJはアニメーション制作事業から撤退したため、映画部と動画センター時代に手掛けた作品の著作権は一部を除いて、エイケンに移管された。

1976年10月1日、『ほかほか家族』放送開始。同作以降のフジテレビ教養・情報系アニメ(ミニ番組)枠はエイケンが制作を一貫して担当。『親子クラブ』に至るまで、幾度の放送時間変更を繰り返しながら続いた。同番組終了後もアニメ枠は維持され、2016年からは『ぼのぼの』を制作・放映している。
1990年、自社ビルが完成し、現在地に社屋を移転する。同年以降の企画・製作した作品の制作管理はメルヘン社、マジックバスなどの同業他社に委託。エイケンは『サザエさん』の制作に専念するようになる。
2002年7月、エイケンの発行済み株式の70%を広告代理店のアサツー ディ・ケイ(ADK)が取得。同社の子会社となる。ADK特別顧問の関谷猪三男が取締役会長に就任した。フジテレビも同時期に株式の10%を取得している。
2007年、会長の関谷が退任。創業者で代表取締役社長の村田が代表取締役会長に就任。副社長の毛内節夫が代表取締役社長に就任した。
2008年、東京国際アニメフェア2008で村田が第4回功労賞表彰を受章。
2014年、「エイケンクラシカル」ブランドを立ち上げ。ベストフィールドにより、初期作品のDVD-BOXを発売した。
2017年8月31日、村田英憲が代表取締役を退任。名誉会長に就任した[6]。
2018年3月10日、2019年に分社化から50周年を迎えるのに伴い「エイケン50周年プロジェクト」を開始。併せてエイケンがこれまで制作した人気アニメの登場キャラクターが集合したメインビジュアルを公開した[7]。
同年3月27日、毛内節夫が代表取締役を退任して取締役相談役に異動したことに伴い、取締役の中村達朗が代表取締役社長に昇任した。
2023年3月27日、中村達朗が代表取締役を退任して顧問に異動したことに伴い、ADKマーケティング・ソリューションズ出身の高田幸郎が代表取締役社長に就任した。
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作品履歴
テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
Webアニメ
制作・製作
制作協力
その他
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脚注
参考文献
同社スタッフ・OBが独立・起業した会社
関連人物
外部リンク
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