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クッキングパパ

うえやまとちによる料理漫画 ウィキペディアから

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クッキングパパ』(COOKING PAPA)は、うえやまとちによる日本青年漫画料理漫画作品、またそれを原作としたテレビアニメおよびテレビドラマ作品。主人公の荒岩一味(かずみ)が料理を作って振る舞うストーリー[1]

概要 クッキングパパ, ジャンル ...

モーニング』(講談社)で1985年11・12号に読み切りとして掲載され、同年14号から連載を開始した[注釈 1]2015年、その実績に対して、第39回講談社漫画賞・特別賞が贈られた[2]。2014年11月時点で関連書籍の累計発行部数は3600万部を突破している[3]。『モーニング』2025年19号からうえやまの体調不良により休載となっていたが[4][5]、同年26号より連載が再開されている[6]

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概要

要約
視点

福岡市を舞台に、主人公・荒岩一味をはじめ各キャラクターが家庭や職場や学校の人間関係の中で料理の腕を振るう。暖かい絆で結ばれた家族、家庭的な企業における人間の暖かさ、結婚出産や子供の成長[注釈 2]といったほのぼのとした内容や感動的な人情話が中心となり、そこに家庭人としても企業人としても慕われている料理が華を添えるという展開をとっている。うえやまは「事件なんかなくても、おいしいものを食べて少し幸せになって、おしまい。それでいいじゃない」と語っている[1]。ただし明るい話だけではなく、産後うつ不登校といった暗部を描いたエピソードも時折存在する。連載が十年を過ぎた頃は打ち切りも覚悟し、虹子が育児休業で仕事ができないことや我が子の夜泣きに悩んで、家の外から流れてきたピアノの音に救われる話(第54巻収録)は終了前に描いておきたいと思ったエピソードであるという[1]

また、料理漫画としては珍しく料理勝負を行うエピソードが原則存在しない[1][注釈 3]

基本的には一話完結型で、一話毎にその話のキーとなる料理の詳細なレシピが絵入りで紹介されている(多くの料理漫画で見られるような「ストーリー中に料理工程を組み込む」形ではなく、レシピ単独でページを割いている)。漫画に載っているレシピのページをまとめた料理本も多数存在する。作中に登場する料理は全て作者のうえやま自身が実際に作って試食し、味を確かめた上で描いている[7]。うえやまの仕事場では、漫画の製作だけでなく、うえやまが作った料理を試食・批評することもアシスタント達の仕事の一部になっている。連載の巻末には、一般人から寄せられたレシピを紹介する「読者ご自慢レシピ」コーナーもあり、こちらもメニューをまとめた本が存在する。

初期は、一味が会社内では料理をすることを隠しておく、妻・虹子が不器用でちゃらんぽらんであるなど、男性が料理・家事をすることの恥ずかしさをイメージする路線だったが、次第に男女各キャラクターとも料理に親しむようになった。長男・まことは一味の影響で、同年代の友人や(一味以外の)家族の中でも特に料理の腕前が高い。一味が会社で料理を好むことがばれることが路線転換になり、料理に親しむことの重要性を意味することが大きくなった。連載開始当初の世相では「男だけど料理が大好きな人なんだよ」と毎回説明しなければ成り立たず、それが面倒だったために「主人公が料理ができることを隠す」設定にしていた[8]。初期エピソードは会社の部下達に料理を振る舞う際に「買ってきた」「うちのやつ(妻の虹子)から」などと説明していた[1]。しかし連載が10年も続いた頃には男性が料理をすることに違和感を持たない時代に変わって来た事と、作中でも周囲の人間に徐々にばれてきたことでストーリー上で隠し通す事が不可能になった為[8]、51巻COOK.504を以って一味が料理をする事が作中で完全に公表され[1]、前述の路線転換が行われた。

30年以上にわたる長期連載作品のため、バブル景気バブル崩壊に伴う不況、受験戦争、福岡市内の再開発の影響など世相が反映される話も多い。また、携帯電話の普及にしても、会社持ち→携帯電話所有→高校生も所有→スマートフォンといった時代の流れを反映している。初期の巻末のコラム漫画でも伊勢海老フグを作者が食べるなどバブル時代の影響がある。

現実世界との関連

作品の主たる舞台は福岡市の繁華街博多である。なお物語の1コマ目には風景が描かれることが多いが、その風景が本来「博多」とは呼べない地域(那珂川より西に当たる天神百道など[注釈 4])であっても福岡市内の風景ならば「博多」で統一されている。また、妻・虹子の勤務先が「ニチフク新聞」となっていたり(1992年に休刊したフクニチ新聞がモデル)、キャラクターが福岡ソフトバンクホークスの帽子をかぶっているなど一部に福岡ローカルを意味する要素を織り交ぜている。博多以外には、長男・まことがかつて暮らしていた沖縄本島や現在暮らしている大阪市、妹夫婦である根子田一家などが暮らす東京都が舞台になる話もあるほか、各キャラクターが出張や旅行で訪れるという設定で国内外の食材・名物料理を取り上げることも少なくない。

基本的にはフィクションであり、福岡市内の地区名である「香椎(福岡市東区)」「箱崎(同)」「大名(福岡市中央区)」をそれぞれ「花椎」「函崎」「大妙」とするなど地名を意図的に変更しているものもあるが、特定の地域が実名で出ることがある。例えば福岡市の博多や大名春吉のほか、福岡県外の佐渡宮古島などは実在の地名が使われている。

また福岡周辺をはじめ、キャラクターの出張先や引越先などとして全国各地に実在する飲食店商業施設、観光施設、豊かな自然、特有の文化、祭り、行事や、九州を中心として郷土料理が紹介されることもあり、九州をはじめ各地の食についてのガイドにもなっている。料理・食材は高級な物も安い物も紹介される。特に福岡周辺の鉄道・道路、施設、飲食店などは細かく描写されており、このことが福岡に住む人から支持される由縁である。なお実在の飲食店や行事などに関連して、実在の人物が登場することもある(取材先の飲食店の店長や福岡ソフトバンクホークス監督工藤公康[9]など)。

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登場人物

なお、登場人物のうち荒岩一味、広田けいこ、森山みつぐ、政さんは前作『大字・字・ばさら駐在所』からのスターシステムによる登場である[注釈 5]

書誌情報

本編

傑作選

文庫判
  • 特選クッキングパパ(講談社漫画文庫)全12巻
  1. アウトドア料理 1997年7月10日発売[184]ISBN 4-06-260343-8
  2. 男の料理 1997年7月10日発売[185]ISBN 4-06-260344-6
  3. 丼料理 1997年9月11日発売[186]ISBN 4-06-260352-7
  4. メン料理 1997年9月11日発売[187]ISBN 4-06-260353-5
  5. 定番料理 1997年10月8日発売[188]ISBN 4-06-260358-6
  6. おふくろさん料理 1997年10月8日発売[189]ISBN 4-06-260359-4
  7. 鍋料理 1997年11月11日発売[190]ISBN 4-06-260374-8
  8. 荒岩流惣菜料理 1997年11月11日発売[191]ISBN 4-06-260375-6
  9. 四季のパーティー料理 1997年12月11日発売[192]ISBN 4-06-260376-4
  10. スタミナ料理 1997年12月11日発売[193]ISBN 4-06-260377-2
  11. 旬の魚料理 1998年1月9日発売[194]ISBN 4-06-260378-0
  12. 本格派エスニック料理 1998年1月9日発売[195]ISBN 4-06-260379-9
  • 荒岩流クッキングパパ(講談社漫画文庫)全10巻
  1. 元気が出る料理 1999年9月9日発売[196]ISBN 4-06-260636-4
  2. ごちそうご飯 1999年9月9日発売[197]ISBN 4-06-260637-2
  3. お酒がおいしーい料理 1999年10月8日発売[198]ISBN 4-06-260652-6
  4. たっぷり野菜料理 1999年10月8日発売[199]ISBN 4-06-260653-4
  5. 極貧・スピードお助け料理 1999年11月11日発売[200]ISBN 4-06-260665-8
  6. アジア満腹料理 1999年11月11日発売[201]ISBN 4-06-260666-6
  7. 豪華肉・魚料理 1999年12月9日発売[202]ISBN 4-06-260680-1
  8. パーティーデザート 1999年12月9日発売[203]ISBN 4-06-260681-X
  9. 日本のポッカポカ料理 2000年1月11日発売[204]ISBN 4-06-260694-1
  10. 懐かしのアイドルお菓子 2000年1月11日発売[205]ISBN 4-06-260695-X
    • 極貧・スピードお助け料理編(講談社プラチナコミックスmini)2007年5月1日発売、ISBN 978-4-06-373208-5
KCデラックスほか

レシピ本

  • クッキングパパのレシピ366日(講談社プラスアルファ文庫)1996年12月16日、ISBN 4-06-256174-3
    • クッキングパパのレシピ366日 新装版(講談社プラスアルファ文庫)2015年6月23日、ISBN 978-4-06-281598-7
  • クッキングパパの週末のレシピ201(講談社プラスアルファ文庫)1997年10月20日、ISBN 4-06-256223-5
  • クッキングパパの読者ご自慢レシピ(講談社プラスアルファ文庫)1998年2月20日、ISBN 4-06-256248-0
  • クッキングパパの満ぷく献立(講談社プラスアルファ文庫)2000年12月18日、ISBN 4-06-256482-3
  • クッキングパパの超カンタン超うまいレシピ230(講談社プラスアルファ文庫)2004年3月20日、ISBN 4-06-256828-4
  • クッキングパパの優雅なひとり暮らしレシピ1年分(講談社)2005年1月20日、ISBN 4-06-364617-3
  • クッキングパパの絶品ひとり暮らしレシピ(講談社プラスアルファ文庫)2006年4月22日、ISBN 4-06-281020-4
  • クッキングパパの特選レシピ(KCデラックス)
  • クッキングパパの幸せレシピ(講談社プラスアルファ文庫)2007年6月22日、ISBN 978-4-06-281116-3
  • クッキングパパの男のスタンダード・レシピ(講談社プラスアルファ文庫)2015年6月23日、ISBN 978-4-06-281599-4
  • 「クッキングパパ」人気レシピ クックパッドが荒岩流レシピを再現!(講談社のお料理BOOK)2015年11月20日、ISBN 978-4-06-299657-0

その他

  • クッキングパパの読者クッキング(ワイドKC)
  1. 1993年6月18日発売[208]ISBN 4-06-176683-X
  2. 1997年6月20日発売[209]ISBN 4-06-337332-0
  • 東海林さだお選「クッキングパパ」のこれが食べたい!(講談社文庫)2015年8月12日、ISBN 978-4-06-293179-3
  • クッキングパパの福岡・博多美味本magazine(講談社ムック)2015年11月24日、ISBN 978-4-06-389916-0
    福岡のタウン情報誌シティ情報ふくおか』編集による、作中に登場した実在の店を中心とした福岡のグルメガイド本。
  • クッキングパパ 荒岩家の謎(澁谷 玲子(著))2016年7月6日、ISBN 978-4-06-220116-2
    作品の設定を第三者が非公式に考察した、いわゆる「謎本」。
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アニメ

要約
視点

テレビアニメは1992年4月9日 - 1995年5月25日に、朝日放送(ABC)制作・テレビ朝日系列で毎週木曜19時 - 19時30分に放送された。全151話(放送回数は147回)。初期はタイトル読み上げがなかった。途中からまことがタイトル読み上げを担当した。ナレーションは、まこと役の高山みなみがまことの立場で担当している。放送の途中から次回予告にて「美味しいホームアニメ・クッキングパパ」というキャッチコピーを取っている通り、家族の絆や人間関係の温かさをさらに深く描く内容となっている。それに伴い、まこと視点となる子供主体のシーンが多い[注釈 6]、無邪気な幼児としてのみゆきに重点的に焦点を当てる、アニメチックなコミカル演出を盛り込む、原作の過激な台詞や描写を緩和したものに差し替えるなどと言ったファミリー層向けの調整が行われている。

エピソードは原作1巻から40巻前後(田中と夢子の結婚、工藤の入社頃)までのものを取り上げている。おおむね原作に沿っているが、放送期間等の関係で原作とは設定や展開の変更が行われるものがあり、エピソードの順番も原作通りではなく前後することが多い。時間の流れも原作とは異なり、番組終盤にあたる時期に原作では中学生になったまことらが最後まで小学生のままだったり、同時期には物心が付き始めるほどに成長していたみゆきが1 - 2歳頃までしか成長しないと言った違いもある。最終話に近づくにつれてまことが小学校卒業〜中学生の時のエピソードも何話か使われたが、いずれも時期に合わせて設定が変更されている。また、原作一話分だけでは30分の放送に足りないためか、食材やゲストキャラクターが共通、料理のレパートリーやストーリー展開が似通っているエピソードを組み合わせたりオリジナルの展開を盛り込む事も多かった(関連性がほぼないエピソードを組み合わせたり、15分ずつの二話構成にすることもあった)。それにより、原作では全く関わりの無かった登場人物同士が絡んだり、それに合わせて設定が変更される場合もある。

番組本編終了後、ストーリーに登場した料理の作り方を一味役の玄田哲章のナレーションとともにVTRの実写映像で紹介する「今晩のうまかもん」というコーナーが放送された。時折視聴者から寄せられた料理を紹介したり、まことが子供にも作りやすい料理を「まことのキッズクッキング」と題して紹介することもあった。本放送終了後、地方局やCSでも頻繁に再放送が行われているが、「今晩のうまかもん」はカットされている。理由については、このコーナーがスポンサーの日本ガス協会の協力で制作されているためであり、その関係上とされている。また、2012年4月10日からはスカパー!の「フーディーズTV」でも再放送が行われた(同局の放送では、上記事項に加えSP版の場合も2回分に分離して放送するため、同じEDが2回流れることがある。また一部話数で次回予告が割愛されることがある)。

映像ソフト化としては、2005年にi-cfとデジソニックによりDVDが発売された。これには映像特典として、「今晩のうまかもん」が収録されており、その他にも予告編や下記のテレビCMも収録された。以前は主題歌などの音楽関係にあるキングレコード発売のVHSもあったが、アニメ本編は収録されていない「クッキングブック」なる、実写の料理ビデオだった。現在は、VHS版・DVD版ともに全巻廃盤となっている。

さらに、2018年には、放送開始25周年を記念して、2Kスキャン、HDリマスターによるTVスペシャルも含めた全話収録のコレクターズDVDが発売された[210]。なお、このコレクターズDVDには実写による料理レシピ映像は収録されていない。

2021年現在、Blu-ray版はリリースされていない。

前番組の『ハーイあっこです』と同じく冠スポンサーには日本ガス協会と大都市圏は各地域毎のガス会社[注釈 7]が、それ以外の局は各ネット局の地元にある都市ガス協会が務めていた。その関係で提供クレジットとCMは各ネット局で差し替える措置が取られていた。また、本作品とコラボレーションしたCMも一部の地域で放送された。ガスでも風呂関係のCMは少なく、やはりガスコンロなど調理に関係するCMが多かった。

ドコモ・アニメストアにて152話まで配信されている(次回予告あり・「今晩のうまかもん」カット、1時間特別番組は前後編で分割されているのもある)[211]

スタッフ

主題歌

  • オープニング
    ハッピー2ダンス[注釈 8]
    作詞:森雪之丞/作曲:池毅/編曲:石田勝範/歌:YASU
  • 前期エンディング(1話 - 69話)
    パパは何でも知っている』 
    作詞:森雪之丞/作曲:池毅/編曲:石田勝範/歌:佐々木真里
  • 後期エンディング(70話 - 最終話)
    HANDS』 
    作詞:木本慶子/作曲:尾関昌也/編曲:根岸貴幸/歌:花岡幸代

放映リスト

さらに見る 話数(DVD), サブタイトル ...

ネット局

さらに見る 放送対象地域, 放送局 ...
  • 台湾:ROCK TV(1997年)、SETTV(2000 - 2002年) 、MUCH TV(2005年5 - 12月)
  • 香港TVB(1996年)
  • 韓国MBC
  • アラビア諸国:(stub)
さらに見る 前番組, 番組名 ...
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パチンコ

奥村遊機より「CRクッキングパパY」、「CRクッキングパパZ」、「CRAクッキングパパW」の3種類の台が登場している。アニメ版をモチーフとしているが、まことが大学生、みゆきが小学生の設定である。また、キャラクターの声優がアニメ版のオリジナルキャストではなく、別の声優が担当している。

菓子パン

2012年5月1日から10月31日の期間、主な舞台である福岡県に本社がある製パン会社・リョーユーパンコラボしたパンが発売された[214]。作者の企画・監修によるオリジナルパンは、「肉じゃがパン」「いしがき蒸しぱん」「つぶあん&珈琲クリーム」「グリーンカレーパン」「トマトジャム&マーガリン」「マドレーヌクリームパン」「ベルリーナドーナツ」「おみそのケーキ」「揚げピザ<チーズ>」「沖縄紅芋あんぱん」「ライス入り生地のカレーパン」「塩麹あんぱん」「黒糖ちんすこうスナック」が発売された。

テレビドラマ

要約
視点
概要 クッキングパパ (テレビドラマ版), ジャンル ...

2008年8月29日に初の実写版テレビドラマとして、フジテレビ系「金曜プレステージ」(ただし放送枠は19:57 - 21:49[注釈 10])で放送。漫画の舞台である福岡県を放送地域とするテレビ西日本 (TNC) の開局50周年特別番組として制作された[215]。まことが小学生、田中と夢子が結婚前などおおむねコミックス35巻前後の頃の設定を基本としたオリジナルストーリーとなっている。視聴率9.8%。

番組のネットワーク配信は、一旦番組素材をフジテレビに納品した上で、同局を発局として行われた。このため、提供クレジットはフジテレビ仕様で表示された。

制作サイドのこだわりとして、主要キャスト・音楽・主題歌に福岡出身の芸能人を起用している。原作に登場する主なキャストはクッキングパパの登場人物を参照。

内容はシナリオ重視で原作の魅力である料理へはほとんどスポットが当てられず、また登場人物の大半が原作の設定・キャラクターを無視されてしまい荒岩夫妻以外の原作キャストはほとんど全くのオリジナルキャストと化してしまった(とくに「きんしゃい屋」のママと夢子は、原作とは全くの別人格になってしまった)。しかし、一味役の山口智充が関西出身であることから博多弁のセリフにやや物足りなさを感じたとする一方で、地元出身の中尾ミエが演じたカツ代についてはさばさばした性格が原作のキャラとシンクロしていてかなりのはまり役であったとの評価もある[216]。ただし、カツ代らしかぬ料理への感想もあった。

キャスト(ドラマ版)

スタッフ(ドラマ版)

さらに見る 前番組, 番組名 ...
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エピソード

  • アニメでは、アントニオ・ヴィヴァルディの『』やルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『第九』などクラシックのパロディがBGMに多用されていた。
  • 前記の通り本作の出版元は講談社であるが、アニメ放送が始まった際には小学館の学年別学習雑誌の『小学二年生』にて新アニメ番組のコーナーに載ったことがある。このコーナーでは、他にも『クレヨンしんちゃん』などが出版社の枠にとらわれることなく紹介されていたという。
  • 2005年7月21号ではモーニング誌の紙面全ての広告が3代目(C25型)日産セレナでジャックされ、クッキングパパも表紙+巻頭カラーで荒岩家で新型セレナを購入したというコラボ漫画(COOK.896「みんなでカンパチのハーフバーベキュー」、単行本93巻に収録)が描かれている。更には表紙と裏表紙が一つの絵となっており、表紙で荒岩らが大きなカンパチを持ってる姿が裏表紙にまで描かれ、その後ろにオレンジ色のセレナが描かれている。なお裏表紙はモーニング表紙風のセレナの広告となっていた。ちなみに作者のうえやまとちは2代目セレナのオーナーだった[217]
  • 2008年10月2日号で掲載されたCOOK.1030「マロンケーキでぶっ飛ばせ!!」にて登場する年配の女性が電動カート[注釈 11]で車道を走るシーンが掲載されていたが、単行本では車道に出ようとして止められる内容に修正されている。修正に伴い収録が遅れ、単行本では108巻のCOOK.1040として収録された。
  • 2013年3月28日号で掲載されたCOOK.1228の「みゆきん寿し(ひたん寿し)」レシピで分量ミスが生じていたことが発覚、公式サイトで謝罪記事が掲載された[218]ほか、ニュースサイトでも取り上げられた[219]
  • 2014年秋以降、大判の海苔でご飯と具材を包んだ握らないおにぎりおにぎらず」がクックパッドなどのレシピサイトをはじめとしてネット上で話題となった(日経トレンディ『2015年ヒット商品ベスト30』の12位にランクイン)が、このルーツとなったのは1991年5月23日刊行の単行本22巻に収録のCOOK.213『超簡単おにぎり おにぎらず』で披露されたレシピであった。レシピ公開から20年以上を経て話題となった現象に、うえやまは「実はうちの奥さんが作ってくれたものが元祖で、そこから着想を得た」「今ごろおいしさが伝わったのかというのが正直な気持ち。インターネットの発達なども流行の要因なのだろうが、ほらうまいだろう、と思いながら投稿レシピを見ている」とコメントしている[220]。この人気を受けて、2015年2月25日にはCOOK.213を含めた初期の作品を収録した『クッキングパパ おにぎらず』(ISBN 978-4-06-385628-6) が講談社プラチナコミックスから発刊されている。「おにぎらず」は2015年6月15日放送のNHKきょうの料理」にうえやまが出演した際に披露された。
  • アニメ『キュートランスフォーマー さらなる人気者への道』8話「クッキングパパにあやかって人気者への道」に一味がゲスト出演。アニメ版の一味を演じた玄田哲章が原作版の止め絵に声をあてる方式で、玄田が『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』などのトランスフォーマーシリーズで演じた初代コンボイ(G1)の台詞を言うくだりもあった。
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脚注

関連項目

外部リンク

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