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エバー航空

台湾の航空会社 ウィキペディアから

エバー航空
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エバー航空(エバーこうくう、: EVA Airways: 長榮航空)は、台湾航空会社。イギリス・スカイトラックス社による航空会社の格付けで、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World's 5-Star Airlines)」の認定を得ている。

概要 IATA BR, ICAO EVA ...
概要 長栄航空公司, 各種表記 ...

親会社はエバーグリーン・グループという名称だが、アメリカ合衆国のエバーグリーン航空との混同を避けるため、「エバー航空 (Eva Airways) 」という名称が使用された。なお、無線でのコールサインは「イーヴァエア (Eva Air) 」、または「イーヴァ(Eva)」である。(日本空港での英語でのアナウンス時には、イー・ヴィ・エー・エアと発音)。

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歴史

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日本との関係

要約
視点

日本への運航路線

さらに見る 便名, 路線 ...

コードシェア

日本との歴史

  • 1994年、福岡-台北/桃園線開設。
  • 1998年、大阪/関西‐台北/桃園線開設。
  • 2000年、東京/羽田-台北/桃園線開設。当時羽田空港は国内線専用だったが、政治的理由により成田空港が使用できなかったため、チャイナエアラインとともに羽田空港に乗り入れた。
  • 2002年、成田空港使用が認められ、東京での発着空港を成田に変更し、成田-台北線を運行開始。
  • 2003年、札幌-台北/桃園線開設。
  • 2004年、仙台-台北/桃園線開設。
  • 2008年、小松-台北/桃園線開設。
  • 2010年、東京/羽田-台北/松山線開設。
  • 2013年、東京/成田-高雄線開設。
  • 2014年、沖縄-台北/桃園線開設。
  • 2015年、大阪-高雄線、福岡-高雄線開設。
  • 2019年、青森-台北線、松山-台北線開設。
  • 2022年4月28日から、台湾の2社が羽田-台北/松山線の運航再開[9]
  • 2022年12月1日より、羽田-台北/松山線を毎日2便に増便。また、同日より、新千歳-台北/桃園線で運航を再開[10]
  • 神戸空港国際化に合わせ、2025年4月18日に、神戸-台北/桃園線へ新規就航[11]。ただし、約2カ月間はチャーター便として運航し、6月下旬のフライトより航空券を一般発売。

日本でのトラブル

2023年6月10日、羽田空港A滑走路手前の誘導路において、タイ国際航空エアバスA330-300型機と、エバー航空のエアバスA330-300型機が接触するトラブルが発生した[12][13]

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サンリオと提携

要約
視点
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ハローキティチェックインカウンター
(桃園国際空港 第2ターミナル)

2005年サンリオ側が機内販売でのグッズ取扱を打診したが、当時の総経理(CEO)だった創業者四男の張國煒が機体のラッピングやアメニティグッズへの全面展開を主張し、大掛かりなものとなった[14]

航空会社として初めてサンリオと提携[15]し、ハローキティ塗装アメニティを施した「ハローキティジェット」を2005年に導入し、2機体制で主に日本路線に使用していた。空港のチェックインカウンターにも客室乗務員姿のハローキティが大きく描かれ、機内では離陸するとキティグッズ(トランプ等)が搭乗記念に配られていた。これらは2008年10月に全ての提携運航を終了した(機体の塗装は2009年3月頃には通常塗装に戻された)。

2011年に就航20周年を記念し、新たに導入されたエアバスA330-300型機の3機を「ハローキティジェット」として、台北/桃園 - 札幌/新千歳線(同年10月31日〜)・台北/桃園 - 福岡線・台北/桃園 - ソウル/仁川線・台北/桃園 - 東京/成田線(3路線は同年内〜)に投入させると発表した[16]。最初の1機目は予定通り同年10月31日から、2機目は同年12月7日の台北/桃園 - 福岡線から、3機目は同年12月24日の台北/桃園 - 札幌/新千歳線でそれぞれ投入開始。

その後の市場で高評価を得ていることから、エアバスA330-200型機の2機を「ハローキティジェット」として、新たに台北/松山 - 東京/羽田線・台北/松山 - 上海/虹橋線の2路線を追加させた[17]。4機目は2012年5月23日に台北/桃園 - 香港[18]、5機目は同年6月22日に台北/桃園 - 東京/成田線でそれぞれ投入開始[19]

更にボーイング777-300ER型機の1機を「ハローキティジェット」として、台北/桃園 - ロサンゼルス線の一部に2013年9月18日から投入開始した[20][21][22]。2014年10月29日からは、台北/桃園 - パリ シャルル・ド・ゴール線にも週4便のうち週2便へ導入した[23]。2015年6月19日からは、台北/桃園 - ヒューストン線を週3便で就航開始とともに導入される[24]。2機目は同年6月21日から台北/桃園 - シンガポール線の一部に導入した[25]。なお、これらボーイング777のハローキティジェットは、後述の長距離国際線の間に合いで成田 - 台湾/桃園線・関西 - 台湾/桃園線に入ることもある。

2016年11月24日より、エアバスA321の1機(機体番号:B-16205)にサンリオキャラクターのぐでたまを起用した「ぐでたまジェット」塗装となり、成田 - 台湾/桃園線の一部に導入を開始した[26]。なおこの機材は、特別塗装となる前にウィングチップフェンスからシャークレットの取り換えが行われ、特別塗装と同時に垂直尾翼の塗装が新しくなった。2017年6月28日からは、同じエアバスA321の1機(機体番号:B-16207)に「ハローキティ なかよしジェット」塗装となり、関西・沖縄/那覇 - 台北/桃園線へ投入された[27][26]

2017年よりエアバスA330-300の初期導入機3機が順次新しいハローキティ塗装へ更新された。「マジックスター」は「バッドばつ丸 ファントラベルジェット」(機体番号:B-16331のまま)になって同年3月4日から、「アップル」はサンリオキャラクターが勢揃いの「ドリームジェット」(機体番号:B-16332のまま)になって4月10日から、「アラウンド・ザ・ワールド」は「パーティージェット」(機体番号:B-16333のまま)になって5月23日からそれぞれ就航した。これら3機は「ぐでたまジェット」の時と同じく、垂直尾翼の塗装は新塗装となった。またバッドばつ丸ジェットは主に台北/桃園 - 成田・福岡・小松線などへ、ドリームジェットとパーティージェットは主に台北/松山 - 東京/羽田線へ投入されている。

就航都市

さらに見る エバー航空 就航都市(2025年2月現在) ...
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コードシェア

エバー航空は下記航空会社とコードシェアを行っている(2017年1月 現在)。※印はスターアライアンス加盟会社

サービス

座席

  • B777-300ER
    • ローヤル・ローレルクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラス
  • B787-9/-10
    • ローヤル・ローレルクラス、エコノミークラス
  • A330-200/-300
    • プレミアム・ローレルクラス、エコノミークラス
  • A321-200
    • ビジネスクラス、エコノミークラス

機内食

上位の座席クラスでは、ニューヨーク・タイムズにより「世界の10大レストラン」に選出された鼎泰豊点心がメニューにある。他にはオンライン予約でしか味わえない機内食や、ベジタリアンミール・低刺激ミールなどの機内特別食も用意されている。オンライン予約限定メニューは出発の21日前から24時間前まで、機内特別食はごく一部が3日前であるのを除き、出発の24時間前に予約係員まで申し込むと対応できる。

インフィニティ・マイレージランド

マイレージサービスである。元々は「エバーグリーンクラブ」という名称だったが、2013年6月18日にスターアライアンスへの加盟を機に改称された。スターアライアンス各社の他、子会社のユニー航空と提携している。入会は満2歳以上から可能で、12歳までは保護者1人以上と共に入会している必要がある。


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保有機材

要約
視点

現在の保有機材

エバー航空がボーイング747-400を自社発注した際、ボーイング社から航空機の顧客番号(カスタマーコード)として5Eが与えられており、航空機の形式名は 747-45E、777-35EER などとなる。

さらに見る 機材, 保有数 ...

なお、2015年11月12日に受領したB777-300ER(機体番号:B-16725)には、垂直尾翼にあったオレンジ色の縦線が消去されて胴体も流線型となった新塗装が施されており、2017年までに8機追加して台湾/桃園 - ニューヨーク線などの北米路線に進出する[46]。ただし、長距離路線の運用間に合いで成田 - 台湾/桃園線や関西 - 台湾/桃園線に入ることもある。 2015年10月に787ファミリー最大の機体である787-10を確定18機、オプション8機の合計24機を発注した[47][48]。ボーイング747-400(旅客型)の退役により、同社の旅客運航用フリート四発エンジン機は全機退役となった。

過去の保有機材

画像

特別塗装機

※現在運航している物のみ記述

  • スターアライアンス塗装
    • ボーイング777-300ER (B-16715)
    • ボーイング787-10 (B-17812)
  • ハローキティジェット
    • エアバスA321-200 (B-16207)
  • バッドばつ丸ジェット
    • エアバスA330-300 (B-16331)
  • サンリオキャラクターズ ジョイフルドリームジェット
    • エアバスA330-300 (B-16332)
  • ハローキティ サンリオキャラクターズジェット
    • エアバスA330-300 (B-16333)
  • ハローキティ シャイニングスタージェット
    • ボーイング777-300ER (B-16722)
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航空事故

2024年8月の時点でエバー航空は、死者や航空機の全損を出す事故は1件も起こしていない。

  • 2005年3月28日 : 乗客251名を乗せた2196便(A330-200型機)は、成田国際空港の近くで乱気流に遭遇した。死者はなく、49名の負傷者が出て病院に搬送された。航空機自体には損害はなかった。空港管制から操縦士に空域悪天情報 (SIGMET) が伝わらなかったためとされるが、ボイスレコーダーなどの記録は残っておらず、原因の詳細は不明のままである。
  • 2008年4月15日 : 901便(MD-90型機)は、台湾桃園国際空港から離陸時に主脚のタイヤの一つ(右側第4輪)がパンクし、車輪の格納庫の扉が滑走路上に落下した。当該機はタイヤの空気圧異常には気付いていたがそのまま目的地である高雄国際空港に向かい、空港上で2回旋回し、地上の管制塔からの目視によりタイヤの状態を確認し、着陸を決行した。着陸時には更に3つのタイヤがパンクし、滑走路上に火花が飛んだ。乗客36名と乗員6名に負傷者はなかった。当該機は子会社であるユニー航空(立栄航空)からのウェット・リースであり、機体、操縦士、客室乗務員はいずれもユニー航空(立栄航空)所属であった。
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脚注

関連項目

外部リンク

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