サム・ファルド

サミュエル・バブソン・ファルド（Samuel Babson "Sam" Fuld, 1981年11月20日 - ）は、アメリカ合衆国・ニューハンプシャー州ダーラム出身の元プロ野球選手（外野手）。左投左打。現在はフィラデルフィア・フィリーズの野球運営部門社長。

サム・ファルド
Sam Fuld

フィラデルフィア・フィリーズ ゼネラルマネージャー
2015年8月16日
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ニューハンプシャー州ダーラム
生年月日	(1981-11-20) 1981年11月20日（43歳）
身長 体重	5' 10" ＝約177.8 cm 175 lb ＝約79.4 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	外野手
プロ入り	2004年 ドラフト10巡目(全体304位)でシカゴ・カブスから指名
初出場	2007年9月5日
最終出場	2015年10月4日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
シカゴ・カブス（2007, 2009 - 2010） タンパベイ・レイズ (2011 - 2013) オークランド・アスレチックス (2014) ミネソタ・ツインズ (2014) オークランド・アスレチックス (2014 - 2015)
国際大会
代表チーム	イスラエル
WBC	2017年
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経歴

プロ入り前

10歳の時に1型糖尿病を発症^[1][2]。今でも毎日インスリン注射をしながらプレーしている。12歳の時にビル・ガリクソンと対面する機会があり、糖尿病を抱えながらも野球選手として大成したガリクソンに大いに勇気づけられたという^[3]。

スタンフォード大学時代の2003年にMLBドラフト24巡目（全体703位）でシカゴ・カブスから指名されるが、入団しなかった^[4]。

カブス時代

シカゴ・カブス時代
(2009年9月4日)

2004年のMLBドラフトで再びカブスから10巡目(全体304位)で指名され、7月9日に入団した^[5]。

2007年9月5日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー^[6]。

レイズ時代

タンパベイ・レイズ時代
(2011年5月8日)

2011年1月8日、マット・ガーザを中心とした大型トレードによって、李學周、クリストファー・アーチャーらと共にタンパベイ・レイズに移籍した^[7]。

2013年12月2日にFAとなった。

アスレチックス時代

2014年2月4日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだ^[8]。3月29日にアスレチックスとメジャー契約を結んだ^[9]。開幕後は7試合に出場したが、4月12日にDFAとなった。

ツインズ時代

ミネソタ・ツインズ時代
(2014年7月20日)

2014年4月20日にウェーバーでミネソタ・ツインズへ移籍した^[10]。

アスレチックス復帰

2014年7月31日にトム・ミローンとのトレードで古巣のアスレチックスへ移籍した^[11]。

2015年1月17日に、球団と年俸調停を回避し1年契約160万ドルで契約を結んだ^[12]。この年は自己最多の120試合に出場したが、2年ぶりのシーズン.100台となる打率.197・2本塁打・22打点という成績に終わり、打撃不振だった。走塁面でも、過去2度20盗塁以上を記録したスピードが発揮し切れず、9盗塁に留まった。走・攻では不調だった一方、守備では安定した実力を発揮。外野の3ポジションを全て守り、通算DRS + 9という好成績をマークした。

2016年は、回旋筋腱板の手術を受けた為、シーズンを全休した^[13]。

2017年3月、第4回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）にイスラエル代表として出場。

現役引退後

2017年11月に引退を表明し、フィラデルフィア・フィリーズのフロント入りが発表された。

2020年12月22日、マット・クレンタックの後任としてフィリーズのゼネラルマネージャーに就任することが発表された^[14]。

2024年11月8日、フィリーズの野球運営部門社長に昇進した。後任のGMはプレストン・マッティングリーが務める。

選手としての特徴

MLBでの8年間で規定打席に達したことはないが、通算安打の半分近くの四球を記録し、打率の割には出塁率が高い。

詳細情報

年度別打撃成績

年 度	球 団	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	敬 遠	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率	長 打 率	O P S
2007	CHC	14	9	6	3	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	3	0	0	3	0	.000	.333	.000	.333
2009		65	115	97	17	29	6	1	1	40	2	2	1	0	0	17	1	1	10	1	.299	.409	.412	.821
2010		19	31	28	3	4	1	0	0	5	3	0	0	0	0	3	0	0	5	2	.143	.226	.179	.404
2011	TB	105	346	308	41	74	18	5	3	111	27	20	8	4	1	32	0	1	49	3	.240	.313	.360	.673
2012		44	107	98	14	25	3	2	0	32	5	7	2	0	0	8	0	1	14	0	.255	.318	.327	.644
2013		119	200	176	25	35	0	3	2	47	17	8	2	4	2	17	0	1	28	6	.199	.270	.267	.537
2014	OAK	7	33	30	5	6	0	2	2	16	4	1	0	0	0	3	0	0	6	0	.200	.273	.533	.806
	MIN	53	195	164	15	45	10	0	1	58	17	12	3	3	2	26	1	0	29	0	.274	.370	.354	.723
	OAK	53	174	157	20	33	6	2	1	46	15	8	1	3	0	14	1	0	28	2	.210	.275	.293	.568
'14計		113	402	351	40	84	16	4	4	120	36	21	4	6	2	43	2	0	63	2	.239	.321	.342	.663
2015		120	325	290	34	57	16	3	2	85	22	9	3	2	1	30	1	2	55	6	.197	.276	.293	.569
通算：8年		599	1535	1354	177	308	60	18	12	440	112	67	20	16	6	153	4	6	227	20	.227	.307	.325	.632

年度別投手成績

年 度	球 団	登 板	先 発	完 投	完 封	無 四 球	勝 利	敗 戦	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝 率	打 者	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	敬 遠	与 死 球	奪 三 振	暴 投	ボ 丨 ク	失 点	自 責 点	防 御 率	W H I P
2013	TB	1	0	0	0	0	0	0	0	0	----	1	0.1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0.00	0.00
通算：1年		1	0	0	0	0	0	0	0	0	----	1	0.1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0.00	0.00