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ジパング (漫画)
日本の漫画作品 ウィキペディアから
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『ジパング』は、かわぐちかいじによる日本の漫画作品。2000年から2009年49号(2009年11月5日発売)にかけて講談社の『モーニング』にて連載された[1]。2009年5月時点で累計発行部数は1500万部を記録している[2]。
2002年には第26回講談社漫画賞一般部門を受賞。また2004年10月7日から、漫画を原作としたテレビアニメがTBSほかで放送開始されたが、全26話・漫画のストーリー途中(原作の満州編の序盤)で放送を終了した。
2012年12月には同じくモーニングで『ジパング 深蒼海流』が連載開始したが、この作品は平家と源氏の戦いを描く作品であり、本作と直接的な関わりはない。
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あらすじ
![]() | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
西暦200X年の6月[3]。日米新ガイドラインの下での海外派遣によりエクアドルへ向かう海上自衛隊の自衛艦隊のイージス艦みらいはミッドウェー沖合で突如嵐に巻き込まれ落雷を受ける。その直後からレーダーからの僚艦喪失、送受信機の故障ではない衛星通信の不通、突如の降雪という不可思議な現象に直面する。そして戦艦大和以下大日本帝国海軍連合艦隊に遭遇したことによりミッドウェー海戦直前の1942年6月4日の太平洋上にタイムスリップした事が判明する。
異常事態の中、みらい副長 角松洋介は、撃墜され水没しつつある零式水上観測機の後席から自ら救助した帝国海軍通信参謀 草加拓海少佐に未来世界の情報を公開したことから、みらいは徐々に変化してゆく歴史の流れに巻き込まれて行く。
登場人物
→「ジパング (漫画)の登場人物一覧」を参照
用語
要約
視点
- オペレーション「サジタリウス」
- 別称・「射手座」作戦。
- イージス艦「みらい」が最初に歴史に介入することとなった軍事行動。ガダルカナル島でウォッチタワー作戦で上陸した米海兵隊の第一海兵師団(司令官ヴァンデグリフト少将)に対し、この時代には存在しないハープーンミサイル(ただし無弾頭)をレーザーにより最終誘導を行い、補給物資である小麦粉を威嚇攻撃する。高精度の威嚇攻撃により第一海兵師団にガダルカナルからの撤退を示唆することで、飛行場建設に当たっている大日本帝国海軍設営隊と米海兵隊の戦闘を回避し人命を救助する意図であったが、米海兵隊は混乱するも引き下がらず、また草加の手引きでガダルカナル沖に出撃した戦艦大和を中心とした連合艦隊が出現したために作戦は失敗に終わる。
- 大和は艦砲射撃で第一海兵師団を攻撃したが「みらい」はスタンダードミサイルで大和の全砲弾を迎撃する。結局、海軍設営隊2500名中、まず185名が撤退し、米海兵隊第一海兵師団はガダルカナル島を実質占領した。
- 「みらい」が使用したハープーンミサイルは米軍によって回収され航空諮問委員会により解析が試みられたものの、結論の描写には至っていない。
- ジパング
- 草加が歴史改変により創立しようとしている「大日本帝国でも戦後日本でもない新しい日本」。後に角松も草加とは別にジパングの創立を志すようになる。
- 草加による歴史介入の主な内容
- ガダルカナル島に揚陸中の米海兵隊の殲滅を図った戦艦大和による艦砲射撃(失敗)
- 満州国皇帝・溥儀の暗殺による戒厳令の発動及び陸軍兵力の中国戦線から満州国内に向けての撤退(成功)
- A-26によるシンガポールからベルリンへの飛行(成功)
- ナチスドイツ総統ヒトラー暗殺(失敗)
- ガダルカナル・アッツ・キスカ・トラック・ニューギニア・ラバウル・マキン・タラワ・マーシャル諸島からの撤退と、撤退兵力のパラオ・マリアナ諸島への集中投入による絶対国防圏の縮小および決戦戦力の温存(成功)
- コペンハーゲンにおける原爆開発のための濃縮ウラン235の入手(成功)
- 連合艦隊機動部隊によるセイロン島英軍基地及び援蒋ルートの無力化攻撃・インド人民衆の反英独立運動の扇動(成功)
- 対独戦で手一杯の大英帝国へ補給線遮断の可能性を示す事で、チャーチルからルーズベルトへ対日戦線の早期終結要請を引き出し、戦力回復が整っていない状態でのマリアナでの日米艦隊決戦を生起させる(成功)
- マリアナ戦で大和を占拠し、米軍のサイパン上陸部隊を乗せた輸送船団に対して単艦突撃した上で艦内に極秘裏に運び込こんだ原爆を輸送大船団の中心で起爆して船団を壊滅させ、アメリカ世論を反戦気分へ持ち込んだ上で世界初の被爆国にしようと画策(成功)
- 大和は「みらい」のSH-60J艦載ヘリによる反復攻撃により機関が大破し行動不能となった上、角松率いる突入部隊が設置したトランスポンダーによりトマホークミサイルが命中し爆沈。搭載された原爆は海中にて爆発(失敗あるいは成功)
- 原爆
- 草加が欧州から密かに入手した濃縮ウランを用いて作成した日本の原爆。
- 当初は構造が簡易なガンバレル方式(広島型)で製作しようとしていたが、機材を載せたルイス・フロイス号が沈没した為に断念。艦砲を用いて分割したウラン片を爆縮させるインプロージョン方式(長崎型)に設計変更した為に巨大な重量物と化し、運搬手段として「巨大な収納スペースを持ち戦闘中に敵へ突入できるほど頑丈で、かつ戦闘速度を保つことが可能」な大和に搭載する事となった。
- 長安丸
- 民間輸送船。
- 史実より約1年早い連合艦隊のトラック諸島からパラオ及びマリアナへの移動に伴い1943年1月頃にトラック諸島夏島から出航する。その途中、通商破壊を目的とした米ガトー級潜水艦の浮上攻撃を受け大破し、民間人及び軍属から多数の死傷者を出し、重傷を装った物理学者・倉田万作を含む重傷者は「みらい」の医務室に搬送された。後に倉田は草加の原爆製造に直接携わることとなった。この事件は軍機密により公表されていない。
- セクションS
- 米軍の対「みらい」特務機関。特務機関の活動に必要な膨大な資金の一部を大富豪ハワード・ヒューズが半ば好奇心から出資している。
- ガトー級潜水艦「ガードフィッシュ」・海兵隊の第一海兵師団・空母「ワスプ」・戦艦「ノースカロライナ」との戦いから得た「みらい」に関する未確認情報の確定調査および「対みらい戦術の立案」を目的として設立される。
- ニューギニアから日本軍の撤退において、日本海軍航空隊によるセブンマイルズ空襲による陽動の後で輸送船団がダンピール海峡を越える際に出現すると推測した「みらい」を密かにセブンマイルズから移動させて温存した一部の陸軍航空隊機により攻撃したものの、艦載垂直離着陸機「海鳥」の捨て身の防戦及びCIWSの迎撃により失敗に終わった。指揮官であるクリスやハットンを失い、テイラーだけが生き残るも、日本軍に捕虜にされた。この際、テイラーが角松と再度会ったことで、角松にもその存在が知られることになった。
- 作戦失敗の責任問題でセクションSは行動を起こせなくなるが、日本軍守備隊撤退後のタラワ環礁・ベチオ島で欺瞞工作を行っていた「みらい」乗員とそれを支援する「みらい」を海兵隊の偵察小隊と同行していた従軍記者が撮影した写真を回収し、欺瞞工作の事実を揉み消す事で「みらい」が事前情報を持たない米軍第5艦隊を翻弄する事で再び行動を起こせる様目論む。「みらい」の情報はルーズベルト大統領に伝わるが、独断行動に対するペナルティーを帳消しにするのと引き換えにセクションSは大統領直属機関となる。
- その後、マリアナ戦においてセクションSは密かに「大和」に搭載された原爆の回収とそれを追う「みらい」の拿捕を大統領命令により試みるが、両艦の撃沈により失敗した。
- YZ作戦
- 日本海軍によるインド洋侵攻作戦。セイロン島イギリス軍基地の壊滅による制海権及び制空権の奪取、ベンガル湾方面での援蒋ルートの壊滅、ボンベイでの日本軍からイギリス軍への示威攻撃による反英独立運動の煽動を図った作戦。ドイツ及びイタリアに精一杯なイギリスの隙を突いた作戦はアメリカへの援助要請となり、戦力再建途上のアメリカ太平洋艦隊をマリアナ方面に出撃させる結果をもたらした。ただし、戦力を分散した作戦による不十分な敵攻撃は、反撃のため離陸した英印度空軍による軽空母龍驤の撃沈や多数の航空機・熟練パイロットの喪失という結果をともなった。
- ルイス・フロイス号
- ポルトガル工船。
- 南京の下関河港に停泊中、当局の手の出せない中立国船であることを隠れ蓑として、物理学者・倉田万作と元満鉄調査員・吉村次郎の元でイージス艦「みらい」から得たマンハッタン計画の情報を基に草加がドイツ占領下のコペンハーゲンで入手したウラン235を用いて原爆を製造する工場船として使われた。
- 製造半ば、前みらい艦長・梅津は倉田を人質として船長室に立て篭もった。吉村からの通報を受けた原爆製造指揮者の支那派遣軍参謀長石原莞爾陸軍中将は「船内に抗日組織が立て篭もっている」という名目で埠頭に歩兵中隊を配置し突入の機会を窺う。これに対して上海陸戦隊特務機関員・如月海軍特務中尉は砲艦「伏見」により「船内に囚われた邦人を保護する」という名目で臨検を行うことで梅津と原爆の確保を図るが、奪取を阻止するために石原はルイス・フロイス号を自沈させる。最も重要なウランは無傷で回収されたが多くの部品や製造機材を失った結果、その後完成した原爆は航空機に搭載不可能なまでに大型化することとなった。渦中、梅津はウランの投棄を図る中で狙撃され落命に至った。
- 国防軍
- 旧帝国陸軍と海軍が連合国との講和後、近代化と縮小し改編したもの。国防海軍においては、階級は旧海軍と同じものを使用しているが、海上自衛隊と同じ制服を使用している。
- MV/SA-32J「海鳥」
- 「みらい」に搭載されている架空の艦載機。
- V-22オスプレイを開発したベル社と三菱が共同開発したという設定で、ティルトウイング方式の垂直離着陸機。従来の艦載ヘリの任務である対潜哨戒に加え、F/A-18と同じFCS装備により対艦、対空、対地戦闘に対応する。固定武装はAH-1と同じM197 ガトリング砲を装備し視認照準装置を用いて射撃が可能。また、機体下部のウェポンベイに最大2tまでの赤外線監視装置やミサイル、爆弾を搭載可能。エンジンは整備性向上のためSH-60Jと同じGE T700-IHI-701C[4]を胴体内に2基搭載し最大速力450km/hを発揮する。コックピットの形状は前席に射撃手、後席に操縦手が搭乗するAH-1などの戦闘ヘリと同じくタンデム型となっている。
- 劇中では航跡11「小笠原」で初登場。操縦手は佐竹一尉、射撃手は森三尉だった。父島の状況の偵察飛行を行うが、作戦中にスクランブルしてきた海軍の二式水戦と交戦し7.7mm弾を頭部に被弾した森は殉職している[5]。
- その後は林原三尉を射撃手として、連絡飛行、LAMPSでの索敵と巡航ミサイルの中間誘導、米潜水艦拿捕作戦での機銃掃射、夜間強行偵察などと活躍した。しかしダンピール海峡で日本軍輸送船団護送中に米陸軍爆撃隊からの攻撃下、CIWS給弾の時間を稼ぐため発艦。「みらい」に向けた反跳爆撃の迎撃を図るが機銃被弾で射撃不能となり、佐竹は林原を緊急射出後、海鳥で爆弾に突入し迎撃するが殉職に至った。
- プロペラ機ながら多種多様なミサイルや爆弾を運用できるマルチロール機であるが、タイムスリップした当時の「みらい」艦内には積まれていなかったためか、劇中で「海鳥」がミサイルや爆弾を運用するシーンはない。
- 諸元
- ローター直径:6.0m
- 全幅:13.7m
- 胴体幅:2.3m
- 全長:12.1m
- 全高:3.8m
- 空虚重量:3.7t
- 基本運用重量:5.1t
- 最大離陸重量:7.9t
- エンジン:GE T700-IHI-701Cターボシャフト(1,800shp)×2基
- 作戦最大速度:450km/h(過荷重)
- 作戦行動半径:400km
- 固定武装:M197 20mm3砲身カトリング砲改(装弾数750発)
- ※機体下部コンテナ内に以下の各種兵装を搭載(最大2t)
(ジパング徹底基礎知識(講談社)より引用)
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DDH-182 みらい
要約
視点
劇中登場する「みらい」及び「ゆきなみ」型は、架空のイージス艦である。シリーズ連載前、まだ艦名や完成予想図が発表されておらず「7700トン型イージス護衛艦」と呼ばれていた現あたご型護衛艦を、かわぐちかいじが想像して描いたものである。デザイン的には、実在する海上自衛隊のイージス艦こんごう型護衛艦を元に、ラファイエット級フリゲートの内火艇格納庫とむらさめ型護衛艦のヘリ運用施設を継ぎ合わせ、若干のアレンジを加えてデザインされた。このため基準排水量以外の艦容は実在の現あたご型護衛艦とはかなり異なる[6]。また実在する現あたご型/まや型護衛艦などと比べても極めて早いペースで2002年には4番艦まで建造されている[7]。
1番艦「DDH-180 ゆきなみ」は、本型中唯一艦名がたかなみ型護衛艦準拠の海象名となっている。原作には第1護衛隊群旗艦として登場するがアニメにはセリフ上で名前しか登場しない。
2番艦「DDH-181 あすか」は現実のイージス護衛艦と同様山岳名を命名基準としている。これは「ゆきなみ」と「あすか」の就役期間の間に名称基準訓令が改正された為である。史実では旧帝国海軍の砲艦「飛鳥」、現海上自衛隊試験艦 あすかに採用されている艦名である。原作コミックには姿が登場しないが、アニメでは、第1話冒頭で米海軍空母戦闘群(現 空母打撃群)との共同演習にむらさめ型護衛艦3隻と共に参加している様子が見られる。
3番艦「DDH-182 みらい」が本作品で描かれている。史実では原子力船「むつ」を改装した海洋地球研究船に採用されている船名である。物語中盤までは何度か損傷修理を経ながらも海上自衛隊護衛艦の姿をしていたが、インド洋作戦の前に、予備塗料が尽きたことと(一時的に)日本海軍に組み込まれたことにより、「182」という自衛艦ナンバーを塗り潰し、より暗い色合いの日本海軍軍艦色の艦体塗装となり、以降、マリアナ沖での撃沈までこの姿であった。
劇中にはこの他、「みらい」の僚艦の「新鋭イージス艦」として「はるか」が登場するが、同型のゆきなみ型4番艦DDH-183となるか、後継型であるかは明らかにされていない。
最終回の新史において「日本国防海軍ゆきなみ型イージス艦」として誕生した新「みらい」は寸法が全体に一回り大型化しており、 全長188m、全幅24m、基準排水量12000tとなっている[8]が、艦影そのものは史実のあたご型護衛艦と非常に良く似た物となっている(相違点として艦橋の高さがアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦のように一段低くなっているほか、ヘリコプター発着甲板の高さが異なる)。なお、「国防軍」「国防海軍」という名は、「軍隊」を名乗れないなど様々な制約が科せられた現海上自衛隊創隊以前、吉田英三元大佐等が構想していた海軍再建計画における新海軍の名称である。
右表の「ゆきなみ」型諸元(旧史版)は一部を除いて単行本二巻巻末に掲載されていたものである。
- 速度は30kt超程度とされているが、劇中では35ktの高速で運用されているシーンがある。
- 行き足(加速)はとても速く、停船状態から30kt超まで30秒ほどである。
- 平甲板型の一種として遮波甲板型とされているが厳密には2つは別物である。
- RIM-7FはVLS1セルに2本入っている。
- 後部VLSは二番煙突の両側に挟むように配置されている。
- シースパローは劇中で「ESSM」(RIM-162)[9]と呼ばれていることもあり、2巻の性能表に誤りが生じた可能性もある。
- RGM-84(ハープーン)の対艦ミサイル発射管を搭載しているが、前部VLSの中にもRGM-84-1D-EXという架空のVLS用ハープーンが搭載されている。(単行本四巻、サジタリウス作戦にて使用)
- Mk-48型VLSが48セルとあるが、劇中の描写を見る限り18セルしかなく、逆にブラスト排気口が48基ある。
- 高度な兵器類・機器類は、21世紀と技術格差のある第2次大戦中の日本では生産が不可能である為、補給・修理は不可能である。しかし、砲の弾薬および破壊された127mm主砲の砲身は帝国海軍に仕様を伝え、再生に成功する[10]。
- なおアニメ版「みらい」では制作時の海上自衛隊の協力から性能要目の矛盾点などが改正されている。
- 七九式射撃指揮装置2型22A→八一式射撃指揮装置2型31
- 2型22Aはミサイル誘導機能が無く主砲管制専用であり、一方でイージスシステム標準のMk.99 ミサイル射撃指揮装置はSM-2/ESSM用でシースパローミサイルには対応していないことから、主砲・シースパローミサイル双方の管制・誘導が可能で複数同時処理が可能な2型31に改正し、合わせてFCS-2の正式名称も七九式から八一式と訂正されている。
- ESSM(発展型シースパロー)→RIM-7F(PIP)シースパローに統一
- アニメ制作時点での海自ではESSMは採用されておらず、RIM-7Fの国内改良型のRIM-7F(PIP)に変更となった。
- 原作にあったバウスラスターの廃止
- 搭載機の着艦拘束・移送装置としてカナダ海軍が開発したベアトラップが登場するが、現時点のヘリ搭載護衛艦の装備は後継のRASTに移行しており、ベアトラップ装備艦も順次換装されている。この点に関しては海上自衛隊が制作に協力したアニメ版でも改正されていない。
- こんごう型護衛艦、及びモデルとなったあたご型護衛艦をはじめ、実在するイージス艦がDDG=ミサイル駆逐(護衛)艦であるのに対し、「みらい」はDDH=ヘリコプター搭載型駆逐(護衛)艦とされている。
- なお、現実のDDH-182は、ひゅうが型護衛艦2番艦「いせ」となった。奇しくも「いせ」の進水日である2009年8月21日の前日には、「みらい」が撃沈される内容(「航跡412 航海の彼方」)が掲載されたモーニング誌が発売(2009年38号。2009年8月20日発売)されている。
- 原作、アニメとともに対空ミサイル発射の際はスタンダードミサイルを発射する時も同じく「シースパロー発射!」に統一している。[要出典]
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劇中で触れる歴史と実際の歴史との違い
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急速な作品終了
『別冊宝島ジパング パーフェクトBOOK』(宝島社・2002)において、『ジパング』は「全2部で構成されているとも聞いたんですが?」という編集部からの問いに対し、かわぐちは、
- 「基本的には戦中編、戦後編というのがあるかな、と」
- 「戦後のドラマの方も、また面白い話になるんじゃないかな」
- 「100%の『自ら理想を求めて世界に打って出る日本』を目指すとすごく厳しい、となるわけでしょ。それに果たして日本人が耐えられるのか?戦後編では、その問いかけを描いて行きたいと思います」
とコメントしている。また、コミックス第25巻P76にて主人公角松は「みらい」について、「本艦は未来の日本が保有する最初の軍艦となるのだ!!」と宣言する。しかし、結局「戦後編」はコミックス最終43巻の第417話〜最終422話、わずか6話という駆け足でなぞられるのみで終了。「みらい」もまた「戦後編」の展開を待たずして撃沈され、「未来の日本が保有する最初の軍艦」にはなれずに終わった。
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テレビアニメ
要約
視点
キャスト
- 角松洋介(稲田徹)
- 草加拓海(東地宏樹)
- 菊池雅行(星野貴紀)
- 尾栗康平(うえだゆうじ)
- 梅津三郎(屋良有作)
- 山本五十六(外波山文明)
- 黒島亀人(赤星昇一郎)
- 津田一馬(野島健児)
- クリス・エバンス(堀内賢雄)
- 柳一信(竹本英史)
- 青梅篤志(岩崎征実)
- 洋介少年(入野自由)
- 校長(石原凡)
- 米倉薫/みらい乗組員E(下崎紘史)
- 柏原秀行/レポーター/みらい乗組員(内藤玲)
- 林原克敏/みらい乗組員(宮野真守)
- 麻生保/みらい乗組員(小嶋一成)
- 佐竹守/みらい乗組員(松山鷹志)
- 桃井佐知子/おかみ(井関佳子)
- 片桐(川本成)
- 石原莞爾(龍田直樹)
- 辻政信(亀山助清)
- 宇垣纏(坂東尚樹)
- 杉本直人(石井康嗣)
- 岡村少佐(石塚堅)
- 米内光政(佐々木敏)
- 滝栄一郎(石塚運昇)
- みらい乗組員(平野貴裕)
- みらい乗組員(堀内マサキ)
- みらい乗組員(松本忍)
- みらい乗組員(高橋亨)
スタッフ
- 原作 - かわぐちかいじ(講談社刊『モーニング』連載中)
- 監督・シリーズ構成 - 古橋一浩
- メインライター - 竹田裕一郎
- メインキャラクターデザイン - 馬越嘉彦
- サブキャラクターデザイン - 森本浩文
- メカニックデザイン - 小原渉平、西中康弘
- プロップデザイン - 沢村亨
- 美術監督 - 坂本信人
- 色彩設計 - 松本真司
- 撮影監督 - 川口正幸
- 3D監督 - 馬場就大
- 編集 - 松村正宏
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 音響監督 - 平光琢也
- プロデューサー - 高野阿弥子、辻洋、磯山敦、成毛克憲、渡辺正弘、野口和紀
- アニメーションプロデューサー - 飯島浩次
- アニメーション制作 - スタジオディーン
- 製作 - TBS、チームみらい(ジパング製作委員会)
主題歌
- オープニングテーマ「羅針盤」
- 作詞 - 増田博長、本田光史郎 / 作曲 - 増田博長 / 編曲 - AUDIO RULEZ、藤井丈司 / 歌 - AUDIO RULEZ
- エンディングテーマ「君を見ている」
- 作詞・作曲・編曲・歌 - BEGIN
各話リスト
放送局
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
TBS製作深夜アニメとしては、アニマックスも製作参加していた唯一の例である。ただしTBS製作・放送の深夜アニメ作品としては珍しくBS-TBSでの放送が未だに無い。また、JNN基幹局のうちCBCテレビでも未ネットである。
2008年1月17日、インターネットポータルサイト・BIGLOBEにてネット配信が開始された。
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書誌情報
単行本
- かわぐちかいじ 『ジパング』 講談社〈モーニングKC〉、全43巻
- 2001年1月20日発売[12]、ISBN 4-06-328731-9
- 2001年1月20日発売[13]、ISBN 4-06-328732-7
- 2001年4月20日発売[14]、ISBN 4-06-328748-3
- 2001年7月19日発売[15]、ISBN 4-06-328759-9
- 2001年10月20日発売[16]、ISBN 4-06-328775-0
- 2002年2月20日発売[17]、ISBN 4-06-328799-8
- 2002年5月21日発売[18]、ISBN 4-06-328816-1
- 2002年8月21日発売[19]、ISBN 4-06-328832-3
- 2002年11月20日発売[20]、ISBN 4-06-328852-8
- 2003年3月18日発売[21]、ISBN 4-06-328873-0
- 2003年5月21日発売[22]、ISBN 4-06-328888-9
- 2003年8月20日発売[23]、ISBN 4-06-328899-4
- 2003年12月22日発売[24]、ISBN 4-06-328918-4
- 2004年3月23日発売[25]、ISBN 4-06-328938-9
- 2004年6月23日発売[26]、ISBN 4-06-328959-1
- 2004年9月22日発売[27]、ISBN 4-06-328984-2
- 2004年12月21日発売[28]、ISBN 4-06-372401-8
- 2005年3月23日発売[29]、ISBN 4-06-372418-2
- 2005年6月23日発売[30]、ISBN 4-06-372440-9
- 2005年8月23日発売[31]、ISBN 4-06-372463-8
- 2005年12月22日発売[32]、ISBN 4-06-372482-4
- 2006年2月23日発売[33]、ISBN 4-06-372502-2
- 2006年4月21日発売[34]、ISBN 4-06-372508-1
- 2006年7月21日発売[35]、ISBN 4-06-372533-2
- 2006年9月22日発売[36]、ISBN 4-06-372547-2
- 2006年11月22日発売[37]、ISBN 4-06-372560-X
- 2007年1月22日発売[38]、ISBN 978-4-06-372571-1
- 2007年3月23日発売[39]、ISBN 978-4-06-372581-0
- 2007年5月23日発売[40]、ISBN 978-4-06-372596-4
- 2007年7月23日発売[41]、ISBN 978-4-06-372611-4
- 2007年8月23日発売[42]、ISBN 978-4-06-372627-5
- 2007年10月23日発売[43]、ISBN 978-4-06-372631-2
- 2007年12月21日発売[44]、ISBN 978-4-06-372650-3
- 2008年2月22日発売[45]、ISBN 978-4-06-372663-3
- 2008年4月23日発売[46]、ISBN 978-4-06-372678-7
- 2008年7月23日発売[47]、ISBN 978-4-06-372714-2
- 2008年10月23日発売[48]、ISBN 978-4-06-372737-1
- 2008年12月22日発売[49]、ISBN 978-4-06-372758-6
- 2009年2月23日発売[50]、ISBN 978-4-06-372773-9
- 2009年4月23日発売[51]、ISBN 978-4-06-372787-6
- 2009年8月21日発売[52]、ISBN 978-4-06-372798-2
- 2009年10月23日発売[53]、ISBN 978-4-06-372837-8
- 2009年12月22日発売[54]、ISBN 978-4-06-372855-2
文庫版
- かわぐちかいじ 『ジパング』 講談社〈講談社漫画文庫〉、全22巻
- 2012年8月10日発売[55]、ISBN 978-4-06-370877-6
- 2012年8月10日発売[56]、ISBN 978-4-06-370878-3
- 2012年9月12日発売[57]、ISBN 978-4-06-370879-0
- 2012年9月12日発売[58]、ISBN 978-4-06-370880-6
- 2012年10月12日発売[59]、ISBN 978-4-06-370881-3
- 2012年10月12日発売[60]、ISBN 978-4-06-370882-0
- 2012年11月9日発売[61]、ISBN 978-4-06-370883-7
- 2012年11月9日発売[62]、ISBN 978-4-06-370884-4
- 2012年12月12日発売[63]、ISBN 978-4-06-370885-1
- 2012年12月12日発売[64]、ISBN 978-4-06-370886-8
- 2013年1月11日発売[65]、ISBN 978-4-06-370900-1
- 2013年1月11日発売[66]、ISBN 978-4-06-370901-8
- 2013年2月8日発売[67]、ISBN 978-4-06-370902-5
- 2013年2月8日発売[68]、ISBN 978-4-06-370903-2
- 2013年3月12日発売[69]、ISBN 978-4-06-370912-4
- 2013年3月12日発売[70]、ISBN 978-4-06-370913-1
- 2013年4月12日発売[71]、ISBN 978-4-06-370915-5
- 2013年4月12日発売[72]、ISBN 978-4-06-370916-2
- 2013年5月10日発売[73]、ISBN 978-4-06-370921-6
- 2013年5月10日発売[74]、ISBN 978-4-06-370922-3
- 2013年6月12日発売[75]、ISBN 978-4-06-370923-0
- 2013年6月12日発売[76]、ISBN 978-4-06-370924-7
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関連商品
- 解説本(著作者公認)
- ゲーム
- ジパング ダブルジェネシス(2003年、携帯電話、講談社・ナツメ、シューティングゲーム[77])
- ジパング (2005年5月26日、PlayStation 2、バンダイ、シミュレーションゲーム)
- 模型
脚注
関連項目
外部リンク
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