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スクービー・ドゥー

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スクービー・ドゥー』(英語: Scooby-Doo)は、1969年ジョー・ルビー英語版ケン・スピアーズ英語版によって、ハンナ・バーベラ・プロダクションで制作されたアメリカアニメシリーズ、およびそれに登場する架空の犬の名前。当初日本では『弱虫クルッパー』というタイトルでNHK総合の『少年映画劇場』第2部にて放送されていた。第一作目のタイトルは『Scooby-Doo, Where Are You!』。

概要 スクービー・ドゥー Scooby-Doo, 創作者 ...
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あらすじ

臆病な大型犬グレート・デーンスクービー・ドゥー(クルッパー)は、飼い主のシャギー(ボロピン)たち4人と「ミステリー社」として各地を旅し、行く先々で遭遇するモンスター絡みの怪奇事件を解決していく。基本的に一話完結方式のホラー・コメディ。

登場人物

要約
視点

日本語吹き替え版の声優については、「日本語版スタッフ・キャスト」を参照。

ミステリー社の仲間たち

クルッパー / スクービー・ドゥー(Scooby-Doo
声優:ドン・メシック英語版スコット・イネス英語版フランク・ウェルカー
本作の主人公である、舌足らずな口調で喋るグレート・デーン[1] 。一部作品での本名はスクーバート・"スクービー"・ドゥー。身体は大きいが臆病で常に腹を空かせている。だが、臆病ゆえの行動で事件解決への糸口を発見する。食べ物に関してはシャギーを出し抜き彼の分まで食べることが多く、モンスターが現れるとすぐに逃げるなど少々忠誠心に欠けるが仲は良い。また、逃げる際には変装をして相手の目を欺いたり、調子にのっておちょくったりすることも少なくその機転で仲間の窮地を救うことがある。事件解決後に「スクービー・ドゥービー・ドゥー!」と決め台詞を言うのがお約束。また自分が犬だと自覚していないのか、指摘される度に「犬、ろこ(どこ)?」と聞き返すことが多い。『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』にゲスト出演しており、相棒のシャギーを演じたマシュー・リラードを威嚇した。
名前の由来は子犬だったころにシャギーがいつも食べていたお菓子「スクービー・スナック」からつけられたもので現在も取り合いをするほどの大好物である。
ボロピン / ノーヴィル・"シャギー"・ロジャース(Norville "Shaggy" Rogers
声優:ケイシー・ケイサムビリー・ウェスト → スコット・イネス → マシュー・リラード
スクービーの飼い主であり親友。スクービーと同じく臆病な性格。痩躯の優男だが、「人の4倍は食べる」と自分でも豪語するほどの大飯食らい。桜井敏治が演じるシャギーは、一人称は「僕」で「えっと(like)[2]」「どっひゃー!(Zoinks!)」が口癖で他のシリーズでもこれが定着している。スクービーの親戚と彼の親戚は彼ら同様、皆怖がりである。毎回スクービーに食べ物を横取りされるがそれで喧嘩になることはない。不幸体質でスクービーと二人っきりの時に限ってモンスター(犯人)に会うことが多くそれで囮役をされることが多い。しかし、話術や変装に長けており、それでピンチを切り抜ける。『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』で実写版で自身を演じたマシュー・リラードと共演しており、(声も実写と同じ藤原啓治が演じている)自分を演じた彼の演技に不満を言った。一部の作品では一人称が「俺」になっている。『弱虫スクービーの大冒険』では相棒のスクービーとの出会いや彼の名前を付ける経緯が明かされた。
ハンサム / フレッド・ジョーンズ(Fred Jones
声優:フランク・ウェルカー
4人組のイケメンのリーダー。少々キザでダフネと行動することが多い。首元にアスコット・タイ を巻いており、思い入れが強いゆえにスカーフ呼ばわりされると機嫌を損ねる。かわいい女の子には弱く、それが災いして酷い目に遭うこともある。また、愛車であるミステリー・マシーンやモンスターを捕獲するための罠に情熱をかける一方、そのやる気が空回りしてしまう間の抜けたところもあるが運動神経が良く勇敢なため、頼りにされている。実写では、やや自己中心な部分があり、ヴェルマと対立し解散したこともある。OVA「ゾンビ島」では引退後、ダフネのカメラマンとして働き、再結成をするきっかけを作る。
メガコ / ヴェルマ・ディンクレー(Velma Dinkley
声優:ニコール・ジャフェ → パット・スティーブンス → B.J. ウォード → ミンディ・コン → ケイト・ミクーチ
メガネをかけた赤髪のおかっぱの女の子。冷静な判断力と頭脳を活かして、手がかりの分析や発明などで仲間を助けるまとめ役。彼女の推理が事件解決につながることが多い。一部の作品ではシャギーのことが気になるようで、何かあるたびにシャギーに対して「犬(スクービー)と私とどっちを選ぶ?」などと問いかけることがあるが彼にはいつも誤魔化されている。ただし、以前から同性愛者として描こうとクリエイターによって試みられていたことがわかっており、2022年の『Trick or Treat, Scooby-Doo!』でレズビアンとして描写された[3]。疑り深い面があり、怪しいと睨んだ人物相手には慎重な行動を取る。メガネを落としては「メガネがないと何も見えない!」とうろたえる羽目になるのがお約束。主に驚いたときに言う「ウソでしょ!?(Jinkies!)」が口癖。一方で惚れっぽい部分がある。
ジェニー / ダフネ・ブレイク(Daphne Blake
声優:ステファニアンナ・クリストファーソン → ヘザー・ノース → ケリー・マーティンメアリー・ケイ・バーグマングレイ・デリスル
スクービーたちと旅をしている美人の女の子。実家は裕福である。『スクービー&スクラッピー ドゥー』では、彼女のみ同行したシリーズがある。OVA「ゾンビ島」では、幽霊の正体がいつもトリックやインチキであるため、引退しTV局でリポーターをやっている。「囚われの乙女」としてモンスターに拐われることも多いが、実写版をはじめいざというときは相手に果敢に立ち向かう武闘派な一面も描写されるようになった。主に驚いたときに言う「ジーパーズ! (Jeepers!)」が口癖。

新弱虫クルッパー

Scooby-Dum
声優:ドーズ・バトラー
「Scooby Doo Show」に登場するスクービーのいとこ。に黒い丸があり、前歯が出ていて、赤色の帽子をかぶっている。
バットマン
声優:オラン・ソール
バットマンに登場する主人公、『The Dynamic Scooby-Doo Affair』と『The Caped Crusader Caper』に登場。
ロビン
声優:ケーシー・ケイセム
バットマンの相棒、『The Dynamic Scooby-Doo Affair』と『The Caped Crusader Caper』で一緒に登場。
Gomez Addams
声優:ジョン・アスティン
Grandmama Addams
声優:ジャネット・ウォールド
Morticia Addams
声優:キャロライン・ジョーンズ
Pugsley Addams
声優:ジョディ・フォスター
まんがアダムスおばけ一家に登場する家族たち、「Wednesday Is Missing」に登場。

スクービー&スクラッピー ドゥー

スクラッピー・ドゥー(Scrappy-Doo
声優:ドン・メシック → スコット・イネス
スクービーの甥。スクービーとは対照的に、怪物などに勇敢に立ち向かう性格。アニメ版ではまれに事件の解決や悪者を倒すのに役立つことがあるが、ほとんどの場合は彼の直接攻撃ではなく、転んでドラム缶にぶつかって転がったものが悪者に命中したり、足を滑らせて落下したスクラッピーが悪者に直撃するなどの偶然発生するものによる場合が多い。『スクービー&スクラッピー ドゥー』から登場。叔父であるスクービーを誰よりも勇敢な犬だと思い込んでいる。実写版では、アニメとは別の意味でトラブルメーカーでそれが災いし、置いてけぼりにされ、復讐するため、騒動を起こすなどアニメ版とは正反対な性格になっている。

OVA

スクービー・ドゥーのゾンビ島

シモンヌ
声優:?
ギャングに幽霊の出る島を探検させる裕福な女性。実は200年以上前の人間で今作の事件の黒幕の一人。かつて海賊に仲間を殺され、その復讐のために猫人間になるもその後、永遠に生き続けるために今度は自ら罪のない人々から生気を奪う。
リナ
声優:?
フレッドが落ちるほどかわいい少女で凄腕の料理人。今作の事件の黒幕のもう一人で実は200年以上前の人間で永遠に生きるために若い人間を狙って誘い込んでいた。
ジャック
声優:?
本土から島へのフェリーの船長。実は永遠の命が欲しいため、シモンヌたちの悪事に加担していた。
スネークバイト・スクラッグズ
声優:?
過労で気難しいナマズハンター。
ポウ
声優:?
庭師をしている青年。生真面目で、騒動を起こすスクービーたちに厳しく当たるが、実はシモンヌたちが起こしていた失踪事件の潜入捜査をしていた刑事。
ピエール
声優:?
クリス
声優:?
ボス
声優:?

スクービー・ドゥーの魔女の幽霊

ベン・レイヴェンクロフト
声優:?
市長
声優:?
サラ
声優:?
マックナイト
声優:?
ディーン博士
声優:?
ジャック
声優:?
ザ・ヘックス・ガールズ
ソーン
声優:?
ルナ
声優:?
ダスク
声優:?

スクービー・ドゥー 宇宙からの侵略者?!

クリスタル / アンバー
声優:?
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アニメ版

要約
視点

ハンナ・バーベラ・プロダクション制作。アメリカでは現在もCartoon Networkにて放送中。現在、第11シリーズが放送中(2010年10月現在)。原題の「スクービードゥー」の名前は、フランク・シナトラの『夜のストレンジャー』の歌詞に由来し、日本では、『弱虫クルッパー』の名前で放送された。スクービードゥーのデザインは、他のハンナ・バーベラ作品も担当した日系二世のアメリカ人アニメーターイワオ・タカモト

日本では1970年2月から1970年5月までNHK総合の『少年映画劇場』第2部(第1部は『動物王国』)で放映されていた。シリーズのうち、日本の地上波で公開されたのは2本。日本での放送にあたっては、多くのハンナ・バーベラ作品同様、キャラクター名などに大幅なアレンジが加えられ、タイトルも変えられている。

カートゥーン ネットワークの再放送にあたっては、日本版『弱虫クルッパー』と『新弱虫クルッパー(The New Scooby-Doo Movies)』(1997年 - 1999年)と、『スクービードゥー』としてオリジナルのキャラクター名で再吹き替えした続編作品『スクービー&スクラッピー ドゥー』(2001年 - 2002年?)が放送された。

日本でもハンナ・バーベラ作品として1970 - 1980年代に繰り返し放送された。本国では現在も国民的人気を誇るアニメ作品であるが、日本では『チキチキマシン猛レース』や『ヨギ・ベア(クマゴロー)』、『原始家族フリントストーン』などに比べてあまり知名度は高くない。

2016年10月9日からカートゥーン ネットワークで新作となる『ビー・クール スクービー・ドゥー!』の放送が開始された。また『弱虫クルッパー』と『スクービー&スクラッピー ドゥー』でハンナ・バーベラとして携わっていた演出・脚本の高桑慎一郎は、2011年4月6日に死去したため、この『ビー・クール スクービー・ドゥー!』には関わっていない。

TVシリーズ版

アメリカ版(サブタイトル)

さらに見る シリーズNo., タイトル ...

日本語版スタッフ・キャスト

以下、日本語吹き替え版の歴代声優。このうち、東京12チャンネル版のジェニー(ダフネ)、ビデオ版のフレッド、ヴェルマ、ダフネは不明。「新弱虫クルッパー」については放送当時の詳細が分かっておらず、新聞のラテ欄では30分形態となっていることから「The New Scooby-Doo Movies[4](特番で放送)」の他に「The Scooby-Doo Show」もある可能性がある。

さらに見る キャラクター, 担当声優 ...

放映リスト

弱虫クルッパー(スクービードゥー)
さらに見る 話数, 邦題 ...
新弱虫クルッパー

1977年12月6日から1977年12月31日まで東京12チャンネルの「マンガのくに」で放送され[11]、1979年7月から8月14日までは独立して月曜 - 金曜 8時30分 - 9時00分に再放送された[12]。1979年10月1日には「暗闇でドッキリ! 幽霊やしき」という特番が同局のマンガのくにで放送された。1980年3月31日 18時35分 - 19時30分には「春休みプレゼント」の中でも放送され[13]、同年8月2日にも放送された。

さらに見る #, サブタイトル ...
スクービー&スクラッピードゥー

原題がいくつかあり、邦題は同じ。日本での話数は30本以上。

さらに見る 話数, 邦題 ...
Cパートの中でどの話数で放送されたかは不明なエピソード
  • Movie Monster Menace
  • Basketball Bumblers

ビー・クール スクービー・ドゥー!

さらに見る 話数, 邦題 ...

備考

『スクービー&スクラッピー ドゥー』の初期は、前作のように4人が事件を解決していたが、中期は短編エピソードが多く取り込まれ、ダフネ、フレッド、ヴェルマは登場しなくなり、シャギー、スクービー、スクラッピーが旅をしながら事件に巻き込まれる。末期(『The New Scooby and Scrappy-Doo Show』に改名〈日本では『スクービー&スクラッピー ドゥー』のまま〉)ではダフネも登場する。

ジョニー・ブラボー』第1期第2話Bパート「お化け屋敷でハプニング」にゲスト出演している。

バットマン:ブレイブ&ボールド』51話にて、バットマイトの紹介するバットマン登場作品の一部として『The New Scooby-Doo Movies』にバットマンロビンジョーカーペンギンが共演する話が登場する。

この話の中では『スクービー・ドゥー』内の倫理規定によりバットマンとジョーカーらが殴りあわないことになっているが、劇中バットマイトの魔力で倫理規定そのものをないことにして、非常に珍しいシャギーとスクービーの格闘シーンが画かれた。

1977年製作のハンナ・バーベラ・プロ作品キャラクター集合作品『まんがオールスター おもしろオリンピック』では、スクーピーが「ストロングチーム」のキャプテンとして登場。シャギー・スクラッピーや、同じ犬が主人公の同プロ作品『珍犬探偵ダイナマット(原題:Dynomutt, Dog Wonder)』のダイナマットとブルーファルコンなどが同チームのメンバーとして登場している。

さらに見る NHK総合 少年映画劇場, 前番組 ...

OVA版

下記作品の内、「ゾンビ島」「魔女の幽霊」「宇宙からの侵略者?!」「サイバー・チェイス」「ロックンロール・ミステリー」のみ日本で放送(それ以外は未放映)。他、「ゾンビ島」「宇宙からの侵略者?!」「モンスターズ・ハリウッド」のみ日本でDVDがワーナー・ホーム・ビデオ(現・ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント)から販売された。また『トムとジェリー スパイ・クエスト』とは異なり、「ゾンビ島」「魔女の幽霊」「宇宙からの侵略者?!」「サイバー・チェイス」で製作を担当していたハンナ・バーベラは、この「ロックンロール・ミステリー」と「モンスターズ・ハリウッド」には関わっていない。

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テレビスペシャル

下記作品の内、「スクービーの霊界花嫁学校」のみ日本でビデオ販売されている(それ以外の作品は未上陸)。

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実写映画版

要約
視点

『スクービー・ドゥー』と『スクービー・ドゥー2 モンスター・パニック』が製作された。アニメ版の数年後の設定となっており、一度解散したミステリー社のメンバーが再集結するところから話が始まる。映画版は、2作ともゴールデンラズベリー賞にノミネートされている。

『スクービー・ドゥー』

2002年。映画第1作。冒頭のシーンに、アニメ版の説明として、ハンナ・バーベラ・プロダクション制作のアニメを作っているが、カットされている(DVDの特典映像に付属されている)。第23回ゴールデンラズベリー賞の最低助演男優賞とこの回のみの特別賞として設置された最優秀頭空っぽティーン向け作品賞にノミネートされた。

あらすじ

ミステリー社は、グダグダになることが多いながらも何とか事件を解決し続けていたが、その頃メンバーが互いに対して溜まっていた不満が大爆発し、スクービー・ドゥーとシャギー以外のメンバーが辞めてしまうという事態に陥ってしまう。それから2年が経過し、相変わらず2人のままのミステリー社に、ある一件の依頼が舞い込む。全く事件には興味のない2人だったが、大好きな食べ物につられてその依頼を受けることにした。その依頼はスプーキー島という場所からで、その島にある遊園地で楽しく遊んでいたはずの若者が漏れなく帰る時の態度がおかしいというものだった。シャギーとスクービーは、空港でかつてのミステリー社のメンバーと鉢合わせ、共に島へと向かうのだった。

キャスト

スタッフ

『スクービー・ドゥー2 モンスターパニック』

2004年。映画第2作。あるキャラクターの策略で、昔倒したモンスターたち(アニメ版の敵)が製造される。第25回ゴールデンラズベリー賞最低続編賞受賞作品。

キャスト

スタッフ

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アニメーション映画

スクービー・ドゥーの新作のアニメーション映画が全米で2018年9月21日に公開することが決定した[17]

脚注

外部リンク

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