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ヤマニングローバル
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ヤマニングローバル[1]は日本の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に1989年のデイリー杯3歳ステークス、1991年のアルゼンチン共和国杯、1992年の目黒記念。幻の三冠馬と呼ばれた[3]。
![]() | この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
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経歴
1989年9月、阪神競馬場での新馬戦で武豊を鞍上にデビュー[4]。デビュー前から評判[5]となっており、1番人気に支持され2着に3馬身差を付けて勝ち上がり、2戦目の黄菊賞も勝ってデイリー杯3歳ステークスに駒を進める[4]。単枠指定されたレースではも好位抜け出しから、最後は武が手綱を抑えるほどの余裕をもって3連勝とし、3戦連続の1番人気に応える[4][6][7]。しかし入線後に右前第一種子骨を複雑骨折[8]。管理した浅見国一が「うちでなければ殺処分だった」と回想するほどの重傷であり[9]、割れた骨を2本のボルトで繋ぐ手術が行われ、1年余の休養を余儀なくされる[4]。武も「来年のGIを4つ(クラシック三冠、有馬記念)損した」と発言した[10]。
5歳を迎えた1991年1月の洛陽ステークスで復帰し、勝ちきれないレースが続くも重賞で阪急杯2着、高松宮杯でも3着と入着し、秋競馬を迎えて3走目のアルゼンチン共和国杯で、デイリー杯以来およそ2年振りの勝利を挙げた[4]。1992年の初戦となった目黒記念で重賞3勝目を挙げるも以降3戦は精彩を欠き、宝塚記念後に再び骨折[4]。休み明けの天皇賞(秋)では15番人気ながらレッツゴーターキンの3着に差し込むが、続く4戦は再び低迷し1993年の目黒記念後に放牧に出され、秋のカシオペアステークスで休み明けの3着としたものの[4]、その後は大敗が続き、1994年の阪神大賞典10着を最後に引退。
引退後は故郷のヤマニンベン牧場で種牡馬となったが、GIでの勝ち星がなかった上に引退後の種牡馬入りまでタイムラグがあった事[11]、サンデーサイレンスをはじめとする外国産種牡馬が猛威を振るいだしたことなどの要因が重なって外部からの種付け依頼はほとんどなかった。12頭の産駒の中でヤマニンデュエルが3勝を挙げた程度[12]で目立った成績は残せず、2002年度の種付けを最後に種牡馬も引退[13][14]。2002年から繋養されている錦岡牧場・泊津繁殖牧場で当て馬をしながら余生を送っていたが、2016年9月6日に死亡した[2]。
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競走成績
要約
視点
以下の内容は、netkeiba.com[15]およびJBISサーチ[16]に基づく。
- 枠番・馬番の太字は単枠指定を示す[6]。
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血統表
ヤマニングローバルの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | テスコボーイ系 |
[§ 2] | ||
父 ミスターシービー 1980 黒鹿毛 |
父の父 トウショウボーイ1973 鹿毛 |
*テスコボーイ Tesco Boy |
Princely Gift | |
Suncourt | ||||
*ソシアルバターフライ Social Butterfly |
Your Host | |||
Wisteria | ||||
父の母 シービークイン1973 鹿毛 |
*トピオ Topyo |
Fine Top | ||
Deleriosa | ||||
メイドウ | *アドミラルバード | |||
メイワ | ||||
母 * ヤマニンペニー 1979 鹿毛 |
Nijinsky II 1967 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Flaming Page | Bull Page | |||
Flaring Top | ||||
母の母 Lower Lights1970 鹿毛 |
Sir Gaylord | Turn-to | ||
Somethingroyal | ||||
Luffing | Tom Fool | |||
Sail Cloth F-No.16-c | ||||
母系(F-No.) | ヤマニンペニー(USA)系(FN:16-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Nearco 5×5=6.25%、Menow 5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
- 母は外国産馬として日本で走り、中央競馬で3勝[2]。その姉ヤマニンサムシングの系統からの産駒に1988年中山大障害(秋)、京都大障害春秋連覇のヤマニンアピール、1991年サンスポ賞4歳牝馬特別の勝ち馬ヤマニンマリーン、共同通信杯4歳ステークスの勝ち馬ヤマニンアクロ[18]。
- 半妹ヤマニンエリプスの仔に2019年JBCレディスクラシックなどダートグレード競走3勝のヤマニンアンプリメ[18]。
脚注
参考文献
外部リンク
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