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レベルファイブ

日本のゲーム会社 ウィキペディアから

レベルファイブ
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株式会社レベルファイブ: LEVEL-5 Inc.)は、ゲームソフトの企画・開発・制作・販売を主な事業とする日本の企業。コンピュータエンターテインメント協会GFF正会員。社名は「五つ星=最上級のクオリティ」が由来。

概要 種類, 本社所在地 ...
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歴史

要約
視点

デベロッパーとして創業

1998年10月、元リバーヒルソフト社員の日野晃博を中心に有限会社として設立。当初はソニー・コンピュータエンタテインメント(以下「SCE」)の子会社としての起業を視野に入れていたが、当時SCE副社長だった佐藤明の助言により独立起業の道を選んだ[2]。その後、2001年10月に株式会社へ組織変更。

SCEの支援を受け、デビュー作となるロールプレイングゲーム(RPG)『ダーククラウド』(2000年)をPlayStation 2(PS2)向けに開発した。同作はアメリカミリオンセラーを達成し高い評価を受けた。

これ以降RPG作品を制作するデベロッパーとして、『ダーククロニクル』(2002年、SCE)、『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』(2004年スクウェア・エニックス)、『ローグギャラクシー』(2005年、SCE)、『JEANNE D'ARC』(2006年、SCE)などのRPG作品をPS2やPlayStation Portable(PSP)向けに開発した。『ドラクエVIII』は同シリーズの作者堀井雄二から、シリーズにおいて「初めて延期なしで発売できた快挙」と称賛された。

2002年にはマイクロソフトのパブリッシングによるXboxMMORPGトゥルーファンタジー ライブオンライン』が発表されたが、2004年6月3日に開発中止が発表されている。2004年4月、GFF九州地方のゲームソフトウェア制作会社8社にて設立。

パブリッシャー参入とメディア展開

2006年10月11日にパブリッシング事業の開始と企業ロゴマークの変更が発表された[3]2007年に発売されたパブリッシング第1弾の『レイトン教授と不思議な町』(ニンテンドーDS)は国内外でヒットしシリーズ化され、同社の成長と知名度向上の原動力となった。『レイトン教授』は有名俳優の声優起用やアニメ映画の公開などメディアを広く活用した展開が行われ、続く『イナズマイレブン』(2008年、ニンテンドーDS)からは、ゲームの発売前からテレビアニメの放送を前提に時期を連動させるなどのメディアミックス展開が積極的に活用されている。

加えて『ダンボール戦機』(2011年、PSP)や『妖怪ウォッチ』(2013年ニンテンドー3DS)では玩具メーカーとの提携を深めており、ゲームソフトにプラモデルやメダルといった玩具を同梱した上で、これらの別バージョンを玩具メーカー自身も販売し、また他の各社が販売する関連商品にも同梱させている。これによりゲームの販促活動としてのメディアミックスに留まらず、提携各社の商品の売り上げを最大化することで、他社を巻きこんだIP全体としての経済規模を拡大させる施策を成功させている。

2008年に福岡市の東平尾公園博多の森球技場命名権を取得し、3月1日から2020年2月29日まで「レベルファイブスタジアム」と呼称されていた[4]

2011年6月13日、10月より放送開始のテレビアニメ機動戦士ガンダムAGE』を製作発表し[5]、レベルファイブが企画協力し、日野がストーリーとシリーズ構成、長野拓造がキャラクター原案を担当する。

事業の拡大

2011年6月21日、モバイルコンテンツ大手のDeNAと業務提携を行いソーシャルゲーム事業において、ゲームの共同企画・開発を進め、両社共同で海外のソーシャルゲーム市場の創出・開拓を目指すと発表した。10月15日、初の単独ゲームショー「レベルファイブワールド2011」を東京ビッグサイトで開催し、出版ブランド「LEVEL5 BOOKS」の立ち上げおよび店舗用ゲーム機分野への参入も発表された。

2013年5月30日、ハードの垣根を越えた(サーバーを介してハード間でデータを共有する)スマートフォン向けの新ゲームブランド「UNIPLAY」を発表[6]ワンダーフリックなど2タイトルが配信されたが、現在はサービスが終了している。

2015年7月23日、UNIPLAYに代わる新たなサービス「LEVEL5 ID」の提供が開始された。

2015年8月31日電通との共同出資により海外クロスメディア展開を行う会社「LEVEL-5 abby Inc.」を米国のサンタモニカに設立[7]

2016年12月26日、2D・3Dグラフィックワーク製作を専門とした完全子会社「フリースタイルワーク」を設立[8]

2017年6月15日、ゲーム開発会社comceptとの合弁によりゲームアプリ企画開発を行う完全子会社「LEVEL5 comcept」を設立[9]、2019年6月18日に初のタイトル「ドラゴン&コロニーズ」を配信(2020年2月17日サービス終了[10])。

2020年10月15日、クリエイティブコミュニケーションサイト「マンガ5」のサービスを開始[11]。サービス開始時点では完全オリジナルの9作品が掲載されている。

2025年3月3日、LEVEL5 comceptからの事業譲渡により同社全事業を承継し大阪オフィスを新設[12][13]。LEVEL5 comceptは同年4月30日をもって解散となった[14]

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ROID

2009年6月1日iモード向けにサービス開始されたゲームポータルサイト。2008年9月26日の「LEVEL5 VISION 2008」で発表、プレゼンではロボットに変形する仮想のゲーム機が登場した[15]。PC版のリリースも発表されたが、最後まで実施されることはなかった。

2012年11月1日、同じくゲームポータルサイト『レイトン教授モバイル』とサービスを統合し、新たに『レイトン教授モバイルR』としてリニューアル[16]。ROID時代のゲームは一部を残してサービスを終了。その後、『レイトン教授モバイルR』も2014年8月31日にサービス提供を終了した。

特許権をめぐる訴訟

セガホールディングスは、ペンなどによって画面にタッチしキャラクターを操作するシステムについて特許を取得していたが、この特許についてレベルファイブが開発したイナズマイレブンのニンテンドーDS向けソフトが、セガの特許を侵害しているとして、セガは東京地方裁判所に対し、2012年10月22日、イナズマイレブンの8作品の販売差し止め・廃棄並びに約9億円の損害賠償(特許使用料として入る見込みだった金額)の支払いを求めて提訴した[17]。このシステムはダンボール戦機WARSにおいても採用されているが、提訴後に発売されたもののため、対象からは外れている。その後、両社による公式な発表や報道などはなされていないが、2022年の時点でイナズマイレブンシリーズの販売は継続している[18]

作品

要約
視点

備考に記述がない作品はレベルファイブから発売している。

家庭用ゲーム

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PCゲーム

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モバイルゲーム

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開発中止

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アニメ製作参加作品

テレビ

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映画

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OVA

さらに見る タイトル, 発売 ...

Web

その他

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YouTuber

概要 電脳寺レト, 人物 ...

電脳寺レトは、2019年4月25日にデビューしたレベルファイブ公式バーチャルYouTubereスポーツ支援YouTuberとして活躍する予定だが自社のeスポーツゲームはまだ一つもない。

概要 ホシコ, 人物 ...

ホシコは、2019年9月25日にデビューしたレベルファイブ公式YouTuber。ゲーム特化型のチャンネル[26]で、レベルファイブ作品を中心とした実況プレイ動画を投稿している。

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関連項目

脚注

外部リンク

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