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ヴェロックス

日本の競走馬 ウィキペディアから

ヴェロックス
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ヴェロックス(欧字名:Velox2016年3月4日 - )は、日本競走馬[1]2019年皐月賞2着、東京優駿3着、菊花賞3着などの実績がある。

概要 ヴェロックス, 欧字表記 ...

馬名の意味は、ラテン語で「素早い」。

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経歴

要約
視点

デビュー前

2016年3月4日、北海道安平町ノーザンファームジャスタウェイの初年度産駒の一頭として誕生。2017年セレクトセール1歳馬市場に上場され、金子真人によって4800万円(税別)で落札された[4]

2歳(2018年)

8月5日小倉競馬場の新馬戦に鞍上浜中俊で出走。1.9倍の1番人気に推されたレースでは好位を追走し、直線で先頭に立つと後続に8馬身差を付ける圧勝でデビュー勝ちを飾った[5]

新馬戦での圧勝もあって9月15日の野路菊ステークスでは1.4倍の支持を受けたが、先に抜け出したカテドラルとの差を詰め切れずに2着に敗れた[6]

C.ルメールに乗り替わって出走した11月17日の東京スポーツ杯2歳ステークスでは最後の直線で外から脚を伸ばしたものの、内の3頭に僅かに及ばず4着となった[7]

3歳(2019年)

この年の始動戦として1月19日の若駒ステークスに鞍上川田将雅で出走。1番人気はルメール鞍上のサトノウィザードに譲ったが、レースでは好位から直線半ばで先頭に立ち、追い込んできたサトノウィザードを振り切って優勝した[8]

続いて3月16日の若葉ステークスに出走。1.5倍の断然人気に推されると、3番手追走からゴール150m手前で先頭に抜け出し、2着ワールドプレミアに3馬身差を付けて快勝、皐月賞の優先出走権を得た[9]

迎えた4月14日の皐月賞では、ホープフルステークス優勝馬でここでも1.7倍の圧倒的支持を集めたサートゥルナーリア朝日杯フューチュリティステークス優勝馬アドマイヤマーズ、そのアドマイヤマーズを共同通信杯で2着に破ったダノンキングリーに次ぐ4番人気に推された。レースではサートゥルナーリアを後ろに見る形で先行集団に位置を取り、4コーナーで外を周って一気に先頭に立ったが、直線では外から追い込んできたサートゥルナーリアに馬体をぶつけられる不利を受け、最後は差し返す気配を見せたもののアタマ差の2着に惜敗した[10][11]

5月26日の第86回東京優駿は無敗の二冠を目指すサートゥルナーリアが単勝オッズ1.6倍、本馬が4.3倍、皐月賞で本馬とハナ差の3着だったダノンキングリーが4.7倍となり、4番人気のアドマイヤジャスタは25.9倍と「3強」の構図となった。サートゥルナーリアが出遅れて後方からの競馬となった展開の中で中団に位置を取り、直線で外から追い込んできたサートゥルナーリアに一度は交わされながらも差し返したが、前を行くロジャーバローズとダノンキングリーには差を開けられ、3着に敗れた[12]。優勝したロジャーバローズの勝ちタイム2分22秒6はドゥラメンテの旧レースレコードを0秒6更新するレースレコードとなり、本馬の走破時計2分23秒0も従来のレコードを0秒2上回る高速決着となった[13]

夏場は休養に充て、9月22日の神戸新聞杯で始動。同競走には皐月賞から3戦連続の対戦となるサートゥルナーリアも出走し、単勝オッズもサートゥルナーリアが1.4倍、本馬が2.6倍と2頭が抜けた人気に推された[14]。8頭立てとなったレースでは前半1000m63秒4のスローペースの中で4番手から競馬を進めたが、2番手から抜け出したサートゥルナーリアに直線で差を開けられ、3馬身差の2着で入線[15]。鞍上の川田は「前哨戦としてはいい内容で走れました」としつつも、「サートゥルナーリアは相当強いと、改めて感じました」とコメントした[16]。なお3着には3番人気のワールドプレミアが入る堅い決着となり、3連単の配当700円[17]平地重賞史上最低配当となった[18]

10月22日の菊花賞にはサートゥルナーリア(天皇賞(秋)へ出走)・ロジャーバローズ(屈腱炎で引退)・ダノンキングリー(毎日王冠からマイルチャンピオンシップへ)ら有力馬が出走しなかったため、前々日オッズが1.5倍になる[19]など本命視されることとなり、最終的に2.2倍の1番人気で出走。レースでは終始4番手の好位に位置を取り、最後の直線で抜け出しを図ったが内から伸びるワールドプレミアとの差を詰められず、さらにゴール前で外からサトノルークスに差し切られて3着に敗退した[20][21]

その後は12月22日の第64回有馬記念に出走。同レースには同世代のサートゥルナーリアとワールドプレミア、4歳世代からは三冠牝馬アーモンドアイ、5歳世代からも国内外のGI2連勝中のリスグラシューなどが出走し、出走馬16頭中11頭がGIウィナーという豪華な顔ぶれ[22]の中で8番人気となった。14番枠からの発走となった[23]レースでは中団に位置を取ったが、直線では伸びを欠いて8着に敗退。鞍上の川田は「この馬としてはいい形で競馬を組み立てることが出来ました。この経験が今後に生きればと思います」とコメントした[24]

4歳(2020年)

古馬初戦は2月23日の小倉大賞典へ出走。単勝1.4倍の断然1番人気に推され、道中5番手を追走するも、直線で伸びず9着に終わる。鞍上川田は「返し馬から雰囲気が良く、具合も良さそうでしたが、あまりにも結果が出ませんでした。何事もなく次走を迎えられたらいいと思います」とコメントした[25]

その後は長期休養に入り、12月12日の中日新聞杯で復帰。ここでも1番人気となるが、直線差しきれず3着に破れた。鞍上川田は「4コーナーの手応えは抜群に良かったです。伸び切ることができなかったので、これで変わってきてくれれば」とコメントした[26]

5歳(2021年)

5歳初戦、復帰2戦目となった日経新春杯は好位から伸びず9着に終わる。5か月の休み明けとなったエプソムカップはデビュー2戦目以来の浜中俊とのコンビで出走し4着に入る。しかし、続く小倉記念は9頭立て7着と惨敗。秋に入り毎日王冠は7着、キャピタルステークスは6着に敗れた。

6歳(2022年)

1月5日、6歳初戦としてGIII京都金杯に出走。10番人気に推され、7着であった。その後、この年は2戦していずれも二桁着順であった。

6月29日、競走馬登録を抹消された[2]京都府のカシオペアライディングパークで乗馬となる予定である[27]

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競走成績

要約
視点

以下の内容はnetkeiba.comの情報[28]に基づく。

さらに見る 競走日, 競馬場 ...
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血統表

ヴェロックス血統(血統表の出典)[§ 1]
父系サンデーサイレンス系
[§ 2]

ジャスタウェイ
2009 鹿毛
父の父
ハーツクライ
2001 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アイリッシュダンス *トニービン
*ビューパーダンス
父の母
シビル
1999 鹿毛
Wild Again Icecapade
Bushel-n-Peck
*シャロン Mo Exception
Double Wiggle

*セルキス
Selkis
2008 栗毛
Monsun
1990 黒鹿毛
Konigsstuhl Dschingis Khan
Konigskronung
Mosella Surumu
Monasia
母の母
Schwarzach
2000 栗毛
Grand Lodge Chief's Crown
La Papagena
Schwarzmeer Kings Lake
Sankt Johanna
母系(F-No.) (FN:16-c) [§ 3]
5代内の近親交配 5代内アウトブリード [§ 4]
出典

脚注

外部リンク

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