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大山名人杯倉敷藤花戦
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大山名人杯倉敷藤花戦(おおやまめいじんはい くらしきとうかせん)は、倉敷市・倉敷市文化振興財団(アルスくらしき)・山陽新聞社が主催する[1]将棋の女流タイトル戦。毎年11月前後にかけて挑戦手合制の三番勝負が行われ、その勝者は倉敷藤花のタイトル保持者となる。
概要
倉敷市出身の大山康晴十五世名人の功績をたたえ[2]、倉敷市芸文館(大山名人記念館が併設)の開館に合わせて本棋戦をメイン事業の位置付けで1993年に創設された[3]。
棋戦名の候補には当初『女流王座戦』などが挙がったが、女流棋士会から「既存の(男性)棋戦の名称を避けてほしい」「『女流~戦』といった名称より女性らしい名前を」という要望や、「主催の『倉敷』を名称に入れたらどうか」との大内延介(常務理事・当時)からのアドバイスもあり、また「大山名人杯」と冠を付けることが棋戦名の条件でもあったことから、最終的に「大山名人杯倉敷藤花戦」に決定した[4]。「藤花」の名は、倉敷市の花が藤の花であることにちなむ。
倉敷藤花戦三番勝負の第2局・第3局は「倉敷市芸文館」を対局場として行われ、このうち第2局は午後から公開対局で行われる。
倉敷市以外でも、大山との関係が深く「大山将棋記念館」が町内にある青森県おいらせ町(旧・百石町)で、毎年8月に開催される「おいらせ全国将棋祭り」 のイベントとして、例年トーナメントのうちの1対局(公式戦)が現地で実施される。
地方自治体が主催になっている唯一のタイトル戦であり、その一方で新聞棋戦の位置づけで、女流棋戦では珍しく全ての対局が山陽新聞に一年を通して掲載されている[3]。
第30期までは「期数・冠名・棋戦名」の順の棋戦名(第30期 大山名人杯 倉敷藤花戦)で行われたが、第31期(2023年度)より冠名の表記順に変更があり、以降は「冠名・期数・棋戦名」の順(大山名人杯 第31期 倉敷藤花戦)の棋戦名で行われている。
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方式
挑戦者決定方法
倉敷藤花を除く現役の全女流棋士および主催者推薦の研修会に所属していない[要出典]アマチュア選手2名[注 2]が参加するトーナメントを行い、倉敷藤花への挑戦者を決定する。前期のベスト4以上は準決勝まで対局しないようにシードされ、2回戦からの出場となる。予選がなく、全ての参加者が1回戦か2回戦から登場するフラットな方式のトーナメントである。
倉敷藤花戦三番勝負
倉敷藤花と挑戦者決定トーナメント勝者が三番勝負を戦い、その勝者が新たな倉敷藤花となる。
持ち時間は各2時間(チェスクロック使用)。例年、三番勝負の第2局と第3局は11月下旬に倉敷市の倉敷市芸文館で行われる(第2局の午後はホールでの公開対局)。
クイーン倉敷藤花
倉敷藤花を通算5期獲得した女流棋士には「クイーン倉敷藤花」の称号が与えられる。
歴代三番勝負
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脚注
外部リンク
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