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2023年度の将棋界

将棋界に関する出来事 ウィキペディアから

2023年度の将棋界
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2023年度の将棋界(2023ねんどのしょうぎかい)では、2023年(令和5年)4月から2024年(令和6年)3月までの将棋界に関する出来事について記述する。

できごと・予定

要約
視点
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タイトル戦の結果ならびに新記録などの初めておきた出来事に関しては太字で表示する。※は実施されない場合あり。

2023年4月

4月03日- 「第50回将棋大賞」発表。詳細は2022年度の将棋界#将棋大賞を参照[1]
4月04日- 第16期マイナビ女子オープン五番勝負第1局が行なわれ、西山朋佳女王が甲斐智美女流五段に勝利し1勝目(西山 1-0 甲斐)[2]
4月05日・06日- 第81期名人戦七番勝負第1局が行われ、藤井聡太竜王が渡辺明名人に勝利し1勝目(渡辺 0-1 藤井)[3]
4月11日- 第8期叡王戦五番勝負第1局が行われ、藤井聡太叡王が菅井竜也八段に勝利し1勝目(藤井 1-0 菅井)[4]
4月17日- 第50回将棋大賞表彰式・昇段者免状授与式(東京・将棋会館)[5]
4月19日- 第16期マイナビ女子オープン五番勝負第2局が行われ、西山朋佳女王が甲斐智美女流五段に勝利し2勝目(西山 2-0 甲斐)[6]
4月23日- 第8期叡王戦五番勝負第2局が行われ、菅井竜也八段が藤井聡太叡王に勝利し1勝目(藤井 1-1 菅井)[7]
4月24日- 第94期棋聖戦挑戦者決定戦が行われ、永瀬拓矢王座に勝利した佐々木大地七段が藤井聡太棋聖への挑戦権獲得[8]
4月26日- 第34期女流王位戦五番勝負第1局が行われ、伊藤沙恵女流四段が里見香奈女流王位に勝利し1勝目(里見 0-1 伊藤)[9]
0同26日- 日本将棋連盟 次期役員予定者予備選挙(定数:東京5名/大阪2名)[10]
4月27日・28日- 第81期名人戦七番勝負第2局が行われ、藤井聡太竜王が渡辺明名人に勝利し2勝目(渡辺 0-2 藤井)[11]

2023年5月

5月06日- 第8期叡王戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太叡王が菅井竜也八段に勝利し2勝目(藤井 2-1 菅井)[12]
  • 藤井聡太叡王のタイトル戦通算50勝(通算62局目)到達は史上最速記録(これまでの記録は羽生善治九段の通算78局目)[13]
5月08日- 藤井聡太第72期王将 就位式(東京ドームホテル[14]
5月13日・14日- 第81期名人戦七番勝負第3局が行われ、渡辺明名人が藤井聡太竜王に勝利し1勝目(渡辺 1-2 藤井)[15]
5月16日- 第34期女流王位戦五番勝負第2局が行われ、里見香奈女流王位が伊藤沙恵女流四段に勝利し1勝目(里見 1-1 伊藤)[16]
5月18日- 第64期王位戦挑戦者決定戦が行われ、羽生善治九段に勝利した佐々木大地七段が藤井聡太王位への挑戦権獲得[17]
5月19日- 日本将棋連盟が、50歳以上の棋士を対象とした一般公式戦「達人戦立川立飛杯」の創設を発表[18]
  • 出場条件に下限年齢を設けた将棋の公式棋戦は史上初第1回は6月から予選を開始、本戦は公開対局で11月実施。
5月21日・22日- 第81期名人戦七番勝負第4局が行われ、藤井聡太竜王が渡辺明名人に勝利し3勝目(渡辺 1-3 藤井)[19]
5月22日- 第5期清麗戦挑戦者決定戦が行われ、加藤桃子女流三段に勝利した西山朋佳女流三冠が里見香奈清麗への挑戦権獲得[20]
5月24日- 藤井聡太第48期棋王 就位式(ホテルオークラ東京[21]
5月25日- 第34期女流王位戦五番勝負第3局が行われ、里見香奈女流王位が伊藤沙恵女流四段に勝利し2勝目(里見 2-1 伊藤)[22]
5月28日- 第8期叡王戦五番勝負第4局において二度の千日手が成立。いずれも同日に指し直し局が行なわれ、第4局再指し直し局で菅井竜也八段から3勝目を挙げた藤井聡太叡王が叡王防衛(藤井 3-1 菅井)[23]
  • タイトル戦番勝負において、二度の千日手成立後の再指し直し局が決着局となったのは史上初[注 1][注 2]
  • 藤井叡王は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続14期)タイトル14期獲得時の最年少記録(20歳10か月)および初タイトル獲得から14期獲得までの最速記録(期間=2年10か月)の記録をそれぞれ更新。
0同28日- 第16期マイナビ女子オープン五番勝負第3局が行われ、甲斐智美女流五段から3勝目を挙げた西山朋佳女王がタイトル防衛(西山 3-0 甲斐)[24]

2023年6月

5月31日
・6月01日
- 第81期名人戦七番勝負第5局が行われ、渡辺明名人から4勝目を挙げた藤井聡太竜王が名人位を奪取(渡辺 1-4 藤井)[25]
  • 藤井聡太竜王・名人は実力制第十六代名人となり、名人最年少記録(20歳10か月)を40年ぶりに更新[注 3]。また竜王・名人(史上5人目)の最年少記録を更新。
  • 藤井竜王・名人は、史上2人目のタイトル七冠を達成し、タイトル七冠最年少記録(20歳10か月)を27年ぶりに更新[注 4]
  • 藤井竜王・名人は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続15期)[注 5]タイトル15期獲得時の最年少記録(20歳10か月)および初タイトル獲得から15期獲得までの最速記録(期間=2年10か月)をそれぞれ更新。
6月02日- 第3期女流順位戦A級8回戦終了時点(全9回戦制)で、2位以下に2勝差をつけた西山朋佳女流三冠が里見香奈白玲への挑戦権獲得
6月04日- 第79回学生名人戦の決勝戦で勝利した愛知大学の学生が、対局規定違反(対局中の将棋アプリによるソフト指し)で失格となり、決勝戦の対局相手を優勝に、3位決定戦に進んだ2人を準優勝にそれぞれ繰り上げ。失格者は不正を否定したが後日、不正行為を認めた[注 6][26][27][28][29]
6月05日- 第94期棋聖戦五番勝負第1局が行われ、藤井聡太棋聖が佐々木大地七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 佐々木)[30]
6月07日- 第34期女流王位戦五番勝負第4局が行なわれ、伊藤沙恵女流四段から3勝目を挙げた里見香奈女流王位がタイトル防衛(里見 3-1 伊藤)[32]
6月09日- 日本将棋連盟の第74回通常総会および理事会が行なわれ、日本将棋連盟の会長に羽生善治九段が就任[33]
6月10日- 新施設「駒テラス西参道」(渋谷区代々木)オープン[34]
6月18日- 同月4日の学生名人戦での不正行為(ソフト指し)による失格事案について、全日本学生将棋連盟が当該学生に対し永久追放処分[27]
6月23日- 第94期棋聖戦五番勝負第2局が行なわれ、佐々木大地七段が藤井聡太棋聖に勝利し1勝目(藤井 1-1 佐々木)[35]

2023年7月

7月03日- 第94期棋聖戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太棋聖が佐々木大地七段に勝利し2勝目(藤井 2-1 佐々木)[36]
7月07日・08日- 第64期王位戦七番勝負第1局が行なわれ、藤井聡太王位が佐々木大地七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 佐々木)[37]
7月12日- 第5期清麗戦五番勝負第1局が行なわれ、里見香奈清麗が西山朋佳女流三冠に勝利し1勝目(里見 1-0 西山)[38]
7月13日- 西山朋佳第16期女王 就位式(明治記念館[39]
7月13日・14日- 第64期王位戦七番勝負第2局が行なわれ、藤井聡太王位が佐々木大地七段に勝利し2勝目(藤井 2-0 佐々木)[40]
7月18日- 第94期棋聖戦五番勝負第4局が行なわれ、佐々木大地七段から3勝目を挙げた藤井聡太棋聖が棋聖防衛(藤井 3-1 佐々木)[41]
  • 藤井聡太棋聖(竜王・名人、七冠)は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続16期)タイトル16期獲得時の最年少記録(20歳11か月)および初タイトル獲得から16期獲得までの最速記録(期間=3年0か月)をそれぞれ更新。
7月25日- 第5期清麗戦五番勝負第2局が行なわれ、西山朋佳女流三冠が里見香奈清麗に勝利し1勝目(里見 1-1 西山)[42]
7月25日・26日- 第64期王位戦七番勝負第3局が行なわれ、藤井聡太王位が佐々木大地七段に勝利し3勝目(藤井 3-0 佐々木)[43]

2023年8月

8月04日- 第71期王座戦挑戦者決定戦が行われ、豊島将之九段に勝利した藤井聡太竜王・名人が永瀬拓矢王座への挑戦権獲得[44]
  • 藤井聡太竜王・名人は今回の挑戦権獲得により、既にタイトル戦(防衛戦)出場を確定させている第95期棋聖戦(2024年6月)までの14期連続でのタイトル戦番勝負登場が決定したが、2017年度に棋士のタイトル戦の数が8つになって以降、同一年度の全てのタイトル戦番勝負に同じ棋士が登場するのは史上初[注 7]
8月07日- 藤井聡太第81期名人 就位式(羽田空港第1ターミナル「ギャラクシーホール」[45]
8月08日- 第5期清麗戦五番勝負第3局が行なわれ、里見香奈清麗が西山朋佳女流三冠に勝利し2勝目(里見 2-1 西山)[46]
8月14日- 第36期竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局が行なわれ、永瀬拓矢王座に2勝0敗で勝利した伊藤匠六段が藤井聡太竜王への挑戦権獲得[47]
  • 伊藤匠六段は竜王戦史上初となる5組優勝からの挑戦権獲得[注 8]で規定により七段昇段[注 9]、次期1組昇級[注 10]5組から次期1組以上への昇級は竜王戦史上初[注 11]
  • 伊藤匠七段の参加3期での竜王戦1組昇級は史上最速[注 12](第1期参加者を除く)竜王戦12連勝は最多タイ[注 13]
8月15日・16日- 第64期王位戦七番勝負第4局が行なわれ、佐々木大地七段が藤井聡太王位に勝利し1勝目(藤井 3-1 佐々木)[48]
8月22日・23日- 第64期王位戦七番勝負第5局が行なわれ、佐々木大地七段から4勝目を挙げた藤井聡太王位が王位防衛(藤井 4-1 佐々木)[49]
  • 藤井聡太王位(竜王・名人、七冠)は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続17期)タイトル17期獲得時の最年少記録(21歳1か月)および初タイトル獲得から17期獲得までの最速記録(期間=3年1か月)をそれぞれ更新。
8月23日- 第5期清麗戦五番勝負第4局が行なわれ、西山朋佳女流三冠から3勝目を挙げた里見香奈清麗がタイトル防衛(里見 3-1 西山)[50]
8月28日- 藤井聡太第8期叡王 就位式(明治記念館
8月31日- 第71期王座戦五番勝負第1局が行なわれ、永瀬拓矢王座が藤井聡太竜王・名人に勝利し1勝目(永瀬 1-0 藤井)[51]

2023年9月

9月02日- 第3期白玲戦七番勝負第1局が行なわれ、里見香奈白玲が西山朋佳女流三冠に勝利し1勝目(里見 1-0 西山)[52]
9月05日- 第13期女流王座戦挑戦者決定戦が行なわれ、西山朋佳女流三冠に勝利した加藤桃子女流四段が里見香奈女流王座への挑戦権獲得[53]
9月09日- 第3期白玲戦七番勝負第2局が行なわれ、西山朋佳女流三冠が里見香奈白玲に勝利し1勝目(里見 1-1 西山)[54]
009日- 第45期女流王将戦挑戦者決定戦が放送され、渡部愛女流三段に勝利した香川愛生女流四段が西山朋佳女流王将への挑戦権獲得[55]
009日- 奨励会第73回三段リーグ最終日(第17-18回戦)。10月1日付で昇段する新四段2名が決定(宮嶋健太新四段、上野裕寿新四段)[56]
9月12日- 第71期王座戦五番勝負第2局が行われ、藤井聡太竜王・名人が永瀬拓矢王座に勝利し1勝目(永瀬 1-1 藤井)[57]
0同12日- 里見香奈第34期女流王位 就位式(日比谷 松本楼[58]
9月16日- 第3期白玲戦七番勝負第3局が行なわれ、西山朋佳女流三冠が里見香奈白玲に勝利し2勝目(里見 1-2 西山)[59]
9月27日- 第71期王座戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太竜王・名人が永瀬拓矢王座に勝利し2勝目(永瀬 1-2 藤井)[60]
0同27日- 第31期倉敷藤花戦挑戦者決定戦が行われ、加藤結李愛女流初段に勝利した西山朋佳女流三冠が里見香奈倉敷藤花への挑戦権獲得[61]
9月30日- 第3期白玲戦七番勝負第4局が行なわれ、西山朋佳女流三冠が里見香奈白玲に勝利し3勝目(里見 1-3 西山)[62]

2023年10月

10月02日- 第54期新人王戦決勝三番勝負第1局が行なわれ、上野裕寿四段が藤本渚四段に勝利し1勝目(藤本 0-1 上野)[63]
10月03日- 藤井聡太第94期棋聖 就位式(帝国ホテル
10月06日・07日- 第36期竜王戦七番勝負第1局が行なわれ、藤井聡太竜王が伊藤匠七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 伊藤)[64]
  • 将棋のタイトル戦番勝負において、両対局者の合計年齢が41歳[注 14](第1局1日目時点)は史上最少記録[注 15]。また、21世紀生まれの棋士同士によるタイトル戦番勝負実施は史上初[注 16]
10月07日- 第45期女流王将戦三番勝負第1局が行なわれ、西山朋佳女流王将が香川愛生女流四段に勝利し1勝目(西山 1-0 香川)[65]
10月11日- 第71期王座戦五番勝負第4局が行なわれ、永瀬拓矢王座から3勝目を挙げた藤井聡太竜王・名人が王座のタイトル奪取(永瀬 1-3 藤井)[66]
  • 藤井聡太王座(竜王・名人、八冠)は、王座獲得の最年少記録(21歳2か月)を31年ぶりに更新[注 17]
  • 藤井聡太王座(竜王・名人、八冠)は、将棋界史上初のタイトル八冠独占を達成[注 18]8つの異なるタイトル獲得経験者となるのも棋士としては史上初[注 19]
  • 藤井聡太王座(竜王・名人、八冠)は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続18期)タイトル18期獲得時の最年少記録(21歳2か月)および初タイトル獲得から18期獲得までの最速記録(期間=3年2か月)をそれぞれ更新。
10月13日- 将棋界初のタイトル八冠独占を受け、藤井聡太竜王・名人の内閣総理大臣顕彰受賞決定[67](将棋界では27年ぶり2人目[注 20]、11月授与式[68]
10月14日- 第3期白玲戦七番勝負第5局が行なわれ、里見香奈白玲が西山朋佳女流三冠に勝利し2勝目(里見 2-3 西山)[69]
10月17日- 第45期女流王将戦三番勝負第2局が行なわれ、香川愛生女流四段から2勝目を挙げた西山朋佳女流王将がタイトル防衛(西山 2-0 香川)[70]
10月17日・18日- 第36期竜王戦七番勝負第2局が行われ、藤井聡太竜王が伊藤匠七段に勝利し2勝目(藤井 2-0 伊藤)[71]
10月21日- 第3期白玲戦七番勝負第6局が行なわれ、里見香奈白玲が西山朋佳女流三冠に勝利し3勝目(里見 3-3 西山)[72]
10月23日- 第54期新人王戦決勝三番勝負第2局が行なわれ、藤本渚四段が上野裕寿四段に勝利し1勝目(藤本 1-1 上野)[73]
10月25日- 第13期女流王座戦五番勝負第1局が行われ、里見香奈女流王座が加藤桃子女流四段に勝利し1勝目(里見 1-0 加藤)[74]
10月25日・26日- 第36期竜王戦七番勝負第3局が行われ、藤井聡太竜王が伊藤匠七段に勝利し3勝目(藤井 3-0 伊藤)[75]
10月28日- 第3期白玲戦七番勝負第7局が行なわれ、里見香奈白玲から4勝目を挙げた西山朋佳女流三冠が白玲のタイトル奪取(里見 3-4 西山)[76]
10月31日- 第54期新人王戦決勝三番勝負第3局が行なわれ、藤本渚四段から2勝目を挙げた上野裕寿四段が優勝[77]
  • 上野裕寿四段(2023年10月1日四段昇段)は、プロ入りした棋士としては最速(プロ入り31日後)・かつ最短=最少対局数(3局目)での棋戦優勝記録を更新[78][注 21][注 22]

2023年11月

11月04日・5日- 第13期加古川青流戦決勝三番勝負第1局-第2局が行われ、吉池隆真三段から2勝を挙げた藤本渚四段が優勝(藤本 2-0 吉池)[79]
11月07日- 第31期倉敷藤花戦三番勝負第1局が行なわれ、里見香奈倉敷藤花が西山朋佳女流四冠に勝利し1勝目(里見 1-0 西山)[80]
0007日- 藤井聡太第64期王位 就位式(イイノホール[81]
11月10日- 第13期女流王座戦五番勝負第2局が行われ、里見香奈女流王座が加藤桃子女流四段に勝利し2勝目(里見 2-0 加藤)[82]
11月10日・11日- 第36期竜王戦七番勝負第4局が行われ、伊藤匠七段から4勝目を挙げた藤井聡太竜王が竜王のタイトル防衛(藤井 4-0 伊藤)[83]
  • 藤井聡太竜王・名人(八冠)が達成したタイトル連続19期獲得[注 24]は、大山康晴の「登場タイトル戦連続獲得記録」以来57年ぶりの記録達成[注 25]。また、敗退なしでのタイトル連続獲得の最長記録(連続19期)タイトル19期獲得時における最年少記録(21歳3か月)および初タイトルから19期獲得までの最速記録(3年3か月)をそれぞれ更新。
11月13日- 藤井聡太竜王・名人(八冠) 内閣総理大臣顕彰 顕彰式(首相公邸、将棋界では羽生善治以来27年ぶり2人目)[67][84]
11月18日- 第31期倉敷藤花戦三番勝負第2局が行なわれ、西山朋佳女流四冠から2勝目を挙げた里見香奈倉敷藤花がタイトル防衛里見 2-0 西山)[85]
  • 里見倉敷藤花はこれで倉敷藤花獲得14期となり、清水市代と並ぶ女流タイトル棋戦における単一でのタイトル獲得期数最多タイ記録[86]を達成。
11月19日- 第44回将棋日本シリーズプロ公式戦決勝東京ビッグサイトで行なわれ、糸谷哲郎八段に勝利した藤井聡太JT杯覇者が2年連続の優勝[87]
11月20日- 里見香奈 第5期清麗 就位式(東京 千代田区、ホテルニューオータニ[88]
11月22日- 第73期王将戦挑戦者決定リーグ最終7回戦一斉対局が行なわれ、リーグ成績1位の菅井竜也八段が藤井聡太王将への挑戦権獲得[89]
11月24日- 第50期女流名人戦女流名人リーグ最終9回戦一斉対局が行なわれ、リーグ1位タイの里見香奈女流四冠と内山あや女流初段によるプレーオフが決定[90]
11月25日- 第1回達人戦立川立飛杯決勝立川ステージガーデンで行なわれ、丸山忠久九段に勝利した羽生善治九段が優勝[91]
  • 羽生九段は自身の持つ一般棋戦の最多優勝回数記録を46回に更新
11月29日- 第50期女流名人戦リーグ・プレーオフが行なわれ、内山あや女流初段に勝利した里見香奈女流四冠が西山朋佳女流名人への挑戦権獲得[92]
  • 「西山朋佳 対 里見香奈」の「同一カード」の対決(同じ棋士・女流棋士の2名)が8つのタイトル戦で行われるのは将棋界史上初[注 26]

2023年12月

12月01日- 西山朋佳第3期白玲 就位式(グランドニッコー東京 台場
12月05日- 第13期女流王座戦五番勝負第3局が行なわれ、加藤桃子女流四段が里見香奈女流王座に勝利し1勝目(里見 2-1 加藤桃)[93]
12月11日- 第13期女流王座戦五番勝負第4局が行なわれ、加藤桃子女流四段から3勝目を挙げた里見香奈女流王座がタイトル防衛(里見 3-1 加藤桃)[94]
12月13日- 西山朋佳第45期女流王将 就位式(明治記念館
12月21日- 第49期棋王戦挑戦者決定二番勝負第1局が行なわれ、伊藤匠七段(敗者組)広瀬章人九段(勝者組)に勝利[95]
12月22日- 藤井聡太第71期王座 就位式(パレスホテル東京[96][97]
12月23日- 第31期銀河戦決勝囲碁将棋プラスで配信され、藤井聡太銀河(八冠)に勝利した丸山忠久九段が棋戦初優勝[98][99]
12月24日- 将棋オールスター東西対抗戦2023(東京 原宿「明治神宮会館」)
12月26日- 第49期棋王戦挑戦者決定二番勝負第2局が行なわれ、広瀬章人九段(勝者組)に勝利した伊藤匠七段(敗者組)藤井聡太棋王への挑戦権獲得[100]

2024年1月

1月03日- 第8回YAMADA女流チャレンジ杯決勝高崎市Gメッセ群馬で行なわれ、野原未蘭女流初段に勝利した磯谷祐維女流初段が優勝[101]
1月07日・08日- 第73期王将戦七番勝負第1局が行なわれ、藤井聡太王将が菅井竜也八段に勝利し1勝目(藤井 1-0 菅井)[102]
1月14日- 第50期女流名人戦五番勝負第1局が行なわれ、福間香奈女流四冠が西山朋佳女流名人に勝利し1勝目(西山 0-1 福間)[103]
1月20日・21日- 第73期王将戦七番勝負第2局が行なわれ、藤井聡太王将が菅井竜也八段に勝利し2勝目(藤井 2-0 菅井)[104]
1月21日- 第50期女流名人戦五番勝負第2局が行なわれ、福間香奈女流四冠が西山朋佳女流名人に勝利し2勝目(西山 0-2 福間)[105]
1月27日・28日- 第73期王将戦七番勝負第3局が行なわれ、藤井聡太王将が菅井竜也八段に勝利し3勝目(藤井 3-0 菅井)[106]
1月30日- 藤井聡太 第36期竜王就位式(東京・渋谷「セルリアンタワー東急ホテル」)

2024年2月

2月04日- 第49期棋王戦五番勝負第1局が富山市で行なわれ、129手で持将棋が成立し無勝負[107][108](引き分け、藤井聡太棋王 0-0 伊藤匠七段)[109][110]
004日- 第50期女流名人戦五番勝負第3局が行なわれ、西山朋佳女流名人が福間香奈女流四冠に勝利し1勝目(西山 1-2 福間)[111]
2月05日- 「2023年獲得賞金・対局料ベスト10」公表[112](詳細は「将棋界#獲得賞金と対局料」参照)。
2月07日・8日- 第73期王将戦七番勝負第4局が行なわれ、菅井竜也八段から4勝目を挙げた藤井聡太王将がタイトル防衛(藤井 4-0 菅井)[113]
  • 藤井聡太王将(竜王・名人、八冠)は史上初となる登場タイトル戦連続20期獲得を達成[113][注 28](従前の「登場タイトル戦連続獲得記録」は大山康晴の連続19期)[113][注 25]。また、敗退なしでのタイトル連続獲得の最長記録(連続20期)タイトル20期獲得時における最年少記録(21歳6か月)および初タイトルから20期獲得までの最速記録(3年6か月)をそれぞれ更新。
2月10日- 第17回朝日杯将棋オープン戦準決勝・決勝有楽町朝日ホールで行なわれ、決勝で藤井聡太竜王・名人を破った永瀬拓矢九段が初優勝[114]
2月14日- 福間香奈 第13期女流王座就位式(帝国ホテル[115]
2月24日- 第49期棋王戦五番勝負第2局が金沢市で行なわれ、藤井聡太棋王が伊藤匠七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 伊藤、持将棋1)[116]
2月25日- 第50期女流名人戦五番勝負第4局が行なわれ、西山朋佳女流名人から3勝目を挙げた福間香奈女流四冠がタイトル奪取(西山 1-3 福間[117]
2月29日- 第82期順位戦A級9回戦(最終局)一斉対局が浮月楼で行なわれ、豊島将之九段が藤井聡太名人への挑戦権獲得[118]

2024年3月

3月03日- 第49期棋王戦五番勝負第3局が新潟市で行なわれ、藤井聡太棋王が伊藤匠七段に勝利し2勝目(藤井 2-0 伊藤、持将棋1)[119]
3月04日- 第17期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦が行われ、北村桂香女流二段に勝利した大島綾華女流二段が西山朋佳女王への挑戦権獲得[120]
3月09日- 奨励会第74回三段リーグ最終局。4月1日付で昇段する新四段2名が決定(山川泰熙新四段、高橋佑二郎新四段)[121]
3月15日- 第35期女流王位戦挑戦者決定戦が行われ、伊藤沙恵女流四段に勝利した加藤桃子女流四段が福間香奈女流王位への挑戦権獲得[122]
3月17日- 第49期棋王戦五番勝負第4局が日光市で行なわれ、伊藤匠七段から3勝目を挙げた藤井聡太棋王がタイトル防衛藤井 3-0 伊藤、持将棋1)[123]
  • 藤井聡太棋王(竜王・名人、八冠)は、同一年度での獲得タイトル数最多記録(8期)およびタイトル戦年間最多勝利数記録(28勝)をそれぞれ更新[注 29][注 30]
  • 藤井聡太棋王(竜王・名人、八冠)は、自身が持つ登場タイトル戦連続獲得記録を連続21期に更新[注 31]。また、敗退なしでのタイトル連続獲得の最長記録(連続21期)タイトル21期獲得時における最年少記録(21歳7か月)および初タイトルから21期獲得までの最速記録(3年8か月)をそれぞれ更新。
0同17日- 第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝(2月12日対局)が放映され、藤井聡太NHK杯に勝利した佐々木勇気八段が初優勝[124]
3月19日- 第9期叡王戦挑戦者決定戦が行われ、永瀬拓矢九段に勝利した伊藤匠七段が藤井聡太叡王への挑戦権獲得[125]
3月31日- 第21回詰将棋解答選手権チャンピオン戦が行われ、古賀悠聖六段が初優勝[126][127][128]
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記録

タイトル戦

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その他の棋戦

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女流タイトル戦

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その他の女流棋戦

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在籍クラスの昇級・降級

要約
視点

順位戦

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竜王ランキング戦

第36期竜王戦ランキング戦・昇級者決定戦

昇級・降級者は各組4名。

さらに見る 次期 クラス, 棋士 ...
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女流順位戦

第3期女流順位戦(2022年10月 - 2023年7月)

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将棋大賞

第51回将棋大賞(2024年4月1日発表、同月18日表彰)[154][155]

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表彰者

将棋栄誉賞将棋栄誉敢闘賞特別将棋栄誉賞特別将棋栄誉敢闘賞

特別将棋栄誉賞 (公式戦通算1000勝、2023年度達成者)
  • 丸山忠久 - 1000勝 600敗 (勝率0.625) / 2023年12月8日付 / 通算10人目[158]
    (達成時の年齢:53歳3か月 / 四段昇段後からの期間:33年8か月
将棋栄誉敢闘賞 (公式戦通算800勝、2023年度達成者)
  • 青野照市 - 800勝 895敗 (勝率0.472) / 2024年2月20日付 / 通算26人目[159]
    (達成時の年齢:71歳0か月 / 四段昇段後からの期間:49年10か月
    史上最年長達成者、初の70歳代での達成、初の勝率5割未満での達成[159]
将棋栄誉賞 (公式戦通算600勝、2023年度達成者)
  • 佐藤秀司 - 600勝 516敗 (勝率0.538) / 2023年8月23日付 / 通算59人目[160]
  • 畠山鎮 - 600勝 537敗 (勝率0.528) / 2023年9月11日付 / 通算60人目[161]
  • 富岡英作 - 600勝 645敗 (勝率0.482) / 2023年11月2日付 / 通算61人目[162]
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昇段・引退

要約
視点

 太字 今年度プロ入り棋士・女流棋士

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さらに見る 昇段(級) 女流棋士, 段(級)位 ...
さらに見る 引退者・引退予定者, 引退公表日 ...
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脚注

外部リンク

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