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博多バスターミナル
福岡市博多区の博多駅に隣接したバスターミナル ウィキペディアから
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博多バスターミナル(はかたバスターミナル)は、福岡県福岡市博多区博多駅中央街にあるバスターミナル[4]。西鉄天神高速バスターミナルと並ぶ福岡市を代表するバスターミナルである。
西鉄グループの博多バスターミナル株式会社により運営されており[4]、同社には西日本鉄道(西鉄)のほか、九州旅客鉄道(JR九州)などが出資している。
2010年11月1日に旧称の福岡交通センターから改称された[2]。

本記事では博多バスターミナル以外に、博多駅周辺に設けられているバス乗り場についても記述する。
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施設概要
JR博多駅博多口北側に建つ地上9階、地下1階からなるビルの1階から3階にバスターミナルが入居する。
地下1階は博多駅地下街、博多1番街などへ連絡する商業スペース「バスチカ商店街」、4階 - 8階はテナントフロア(#主要テナント参照)、9階が貸ホール[2] や運営会社などが入居するオフィスフロアとなっている。
西鉄バス・JR九州バスの運行上の拠点となっているほか、糸島・唐津方面に路線網を広げる昭和自動車の拠点ともなっている。一部の路線は博多駅近くの大博通り沿いの博多新三井ビル前(降車専用)や住吉通り沿いの西日本シティ銀行本店前(博多駅Fのりば)、筑紫口貸切バス駐車場前が終点となるものもあるほか、後述するように市内路線でも博多駅前始発ではない路線の大半や百年橋通り方面の路線には施設内に乗り入れず、博多駅周辺のバス乗り場に停車する路線もある。
主要テナント
主要なもの[4]
- 8階
- レストランフロア「博多 味のタウン」
- 献血ルーム「おっしょい博多」
- 7階
- 6階
- 5階
- ダイソー / THREEPPY / Standard Products(約3400m2[4])
- 西日本地区の旗艦店と位置づけられている[5]。
- ダイソー / THREEPPY / Standard Products(約3400m2[4])
- 4階
- 3階(紫エスカレーター・エレベーター側)
- 2階(紫/赤エスカレーター・エレベーター側)
- 1階
- 市内バス乗り場側
- 紫エスカレーター・エレベーター側
- 地下1階
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運営会社
運営会社の「博多バスターミナル株式会社」は、西日本鉄道が過半数を出資している関係上、西鉄グループの企業となっているが、博多駅前のバスターミナルを整備する目的もあったことから、設立時に国鉄[注釈 1]および福岡市が出資した経緯がある。このほか、比率はわずかではあるが同ターミナルを拠点とする昭和自動車・祐徳自動車[注釈 2]も出資している。2016年4月1日より、現在の社名に変更した[6][7]。
名称
同じビル内にありながら、様々な経緯から、バスターミナルは「博多駅交通センター」、運営会社及び商業施設名称は「福岡交通センター」[注釈 3]、建物名称は「福岡交通センタービル」と、施設の正式名称が統一されていなかった。2010年11月1日、後述する九州新幹線鹿児島ルートの全通開業に向けたビル改装にあわせ運営会社の名称は変わらないが、バスターミナル名称・商業施設名称・建物名称をいずれも「博多バスターミナル」に統一した。バスターミナルについては西鉄は11月1日より、JR九州バスや昭和自動車も11月1日以降随時「博多バスターミナル」の呼称を用いている。2016年4月1日の社名変更で、バスターミナル名称・商業施設名称・建物名称・運営会社の全てが統一された。
改装

2011年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全通開業に併行する博多駅再開発に伴って2階部分が博多口の新駅ビル・JR博多シティ歩行者用連絡通路(ペデストリアンデッキ)で直結され[4]、2011年3月に供用開始[8][注釈 4]。2階レベルでKITTE博多・JRJP博多ビル、そして2021年2月竣工の深見パークビルを経由して、最終的にはHEARTSバスステーション博多まで繋がるデッキとなった[9][10]。
これに合わせる形で、まず2010年(平成22年)11月1日付で、施設名称を「博多バスターミナル」に変更した[2]。
さらに2011年2月19日までに2段階のテナント入れ替えによるリニューアルを実施[4]。
前述のペデストリアンデッキは、大博通りに面する博多新三井ビル付近の歩道まで、「博多駅歩行者連絡橋」として延伸し、2012年12月20日に開通した[8][11]。2019年2月1日に、福岡市が行った歩道橋のパートナー募集で博多区に本社を持つ人材派遣業の富世がパートナーとなり、これにより歩道橋の愛称が「とみよ博多駅歩行者連絡橋」となった[12]。
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構造
バス発着所は3層構造で、各階とも中央の待合いスペースの外周にバス通行路と停車ホームが設けられている。バス通行路は専用車道であり、横断歩道以外での歩行者の横断や通行は禁止されている。停車ホームと待合いスペースの間は自動ドアで仕切られており、待合い時の環境が確保されている。
- 3階:高速バスのりば、JR九州バスのりば
- 2階:高速バス降車場、西鉄バス(一部)・昭和自動車・貸切バスのりば
- 1階:西鉄バス(市内バス)のりば
23時で2階が閉鎖されるため以降に到着する高速バスは2階ではなく、1階で降車となる。
ビルの地上1階〜3階には、バス発着所と仕切られた形で一部のテナントが存在するが、直接の連絡路は存在せず、バス通路も通行・横断禁止のため、行き来には他の階(地下1階、地上4階〜)に移動する必要がある[注釈 5]。
沿革
- 1963年(昭和38年)3月 - 会社設立
- 1965年(昭和40年)8月 - バスターミナル供用開始(3階建)
- 1997年(平成9年)8月 - 増改築工事に着手
- 1999年(平成11年)11月 - 増改築工事完成
- 2010年(平成22年)11月1日 - 第1期リニューアル完成[2]。施設名称を博多バスターミナルに変更[2]。
- 2011年(平成23年)2月19日 - 第2期リニューアル完成[4]。
- 2015年(平成27年)12月20日 - バスターミナルのリニューアル完了[13]
- 2016年(平成28年)4月1日 - 社名を施設名と同じ「博多バスターミナル株式会社」に変更[6]。
- 2019年(令和元年)7月1日 - 地下1階のBUS CHIKAリニューアルオープン[14]
利用状況
- 利用乗降客数:約70,000人/日平均(2012年度)
- バス発着便数:3,200便/日(2013年10月1日現在)[15]。
発着路線
要約
視点
路線は2025年4月26日現在(太字は終点停留所)
- 一般路線バスのほか、九州他県および本州方面への中長距離高速バスが発着する。福岡県内路線を含む西鉄の近距離路線の一部は西鉄天神高速バスターミナル発着であり、博多バスターミナルには停車しない。
- 一般路線バスについては公式サイトの表記に準じる。また、入出庫系統については原則として割愛する。路線の詳細については系統番号のリンクから各営業所記事を参照のこと。
- 経由地・目的地のうち、「キャナル」は「キャナルシティ博多前」、「福岡タワー」は、経由地は「福岡タワー南口」、目的地は「福岡タワー(TNC放送会館)」を指す。
- 高速バスのうち、無印は昼行便のみ、☆は夜行便のみ、★は昼行・夜行便の両方が存在。
- 【】内は運行会社。単に【西鉄】と記載してあるのは全て西日本鉄道自動車事業本部(系列子会社による管理委託便を含む)による運行。
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博多駅周辺の路線バス停留所
要約
視点
博多駅周辺には博多バスターミナル以外にも路上バス停留所が設けられている。博多口には駅前を通過する住吉通り沿いに6面(南行き4面、北行き2面)、博多駅筑紫口には駅前を通過する国道385号上に2面と、少し離れた福岡県福岡東総合庁舎前に停留所が設けられている。
かつて存在した「博多駅筑紫口(合同庁舎前)」の路線を除きすべて西鉄バスの路線(2025年4月26日現在(太字は終点停留所))。西鉄バスの路線の詳細については系統番号のリンクから各営業所記事を参照のこと。
西鉄バス・福岡都心部路線図の「博多駅周辺のりば案内図」 (PDF) も参照。
博多駅筑紫口(北行き)
筑紫口側貸切バス駐車場前。百年橋通り方面からの全便ときよみ通りからの60番が本停留所を終点とする(始発は博多口の博多駅郵便局前A・BC乗り場)ほか、ここに途中停車する福岡空港国際線行きを除く全便が博多バスターミナルまたは博多駅前(博多口)を経由する。
博多駅筑紫口(南行き)
筑紫口南側、都ホテル向かい。全便が博多バスターミナル13番乗り場の次に本停留所に停車する。
博多駅筑紫口(合同庁舎前)

一般社団法人福岡東総合庁舎前停留所管理事務所が管理し、高速ツアーバスから移行した高速バス路線(いわゆる新高速乗合バス)の拠点となっていた。
供用開始時点では筑紫口交差点脇のサンライフホテル1階にある「BUS STOP LOUNGE」が集合場所(待合室)となっていたが、2018年4月1日より駅前の竹下通りに面した五幸ビル5階に変更されたのち、同年7月1日より待合室が廃止されている。
2018年12月16日に博多駅博多口南側の筑紫通り沿いに「HEARTSバスステーション博多」が営業を開始し、当バス停発着の路線はすべてHEARTSバスステーション博多へ発着地が移転した。以下は移転直前まで当バス停に発着していた路線。
- 宮崎(サンマリンライナー)【南九州観光バス】
- 宮崎(みとシティライナー)【美登観光バス(山口運送 (宮崎県))】
- 高千穂・延岡・門川・日向市(ハッコーライナー)【ハッコートラベル】
- 鹿児島(南九号)【南九州観光バス】
- ☆神戸・大阪(梅田)・京都(オリオンバス)【天領バス】
- ☆神戸・大阪(梅田)・京都(WILLER EXPRESS)【日本高速バス】
- ☆神戸・大阪(梅田)・京都(ロイヤルエクスプレス)【ロイヤルバス】
- ☆神戸・大阪(梅田・長堀・USJ)(ユタカライナー)【ユタカ交通】
- ☆広島・名古屋・豊田(ロイヤルエクスプレス)【ロイヤルバス】
- ☆東京(新宿)(オリオンバス)【天領バス】
博多駅前A

博多口正面の住吉通り南行き車線沿い。博多口側では駅から最も近いバス乗り場であり、キャナルシティ博多・天神方面に向かう路線を中心に多くの系統が停車する[16]。道路混雑等によりB乗り場・C乗り場封鎖の場合こちらに停車する。
停車系統は大きく以下の3方面に分けられる。
博多駅前B・C
2019年現在、KITTE博多前の住吉通り南行き車線沿い[17][注釈 6][注釈 7]。BのりばとCのりばは隣接しているが異なる。博多駅前AのりばからT字交差点を挟んで南側にある。バスカットの設置のため乗り場が時々変更された。薬院方面への路線を中心に竹下・百年橋通り・那の川経由で野間・小笹方面へ向かうバスが停車する。なお博多駅止まりの一部の路線は筑紫口が終点となる[20]。
博多駅センタービル前E
福岡センタービル前[注釈 8] の住吉通り北行き車線沿い。住吉通りから左折して大博通り経由・県庁方面に向かう路線が停車する[21] ほか、駅前三丁目方面からの博多駅行きはここが終点となる。
博多駅西日本シティ銀行前F
西日本シティ銀行本店前[注釈 9] の住吉通り北行き車線沿い[22]。住吉通り方面からの博多駅行きはここが終点となる。なお、長崎からの高速バス「九州号」の降車所は、2013年1月まではここになっていた(翌月以降はターミナル内降車場に変更)[23]。
HEARTSバスステーション博多
→詳細は「HEARTSバスステーション博多」を参照
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が博多駅前4丁目(JRJP博多ビル南・筑紫通り沿い)に整備した高層マンション「アーベイン博多駅前ファースト」の下層階にあるバスターミナル。企業向け出張手配やハイヤー・貸切バスの事業を手がける株式会社HEARTSが運営する。2018年12月16日に供用開始し、博多駅筑紫口(合同庁舎前)に発着していた旧ツアーバス路線の都市間高速バスが発着場所を移転した。
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脚注
関連項目
外部リンク
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