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朝日放送テレビ制作日曜朝8時30分枠のアニメ
テレビ朝日系列で日曜に放送されている唯一のアニメ枠 ウィキペディアから
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本項目では、1984年10月よりテレビ朝日系列(ANN)で毎週日曜8時30分 - 9時00分(JST)に設けられている、朝日放送テレビ(ABCテレビ)[注釈 1]・ABCアニメーション(2016年7月以降参加)[注釈 2]・ADKエモーションズ[注釈 3]・東映アニメーション制作のテレビアニメ放送枠に関して解説する。
![]() | お願い:番組との関連で特筆すべき内容がない場合には番組スポンサーを書き込まないでください(PJ放送番組)。 |
以下、本文中の放送時間はすべて日本標準時(JST)。また特記のない限り、放送時間・放送期間は朝日放送テレビ(制作局、近畿広域圏)でのそれに準拠するものとする。
歴史
要約
視点
1984年10月に、土曜19時台前半[注釈 4]に放送されていた『とんがり帽子のメモル』が本時間帯へ移動したのに伴い、アニメ枠として成立。以降2024年現在まで40年にわたり、一貫して東映アニメーションのレギュラー枠となっており、東映アニメ枠としては放送最長記録を更新中である。
1985年には本枠初となる漫画を原作とした作品『はーいステップジュン』が、翌1986年には動物が主人公のホームストーリー『メイプルタウン物語』、翌1987年には続編の『新メイプルタウン物語 パームタウン編』が放映されるなど、本枠が成立した当初は3歳児 - 小学校低学年を中心とした女児向けアニメ路線が敷かれていた[注釈 5]。
1987年10月、当時放送中であった『新メイプルタウン物語 パームタウン編』に抱き合わせる形で、ロッテの男児向けキャラクターシール付きチョコ菓子を原案とした『ビックリマン』が放映され、翌1988年1月からは『ビックリマン』が一本立ちした。本枠での『ビックリマン』シリーズの放送は、その後も合間に『まじかる☆タルるートくん』(1990年 - 1992年)を挟んで、『スーパービックリマン』まで続いた。男児向けアニメ路線は1993年放送の『GS美神』まで続いたが、その後番組として1994年3月にスタートした『ママレード・ボーイ』からは少女漫画を原作とした少女向けアニメとなり、当時の『りぼん』[注釈 6]連載作品の中でも読者の年齢層が比較的高い同作品を起用したことで、小中学生の女子を中心に高校生・大学生・成年女性も視野に入れたドラマ的な作品となった。関連商品の販促の都合上、幼児・小学校低学年の女児も対象年齢に含めながらも年齢層を上げることにより、同じ東映動画(当時)とテレビ朝日が制作した『美少女戦士セーラームーン』、それに同じ『りぼん』連載でテレビ東京と本枠のアニメの広告代理店である旭通信社(当時)子会社のNASが制作した『赤ずきんチャチャ』や『こどものおもちゃ』など他作品との差別化を図った。後番組の『ご近所物語』、『花より男子』[注釈 7]も同じ路線を採り、少女漫画を原作とした作品が続いた。
1997年9月には児童向け小説を原作とした『夢のクレヨン王国』がスタートし、現在まで続く幼児・小学校低学年を中心とした女児向けアニメ路線に回帰。作風や対象となる視聴者も三たび大きく入れ替わった。出版権も講談社へ戻り、掲載誌も『なかよし』[注釈 8]へ変更されて現在に至っている。
1999年2月からは魔法少女ものである『おジャ魔女どれみ』が放送され、シリーズ化や映画化など爆発的な人気を得て『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』まで4年間シリーズが続いた。また同番組以降『スター☆トゥインクルプリキュア』までの21作連続で、番組放送期間が2月第1週 - 翌年1月最終週の1年間の体制が続いた。2003年2月からは『夢のクレヨン王国』と同じような紀行ヒューマン物の『明日のナージャ』が1年間放送されたが、商業面で著しい不振に陥った。
2004年2月から本枠に携わる制作陣を大幅に刷新し、『ふたりはプリキュア』に端を発するヒロイン系ファンタジーアクション『プリキュアシリーズ』がスタート。『おジャ魔女どれみ』シリーズとは異なり、同シリーズは直後の時間帯[注釈 9]にて放送されている男児向け特撮テレビドラマ『スーパー戦隊シリーズ』や『仮面ライダーシリーズ』と同じく、一部の例外を除いて1年ごとに全てのキャラクターや設定が変更されるスタイルを採っており、2024年現在も継続中である。また同シリーズの継続に伴い、本枠におけるシリーズ作品の最長記録(『Yes!プリキュア5GoGo!』(2008年、『プリキュアシリーズ』5作目)にて更新[注釈 10])や東映アニメーション制作の女児向けアニメ作品の最長記録(『フレッシュプリキュア!』(2009年、同6作目にて更新[注釈 11])、さらには女児向けアニメ作品というジャンルそのものにおける最長記録(『ドキドキ!プリキュア』〈2013年、同10作目〉にて更新[注釈 12])と、年数を重ねるごとに本枠に留まらず様々な記録を更新しつつある。
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備考・特別番組編成時の対応
- 前述のとおり、本枠のアニメーション制作は全て東映アニメーション(東映動画)が担当しており、テレビ朝日系列の全国ネットのアニメでは唯一の東映アニメーションのレギュラー枠となっている[注釈 13][注釈 14][注釈 15]。また、1996年10月から2020年9月までは朝日放送テレビ(朝日放送)制作による唯一の全国ネットアニメ枠でもあった[注釈 16]。
- 毎年11月第1週は『全日本大学駅伝』中継(テレビ朝日・メ〜テレ共同制作)、年末もしくは年始は特別編成[注釈 17]で放送休止となる他、時差が大きい海外でオリンピックやFIFAワールドカップが開催される際にも、中継やハイライト番組のため放送休止となる場合がある。その他のケースとして、2019年まで毎年6月第3週は『全米オープンゴルフ』[注釈 18]、1996年と1997年は『27時間チャレンジテレビ』、2025年は『ACN EXPO EKIDEN 2025』が中継・放送された際にも同様の措置が取られた。
- 制作局の朝日放送テレビでは、毎年8月に全国高等学校野球選手権大会を全試合中継しており、本時間帯に野球中継が行われる場合は制作局(関西地区)のみ臨時枠移動となり、制作局を除くテレビ朝日をはじめとする同系列フルネット23局へは朝日放送テレビからの裏送りで本来の放送日時に先行ネットする[注釈 19]。制作局で翌週以降の通常の時間帯に臨時枠移動した後、8月末の平日10時台または11時台[注釈 20]にさらに臨時枠移動して放送する。また、2019年の『スター☆トゥインクルプリキュア』以降、TVerでの配信は上記の先行ネット局での放送後に配信が実施される(2007年の『Yes!プリキュア5』と2020年の『ヒーリングっど♥プリキュア』を除く[注釈 21])。
- 系列局が高校野球の地方大会を中継する場合にも、同日午後または後日への遅れネットが発生することがある。
- 広島ホームテレビでは、8月6日が日曜日に該当する場合、広島平和記念式典の中継番組を放送するため、中継を8時30分まで放送して本枠の番組を通常通りの放送とする年度(2017年の『キラキラ☆プリキュアアラモード』が該当)と、9時まで放送して本枠の番組を同日または後日の遅れネットとする年度(翌日17時から放送した1995年の『ママレード・ボーイ』と、同日10時から1時間30分遅れで放送した2023年の『ひろがるスカイ!プリキュア』が該当[9][10])とがある。地上デジタル化後の遅れネット時は字幕放送は実施する一方、連動データ放送は実施しない[注釈 22]。
- 2011年4月以降、テレビ朝日系列のアニメで唯一の女児向けアニメ枠[注釈 23]となっている。また同じく日曜日に放送される少女・女児向けアニメは、『ちびまる子ちゃん』(18時 - 18時30分、フジテレビ系列)とともに長続きしている[注釈 24]。2023年度に限り、『ちびまる子ちゃん』を除けば地上波のテレビ局全体でも唯一の女児向けアニメ枠となっていた[注釈 25]。
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作品
要約
視点
データは2024年1月現在、視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
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放送・配信
現在のネット局
- ネット局ではCMを除き連動データ放送による時刻表示[注釈 37]を行っているが、遅れネット局(2024年現在、地上波では通常時は山陰放送[注釈 38]のみだが、ローカル編成により臨時枠移動した局では、2023年は8月6日の広島ホームテレビが、2024年は7月21日の熊本朝日放送が該当した[注釈 39])、衛星波での再放送、データ放送非対応の受像機・チューナーでの視聴、大半のレコーダーでの録画視聴[注釈 40]、ワンセグでは行っていない[注釈 41][11]。
- 放送時間は2025年2月現在。字幕放送・連動データ放送はANNフルネット局のみ実施。
- 連動データ放送での時刻表示が行われる以前は、制作局の朝日放送テレビほか一部系列局で時刻表示のテロップ(広島ホームテレビ、東日本放送など)や、天気ループ(愛媛朝日テレビなど)を通常のシステムで表示した事例もあった。この場合はCM中でも時刻が表示された。
過去のネット局
- 太字は同時ネット。系列は放送当時のもの。
- 同時ネットしていた日本テレビ系列局(テレビ朝日系列とのクロスネット局を含む)では、年度により『24時間テレビ 愛は地球を救う』の放送日も後日振り替えとせず、途中で中断して同時ネットしたことがあった[注釈 47]。
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関連項目
要約
視点
制作企業
番組スポンサー
一部の番組スポンサー各社は本枠で放送された番組の関連商品も発売している。
- バンダイ - 本枠全ての番組の玩具・キャラクター衣料商品を発売し、『ビックリマン』シリーズを除き筆頭スポンサーである。本枠に関連した商品を製造・発売をしているバンダイグループが発表した売り上げは以下の通り。
- サンスター文具 - 本枠の番組の文具商品を発売、バンダイナムコグループ傘下。旧・セイカ。
- アキレス - 『おジャ魔女どれみ』以降、本枠の番組のキャラクター靴を発売、『夢のクレヨン王国』はアサヒコーポレーションから発売されていた。
- 講談社 - 『夢のクレヨン王国』以降、本枠全ての番組の絵本・漫画の出版権を持つ。挿絵は『たのしい幼稚園』『おともだち』、漫画は『なかよし』にそれぞれ連載している。
- 日本マクドナルド - 一部の作品を除き、本枠の作品に関わるハッピーセットを発売している。
- マーベラス(旧・マーベラスエンターテイメント、マーベラスAQL) - スポンサーは2014年7月1日以降『MARVELOUS!』名義で提供。『も〜っと!おジャ魔女どれみ』以降、本枠番組の音楽制作・DVDやCDの発売元であり、劇場版制作にも携わっている。発売元はそれまではCDは日本コロムビアやキングレコードなどが、DVD・VHSは東映ビデオなどが担当していた(東映ビデオは劇場版のレンタルDVDについてのみ発売を継続)。CDの販売元はバップ、ジェネオンエンタテインメント(現・NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)を経て、2011年よりソニー・ミュージックソリューションズが担当している。DVDの販売元は『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』から『ハートキャッチプリキュア!』までと『Go!プリンセスプリキュア』から『ヒーリングっど♥プリキュア』はポニーキャニオンが、『スイートプリキュア♪』から『ハピネスチャージプリキュア!』まではTCエンタテインメント[注釈 75]が、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』以降はハピネット・メディアマーケティングが、それぞれ担当している。
- コスモ石油 - 『ヒーリングっど♥プリキュア』までは不定期に番組内でスポットCMが放映されるパーティシペーション扱いであったが、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』では正式なスポンサーとなり、提供クレジットも表示。
- フルタ製菓・コリス - 共に本枠作品のキャラクター菓子を発売(コリスは吸収合併した旧トップ製菓時代から)しており、放送時期を分ける形でCM出稿している。
- 任天堂 - 同社の子会社・ニンテンドーピクチャーズ(旧・ダイナモピクチャーズ)が『トロピカル〜ジュ!プリキュア』以降のエンディング映像の制作を担当。『デリシャスパーティ♡プリキュア』放送期間中の2022年10月よりスポンサーとなり、提供クレジットも表示。
その他関連企業
- ADKエモーションズ - 枠設立当初から現在も制作に携わる広告代理店。枠設立当初は「旭通信社」で、1999年1月に第一企画と合併し「アサツー ディ・ケイ」となり、2019年1月より持株会社化に伴い新たに設立された子会社「ADKエモーションズ」に事業を継承)
- イオングループ・ローソン - 2012年の夏休み期間中と2013年新春に、イオングループ各社(イオン、ミニストップ、ワーナー・マイカル・シネマズ(当時、現イオンシネマ))とローソンが共同で、映画版のプリキュアシリーズとスーパー戦隊シリーズのセットでスタンプラリーキャンペーンを行った[注釈 76]。またイオンは本枠の番組準レギュラースポンサーを務めている。
過去に関連していた企業
- ロッテ - 『ビックリマン』シリーズの筆頭スポンサー。『ビックリマン』は元々ロッテが企画した菓子の商品名であった。その後は同業で競合他社の森永製菓がスポンサーを担当した時期もあった。
- 日本ケロッグ
- 西日本旅客鉄道(JR西日本) - 2001年に『おジャ魔女どれみ』シリーズのスタンプラリーを『ONE PIECE』(フジテレビ)との抱き合わせで実施した。但し、山陽新幹線のみ管轄している福岡支社[注釈 77]管内、普通列車の運転本数の少ない和歌山支社管内南紀エリア、福知山支社管内北近畿エリア、加えて『どれみ』同時ネット局の少ない米子支社[注釈 78]・金沢支社[注釈 79]管内が実施対象から外されていた。2002年以降は他社のキャラクター[注釈 80]で同種企画を開催していたが、2010年代以降は前述の地域に加えて岡山支社・広島支社管内も対象外として、事実上アーバンネットワークエリアのみ、また同エリアと山陽新幹線または北陸新幹線のどちらかの各駅となることが多くなり、2017年春季・夏季以降はこうした企画自体を行わなかった年度と、京阪神地区に限定して交通系ICカードと専用端末によるタッチラリー形式[注釈 81]とした年度とがある。
- 阪急電鉄・阪神電気鉄道・能勢電鉄 - 2007年の『Yes!プリキュア5』から2011年の『スイートプリキュア♪』まで、夏休み期間に本枠作品のキャラクターのスタンプラリーを阪急阪神ホールディングスおよび阪急阪神東宝グループに属する3社にて実施していた)。前述のスーパー・コンビニエンスストア系が同種企画を実施するようになった2012年以降は他社のキャラクター[注釈 82]とのタイアップに移行した。
- 東急電鉄→西武鉄道→東京メトロ - 夏休み期間などに本枠作品のキャラクターのスタンプラリーを実施していた。
- 山形県サンヨー薔薇チェーン - 山形県におけるサンヨー薔薇チェーン(後のスマイるNo.1ショップ、現・パナソニックショップ)の地域団体。山形テレビがフジテレビ系列時代に平日夕方の時間帯にて本枠の遅れネットをしていた頃、独自に筆頭または単独スポンサーとなっていた。
- 宮崎東芝会 - 宮崎県における東芝ストアーの地域団体。テレビ宮崎が平日夕方の時間帯にて本枠の遅れネットを行っていた頃、独自に筆頭または単独スポンサーとなっていた時期があった。
関連放送枠
- テレビ朝日系列土曜夜7時台枠のアニメ - かつて19時台前半に存在したアニメ枠。本枠の直接の前身に当たる。
- ANiMAZiNG!!! - 2020年10月より日曜未明〈土曜深夜〉に新設された、朝日放送テレビ発[注釈 83]の全国ネット深夜アニメ枠。2025年1月期には本枠で放送された『魔法つかいプリキュア!』の続編が同枠で放送。
その他
- テレビ朝日系アニメ
- 在阪テレビジョン放送局#朝日放送テレビ制作
- 朝日放送テレビ番組一覧
- テレビ朝日番組一覧
- ドラえもん (1979年のテレビアニメ) - 本枠が朝日放送(当時)の制作枠に移行する直前に放送されていた。当時は関東ローカルを基本とした帯番組(月 - 土曜18時50分からの10分枠)と全国ネットの本枠の2カ所で放送されていた(朝日放送では後者のみ放送)。
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脚注
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