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新メイプルタウン物語 パームタウン編

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新メイプルタウン物語 パームタウン編』(しんメイプルタウンものがたり パームタウンへん)は、1987年1月18日から12月27日まで、朝日放送の制作により、テレビ朝日系列ほかで毎週日曜8:30 - 9:00(JST)に全50話[注 1]が放送された[1]東映動画制作のテレビアニメ

概要

前作『メイプルタウン物語』の続編に当たり、主人公であるウサギのパティが、前作の最終回にて引っ越してきたアメリカ西海岸にあるという町・パームタウンにて過ごす日常が描かれる[1]

本作品は放送期間中に番組構成が変更され、1987年10月4日放送分(第38話)までは従来通りの30分枠で、同10月11日放送分(第39話)からは30分枠のうち前半15分を『新メイプルタウン物語』、後半15分を『ビックリマン[注 2]という形で2作品をセットとして放送、番組名も『新メイプルタウン物語とビックリマン』と改められた。これに伴い、『新メイプルタウン物語』ではエンディングが丸ごとカットされたほか、ストーリーも2話完結となるなど変更点も複数発生した。後年再放送が行われる際には30分番組として地方局などに販売できるように、2話分をAパートとBパート形式に連続させ、さらにノン・クレジットのエンディングフィルムをつなげる形で再編集が行われた。

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キャラクターと声の出演

要約
視点

パイカ家

パームタウンの病院・パイカクリニックで勤めるウサギの家族。

パティ・ホープラビット
声 - 岡本麻弥
前作から引き続き主人公を務める、元気で好奇心旺盛なウサギの女の子。本作品からは普段着がエプロンドレスからチェック柄のドレスに変わっている。
前作と同様に、本作品でも町の人々との別れが描かれ、家族とともに新たな転居先であるノースタウンへと旅立つところで、2年間にわたる物語が締めくくられた。
ジェーン・パイカ
声 - 杉山佳寿子
パティの叔母。パイカクリニックの女医である。メガネをかけており、パティの母・クリスティーヌの妹にあたる。
ジョージ・パイカ
声 - 森功至柴田由美子(少年時代)
ジェーンの夫。妻同様、医者である。料理が趣味であり、その腕前は患者からも好評を得ている。
アリス
声 - 江森浩子
パイカクリニックの看護婦。気弱でおどおどした性格。注射は見ただけで気絶してしまう程苦手。

コッカー家

パームタウンでは一番のお金持ちの犬(コッカースパニエル)の家族。

ローリィ・コッカー
声 - 池本小百合
もう一人の主人公。コッカー家の長女で、パティの友達である犬の女の子。お嬢様ながら度胸があり、積極的。
パラブラ・コッカー
声 - 塩屋浩三
ローリィの父。パームストア、パームマンションを経営する実業家。
ダリア・コッカー
声 - 松島みのり
ローリィの母。パラブラの妻。少し心配性。
ピータ・コッカー
声 - 村瀬容子
コッカー家の長男。ローリィの弟で、リリアの兄。勉強好き。
リリア・コッカー
コッカー家の次女。ローリィとピータの妹。
メリー・アンドリュース
声 - 富沢美智江
コッカー家の秘書

テリア家

犬(テリア)の家族。

ジョーイ・テリア
声 - 頓宮恭子
テリア家の長男。ローリィと仲の良い友達。勘が鋭く、ローリィの母親からも信頼を寄せられている。
フローレンス・テリア
声 - 富沢美智江
テリア家の長女。ジョーイの姉。
フィリップ・テリア
声 - 屋良有作
ジョーイ、フローレンスの父。自動車デザイナー。

ホワイト家

白クマの家族。

ロジャー・ホワイト
声 - 上村典子
白クマの男の子。ホワイト家の長男。普段はおっとりした性格で運動が苦手な面もあるが、頼りがいのある一面を見せる事もある。
シーラ・ホワイト
声 - 山野さと子
ホワイト家の長女。ロジャーの妹で、マークの姉。女優志望で、第36話ではラジオ番組のパーソナリティを務めた。
マーク・ホワイト
声 - 江森浩子
ホワイト家の次男。ロジャーとシーラの弟。
ラルフ・ホワイト
声 - 田中康郎
ロジャー、シーラの父。ガソリンスタンド経営者。
メリーベス・ホワイト
声 - 中野聖子
ロジャー、シーラの母。ラルフの妻。

シープ家

ヒツジの家族。

スウ・シープ
声 - 荘真由美
シープ家の長女。ヒツジの女の子。ロングヘアに黒ワンピースが特徴。恥ずかしがり屋で、人前に出るのが苦手。妹思いの温和な性格で、ダンスはパームタウンで一番上手いと評判。
ラム・シープ
声 - 白石文子
シープ家の次女。スウの妹。クモが苦手の臆病者だが、姉同様、温和な性格である。ピクニックで、クモを見て逃げ出して転倒した時、ヨータとグータに「大丈夫か?気をつけなきゃダメだよ」と優しい言葉を掛けられ、お礼にサンドイッチのお弁当をこっそり置いていった事があった。
ゴート・シープ
声 - 戸谷公次
スウ、ラムの父。ベーカリー経営者。
ウェア・シープ
声 - 阿部道子
スウ、ラムの母。ゴートの妻。
チャーリィ・シープ
声 - 宮内幸平堀川亮(青年時代)
スウ、ラムの祖父。公園でポップコーンを売っている。若い頃は喜劇俳優だった。運動神経も抜群で、ローラースケートが得意。
マリー・シープ
声 - 鈴木れい子、江森浩子(青年時代)
スウ、ラムの祖母。チャーリィの妻。チャーリィと共に、公園でポップコーンを売っている。
ミル・シープ
スウ、ラムの弟の赤ちゃん。第22話でラムが初めて抱っこした時の回想シーンで登場。本編で性別は明かされていなかったが、ぬりえの一場面に『ラムのおとうと』と表記されていた為、男の子である事が判明した。

ランダース家

クマの家族。

ラリー・ランダース
声 - 飛田展男
クマの男の子。バッキーの一人息子。第12話でパームタウンに引っ越してくる形で登場し、パティたちと交流を深めるようになる。
バッキー・ランダース
声 - 田中亮一
ラリーの父。自動車製造工場コルドン・モーターズの工場長。

ルナール家

銀ギツネの家族。

ジジ
声 - 江森浩子
銀ギツネの女の子。ジョジョの双子の姉妹。ジョジョと共に第26話で初登場し、最初は少し気取ったような態度を見せるが、次第に周囲との距離を縮めていく。
ジョジョ
声 - 荘真由美
ジジの双子の姉妹。性格や振る舞いはジジとよく似ており、劇中でも二人は一体的に描かれている。
アンリ・ルナール
声 - 田中亮一
ジジ、ジョジョの父。ブティック経営者。
シモーヌ
声 - 中谷ゆみ
アンリの妻。ジジ、ジョジョの母。

その他

ヨータ
声 - 龍田直樹
本作品の悪役であるの男。グータとコンビを組んでいる。前作のグレテルに相当。
グータ
声 - つかせのりこ
ヨータの相棒で、彼を「兄貴」と呼ぶ。容姿がヨータに似ているが、実の兄弟ではなく、あくまで仲間である。
ネコンダ刑事
声 - 銀河万丈
パームタウンの刑事であるゴリラ。前作のオットーに相当。
ロバート・コルトン
声 - 郷里大輔
コルドン・モーターズの社長であるカバ
ディケンズ
声 - 大竹宏
骨董商を営んでいる犬。

メイプルタウン住民

前作で登場したキャラクター達。

ホープラビット家

ウサギの一家。

マルセル・ホープラビット
声 - 田中秀幸
パティの父。第20,25,49,50話と劇場版の回想シーン(以下同じ)で登場。メイプルタウン郵便局の郵便局長。
クリスティーヌ・ホープラビット
声 - 武藤礼子
マルセルの妻で、パティの母。ジェーンの姉にあたる。第20,25,49,50話と劇場版で登場。
アン・ホープラビット
声 - 潘恵子
パティの姉。第1,20,49,50話と劇場版で登場。
ミック・ホープラビット
声 - 荘真由美
パティの弟。第20,49,50話と劇場版で登場。

クマノフ家

クマの一家。雑貨屋を経営している。

ボビー・クマノフ
声 - 塩屋翼
クマの男の子。第7,14,20,50話と劇場版で登場。
ナターシャ・クマノフ
声 - 上村典子
ボビーの母。第7話と劇場版で登場。
ボビーの弟たち
第7話で登場。
キン・クマノフ
声 - 江森浩子
コン・クマノフ
声 - 松井摩味
カン・クマノフ
声 - 柴田由美子

コンデリック家

メイプルタウンでは一番の大金持ちのキツネの一家。

ダイアナ・コンデリック
声 - 荘真由美
キツネの女の子。第14,50話と劇場版で登場。
ハンス・コンデリック
声 - 野田圭一
ダイアナの父。第14話で登場。
キリーネ・コンデリック
声 - 山口奈々
ダイアナの母。第14話で登場。

その他

ジュディ・リスモンド
声 - 渡辺菜生子
リスの女の子。洋品店の娘。第14話で登場。
オットー巡査
声 - 塩屋浩三
ブルドッグ。第14,20,50話で登場。
クラーク・ライアン
声 - 八奈見乗児
ライオン。メイプルタウンの町長。第20話と劇場版で登場。
グレテル
声 - 屋良有作
オオカミの男。第20話と劇場版で登場。
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スタッフ

  • プロデューサー:鍋島進二(朝日放送)、春日東、佐川祐子(旭通信社)
  • 企画:山口康男(東映動画)※所属社については(   )ノンクレジット。
  • 製作担当:横井三郎
  • オリジナルキャラクター:有川知子、二宮常雄
  • 音楽:小坂明子
  • キャラクターデザイン:安藤正浩
  • 美術デザイン:小林祐子
  • シリーズディレクター:設楽博
  • 協力:青二プロダクション
  • 特殊効果:朝沼清良、成田賢二、中島正之、山本公、大橋清、橋本由香里、干場豊、村田正俊、長坂和茂、三浦孝夫、石橋佳久、高倉利信
  • 撮影:池上元秋、大藤哲生、佐伯清、鈴木典子、前原勝則、長谷学、宇佐美博、安藤剛、山崎洋輔
  • 編集:望月徹(タバック
  • 録音:池上信照(タバック)
  • 音響効果:伊藤道広E&M
  • 選曲:渡辺恭野(ビモス
  • 記録:樋口裕子、原芳子
  • 演出助手:角銅博之幾原邦彦、岩井隆央、岡佳広、渡辺健一郎、鹿内義明、遠藤卓司、貝沢幸男佐藤順一、有間二郎、森一敏
  • 製作進行:森一敏、鹿内義明、土居靖、岩井隆央、遠藤卓司
  • 美術進行:中村実→北山礼子→御園博
  • 仕上進行:中村英二、佐藤繁俊、高橋達雄、倉岡裕之、桜庭新一、阿部庄二、藤岡真子、服部達也、中島敬博、竹林直秀、海老原久
  • 現像:東映化学
  • アニメーション制作:東映動画
  • 制作:朝日放送旭通信社東映

主題歌

オープニングテーマ - 「南の国のパームタウン
唄 - 山野さと子 / 作詞・作曲 - 小坂明子 / 編曲 - 有澤孝紀
番組構成の変更に伴い、エンディングがカットされた第39話以降はキャスト・スタッフともにオープニングにクレジット[注 3]が集約された。
エンディングテーマ - 「もっとフレンド」(第1話 - 38話)
唄 - 山野さと子 / 作詞・作曲 - 小坂明子 / 編曲 - 有澤孝紀
レコード:コロムビアレコード(日本コロムビア) 規格品番:CK-782

挿入歌など

主題歌と上記の挿入歌などは1987年4月21日発売の『新メイプルタウン物語-パームタウン編-ヒット曲集 』(カセットテープのみ発売、日本コロムビア No.CAK-814)に収録。同ミュージックソフトは2013年現在でも復刻またはCD化をされていない。ただし、主題歌は『続々々々・テレビまんが主題歌のあゆみ』、『続々々々・テレビまんが懐かしのB面コレクション』でCD化されている。

  • 5月の旅 唄:山野さと子、作詞・作曲:小坂明子、編曲:松井忠重
  • ハロー!ハロー!! 唄:山野さと子、コーラス:森の木児童合唱団、作詞・作曲:小坂明子、編曲:松井忠重
  • オレンジ・ハイウェイ 唄:山野さと子、作詞・作曲:小坂明子、編曲:松井忠重
  • マイ・スイート・ホーム 唄:山野さと子、作詞・作曲:小坂明子、編曲:松井忠重
  • 朝までダ・ダ・ダ 唄:小坂明子、作詞・作曲:小坂明子、編曲:松井忠重
  • 悪党ブルース 唄:つかせのりこ・龍田直樹、作詞・作曲:小坂明子、編曲:松井忠重
  • サマービーチサンバ!! 唄:山野さと子、作詞・作曲:小坂明子、編曲:松井忠重
  • 恋人達のモナ島 唄:山野さと子、作詞:小坂明子・益子幸代(共作詞)、作曲:小坂明子、編曲:松井忠重
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教育映画作品

東映教育映像の制作で、「メイプルタウンの交通安全」と「メイプルタウンの消防隊」の2作品が制作された[2][3]。これらの作品はVHSビデオソフトと16ミリフィルムでのみ販売され、一般的な市場流通ルートでの映像ソフトではない。また後年発売されたDVDなどへも未収録である。作品の視聴は図書館の映像ライブラリーなどで行う事ができた他、幼稚園や小学校、公民館などでの公開上映も行われた。二作品共にVHSビデオソフトまたは16ミリフィルムを購入した場合のみ「上映権利」が最初から付属していた為、幼稚園や小学校、公民館などでの公開上映が可能だった。主なスタッフなどの情報は以下の通り。

メイプルタウンの交通安全

[スタッフ]

  • 企画:浅川春樹(東映教育映像)
  • 脚本:柳川茂
  • 絵コンテ・演出:久岡敬司
  • 作画:水村十司
  • 美術:小林裕子
  • 撮影:白井久男(スタジオウッド)
  • 音楽:小坂明子
  • 製作協力:東映動画
※東映動画側の企画、プロデューサーなどのクレジットは無し。
※上映時間:約20分、16ミリカラーフィルム製作。
※販売形態:VHSビデオ1巻、16ミリカラーフィルム1巻。

[声の出演]

  • パティ:岡本麻弥
  • ローリィコッカー:池本小百合
  • キン:江森浩子
  • コン:松井摩味
  • カン:柴田由美子
  • ジェーン婦警:杉山佳寿子
  • パラブラ:塩屋浩三
  • ヨータ:龍田直樹
  • グータ:つかせのりこ
  • マリー婆さん:鈴木れい子

[主題歌]
「メイプルタウンの交通安全」

  • 作詞:東映教育映像
  • 作曲:小坂明子(新メイプルタウン物語 エンディングテーマ「もっとフレンド」メロディアレンジ版)
  • 歌:岡本麻弥、池本小百合

メイプルタウンの消防隊

[スタッフ]

  • 企画:浅川春樹(東映教育映像)
  • 脚本:柳川茂
  • 絵コンテ・演出:山吉康夫
  • 作画:高橋英吉
  • 美術:有川知子
  • 撮影:白井久男(スタジオウッド)
  • 音楽:小坂明子
  • 製作協力:東映動画
※東映動画側の企画、プロデューサーなどのクレジットは無し。
※上映時間:約16分、16ミリカラーフィルム制作。
※販売形態:VHSビデオ1巻、16ミリカラーフィルム1巻。

[声の出演]

  • パティ:岡本麻弥
  • ローリィコッカー:池本小百合
  • ラリー:飛田展男
  • シーラ:山野さと子
  • ジェーン:杉山佳寿子
  • フィリップ:屋良有作
  • ネコンダ:銀河万丈
  • チャーリィ:宮内幸平
  • ヨータ:龍田直樹
  • グータ:つかせのりこ
  • 羊の奥さん:鈴木れい子

[主題歌]
「メイプルタウンの消防隊」

  • 作詞:東映教育映像
  • 作曲:小坂明子(新メイプルタウン物語 エンディングテーマ「もっとフレンド」アレンジ版)
  • 歌:岡本麻弥、池本小百合、山野さと子
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放送局

※放送日時は1987年12月終了時点(石川テレビと愛媛放送については1987年9月中旬 - 10月上旬時点[4])、放送系列は放送当時のものとする[5]。前半枠だけとなった後の後半『ビックリマン』も同様のネット体制だった。

さらに見る 放送地域, 放送局 ...
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劇場版

新メイプルタウン物語 パームタウン編

劇中に前作「メイプルタウン物語」最終回(第52話)の再編集部分が挿入された形式となっている。

放送リスト

さらに見る 話, 放映日 ...
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映像ソフト化

DVD
「想い出のアニメライブラリー」の第14集として、2013年11月27日から2013年12月25日にかけて全2巻のDVD-BOXが発売された(発売元:ベストフィールド、販売元:TCエンタテインメント)。
前作に続く初のDVD化であり、映像特典としてVol.1には放送前番宣[注 5]、Vol.2には劇場版とその予告編がそれぞれ収録されている。

注釈

  1. 『新メイプルタウン物語』を30分形式とした場合は全44話となる。
  2. 本作品の終了直後の1988年1月以降は、同作品を30分枠に拡大の上単独番組として継続。
  3. クレジットのロゴも、改題前は全てゴシック体だったが、改題後は歌詞テロップのみそのままゴシック体とし、スタッフクレジットは当時東映動画が使用していた「手書き風ロゴ」に変更された。
  4. なお、本来の最終回として記載されていた10月26日放送分は日本シリーズ巨人西武の試合の雨傘番組の扱いであり[7]、試合が予定通り実施されたため[8]、前週の10月19日の放送分が事実上の最終回となった。
  5. 『メイプルタウン物語』最終回で放映された『新メイプルタウン物語 パームタウン編』の新番組予告。

脚注

関連項目 

外部リンク

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