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ABCアニメーション

日本の東京都新宿区にあるアニメコンテンツビジネス企業 ウィキペディアから

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株式会社ABCアニメーション(エービーシーアニメーション、: ABC Animation, Inc.)は、東京都新宿区に本社を置くアニメーションコンテンツビジネスを手がける企業およびアニメソングレコードレーベル朝日放送グループホールディングス(GHD)の完全子会社。日本動画協会正会員。

概要 種類, 市場情報 ...
概要 親会社, 設立 ...

レーベルとしての販売元はソニー・ミュージックソリューションズが担当[4]

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概要

要約
視点

在阪広域(実質的)ラテ兼営局である朝日放送テレビ(ABCテレビ)は、旧・朝日放送(ABC)時代[注 2]から日本のテレビアニメ草創期から現在に至るまでアニメを製作(もしくは製作委員会に参加)し続けており、アニメに積極的に関わっている放送局の1つである。

同社が長い歴史を経る中で、コンテンツビジネスの環境変化が発生しており、テレビの視聴環境・形態のみならず、動画配信ビジネスやコンテンツの海外輸出、インバウンドビジネスなど、変革に対応する必要があった。放送会社自体も放送事業およびそれに伴う広告収入に頼らない、経営の多角化を進めている[9]

朝日放送グループではこうした変革に柔軟に対応するため、コンテンツビジネス事業の再編を打ち出し、海外事業やライセンス・物販事業と共にアニメーション事業を分社し、独立した事業会社として発足させた[9][10]

ABCアニメーションは今後朝日放送テレビが放送するアニメ番組やアニメ映画などの企画・製作・二次利用を行うほか、劇場や配信を中心としたOVAの開発、海外市場との提携による共同製作なども行う方針である[11]。また、ABCアニメーション自体にも制作スタジオを開設、さらに朝日放送グループ全体としてもポストプロダクション・音響制作会社のプロセンスタジオ(2019年12月グループ入り)、アニメ制作スタジオのSILVER LINK.(2020年10月グループ入り)と合わせる形で、グループ内でアニメの企画・制作・流通を一貫して行える体制作りを進めている[12]

2023年10月にはSILVER LINK.とアニメ・キャラクター雑貨事業を手掛けるゼロジーアクト(2022年10月グループ入り)を朝日放送GHDから当社傘下に移すことでアニメ事業の緊密な連携を図ることになる[13]。同月にはCG映像制作会社のCGCGスタジオのCG映像制作事業・モーションキャプチャー事業・ゲームコンテンツ開発事業の取得を目的に同社と資本業務提携を締結したことを発表、12月にCGCGスタジオの遊技機液晶コンテンツ関係の事業を新設会社に移管した上で、当該吸収分割の効力発生日にCGCGスタジオの全株式を取得し子会社化した[14]。2024年8月には、ゲーム・アプリの開発事業を手掛けているトイジアムの全ての株式を譲受する形で、株式譲渡の契約を締結し、同月中に当社の子会社になった[15][16]

コーポレートカラーはピンクで、コーポレートロゴは現行のABC4代目ロゴ(長方形に白抜き)の地の色をサンライズオレンジからピンクに変更し、「ABC」の直下または右(斜めラインの直下)に同書体で「animation」と記載している(下記載の場合は長方形の枠外にコーポレートカラーで記載するロゴもある)。また、著作権表示では「ABC-A」の略表記が用いられている[注 3]

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沿革

  • 2016年(平成28年)
    • 4月5日 - 資本金1,000万円で東京都中央区築地朝日新聞東京本社新館内、朝日放送東京支社と同所)に設立。代表取締役社長に朝日放送常務取締役(総合ビジネス、海外ビジネス、リバーデッキ活性化担当)の沖中進が就任[10]
    • 7月1日 - 朝日放送が引き受ける形で増資を行い、資本金を2億円にすると共に、朝日放送から分割されたアニメーション事業および関連する権利を承継し業務開始。あわせて中間持株会社の株式会社ABCフロンティアホールディングス(FHD、現・ABCフロンティア)の子会社となる。代表取締役社長に朝日放送東京支社コンテンツ事業部マネージャーで、アニメ作品のプロデュースを手がけてきた西出将之が就任[17]
  • 2018年(平成30年)
  • 2020年令和2年)6月 - 自社での新規アニメーションの企画開発を行うため、東京都新宿区に制作スタジオ「ABCアニメーションスタジオ」を設立[20]。中核スタッフとして東映アニメーションにてプリキュアシリーズを初めとする作品でCGアニメーション制作に携わってきた宮本浩史が所属する[21]
  • 2021年(令和3年)4月1日 - FHDからの株式現物配当により、朝日放送GHDの直接の子会社となる[22]
  • 2022年(令和4年)
    • 本社を東京都新宿区に移転。取締役社長の安井一成が代表取締役に就任[2]
    • 9月1日 - 一般社団法人日本動画協会に正会員として加盟[23]
    • 9月22日 - 新たな事業領域の開拓、IP開発のスキーム設計を目的として、Web3領域において事業を行う株式会社THE BATTLEと業務提携[24]
  • 2023年(令和5年)
    • 4月27日 - THE BATTLEと共同でIP共創のための法人としてWAGMI Records LLPを設立。第1弾コンテンツとしてTHE BATTLEが2022年2月より展開してきたアイドルNFTプロジェクト『Selfies』の共同運営を行う[25]
    • 10月1日 - 朝日放送GHDの子会社だったSILVER LINK.とゼロジーアクトを株式交換によって、ABCアニメーションの子会社とした[13]。これによって、ABCアニメーションは、朝日放送グループにおいて「アニメ事業における中核事業持株会社」に移行した[13]
    • 12月 - CGCGスタジオを子会社化[14]
  • 2024年(令和6年)
    • 代表取締役として新たに森好文が就任、安井一成とともに共同CEOとなる。
    • 8月 - トイジアムを子会社化[16]
  • 2025年(令和7年)
    • 森好文が単独で代表取締役社長に就任、安井一成は代表職から離れる。
    • 7月1日 - 音楽事業を新設し、レーベル機能とあわせて業務開始(レーベル販売委託先はソニー・ミュージックソリューションズ)。第1弾作品はマーベラスバルスとの共同プロジェクト『週刊ラノベアニメ』の主題歌で、マーベラスで楽曲をリリースしてきた吉武千颯七瀬彩夏がレーベル所属する[26][4]
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朝日放送からの移管作品

過去の作品を含めたアニメ作品の版権管理は(朝日放送グループ内では)当社主導による管轄となる[注 3]

業務開始前(2016年6月以前)に朝日放送として製作を手がけ、その後は当社に移管された主な作品を以下に列挙する[27]

製作作品

要約
視点

朝日放送テレビ製作・テレビ朝日系列全国ネットである日曜朝8時半枠の『プリキュアシリーズ』(クレジット上はABC→ABC TVおよび当社の併記)以外は、一部の例外を除き[注 4]、当社が製作委員会に参加する深夜アニメ(朝日放送テレビ発の全国ネットの『ANiMAZiNG!!!』枠、ローカルセールス放送[注 5]の『水曜アニメ〈水もん〉』『ANiMAZiNG2!!!(旧アニサタ)』『ANiMiDNiGHT!!!』枠の作品)となっており、映画作品も当社が製作委員会に参加する形となっている。

テレビアニメ

さらに見る 開始年, 放送期間 ...

劇場アニメ

さらに見る 開始年, 公開日 ...

Webアニメ

テレビドラマ・舞台

ゲーム・その他

  • アイドルNFTプロジェクト『Selfies』(THE BATTLEとの共同運営)
  • コンピュータゲーム『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』(2024年夏、KADOKAWA Game Linkageとの共同発売[30]
  • 『小林さんちのメイドラゴン』フィギュア
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レーベル所属者

関連項目

製作で関わる事のある企業

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脚注

外部リンク

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