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東北社会人サッカーリーグ
日本の男子サッカーリーグ ウィキペディアから
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東北社会人サッカーリーグ(とうほくしゃかいじんサッカーリーグ)は、日本の東北地方の6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)に所在する第1種登録チームのクラブチームが参加するサッカーリーグである。主催は東北サッカー協会および東北社会人サッカー連盟。1977年に第1回大会が行われた。
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リーグの位置付け
日本全国に9つある地域リーグのひとつ。日本サッカーのリーグ構成において東北社会人サッカーリーグの1部と2部はそれぞれ、J1リーグ、J2リーグ、J3リーグ、日本フットボールリーグ(JFL・4部相当)に次ぐ5部と6部に相当する。
1997年以降、1部リーグと2部リーグの2部制が導入されている。2部リーグは青森県、岩手県、秋田県からなる2部北リーグと、宮城県、山形県、福島県からなる2部南リーグに分かれている。2021年、2022年の2部は1回戦総当たり制となった。2022年の1部リーグはまず1回戦制の1次ラウンドを行い、その結果により上位・下位6チームずつに別れ2次ラウンドを行った[1][2]。2023年より1部は本来の2回戦総当たり制に戻り、2部は前年の1部と同様の2次ラウンド制で行われる[3][4]。2024年から2部も2回戦総当たり制に戻った[5]。2部の参加チーム数は2023年、2024年の2シーズンで1チームずつ削減が行われ、2025年から8となる。
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参加チーム(2025年)
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歴代成績
要約
視点
2部分割以前(〜1996年)
1部リーグ(1997年〜)
2部北リーグ(1997年〜)
2部南リーグ(1997年〜)
2部南北統一リーグ(2011年)
2011年シーズンは、東北地方太平洋沖地震の影響でコバルトーレ女川・FCシャイネン福島・バンディッツいわき・いわき古河FC・メリーの5チームが参加を辞退したため、南北に別れずに統合して行われ、残る11チームによる1回総当たりとなった。
また、当初は2部の南北それぞれのブロックの優勝チームが自動的に1部の下位2チームと入れ替わる方式が予定されていた。しかし上記の理由で、2012年度については2部から1部への自動昇格は認められなかった[9]。
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日本フットボールリーグ昇格へ向けて
1部の優勝チームは全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(2015年までは全国地域サッカーリーグ決勝大会)に出場し、各地域リーグ優勝チームおよび全国社会人サッカー選手権大会上位チームと対戦。原則、上位2チームが全国リーグである日本フットボールリーグ(JFL)へ自動昇格となるが、JFLにて降昇格や退会などの理由によりチーム数に変動があった場合、昇格枠は変更される。
なお、1976年以前は、当時の全国リーグであった日本サッカーリーグへの昇格は全国社会人サッカー選手権大会の成績により決定していた。1977年以降、全国リーグへの昇格権利は同年に新設された前述の全国地域サッカーリーグ決勝大会に移行されたが、2006年以降は全国社会人サッカー選手権大会の上位チーム(2012年以降は3チーム)にも全国地域サッカーリーグ決勝大会への出場権が付与されたため、東北リーグを含む地域リーグの1部優勝チームのみならず、リーグ下位チームや下部カテゴリである都道府県リーグのチームにもJFL昇格への門戸が広がった。ただし2018年より、全国社会人サッカー選手権大会の上位チームが全国地域サッカーチャンピオンズリーグへの出場権を得るには、所属する地域リーグの最上位カテゴリ(当リーグのように2部制を取っている地域は1部が該当する)の当年度リーグ戦3位以内の成績を修めていることという条件が加わったため、リーグ下位チームや都道府県リーグからJFLへの飛び級昇格は不可能となっている。
また、各地域リーグ優勝チームと全社上位枠で出場チーム数が定数に達しなかった場合、輪番制(2018年は北海道・中国・北信越・東北・四国の順)により当該地域の2位チームが出場できる。
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昇格および降格について
要約
視点
2023年以降
- 1部9位・10位チームは2部の南北各リーグ(青森・岩手・秋田は北リーグ、宮城・山形・福島は南リーグ)に自動降格。
- 2部の南北各リーグ優勝チームは1部に自動昇格。
- 各県リーグ1部優勝チームと、降格順位最上位チームの4チームによる2部昇格参入戦を行い、南北それぞれ2チームが来年度の2部に参入する[10]。各県リーグ優勝チームが参入戦出場を辞退した場合、出場権は2位以下に繰り下げ。出場辞退等により県リーグからの参入戦出場が2チーム以下の場合、降格順位最上位のチームが残留となる。
- 2023年は翌年からのチーム数削減により、参入戦出場対象チームは2部北7位の葛巻クラブ(県リーグ上位チームの出場辞退により残留)、2部南9位の長井クラブ(福島県リーグ優勝のシャンオーレ郡山FCに敗れ山形県リーグに降格)となった。
なお、県リーグとの入れ替えに関する情報は東北サッカー協会およびリーグ公式サイト上では一切公表されないため、当該クラブおよび各県サッカー協会による発信やメディア報道がない限り、公式サイト更新時まで判明しない。
2021年および2022年
新型コロナウイルスの影響により、2021年および2022年は昇降格のレギュレーションが大きく変更された。
- 2021年はリーグ戦が成立要件(試合数の4分の3)を満たすことなく中止となったため、リーグ内の昇降格および東北2部から県リーグへの降格はなし。県リーグからの昇格については「県リーグを実施した県における成立要件をクリアしたチームの推薦を受け昇格させる」とされた[11]。なお当初は南東北3県において「参入戦」の開催が予定されていた(レギュレーションの詳細は不明)[12]がこちらも中止となった。
- 2022年は翌年の所属チーム数を各リーグ10チームずつに戻すため、以下の通りとなる[1]。
- 1部から2部への降格は4チーム(2部から1部への昇格は例年通り)。
- 各県リーグ1部優勝チームと、降格順位最上位チームの4チームによる2部昇格参入戦を行い、南北それぞれ2チームが来年度の2部に参入する。各県リーグ優勝チームが参入戦出場を辞退した場合、出場権は2位以下に繰り下げ。
- 2部北は岩手県リーグ上位チームが出場を辞退し、秋田県リーグが中止となったため参入戦は行われず、7位のヌ・ペーレ平泉前沢が残留、青森県リーグ優勝の七戸SCが自動昇格。2部南は山形県リーグの上位チームが参入戦への出場を辞退したため9位のFCパラフレンチ米沢が残留、参入戦は宮城県リーグ優勝のSendai universitätと福島県リーグ優勝のシャンオーレ郡山FCの1試合のみが行われ、勝利したSendai universitätが昇格。
2013年から2020年まで
- 2部南北各リーグの8位・9位・10位チームは、各県リーグに自動降格。
- 1部から2部同地域に2チームが降格した場合は、県リーグ降格枠が3から4へ増枠となり、7位も各県リーグに自動降格。
- 逆に2部同地域に降格チームが発生しなかった場合は、県リーグ降格枠が3から2へ減枠となり、8位が繰り上げ残留。
- JFLからの降格があった場合は2部、県リーグへの降格枠も増枠となる。
- 各県リーグ1部優勝チームは、2部の南北各リーグに自動昇格。優勝チームが昇格を辞退した場合、昇格の権利は2位以下に繰り下げ。
2012年
東北リーグのチーム数拡大(8チームから10チーム)に伴い、昇降格のレギュレーションを変更。
- 1部から2部への降格、2部南北各リーグから各県リーグへの降格は無し。
- 2部の南北各リーグ優勝チームは自動昇格。
- 2部の南北各リーグ2位チームによる昇格決定戦を行い、勝者(ヴァンラーレ八戸FC)は1部昇格。なお、1部優勝の福島ユナイテッドFCがJFLに昇格したため、敗れたコバルトーレ女川も1部に昇格している。
- 各県リーグ1部優勝チームは自動昇格。
- 各県リーグの2位チームによる北東北3県リーグチャレンジマッチ・南東北3県リーグチャレンジマッチを行い、1位は2部南北各リーグに昇格。
2011年は東日本大震災の影響により各カテゴリ間の昇降格は無し。
2004年から2010年まで
- 2部の南北各リーグ優勝チームによる昇格決定戦(1試合制)を行い、勝者は1部昇格。敗者は1部7位チームとホーム&アウェイ方式の入替戦を行う。2試合の合計スコアで引き分けの場合、1部7位チームが残留。
- 2部南北各リーグの8位は自動降格。7位は後述のチャレンジマッチ2位チームと入替戦(1試合制)を行う。
- なお、1部からの降格チーム数により入替戦および自動昇格の対象順位は変動する。ただし、6位以上の残留は変動なし。
- 東北リーグ昇格チームを決める大会として、北東北(青森・岩手・秋田)各県リーグ1部優勝チームによる北東北3県リーグチャレンジマッチ、および南東北(宮城・山形・福島)各県リーグ1部優勝チームによる南東北3県リーグチャレンジマッチを開催。各チームのホームで1試合ずつ、1回戦総当たりで行われる。1位は2部南北各リーグに昇格、2位は2部7位と入替戦(1試合制)を行う。
- なお、東北1部から2部への降格チーム数により同大会2位に入替戦の権利が与えられない場合もある。
- 2005年は東北リーグ2部のチーム数拡大(6チームから8チーム)に伴い、2部北では6位の山王クラブと北東北3県リーグチャレンジマッチ3位のTDK親和会による入替戦を開催。2部南から各県リーグへの降格は無し、各県リーグ1部優勝チームが2部南に自動昇格。
- 2004年は、2部北では6位の陸上自衛隊八戸と北東北3県リーグチャレンジマッチ1位の水沢クラブによる入替戦を開催。南東北3県リーグチャレンジマッチは七ヶ浜SCとFCペラーダ福島の1試合のみが開催され、勝利した七ヶ浜SCが2部南5位の呉羽化学と、山形県リーグ優勝の櫛引クラブが2部南6位の山形FCとそれぞれ入替戦を行った。
1997年から2003年まで
- 2003年まで2部リーグの所属チーム数は各県2チームずつに固定されており、各県の中で下位となったチームが同県リーグの優勝チームと入替戦を行っていた。2003年はチャレンジマッチを開催せず、2部の下位3チームと各県優勝チームの間で入替戦を行った。
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過去の主な参加クラブ
- アステール青森FC(1997-2006年)
- ヴァンラーレ八戸(2006-13年)
- ラインメール青森FC(2003年、2009-15年)
- おいらせFC(2014年、2017-18年)
- ラスィーボ青森(2021-23年)
- TDKサッカー部(現:ブラウブリッツ秋田)(1982-84年、1987-2006年)
- 秋田大学医学部サッカー部(2013-19年)
- 北都銀行サッカー部(2000-07年、2015年、2017-23年)
- グルージャ・イストリア(2009年)
- FC紫波(2008-10年)
- グルージャ盛岡(旧:ヴィラノーバ盛岡、現:いわてグルージャ盛岡)(2003-13年)
- FC Fuji08(2013-15年)
- 花巻クラブ(2013年、2015-16年)
- 岩手クラブ(2014年、2019年)
- 遠野クラブ(2000-13年、2017-18年、2021-22年、2024年)
- 盛岡ゼブラ(1977-2024年)
- 葛巻クラブ(2022-2024年)
- 東北電力サッカー部(現:ベガルタ仙台)(1991-94年)
- ソニー仙台FC(1995-97年)
- NEC TOKIN FC(旧:トーキン・NECトーキン)(1994-2011年)
- 塩釜NTFCヴィーゼ(旧:佐川急便東北・ヴィーゼ塩釜・塩釜FCヴィーゼ、現:塩釜FCヴィーゼ)(2003-14年)
- マリソル松島(旧:松島サッカークラブ)(1979-2016年)
- DUOPARK.FC(2015-16年)
- 仙台中田サッカークラブ(1989-95年、1997年、2001-18年、2022年)
- 中新田SC(2007-09年、2013年、2016-18年、2024年)
- NEC山形サッカー部(現:モンテディオ山形)(1990-93年)
- 戸沢FC(2014年、2016年)
- 三川SC(2017年、2019-22年)
- 長井クラブ(2021-23年)
- 福島FC(1992-94年)
- ビアンコーネ福島(旧:ノーザンピークス郡山)(2003-10年)
- 福島ユナイテッドFC(旧:FCペラーダ福島)(2006-12年)
- クレハサッカー部(旧:呉羽化学サッカー部)(1977-89年、2004-08年、2014年、2016-17年)
- FCシャイネン福島(旧:FCレグノウァ)(2010-17年)
- 会津オリンパスサッカー部(2017-18年)
- いわきFC(2018-19年)
- バンディッツいわき(2008-20年)
- 相馬サッカークラブ(2007-10年、2013-18年、2020-22年)
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脚注
外部リンク
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