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必殺仕掛人

必殺シリーズの第1作。テレビドラマ。 ウィキペディアから

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必殺仕掛人』(ひっさつしかけにん)は1972年9月2日から1973年4月14日まで毎週土曜日22:00 - 22:56[1]朝日放送松竹(京都映画撮影所、現・松竹撮影所)が共同製作、TBSテレビ系(後年、ネットワーク編成が変わる)で放送された時代劇。全33話。

概要 必殺仕掛人, ジャンル ...

必殺シリーズの第1作である。

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概要

人足口入稼業の音羽屋半右衛門を元締に浪人の西村左内、医者の藤枝梅安の仕掛人(殺し屋)グループが依頼者から金銭を貰い、悪人を抹殺して晴らせぬ恨みを晴らす。

池波正太郎の連作小説『仕掛人・藤枝梅安』とその基になった短編『殺しの掟』[2]を原作としている。『仕掛人』放送当時は連載が始まったばかりで、放送と並行して原作が書かれるという一種のメディアミックスの様相を呈していた。そのため、本作は『仕掛人』とは異なる部分が多く、原作の主要人物である彦次郎と小杉十五郎は登場せず、『掟』の登場人物の西村左内、音羽屋半右衛門、岬の千蔵に藤枝梅安という布陣になっている。ドラマの人気を受けて、音羽屋半右衛門が『仕掛人』にレギュラー登場するという逆転現象が起きた。

当時のテレビ時代劇『木枯し紋次郎』(フジテレビ)に対抗する為に、それまでにない新しい時代劇を意図して制作、金を貰って悪人を抹殺する者たちを主人公とした。これらの取り組みは視聴者に受け入れられ、以後は『必殺シリーズ』として継続した。

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製作背景

要約
視点

本作の放送前は『木枯し紋次郎』が躍進しており、朝日放送は対抗策として、人気時代劇『鬼平犯科帳』の原作者の池波正太郎作品を原作とする番組企画を立てた[3]。これは池波の短編『殺しの掟』『おんなごろし』を基に闇の殺し屋たちを主役とした時代劇ドラマであった。

当時のテレビ時代劇は勧善懲悪が基本で、金を貰って悪人を殺す殺し屋が主人公という設定は異例であった。原作は、この時点ではパイロット版に近く、作品としての『仕掛人・藤枝梅安』は確固としたものでは無かった。原作は『仕掛人・藤枝梅安』としつつも登場人物は『殺しの掟』がベースとなり、『掟』の登場人物の西村左内、音羽の半右衛門、岬の千蔵に連載が始まったばかりの『仕掛人』から主人公の藤枝梅安を加えた構成となっている。このため、梅安を演じた緒形拳ではなく、左内を演じた林与一が主演となった。

制作会社は当時の時代劇製作の主導的立場にあり、朝日放送と縁の深かった東映と現代劇やホームドラマを数多く製作、時代劇の経験が皆無に等しい松竹に企画書を送り、コンペが開かれた。実際のプレゼンテーションでは手馴れていた東映に対して、松竹はテレビ部の一名しか来ないという有様であったが、山内は松竹を推して、最終的に松竹に任せることが決まった[4]。山内は型に嵌った時代劇になるのを嫌い、現代劇やホームドラマの要素を取り入れた新しい時代劇を構想しており、松竹に最初から任せるつもりでいた。コンペ前日に山内は松竹のスタッフと会談して、制作意図を予め伝えていた[4]。制作会議では「今までの時代劇と違う、現代的な感覚の作風とそれに合う音楽」「映画風の重みのある作劇」を『木枯らし紋次郎』への対坑策として打ち出すことが決まった[5]

第1、2話の監督は山内の意向で、後に『仁義なき戦い』のヒットで有名となるが当時は社内で冷遇されていた東映の深作欣二が起用された。深作は妻で女優の中原早苗が山内がプロデューサーを務めたテレビドラマ『お荷物小荷物』に出演した縁で彼と交流があった。本作では後に深作作品の代名詞となった手持ちカメラの多用などの撮影手法が見られる。深作は撮影開始前にカメラ テストを行い、撮影対象全体に光が当たる物と陰影を際立たせた物の二通りのライティングを提示して比較したが石原興カメラマンの「闇が撮りたい」の意見が決め手となり、陰影を強調した撮影手法を採用した。

当時のテレビ時代劇は東映の得意とする所で京都映画はそれに及ばず、全体に光を当てるとセットやメイク技術の甘さという弱点を露呈してしまうことになるため、影を利用して奥行きを出すという苦肉の策を採らざるを得なかったともされる[6]。結果的に、陰影を強調した撮影が功を奏して、後の必殺シリーズに引き継がれ、代名詞となった。

撮影の石原らはセルジオ・コルブッチ監督フランコ・ネロ主演の続・荒野の用心棒を、本作の画面作りの手本としたという[7]

音楽は『紋次郎』のフォークに対して、歌謡曲の平尾昌晃を起用した[5]。平尾はギター、カスタネット、ブラス等による劇伴を製作、マカロニ・ウェスタン調の主題歌『荒野の果てに』を書いた。

キャスティングは前述の理由から、当時のホームドラマで活躍していた俳優が検討された。当初案では西村左内はホームドラマで活躍していた竹脇無我、藤枝梅安は新国劇で活躍、当時の映画、テレビドラマに多数出演して人気の高い緒形拳[9]、音羽屋半右衛門はホームドラマの父親役で人気が高かった山村聡であった。左内は竹脇が断ったために剣戟俳優の林与一が起用された。これらの草案(竹脇、緒形、山村)はコンペの前から、山内と松竹で既に決められていた。

『紋次郎』の中村敦夫が撮影中の事故で一時離脱したタイミングを見計らい、放送時間は『紋次郎』の30分前の22時開始にするなどの策が練られた[5]。第1話の完成後にキー局のTBSテレビが放送反対を表明するなどの問題に見舞われるが放送開始にこぎつけた。

革新的な作風の『必殺仕掛人』は当初の予想に反して、大きな支持を得て高視聴率を記録した。当時のTBSテレビ系列は『8時だョ!全員集合』『キイハンター』と土曜夜のゴールデンタイムが人気を得ていたが土曜22時の本作で、それを確固たるものとした。先述の様に『紋次郎』の中村のアクシデントも追い風となった結果、視聴率を上回り、2クールの放送予定が2か月延長され、好評のうちに終了した。2月終わりが4月終わりに延長したことに伴い、最終回で本来予定していた雪が降る中のラストシーンが撮れなくなったという[10]。 

本作は『必殺シリーズ』の魁となり、放送終了後には映画が3本作られ、2作目の『必殺仕掛人 梅安蟻地獄』は小杉十五郎が登場、林与一が演じている。詳しくは必殺仕掛人 (映画)を参照。

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登場人物

仕掛人

藤枝梅安
演 - 緒形拳
表向きは腕のいい医者として、裏では仕掛人として有名な男。音羽屋以外の元締の依頼を受けて仕掛けを行っている。西村夫妻からは「梅安殿」と呼ばれる。
仕掛人・藤枝梅安』の主人公で基本的な設定は踏襲されているが、原作よりも欲望に忠実で明朗快活な人物として描かれる。社会の構造を熟知しており、義憤にかられ、物事の全貌を見誤りやすい左内に忠告をすることが多い。
仕掛人としての腕は一流で、プライドが高い。自分の鍼で相手を仕留めることにこだわりを持ち、他の得物を使うことを嫌う。
西村左内
演 - 林与一[11][12]
妻子持ちの浪人。辻斬りで生計を立てていたが第1話で音羽屋に剣の腕を買われ、仕掛人となる。
真面目な性格で、家族を第一に考えている。気負ったところがなく、普段は音羽屋の誘いで始めた釣りをしていることが多い。元々は横暴な上役を斬ったことが脱藩した理由であり、自分の生き方に悩むことが多く、情に厚い。それが例え標的であっても理想に燃える人物には感化されてしまう。
仕掛人稼業で得た報酬は必要な分を除き、音羽屋の妻のおくらに全て預けている。妻子には剣術道場の師範代をしていると偽っている。
『殺しの掟』の登場人物で、原作では50代で半右衛門とは14年近い付き合いではあるがそれを除けば、オリジナル通りのキャラクターである。
岬の千蔵
演 - 津坂匡章[13]
半右衛門の配下で、仕掛人の密偵。
お調子者で女好きの男。梅安とは馬が合い、行動を共にすることが多い。かつては盗賊だったらしく、密偵としては優秀で屋根裏に忍び込んだり、伝馬町の牢破りを行う。ただし血を見るのが嫌いな為、仕掛人にはならず、殺しは行わない。拷問に掛けられて命を落としたことがあるが、梅安の鍼によって蘇生した。
『殺しの掟』の登場人物だが、ほぼオリジナル通りのキャラクターである。
演じた津坂は以後も「おひろめの半次」「油紙の利吉」として、同じような役柄を演じた。
櫓の万吉
演 - 太田博之[14]
半右衛門の配下で、仕掛人の密偵。
真面目な性格の青年で、左内への連絡係として登場することが多い。千蔵の弟分として様々な任務をこなす。行動派ではあるが失敗することが稀にある。
音羽屋半右衛門
演 - 山村聡[15]
表稼業は口入屋[16] 、裏稼業は仕掛人の元締をしている男。
人当たりのいい初老の人物で面倒見が良く、様々な人々から信頼されている。かつては自身も仕掛人であったが失敗により、遠島にされた過去がある。裏稼業の元締として「世のため人のためにならない奴だけを殺す」という強い信念を持ち、梅安と左内から信頼されている。
相手が大物でも自分の信念は曲げず、大胆不敵な行動を取ることがある。裏の仕事で得た多額の報酬は社会の役に立つ人々に寄付している為、手元には殆ど残らない。
基本的に殺しは行わないが、かつては仕掛人だったこともあり、仕込み竿を持っている。第1話など、稀に殺しを行うこともあり、腕っ節は強い。
原作では、『殺しの掟』などに登場する香具師の元締で、「音羽の半右衛門[17]」として登場する。元々『仕掛人・藤枝梅安』の登場人物では無く、何人かいる元締の一人としての登場であったが後に本作の人気を受けて、レギュラーとなった。

仕掛人の関係者

おくら
演 - 中村玉緒[18]
半右衛門の妻。
半右衛門と同様、島帰りの身で裏稼業に直接関わることは少ないが仕掛人のことは知っている。原作でも「音羽の半右衛門」の妻として登場し、音羽で料理茶屋を営んでいる。
原作では体が大きい太めの女性で気が強く、半右衛門を抱えるほどの力があるが本編では美女として描かれている為、与力に手篭めにされた過去を持つ。
西村美代
演 - 松本留美[19]
左内の妻。
良妻で、半右衛門 夫妻や梅安とも付き合いがある。
最終話で、左内が実際には道場の師範代をしていないことに気付いていたことを明かす。その際に左内の裏稼業を知らされるが夫と共に江戸を旅立つ。
西村彦次郎
演 - 岡本健[20]
左内の息子。
おぎん
演 - 野川由美子[21]
第1話の標的、辰巳屋の妾。梅安は仕掛けの為に彼女に近付くが仕掛けた後も関係を持ち続ける。
辰巳屋亡き後は小料理屋で芸者として働く。
第24話で仕掛人の存在を知り、一儲けするために自称仕掛人となる。しかし梅安が仕掛人であることを知ったため、梅安の鍼で記憶を消される。以後は登場しない。
野川由美子が必殺仕置人暗闇仕留人で演じた「おきん」とは別人である[22]
ナレーション
オープニング、エンディング(第2、33話) - 睦五郎
作 - 早坂暁
ナレーションのセリフはオープニング、エンディング共通。第9話は冒頭の口調が異なる別テイクを使用した。

ゲスト

第1話 「仕掛けて仕損じなし」
第2話 「暗闘仕掛人殺し」
第3話 「仕掛られた仕掛人」
第4話 「殺しの掟」
第5話 「女の恨みはらします」
第6話 「消す顔消される顔」
第7話 「ひとでなし消します」
第8話 「過去に追われる仕掛人」
第9話 「地獄極楽紙ひとえ」
第10話 「命売りますもらいます」
第11話 「大奥女中殺し」
第12話 「秋風二人旅」
第13話 「汚れた二人の顔役」
第14話 「掟を破った仕掛人」
第15話 「人殺し人助け」
第16話 「命かけて訴えます」
第17話 「花の吉原地獄の手形」
第18話 「夢を買います恨みも買います」
第19話 「理想に仕掛けろ」
第20話 「ゆすりたかり殺される」
第21話 「地獄花」
  • 神谷しず - 金井由美
  • 越後屋伝七 - 浮田左武郎
  • 永井監物 - 外山高士
  • 大滝伝八郎 - 波田久夫
  • 岡っ引き 文造 - 重久剛 
  • 長屋の女 - 木下サヨ子
  • 長屋の女 - 太田優子 
  • 番頭 - 戸板幸男 
  • 役人 - 三木昭八郎 
  • 仁助 - 小泉一郎
  • 神谷兵十郎 - 田村高廣
第22話 「大荷物小荷物仕掛の手伝い」
第23話 「おんな殺し」
第24話 「士農工商大仕掛け」
  • おりく - 雪代敬子
  • 田島新兵衛 - 堺左千夫
  • 井筒屋治兵衛 - 梅津栄(2回目)
  • 雲覚 - 小堀明男(2回目)
  • 大塚春仙 - 木村元(2回目)
  • 大工 留吉 - 神戸瓢介
  • 百姓 次郎左衛門 - 北見唯一
  • 南部源之助 - 北原将光
  • 茶屋のおかみ - 近江輝子
第25話 「仇討ちます討たせます」
第26話 「沙汰なしに沙汰あり」
  • 加東余五郎 - 平井昌一
  • 里枝 - 青柳三枝子
  • 石屋儀右衛門 - 伊達三郎(2回目)
  • 又七 - 江角英明
  • 加賀屋伝兵衛 - 西山辰夫(2回目)
  • 鳥居主水 - 北村大蔵
  • 正五郎 - 原万年
  • 奈加 - 山口朱美(2回目)
  • 遠藤忠晴 - 柳沢真一
第27話 「横をむいた仕掛人」
第28話 「地獄へ送れ狂った血」
第29話 「罠に仕掛ける」
第30話 「仕掛けに来た死んだ男」
第31話 「嘘の仕掛けに仕掛けの誠」
第32話 「正義にからまれた仕掛人」
第33話 「仕掛人掟に挑戦!」
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殺し技

西村左内
剣の達人で、悪人を大刀で斬り倒す。仕掛ける前は精神を落ち着かせるために笹笛を吹き、「仕掛人 西村左内」と名乗りを自ら上げる。
第17話では刀が使えず、三味線の撥で悪人の首筋を斬った。これは後に『暗闇仕留人』の糸井貢を始め、幾人もの登場人物の殺し技として定着した。
第19話では火箸で、悪人の喉を突き刺している。
藤枝梅安
施術用のよりも大きな針で、悪人の首筋や眉間を刺す。
第15話では鍼道具一式を奪われ、夜店で買った風車の心棒で悪人の首筋を刺した。
第5話では千蔵と協力して濡らした紙を悪人の顔面に貼り付けて窒息死させた。第19話では浪人に変装して、左内から預かった大刀で悪人を斬り倒した。第24話では悪人との揉み合いで針を刺せず奪った刀で倒した。この時は針の代わりとして、簪を使っている。
時には鍼で相手の記憶を消したり(第24話)、悪人に責め殺された千蔵を蘇生させた(第30話)。
音羽屋半右衛門
自分で直接、悪人に手を下すことは少ないが仕掛人時代の武器の短刀、針を仕込んだ煙管(第14話)、釣竿の柄の仕込み匕首(第5、14話)、護身用の短筒(第33話)を使用して仕掛を行った。
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スタッフ

  • 制作 - 山内久司、仲川利久(朝日放送)、櫻井洋三(松竹)
  • 脚本 - 放送日程参照
  • 音楽 - 平尾昌晃、渡辺音楽出版(第1話)
  • 監督 - 放送日程参照
  • 制作協力 - 京都映画撮影所(現・松竹撮影所)、劇団新国劇(第6話)
  • 制作 - 朝日放送、松竹

主題歌

  • 山下雄三「荒野の果てに」(ミノルフォンレコード(現・徳間ジャパンコミュニケーションズ[24]))
    作詞:山口あかり、作曲:平尾昌晃、編曲:竜崎孝路
    第1 - 5話まではインストゥルメンタルが用いられており、山下の歌が入ったのは6話以降である。このインストゥルメンタル版の他に、トランペットのファンファーレで始まる版がある。このファンファーレは「必殺!」として、以後のシリーズで何度も用いられ、シリーズ全体のテーマとして扱われている(詳しくは当該項目を参照)。
    本作でも「必殺!」以外にもアレンジされたBGMがいくつか用いられている[25]。先に「仕掛人梅安」と「必殺!」が製作され、この2曲を元に「荒野の果てに」が製作された。

放送日程

  • 第2、3、4、12、23、28話は原作付きエピソード[26]
  • 第1話は冒頭のシーンのみ、原作からの引用。
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放送自粛エピソードについて

『必殺仕掛人』では下記5作品が放送自粛により、再放送を見合わせられることが多い。

第4話「殺しの掟」
西村左内が登場した、同名の原作をベースにした作品。再放送では長らく自粛されていたが、その内容については明確にされていなかった。DVD『必殺仕掛人』上巻ブックレットには、この直前にテレビ放送されていた『鬼平犯科帳(俗にいう白鸚版)』で、当該エピソードが既に使用されており二重使用を考慮して自粛した旨が記載されている。なお前記されたように必殺仕掛人の原作は殺しの掟であり、むしろ鬼平犯科帳での殺しの掟が作品の流用であるため、以後の鬼平犯科帳では中村吉右衛門版も含めて当該エピソードは制作されていない。2015年1月26日、2018年3月15日のテレ玉での再放送では放送禁止用語を音消し対応した上で放送されたが、サブタイトルの「殺しの掟」表示はカットされていた。2024年5月10日のテレ玉の再放送ではサブタイトルも含めて放送された。
第5話「女の恨みはらします」
女性が男達に乱暴されて気がふれてしまうという内容があるため。2015年1月27日、2018年3月16日のテレ玉での再放送では自粛されたが、2024年5月13日のテレ玉の再放送では放送禁止用語を音消し対応した上で放送された。
第21話「地獄花」
本作も放送自粛作品として、再放送では長らく日の目を見なかったエピソード。オー・ヘンリー賢者の贈り物』をベースにした、テレビオリジナルのストーリー。再放送が自粛されてきた理由について、DVD『必殺仕掛人』中巻ブックレットでは「最後に妻を斬った、本作のゲストキャラクター・神谷兵十郎の理由に対するフォローがないから」という旨の説明がなされている。2015年以降のテレ玉の再放送では放送されている。
第24話「士農工商大仕掛け」
士農工商」が放送禁止用語に当たるため。2015年以降のテレ玉の再放送では放送されている。
第28話「地獄へ送れ狂った血」
原作のエピソード「梅安晦日蕎麦」の映像化であるが、闇に葬る城主の異常に残忍な性格を「遺伝(血筋)による精神障害」としているため、再放送の際に放送局によっては自主規制により、この回を放送しないことがある。
ただし、原作は現在も発売され(文庫版第1巻に収録)、本編はDVD『必殺仕掛人』BOX下巻、『必殺仕掛人』(単品)VOL.8に収録されており、特に封印されているというわけではない。2006年のテレ玉での再放送(6月15日)では放送されている一方、2007年のWOWOW、2012年、2015年、2018年、2021年、2024年のテレ玉での再放送、2016年のメ~テレでの放送では自粛された。2024年のBS松竹東急でも放送自粛。
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ネット局

系列は放送当時のもの。
さらに見る 放送対象地域, 放送局 ...

備考

映画秘宝洋泉社)の深作欣二 追悼記事「秘宝読者が選ぶ好きな深作作品ベスト10」で『仁義なき戦い』などが読者アンケートでランクインした。渡哲也 主演の『仁義の墓場』が第1位に選ばれた同企画で、本作の第1話が深作が演出したテレビ時代劇では唯一のランクインとなった[32]

脚注

前後番組

外部リンク

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