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第11普通科連隊

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第11普通科連隊
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第11普通科連隊(だいじゅういちふつうかれんたい、JGSDF 11th Infantry Regiment(Mechanized))は、陸上自衛隊東千歳駐屯地北海道千歳市)に駐屯する第7師団隷下の普通科連隊である。

概要 創設, 所属政体 ...
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訓練展示を行う第11普通科連隊

概要

連隊長は、1等陸佐(二)が充てられ、連隊本部、本部管理中隊、6個普通科中隊および重迫撃砲中隊により編成される。

1981年(昭和56年)3月に第7師団の機甲師団への改編により編成された陸上自衛隊で唯一の完全装軌装甲車化普通科連隊であり、連隊の規模も他の連隊と比較して倍近く大きい6個普通科中隊編成となっている。

沿革

要約
視点

第11連隊

  • 1951年(昭和26年)
    ※ 編成:連隊本部および第1大隊(小月駐屯地)、第2大隊(曾根駐屯地)、第3大隊(中津駐屯地)[1]
    • 10月20日~26日:ルース台風のため山口県内に災害派遣を行う(警察予備隊創設後初めての災害派遣)。
  • 1952年(昭和27年)
    • 1月15日:第11連隊第3大隊(中津駐屯地)が、第10連隊第3大隊に改称。
    • 1月20日:第10連隊第2大隊(福岡駐屯地)が、第11連隊第3大隊に改称。

第11普通科連隊

  • 1954年(昭和29年)
    • 7月1日:陸上自衛隊発足に伴い、第11連隊が第11普通科連隊に称号変更。
    • 8月20日:第9普通科連隊第14中隊と第11普通科連隊第14中隊を母体として第102特車大隊を富士駐屯地に新編。
    • 9月19日:北海道への移駐を開始。米軍輸送艦「オカナガン」に乗艦。
    • 9月20日:0900時、門司港を出港。
    • 9月23日:1000時、室蘭上陸完了。1630時、東千歳駐屯地に移駐完了。
    • 9月30日:第11普通科連隊が第5管区隊の隷下に入る[2]
  • 1956年(昭和31年)1月23日:第7混成団新編に伴い、第6普通科中隊の要員を第18普通科連隊の指揮下に入れる。
  • 1961年(昭和36年)
    • 2月22日:第7混成団の隷下に入る。
    • 2月28日:第7混成団の改編に伴う連隊改編。
    1. 第1大隊と第2大隊第4中隊、第1特科団第113特科大隊第3中隊を母体に機械化連隊(連隊本部、本部管理中隊、4個普通科中隊、迫撃砲隊)として第11普通科連隊が東千歳駐屯地に再編成。
    2. 第2大隊は第11普通科連隊、第23普通科連隊第24普通科連隊に分散配置。
    3. 第3大隊を母体に第23普通科連隊が機械化連隊(連隊本部、本部管理中隊、4個普通科中隊、迫撃砲隊)として東千歳駐屯地に新編。
  • 1962年(昭和37年)8月15日:本部管理中隊、4個普通科中隊および重迫撃砲中隊編成となる。第7師団に隷属。
  • 1963年(昭和38年)4月30日:62式7.62mm機関銃26丁が配備される。
  • 1981年(昭和56年)3月25日:第7師団の機械化師団から機甲師団への改編に伴い、完全機械化部隊として再編[3]
  1. 廃止された第23普通科連隊2個普通科中隊と2個重迫撃砲小隊、および移駐した第24普通科連隊の2個普通科中隊と2個重迫撃砲小隊を併合し所属人員を増強。
  2. 普通科中隊を4個から6個へと増加し[3]、重迫撃砲中隊は6個小隊編成となる。
  3. 3個連隊を併合した際の余剰人員は道内の普通科連隊へ転属。
  • 1987年(昭和62年)11月1日:当時の源川幸夫師団長の発案で、機甲太鼓が誕生する[4]
  • 1992年(平成04年)
  • 1995年(平成07年)12月5日:5.56mm機関銃MINIMIが配備される。
  • 1997年(平成09年)3月5日:96式自走120mm迫撃砲の1号車が重迫撃砲中隊に配備される。
  • 2000年(平成12年)
    • 3月28日:部隊改編
    1. 師団改編に伴い、第6普通科中隊と重迫撃砲中隊の1個小隊がコア部隊となる。
    2. 後方支援体制変換に伴い、整備部門を第7後方支援連隊第2整備大隊普通科直接支援中隊へ移管。※ 本部管理中隊の整備小隊が廃止され要員など73名が第7後方支援連隊に転属。
  • 2005年(平成17年)3月5日:日米共同実働訓練での実弾射撃中、北海道大演習場において発射した96式自走120mm迫撃砲の砲弾が、誤って演習場外に着弾した[5]
  • 2015年(平成27年)2月20日:午前8時20分頃恵庭市北海道大演習場で行われた89式装甲戦闘車の射撃訓練で74式車載7.62mm機関銃1発が誤って発射され、およそ5メートル離れたところで待機していた別の戦闘車に当たり予備の燃料の軽油が入った容器に穴が空くなど破損が起きるという事故が発生した。銃弾は車体にはじかれ中の隊員にけがはなかった。機関銃には誤射を防ぐ安全装置はあったが弾倉への銃弾装填時は解除されるようになっていた。事故の発生により2日間日程の訓練は中止となった[6][7][8][9][10]
  • 2023年(令和05年)4月25日:20式小銃の配備が確認される。[要出典]
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警備隊区

千歳市[11]

部隊編成

  • 第11普通科連隊本部
  • 本部管理中隊[12]「11普-本」
  • 第1普通科中隊「11普-1」:89式装甲戦闘車オジロワシの頭部、後ろに「1」)
  • 第2普通科中隊「11普-2」:73式装甲車 (二本の刀、日章、盾)
  • 第3普通科中隊「11普-3」:89式装甲戦闘車 (向かって左にケルベロス、右に第二次大戦中の日本軍の航空機の名称(零、雷電、疾風等))
  • 第4普通科中隊「11普-4」:73式装甲車 (武田菱
  • 第5普通科中隊「11普-5」:89式装甲戦闘車 (スズメバチ、後ろに「5」)
  • 第6普通科中隊「11普-6」:73式装甲車 (6、六角形、狐をあしらったマーク)
  • 重迫撃砲中隊「11普-重」:96式自走120mm迫撃砲、73式装甲車 (オジロワシに迫撃砲弾)
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整備支援部隊

  • 第7後方支援連隊第2整備大隊普通科直接支援中隊「7後支-2整-普」(東千歳駐屯地):2000年(平成12年)3月28日から

主要幹部

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主要装備

過去の装備

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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