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三宮駅バスのりば
兵庫県神戸市中央区の三宮地区周辺にあるバス停留所 ウィキペディアから
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三宮駅バスのりば(さんのみやえきバスのりば)では、兵庫県神戸市中央区の三宮地区周辺にあるバス停留所について詳述する。
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概要
要約
視点
神戸市の中心部で、JR神戸線を初めとする複数の鉄道路線の要衝でもある三宮地区には、長距離・短距離を問わず数多くの路線バスが発着している。
広範囲にわたり路線が通じ利便性に長ける反面、運行会社や路線ごとに異なる乗り場に発着するケースも珍しくなく、しかも長年にわたり代表的なバスターミナルが存在しなかったため、観光客はもちろん地元の人々にとっても乗り場が分かりにくい状態が続いていた。特に1998年に明石海峡大橋が開通して以降は、淡路島・四国方面へと向かう高速バス路線が激増し、しかもダブルトラックの路線がほとんどである点も重なり、問題の深刻さは増すばかりであった。
こういった問題を解決するため、神戸市は阪神・淡路大震災からの復興と併せてJR三ノ宮駅の南側に建設された神戸新聞会館(ミント神戸)1階にバスターミナルを整備することとし、既設の神戸市バス三宮ターミナルを抱合する形で『三宮バスターミナル』が開設され(2006年11月26日供用開始)、一般路線・高速路線・送迎便計37路線が乗り入れる拠点が誕生した。
しかし、それでも一部の路線や運行会社は『三宮バスターミナル』以外の従来の地点に引き続き発着している。この現状を受け、周辺のバス停にアルファベット(S・N・M・Yのうち一文字)と数字を組み合わせた乗り場番号を割り当てた地図「三ノ宮駅バスのりば案内」を作成した。
その後、神戸市内の交通事業者の主体による「地域公共交通活性化ワーキンググループ」によって、2024年8月に策定された『三宮周辺バスのりば案内共通ルール』[1]に沿って、2025年4月に以下の通り乗り場番号の再編が行われた[2]。
- アルファベット
- 三宮バスターミナル・神姫バス神戸三宮バスターミナル・三宮東のりばは、バスターミナルの英語表記の頭文字(Bus terminal)を使用。
- フラワーロード・中央幹線上の乗り場は、三宮交差点を中心としたバス停の方位別に、東西南北の英語表記の頭文字(North、South、East、West)を使用。
- 数字
- 三宮バスターミナルは1番からの連番、神姫バス神戸三宮バスターミナルは11番、三宮東のりばは21番。
- フラワーロード・中央幹線上の乗り場は、三宮交差点に近い順に、西行き・北行きが1番からの連番、東行き・南行きが11番からの連番。
また、「三ノ宮駅周辺における公共交通乗継円滑化推進会議」(会議委員)が主体となって『乗り場インフォ三宮』を開設したが、現在は閉鎖されている。
なお、2025年現在は、JR三ノ宮駅や旧・中央区役所、及びその周辺(中央幹線)で三宮再整備事業[3]による工事が行われているため、一部の乗り場は移転・休止している。また、乗り場が分散し分かりづらいこともあり、三宮再整備事業では旧・中央区役所の場所に、新バスターミナルの整備が計画されている。
京阪京都交通・京都市バスにも京都府京都市西京区に同名の「三ノ宮」バス停があるため「神戸三宮」・「神戸三ノ宮」・「三宮駅前」と行先表示案内するバス事業者も存在する。
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乗り場別の概要
要約
視点
三宮バスターミナル(B1 - B9)[4]

神戸市内最大のバスターミナルで、前述の通り2006年11月26日より供用されている。
従来から発着している神戸市バス(乗車3バース・降車2バース)に加え、ミント神戸の1階部分に高速バス路線の乗り場を新設し、乗車8バース・降車3バースに拡張した。
切符売り場は7時から21時まで営業しており、JRバス系(本四海峡バスと四国高速バスを含む)を2バース・私鉄系を1バースが使用している。JRバス系は西日本JRバス(西日本JRバスサービスに委託)、私鉄系は日本交通が営業しており、いずれも旅行業法における「営業所」に当たる。
窓口と同じスペースには待合室もあり、6時から24時まで利用できる。室内には、バスターミナル内に発着する全路線の時刻表が掲出されており、旅客案内システムも運用が開始された。トイレ(多機能タイプあり)や清涼飲料水の自動販売機も設置されている。
なお、ターミナル内には後述する『神姫バス神戸三宮バスターミナル』の案内も掲出されている。
発着路線
高速バス
一般路線など
神姫バス神戸三宮バスターミナル(B11)[11]
神姫バスが使用しているバスターミナル。同社(および共同運行会社)の一部の路線[12] を除く全線と、全但バスの高速バス路線が発着する。2023年までは、定期観光バス「スカイバス神戸」もここから発着していた。
JR三ノ宮駅東側の高架下にあり、切符売り場や待合室、売店やトイレがある。高架下のスペースを利用しているため、乗り場は駐車場のような様相を呈しており、バスはバックして乗り場に入線する。乗り場のすぐ前は公道であり、交通整理の係員が配置されている。
前後に2台ずつ縦列駐車を行う(2台×8列)。以前は縦列駐車の前方8バースのみ(1~8番)を使用し、後方はバス留置場として使用されていたが、増便に伴い留置場でも乗車扱いする便が増加したため、2019年2月1日より後方の留置場を「11~18番」とし、全16バース体制での運用が開始された。なお、空いている乗り場に随時バスが入線するため、便により乗り場は変動する。このためバスへの乗車は発車10分前(一部便は7分前)からで、待合室内の電光掲示板や放送で案内されるまで、バスに乗車することはできない。
三田、三木、西脇方面からの便の降車は、原則として『三宮バスターミナル』の10・11番降り場、もしくは、『地下鉄三宮駅前』降り場[13]で扱われる。その他路線の降車は、随時空いているバースに入線して行われるが、出発便の多い時間帯やバースが埋まっている場合などは、公道上で行われることもある。
ターミナル内には前述した『三宮バスターミナル』の案内も掲出されている。
三宮東のりば(B21)[24][25]
『神姫バス神戸三宮バスターミナル』(B11)から、JRの高架沿いに100mほど北東へ進んだ場所にあるバス停で、神姫タクシー・三宮営業所の前に設置されている。神姫観光が運行する高速路線(新高速乗合バス)や、神姫バスの定期観光バス「YUI PRIMA OLIVIA」[26]がここから出発する。タクシー営業所横には、バス利用者向けの待合所が併設されている。
阪神バス 神戸・三宮バスターミナル(E6)[27]
阪神神戸三宮駅前(中央幹線・西行)、三宮ビル北館北側にあるバス停で、ちょうどミント神戸の対面に位置する。阪神バスの一般路線バス『三宮駅前』バス停(E7)と設備を共用している。
阪神バスの高速バス「サラダエクスプレス」の発着や、伊丹・関西空港からのリムジンバスの降車場になっている。
停留所には屋根が備え付けられているが、待合室や切符売り場はない。なお、2008年2月までは、20m東の日本生命三宮駅前ビル前に乗り場があったが、阪神神戸三宮駅の改良工事に伴い移設された。また、『三宮バスターミナル』の開業までは日本交通系の高速バスもここから発車していた。
空港リムジンバス
神戸三宮(W12)[30]
- 阪神バス・阪急観光バス・関西空港交通
- JR三ノ宮駅西口付近、神戸交通センタービル南西側の中央幹線上にあり、伊丹・関西空港行のリムジンバスが発車する。降車扱いは『阪神バス 神戸・三宮バスターミナル』(E6)で行われる。
- 隣接して、神戸市バスの『三宮町1丁目』停留所(W11)がある。
地下鉄三宮駅前(N13)[31]
阪神三宮東口(E12)[32][25]
旧・中央区役所前(中央幹線・東行)にあるバス停。神戸市西区や明石市大久保地区へ向かうバスが運行されている。
以前は、三宮東交差点近くの「神戸三宮東急REIホテル」前に設置されていたが、三宮再整備工事の影響で、2025年4月1日より現在地に移転した。また、移転前は屋根付き待合所が設置されていたバス停設備も、移転後は標柱のみの簡易的なものとなっている。
- 神姫バス
- [通勤快速]水谷2丁目経由カワサキ前行
- [快速]水谷2丁目・カワサキ前・宮下1丁目経由高丘6丁目行
- [快速]水谷2丁目・宮下1丁目経由高丘6丁目行
- [快速]水谷2丁目経由宮下1丁目行
- [快速]水谷2丁目行
- [快速]上脇行
- [直行]神戸学院大学行
[通勤快速]・[快速]は全便が神戸学院大学口・大津和・上脇・北別府3丁目に停車する。
高速バス(神戸三宮高架商店街前、W14 - W16[33][25])

都市間ツアーバスから路線バスに移行した路線(いわゆる新高速乗合バス)の乗り場である。当所より北側のPMPTビル(北長狭通2丁目7-1)2Fに神戸三宮高速バス待合所が設置されており、係員が乗り場に誘導する。詳細な行先や経由地などは各社ホームページにて確認のこと。
- ツアーバスとしては今まで神戸市役所東側より発着していたが、高速路線バスとなり、バス停設置に伴い現在のセンタープラザ西館北側に設置された。
- その後も、一部の便は引き続き神戸市役所東側より発着している。
- すぐ西側に神戸市バスの『三宮町2丁目』停留所[34]があり、また、神戸三宮高架商店街前バス停と空港リムジンバス停の中間に、みなと観光バス(神戸市)の『三宮西口』(W13)バス停もある。
- かつては、ツアーバス向けのターミナルとして『三宮観光バスステーション』(JR三ノ宮駅東口の南東側)が供用されていたが、閉鎖された。
発着路線
- サンシャインエクスプレス
- WILLER GROUP(WILLER EXPRESS)
- ジャムジャムエクスプレス(JAMJAMライナー)
- オー・ティー・ビー(オリオンバス)
- 横浜・新宿・TDS
- 東京・TDL
- KAMOBUS(KAMOKAMOライナー)
- 広栄交通バス(ブルーライナー)
- 大新東(サンアンドムーン)
- ロイヤルバス(ロイヤルエクスプレス・HEARTS博多特急ニュースター号)
- 広島・小倉・博多
- 琴平バス(KOTOBUS EXPRESS)
- 軽井沢バス(流星号)
- 平成エンタープライズ(VIPライナー)
- ユタカ交通(ユタカライナー)
- 山一サービス(アミー号)
- 新宿・東京・海浜幕張
- 青垣観光バス(たびのすけ)
- 横浜・東京
神戸国際会館 付近
神戸国際会館前(S14)[35][25]
国際会館前交差点北東側、神戸国際会館入り口付近に設置されている。
神戸市役所前(S15)[36][25]
国際会館前交差点南東側、明治安田生命神戸ビル前に設置されている。すぐ南側に、神戸市バス『市役所前』停留所[37]がある。
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その他の一般路線バス
要約
視点
三宮センター街東口
2014年3月までは、市バスの停留所は市電の停留所名(三宮阪神前)を踏襲して「阪神前」だった。また、隣接する阪神バスの停留所は「阪神そごう前」で市バスと名称が異なっていたが、2019年10月にそごう神戸店が神戸阪急に転換されたことに伴い阪神バスも停留所名を改称し、「三宮センター街東口」に統一された。
北行(S1 - S5 フラワーロード 神戸マルイ・三宮センター街前)[39]
南行(S11 - S13 フラワーロード 神戸阪急新館・神戸ロフト西側) [41]
三宮町1丁目
東行(W11 中央幹線沿い JR三ノ宮駅西口南 神戸交通センタービル南側)[42]
西行(W1 中央幹線沿い センタープラザ東館北側)[43]
- 神戸市バス・神姫バス
- 7系統 夢野経由 神戸駅前方面行
三宮駅前
東行(E11 中央幹線沿い ミント神戸南)[44]
以前は、JR三ノ宮駅中央口南側に、高速バスを含めた複数の乗り場が設置されていたが、三宮再整備事業による工事のため、2021年から2023年にかけて、順次バス停の移転・廃止が行われ、2025年現在乗り場として残るのは、以下の1路線のみとなった。
西行(E1 - E5・E7 中央幹線 神戸阪急本館北側)[45][46]
2025年3月31日までは、山陽バスの垂水方面高速バスも、ここから発車していた。[47]
地下鉄三宮駅前
地下鉄山手線の開業前は、市電の停留所名(三宮阪急前)を踏襲して「阪急前」だった。
北行(N1 - N4 フラワーロード 地下鉄・阪急三宮駅前)[52]
南行(N11 - N15 フラワーロード JR三ノ宮駅中央口西側・地下鉄三宮駅前)[54]
三宮山手
南行(N16 フラワーロード JR三ノ宮駅中央口より北へ200m) [56]
- みなと観光バス (神戸市)
- 211系統・212系統 桜森町バスセンター行
- 22系統 ハーバーランド(モザイク前)行[57]
北行(N5 フラワーロード 阪急三宮駅東口より北へ200m)[58]
三宮西口(W13)[59]
中央幹線東行、センタープラザ本館北側に設置。
- みなと観光バス (神戸市)
- 22系統 新神戸駅経由 桜森町バスセンター行[57]
雲井通
旧・中央区役所前の交差点付近に、計4か所のバス停が設置されている。西行西側のバス停は、『阪神三宮東口』(E12)バス停の、中央幹線を挟んで向かい側に位置する。
なお、三宮駅から近い場所に設置されているが、共通乗り場番号は設定されていない。
東行(中央幹線東行 サンサイドホテル神戸三宮前)
以前は、旧・中央区役所前[60]に設置されていたが、三宮再整備事業による工事のため、2025年2月1日より現在地に移転した。
西行東側(中央幹線西行 アーバンエース三宮ビル前)
- 神戸市バス・神姫バス
- 29系統 三宮駅ターミナル前(ミント神戸)行[62]
西行西側(中央幹線西行 日新信用金庫神戸支店前)
南行(三宮米本ビル前)
- 神戸市バス・神姫バス
- 7系統 市民福祉交流センター前行
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脚注
外部リンク
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