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ニュージーランドトロフィー

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ニュージーランドトロフィー
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ニュージーランドトロフィーは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走GII)である。

概要 ニュージーランドトロフィー(NHKマイルカップトライアル)New Zealand Trophy (NHK Mile Cup Trial), 開催国 ...

正賞はレーシングタウランガ賞、ニュージーランド航空[2][3]

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概要

3着までの馬にNHKマイルカップの優先出走権が与えられるトライアル競走[4]

1971年にニュージーランドの「ベイオブプレンティレーシングクラブ(現・レーシングタウランガ)」からカップの寄贈を受けたことに伴い、交換競走として行われた「ベイオブプレンティレーシングクラブ賞グリーンステークス」が本競走の前身[4][5][6][7]。その後、1983年に4歳(現3歳)馬限定の重賞競走として「ニュージーランドトロフィー4歳ステークス(ニュージーランドトロフィーよんさいステークス)」の名称で新設された[4][5][6]。1984年よりグレード制が導入されGIII[注 1]に格付け、1987年よりGII[注 1]に格上げされた後、2001年より現名称となった[4][8][6]。しかし、2019年・2020年のレースレーティングが2年連続で3歳GIIの格付基準を満たさなかったことにより日本グレード格付け管理委員会から警告を受けている。2022年のレーティングが格付基準よりも3ポンドを超えて下回った場合、GIIIへの降格が審査されることになっていたが[9][注 2]、同年のレースレーティングが3歳GIIの格付基準を満たしたことにより、2023年以降もGII格付けが継続されることになった[10]

創設時は東京競馬場の芝1600mで5月に行われていたが、1996年にNHKマイルカップが創設されると本競走はNHKマイルカップトライアルに指定され、施行時期を4月下旬に移設のうえ距離も1400mに短縮された[5]。2000年には施行場を中山競馬場に、距離を1600mに変更のうえ施行時期も4月上旬に繰り上げられた[5]

創設時から外国産馬が出走可能となっていたが、1996年から牡馬・牝馬限定に変更。あわせて地方競馬所属馬も出走可能になった[8]。2009年からは国際競走となり、外国馬も出走可能になった[11]

競走条件

以下の内容は、2025年現在[2][3]のもの。

出走資格:サラ系3歳牡馬・牝馬

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国競走馬(優先出走)

負担重量:馬齢(牡馬57kg、牝馬55kg)

NHKマイルカップのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はNHKマイルカップの出走候補馬(3頭まで)が出走可能[12]なほか、JRAの3歳芝重賞競走の優勝馬および2歳GI競走の優勝馬にも出走資格が与えられる[5]

賞金

2025年の1着賞金は5400万円で、以下2着2200万円、3着1400万円、4着810万円、5着540万円[2][3]

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歴史

要約
視点
  • 1983年 - 4歳馬限定の重賞競走として「ニュージーランドトロフィー4歳ステークス」の名称で新設、東京競馬場の芝1600mで施行[5]
  • 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 1]に格付け[8]
  • 1987年 - GII[注 1]に格上げ[8]
  • 1996年
    • NHKマイルカップトライアルに指定[5]
    • 指定交流競走としてNHKマイルカップと安田記念のステップ競走に指定、地方競馬所属馬(NHKマイルカップと安田記念の出走候補馬)が各3頭まで出走可能になる[8]
    • 出走条件を「4歳牡馬・牝馬」に変更[5]
  • 2000年 - 地方競馬所属馬(NHKマイルカップの出走候補馬)の出走枠を2頭に縮小[8]
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳牡馬・牝馬」に変更。
    • 名称を「ニュージーランドトロフィー」に変更[5]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIに変更[13]
  • 2009年
    • 国際競走に変更され、外国調教馬が8頭まで出走可能となる[11]
    • 格付表記をGII(国際格付)に変更[11]
  • 2011年 - 東日本大震災および福島原発事故の影響により、阪神競馬場で代替開催。
  • 2019年 - 「ウオッカ追悼競走」の副称を付けて施行[14]
  • 2020年
    • 正賞がベイオブプレンティレーシングクラブ賞からレーシングタウランガ賞に変更となる。
    • COVID-19の感染拡大防止のため「無観客競馬」として実施[15]
  • 2022年 - 格付基準を2年連続して満たさなかったため、日本グレード格付管理委員会よりGII格付けに対する警告を受ける。

歴代優勝馬

コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第18回まで「ニュージーランドトロフィー4歳ステークス」、第19回以降は「ニュージーランドトロフィー」[5]

さらに見る 回数, 施行日 ...
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脚注・出典

外部リンク

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