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UEFA EURO 2020
2021年にヨーロッパで行われたUEFA欧州選手権 ウィキペディアから
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UEFA EURO 2020は、16回目のUEFA欧州選手権であり、ヨーロッパ各国の代表チームによって争われるサッカーの大会である。当初は2020年に開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染症の流行により、2020年から2021年に延期[1]。本大会は2021年に欧州11か国で分散開催された。公式試合球はアディダスの「UNIFORIA[2](ユニフォリア、「サッカーが生み出す一体感、幸福感」の意味)」。優勝はイタリア。
今大会からビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が運用された。
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開催地
要約
視点
開催国の立候補受付は2012年6月30日に開始し[3]、12月6日のUEFA理事会で欧州全土の複数都市で分散開催することを決定した[4]。
従来の方式では、以下の国・地域が立候補を表明していた。
トルコ[5] ただしイスタンブールが2020年五輪の開催都市に決まった場合、EUROの開催は認めないとIOC会長のジャック・ロゲが述べていた[6]。またUEFA会長のミシェル・プラティニも同様の発言をしていた[7][8]。
スコットランド・
アイルランド・
ウェールズ共催[9]
ジョージア・
アゼルバイジャン共催[10] 当初はジョージア単独だったが、バクーが五輪一次選考で落選したためアゼルバイジャン・ジョージア共催での候補となった。
2013年1月25日、UEFA理事会は今大会をUEFA60周年記念の特別大会として欧州13カ国での分散開催と決定した。このうち12会場でグループリーグ3試合と決勝トーナメントの1回戦もしくは準々決勝の1試合、残る1会場で準決勝と決勝の計3試合を開催する。開催国枠は撤廃されるが、予選を通過した(決勝・準決勝以外の)開催国はグループリーグ中の自国の試合を少なくとも2試合開催できる。またグループリーグの組み合わせには、選手や観客の負担を抑えるために移動距離も考慮される。スタジアムの収容人員数の条件は決勝・準決勝7万人以上、準々決勝6万人以上、1回戦・グループリーグ5万人以上(2ヶ所を目安に3万人以上という例外が認められる場合がある)で、選出される開催地は1カ国につき1都市のみだが、立候補は決勝・準決勝と準々決勝以前の2枠が可能で、同一都市か別都市にするのかは各協会の判断にゆだねられる[11]。
これに基づき、UEFAでは改めて開催地立候補の受付を行い、2013年9月11日の期日までに32協会から立候補の意向を示した[12]。開催都市は2014年9月19日に発表された[13]。
立候補を表明した都市・スタジアム
- 青が準決勝・決勝の開催地、緑がグループステージ3試合と決勝トーナメント(準々決勝1試合)、黄がグループステージ3試合と決勝トーナメント(ラウンド16・1試合)の開催地
- 立候補の内容のうち◎は準決勝・決勝パッケージと通常パッケージ(グループステージ3試合とラウンド16もしくは準々決勝のいずれか1試合)の両方に立候補、○は通常パッケージのみ立候補
開催地に決定した国(都市)
- グループステージ(3試合)とラウンド16(1試合)、準決勝・決勝を開催する都市
- グループステージ(各3試合)と準々決勝(各1試合)を開催する都市
- グループステージ(各3試合)とラウンド16(各1試合)を開催する都市
デンマーク(コペンハーゲン)
ハンガリー(ブダペスト)
オランダ(アムステルダム)
アイルランド(ダブリン)→
ロシア(サンクトペテルブルク)と
イングランド(ロンドン)[15]
ルーマニア(ブカレスト)
スコットランド(グラスゴー)
スペイン(ビルバオ)→ セビリア[15]
グループステージの開催地の組み合わせ
グループステージは、抽選により以下の開催地の組み合わせで行われることとなった[16]。
- グループA…ローマとバクー
- グループB…サンクトペテルブルクとコペンハーゲン
- グループC…アムステルダムとブカレスト
- グループD…ロンドンとグラスゴー
- グループE…ビルバオとダブリン → セビリアとサンクトペテルブルグ[15]
- グループF…ミュンヘンとブダペスト
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予選
→詳細は「UEFA EURO 2020予選」を参照
本大会出場を決める予選はUEFAネーションズリーグ2018-19のリーグ戦終了後の2019年3月にスタートする。また、ネーションズリーグの結果に基づいて追加の出場チームを決定するプレーオフが導入された[17]。
出場国

出場国
予選敗退
→詳細は「UEFA EURO 2020参加チーム」を参照
組み合わせ抽選
要約
視点
本大会の抽選会は、2019年11月30日にルーマニアのブカレストで行われた[18][19][20][21]。
出場国は、EURO2020予選成績ランキング(英語版)に基づいて4つのポットに振り分けられ、各ポットから1チームずつ、AからFのグループに振り分けられる。グループステージの開催国は自動的に自国で開催されるグループに配置される。また、政治的な理由から、ウクライナとロシアは同じグループには配置されない。(コソボ(予選プレーオフに出場)とロシア[22]、コソボとボスニア・ヘルツェゴビナ(予選プレーオフに出場)、コソボとセルビア(予選プレーオフに出場)も同様であったが、元から同じグループに配置される可能性が無かった。)
プレーオフ通過チームを加えた最終的な振り分けは以下の通り。
- 1980年大会までは3位決定戦が行われており、イングランドは1968年に旧ソ連との3位決定戦を勝って3位としている。
- 1980年大会までは3位決定戦が行われており、ハンガリーは1964年大会ではデンマークとの3位決定戦を勝って3位、1972年大会ではベルギーとの3位決定戦に敗れ4位としている。
- ポット1のウクライナはポット2に含まれるロシア(グループBの開催国)と同じグループに入らない。また、グループA,D,E,Fにはポット1に含まれる開催国が入り、ウクライナは入ることができないため、自動的にグループCに入ることになった。同じくポット1のベルギーは唯一、残っているグループBに入ることになった。
- 抽選時にはプレーオフ通過チームは未確定だった。
- プレーオフのグループBにはアイルランド(本大会のグループEの開催国)が含まれるため、プレーオフの勝者はグループFに入ることになった。
- プレーオフのグループDの勝者はグループCとグループFのうち、プレーオフのグループAの勝者(ハンガリー)が入らなかった方のグループに入ることになった。
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グループステージ
要約
視点
各グループ上位2チーム及び3位チームのうち上位4チーム、計16チームが、決勝トーナメントに進出する。グループステージの順位は、以下の順に従い決定される[23]。
順位決定方式
全試合での獲得勝ち点が並んだ場合の順位決定基準[24]
- 当該チーム同士の対戦における、獲得勝ち点の多少
- 当該チーム同士の対戦における、得失点差
- 当該チーム同士の対戦における、ゴール数の多少
- 1.~3.を適用後においても2チーム以上に差がつかない場合は、それらのチームのみを対象に再び1.~3.を適用して比較する。それでも決着しない場合は、5.以下へ進む。
- 当該チームの全試合における、得失点差
- 当該チームの全試合における、ゴール数の多少
- 当該チームの全試合における、勝利数
- 比較対象が2チームのみで、グループリーグの最終戦で直接対決した結果、上記基準で差がつかないとき、PK戦を行う
- 当該チームの全試合における、フェアプレーランキングの比較
- 当該チームのEURO2020予選成績ランキング(英語版)の優劣
Group A
Group B
- 対戦勝ち点:デンマーク3点、フィンランド3点、ロシア3点。対戦得失点差:デンマーク+2点、フィンランド0点、ロシア-2点。
Group C
Group D
Group E
Group F
- 対戦勝ち点:ドイツ3点、ポルトガル0点。
各組3位チーム
決勝トーナメント進出の3位チームの対戦相手は以下のように定められる[24]。
確定した組み合わせ
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決勝トーナメント
要約
視点
グループリーグの結果
トーナメント表
Round of 16 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | |||||||||||
6月27日 - セビージャ | ||||||||||||||
![]() | 1 | |||||||||||||
7月2日 - ミュンヘン | ||||||||||||||
![]() | 0 | |||||||||||||
![]() | 1 | |||||||||||||
6月26日 - ロンドン | ||||||||||||||
![]() | 2 | |||||||||||||
![]() | 2 | |||||||||||||
7月6日 - ロンドン | ||||||||||||||
![]() | 1 | |||||||||||||
![]() | 1 (4) | |||||||||||||
6月28日 - ブカレスト | ||||||||||||||
![]() | 1 (2) | |||||||||||||
![]() | 3 (4) | |||||||||||||
7月2日 - サンクトペテルブルク | ||||||||||||||
![]() | 3 (5) | |||||||||||||
![]() | 1 (1) | |||||||||||||
6月28日 - コペンハーゲン | ||||||||||||||
![]() | 1 (3) | |||||||||||||
![]() | 3 | |||||||||||||
7月11日 - ロンドン | ||||||||||||||
![]() | 5 | |||||||||||||
![]() | 1 (3) | |||||||||||||
6月29日 - グラスゴー | ||||||||||||||
![]() | 1 (2) | |||||||||||||
![]() | 1 | |||||||||||||
7月3日 - ローマ | ||||||||||||||
![]() | 2 | |||||||||||||
![]() | 0 | |||||||||||||
6月29日 - ロンドン | ||||||||||||||
![]() | 4 | |||||||||||||
![]() | 2 | |||||||||||||
7月7日 - ロンドン | ||||||||||||||
![]() | 0 | |||||||||||||
![]() | 2 | |||||||||||||
6月27日 - ブダペスト | ||||||||||||||
![]() | 1 | |||||||||||||
![]() | 0 | |||||||||||||
7月3日 - バクー | ||||||||||||||
![]() | 2 | |||||||||||||
![]() | 1 | |||||||||||||
6月26日 - アムステルダム | ||||||||||||||
![]() | 2 | |||||||||||||
![]() | 0 | |||||||||||||
![]() | 4 | |||||||||||||
ラウンド16
準々決勝
準決勝
決勝
→詳細は「UEFA EURO 2020決勝」を参照
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脚注
- デンマークのクリスティアン・エリクセン選手は前半43分、心停止によりピッチに倒れ込んだ。救急措置などにより試合が一時中断、約1時間45分後の20:30(CEST)に試合が再開[25]。
出典
外部リンク
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