トップQs
タイムライン
チャット
視点
デジタル田園都市国家構想
ウィキペディアから
Remove ads
デジタル田園都市国家構想(デジタルでんえんとしこっかこうそう)は、2021年に岸田文雄内閣の下で始動した構想。「デジタルによる地域活性化を進め、さらには地方から国全体へボトムアップの成長を実現する」[1]ことを目的とする。「デジタル田園都市国家構想関連施策の全体像」という資料によれば、1.デジタル基盤の整備、2.デジタル人材の育成・確保、3.地方の課題を解決する為のデジタル実装、4.誰一人取り残されない為の取組、という軸が示されている。
概要
デジタル田園都市国家構想は岸田政権の掲げた「新しい資本主義」の重要な柱の一つとされ、「デジタル技術の活用により、地域の個性を活かしながら、地方の社会課題の解決、魅力向上のブレイクスルーを実現し、地方活性化を加速する。」と説明されている[2]。
- デジタル基盤の整備
- 5G等の早期展開
- 光ファイバーのユニバーサルサービス化
- データセンター、海底ケーブル等の地方分散
- マイナンバーカードの普及促進
- デジタルトランスフォーメーション(DX)導入などを肇めとした自治体システムの標準化・共通化の推進
- デジタル人材の育成・確保
- 公的分野のデジタル人材の育成・確保
- オンライン講座等の実施
- 地方の課題を解決するためのデジタル実装
- ローカル5G実装
- デジタル化による消防・防災の高度化
- 誰一人取り残されない為の取組
- デジタル活用を促す為の支援
Digi田甲子園
要約
視点
Digi田(デジでん)甲子園は、地方公共団体、民間企業・団体など様々な主体がデジタルの力を活用して地域課題の解決等に取り組む事例を幅広く募集し、特に優れたものを内閣総理大臣賞として表彰する取組である[3]。
岸田首相(当時)は以下の三点を掲げ、Digi田甲子園の取り組みを始めた。
- 全国津々浦々でデジタル田園都市国家構想を力強く進めて行くためには、地方の創意工夫による独自の取組を積極的に発信し、横展開していくことが必要である。
- 地方公共団体や民間企業の意欲や、広く国民全体の関心を高め、様々な主体が積極的に参画できる環境を整えることも重要である。
- このため、本構想の実現に向けた地域の取組を広く募集し、特に優れたものを表彰する「Digi田(デジでん)甲子園」を開催する。
Digi田甲子園は過去に4度行われ、多くの団体が表彰を受けた。初めて行われた令和四年度夏のDigi田甲子園には159の団体が参加した。令和四年度冬のDigi田甲子園では審査員による選考のみならずインターネット投票が行われ、順位が記録された。
Remove ads
会議等
要約
視点
デジタル田園都市国家構想実現会議
内閣総理大臣を議長、デジタル田園都市国家構想担当大臣、デジタル大臣、内閣官房長官を副議長とする。構成員については、内閣府特命担当大臣(地方創生)、総務大臣、文部科学大臣、 厚生労働大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、国土交通大臣その他内閣総理大臣が指名する国務大臣並びに地方活性化及びデジタルに関し優れた識見を有する者のうちから内閣総理大臣が指名する者である[16]。有識者構成員としては、石山志保、井澗誠、太田直樹、加藤百合子、正能茉優、野田由美子、竹中平蔵、冨田哲郎、増田寛也、村井純、村井嘉浩、柳澤大輔、湯﨑英彦、若宮正子が参加している[17]。
総務省デジタル田園都市実現構想推進本部
総務大臣を本部長とする。
関連項目
外部リンク
注釈
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads