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三田駅 (兵庫県)

兵庫県三田市にある西日本旅客鉄道・神戸電鉄の駅 ウィキペディアから

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三田駅(さんだえき)は、兵庫県三田市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・神戸電鉄[1]。JR西日本の駅番号はJR-G61、神戸電鉄の駅番号はKB29

概要 三田駅, 所在地 ...

JRの駅は直営駅宝塚駅の被管理駅)で、アーバンネットワークおよび「JR宝塚線」の愛称区間、ICOCAの利用エリアに含まれている。

神戸電鉄の駅には当駅を終点とする三田線に加え、横山駅から分岐する公園都市線の列車も乗り入れている。PiTaPaの利用エリアに含まれている。

歴史

要約
視点

三田市を代表する駅[2]で、JR・神戸電鉄共に原則として全ての営業列車が停車する。ただし、JRでは国鉄時代に運行されていた特急『まつかぜ』の一部は通過していた。

1943年までは、当駅を起点として有馬温泉まで国鉄有馬線が延びていた。現在でもJRの駅の1番線の尼崎寄りにホームの跡が確認できる[3]

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有馬線開業の頃の国鉄三田駅、右側が福知山線、左側が有馬線
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駅構造

要約
視点

JR西日本

概要 JR 三田駅, 所在地 ...
概要 三田駅, 所属事業者 ...

相対式2面2線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している[2]。ホームの有効長は10両分だが、電車の乗降口に合わせてかさ上げされた部分は8両分で、残りの2両分との段差がホーム上で確認できる(線内では伊丹駅も同様に、10両中8両分のみかさ上げが行われている)。

改札口は橋上にある1ヶ所のみ。みどりの窓口みどりの券売機が設置されているほか、改札内にはトイレやAED、コインロッカー、駅スタンプが設置されている。駅外側の1階にはコンビニ型の「セブン-イレブン ハートイン」もある。かつては、改札横に売店型の「セブン-イレブン キヨスク」が出店していたが、2024年7月31日に閉店した。

かつては上下線の間に中線が1本あった[2]。中線には架線が張られておらず、線内の複線化後は尼崎側としか接続されていなかった。かつては神戸電鉄への搬入車両の留置に使用されたり、1994年に当駅  新三田駅間でトラックと衝突事故を起こした車両が留置されるなど、緊急時の列車の待避場所として使われたりすることもあった。中線の撤去後は、完全に停留所となった。

国鉄時代は1番のりば側に駅舎が併設されており、3番のりばとは跨線橋での連絡であった。3番のりばに隣接して4番のりばがあり、単式・島式複合型(いわゆる国鉄型配線)のホームと間に中線の2番線を挟む構造だった。

のりば

さらに見る のりば, 路線 ...
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
  • かつて存在した中線に相当する2番線が欠番扱いとなっており、「2番のりば」は存在しない。中線の撤去後もホームの改番はされていない。

ダイヤ

日中時間帯は上下線共に、新三田駅(一部は篠山口駅) - 大阪駅間で運行される区間快速が毎時4本発着する。区間快速は当駅を含む川西池田駅以北では各駅に停車し、上り(尼崎)方面の列車は川西池田駅で普通と接続する。

日中以外の時間帯は丹波路快速をはじめ、全ての快速・普通が停車する。また、全ての特急「こうのとり」が終日毎時1本程度停車する。

神戸電鉄

概要 神戸電鉄 三田駅, 所在地 ...

頭端式2面2線のホームを持つ地上駅[1]。2番線のみ両側にホームが設けられているが、北側のホームは現在使用されておらず、南側の1面2線のホームのみが使用されている(北側のホームには番号も振られていない)[1]。かつては隣接して貨物用のホームもあったが既に撤去されており、2024年12月現在、市の再開発事業に伴う立ち退き店舗等の仮設棟が建っている。

ホームの有効長は5両だが、5両編成の列車が入線したことはない。4両・3両編成用のITV装置とホーム確認用ミラーが設置されている。

改札口はホームの頭端部に当たる西側の1ヶ所のみで、終日駅員が常駐している。改札口付近にはトイレやAEDが設置されているほか、改札外には定期券発売所がある。また、改札口の内外に1ヶ所ずつコインロッカーがある。

冬季には車内温度維持のためドアカット(神戸電鉄では営業上「限定開」と呼称している)が行われ、各車両の改札口寄りの1ヶ所のドアのみ開閉され、他のドアは締切扱いとなる。

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...
  • 日中は1番線に公園都市線の列車、2番線に三田線の列車が発着する[1]
  • 夜間停泊の運用が設定されている。1番線には翌朝に新開地行きとなる4両編成が、2番線には翌朝の公園都市線の運用に入る3両編成がそれぞれ留置されている。

ダイヤ

平日・休日ともに、終日を通して新開地方面行きとウッディタウン中央行きが交互に発車しており、それぞれ1時間あたり4本ずつの合計8本が運行されている(早朝・深夜は例外あり)。

JRとの乗り換え客の需要に対応するため、終電は0時台に設定されている。

備考

1981年までは当時の国鉄と神戸電鉄は電化された渡り線で接続されており[2][3]、両社をまたぐ貨物の取り扱いが行われていた。渡り線は神戸電鉄側の駅の改築に合わせて撤去され、現在ではJR駅の保線車両が留置されている大阪寄りの引込み線に、その名残を留めている。

川崎重工業(現在の川崎車両)で製造された神戸電鉄の新製車両の搬入にもこの渡り線が活用されたが、国鉄側の貨物取扱廃止後は現在のトレーラーによる輸送に切り替えられており、市場駅に隣接する保線基地に直接搬入されている。

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利用状況

1980年代にはJR福知山線(当時は国鉄)の輸送改善と、三田市によりニュータウンの造成が進められ、大阪市神戸市方面双方のベッドタウンとしての需要が高まったことで、利用客が急増した。

ニュータウンなどの内陸部から神戸電鉄(神鉄)や神姫バスで当駅まで出て、JR福知山線に乗り換える通勤・通学客が多い(北隣の新三田駅に出る住民も少なくない)。

神鉄と神姫バスは、主に神戸市方面の流動で競合関係にある。中心部の三宮駅(JR三ノ宮駅)で比較した場合、神鉄の場合は谷上駅または新開地駅で必ず乗り換えが必要となるのに対し[注釈 1]、神姫バスは乗り換えなしで三宮駅前まで直行する特急三ノ宮線を運行している。三木市方面についても競合しており、鈴蘭台駅での乗り換えが必要で大回りとなる神鉄に対し、神姫バスはこちらも乗り換えなしで直通している(ただし神姫バスは運行本数が少なく、普通運賃でも神鉄の方が優位に立っている[注釈 2])。

近年の1日平均乗車は下表のとおりである。

さらに見る 年度, 1日平均乗車人員 ...

駅周辺

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キッピーモール

再開発が進められて以降、南口を中心に駅ビルや各種商業施設などが集積する繁華街となっている。繁華街を離れると住宅地が広がっている。

なお、金融機関については特記しない限り「三田支店」である。

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バス路線

神姫バスやタクシーが乗り入れるバスターミナルが駅の南北に整備されている。乗り場は南口に10か所(バスターミナル内に7か所、東側の県道上に3か所、うち1か所は未使用)、北口に3か所(うち1か所は未使用)ある。

神姫バスにとっては新三田駅と並ぶ同社の主要な停留所の一つで、市内各地を初め、加東市社(旧社町)や三木市方面への路線も運行している。

かつては阪急バスも乗り入れており、西宮市山口町方面、神鉄バスから継承した有馬温泉神戸市北区有馬町)方面、阪急田園バスから継承した宝塚市西谷地区方面へ向かう路線を運行していたが、2023年3月18日までに全て廃止・撤退している[注釈 5][20][21]

さらに見る のりば, 運行事業者 ...
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隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
G JR宝塚線(福知山線)
丹波路快速・快速(共に当駅から新三田方の各駅に停車)
西宮名塩駅 (JR-G58) - 三田駅 (JR-G61) - 新三田駅 (JR-G62)
区間快速・普通
道場駅 (JR-G60) - 三田駅 (JR-G61) - 新三田駅 (JR-G62)
神戸電鉄
三田線(公園都市線直通含む)
特快速(新開地行きのみ運転)・急行・準急・普通
三田本町駅 (KB28) - 三田駅 (KB29)

かつて存在した路線

鉄道省(国有鉄道)
有馬線
三田駅 - 塩田駅

脚注

関連項目

外部リンク

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