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世界吹奏楽協会

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世界吹奏楽協会せかいすいそうがくきょうかい、World Association for Symphonic Bands and Ensembles)は、1981年イギリスマンチェスターで創設された、吹奏楽のための国際組織。吹奏楽の指導者・作曲家・演奏家・出版社・教師・楽器メーカー・音楽愛好家のための組織として、吹奏楽の発展と質の向上、吹奏楽による国際交流と理解活動とにつとめている。1989年、ユネスコ国際音楽評議会に加盟した。略称WASBE

目的と目標

目的

  • 世界吹奏楽協会の会員になると、私たちの世界は小さくなり、以前では手の届かないところにあった吹奏楽の愛好家、伝統、スタイル、作品、練習法に直接アクセスできるようになります。
    • 国際的な焦点 – 私たちのメンバーは世界中から集まっています
    • 音楽教育 – 私たちは学習と成長を奨励します
    • 人材と音楽は利益を求めるものではありません – WASBEは非営利団体です

目標

声明文

作曲家のW.ベンソンによって書かれ、1990年の評議会で採択された。これは全てのWASBE活動の基礎となる基本的な哲学を表しています。

  • 私たちは、私たちが包括的な組織に属していること、そしてこれが私たちの独自性を定義していることを認識しています。
  • 私たちは、協力することで、市民の文化的生活へのインプットを強化する手段を見つけることができると認識しています。
  • ナショナルアイデンティティ、文化的遺産、年齢、芸術的嗜好、アマチュアまたはプロの経験などの個人差は、このより大きく、より広く、無限の検索において、サウンドタイムコミュニティを豊かにし、照らし出す要素であることを認識しています。
  • 私たちは、お互いを尊重し、お互いから学び、お互いを助け合う必要があることを認識しています。
  • 私たちは、オープンで寛容で、忍耐強く、進化し、成熟している組織であることを認識しています。その成長は人生であり、私たちが積極的に参加することで変化し、変化する可能性があります。
  • 私たちは、個々のメンバーが私たちの強さの源であり、受益者であり、私たちの最高の使者であり、私たち一人一人に私たちの芸術へのより高い関心を提供していることを認識しています。
  • 私たちは、一緒にいることによって一緒になるだけでなく、私たちの全体に生命の息吹と活力をもたらす、より豊かな調和とより強い対位法を提供することを認識しています。
  • 私たちは、オープンなコミュニケーション、最も徹底的な教育、そして最も幅広い普及を尊敬しているのは、それらが現在私たちが大切にしている最高の芸術的資質と私たちがまだ知ることのできないものに役立つからです。
  • 私たちは、芸術を進歩させる間、私たちの偉大な伝統を尊重しなければならないことを認識しています。
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役員(日本)

世界吹奏楽大会

要約
視点

吹奏楽についての研究成果の発表の場として、2年に1度、ヨーロッパ、アメリカ、アジアを巡回する形で開催される国際会議。会期中は世界各国から参加する優秀なプロ・アマの吹奏楽団のコンサート、講演、クリニック、セミナー、研究発表、楽器・楽譜・CDなどの展示販売が行われる。2014年より地域カンファレンスが行われることになった。これは地理的、経済的な理由で国際大会を開催しにくい地域で大会を行うことにより、その地域の吹奏楽活動/研究の活性化を促すと同時に、他の地域の人々が開催地域の活動、作品、音楽文化に目を向ける契機をつくろうとする狙いによるもの。 日本では日本吹奏楽指導者協会が吹奏楽の国際的な普及とレベルの向上に努めるために、毎回、参加している[3]

世界青少年ウインド・オーケストラ

世界青少年ウインド・オーケストラ(The WASBE International Youth Wind Orchestra / IYWO)は、世界中からオーディションで選び抜かれた若い音楽家たちによって構成される吹奏楽団で、世界吹奏楽大会の席上で練習の成果を披露する。1985年の第2回大会でその構想が発表され、1987年の第3回大会で世界各国のWASBE会員から推薦を受けた約50名の若い音楽家たちが集結し「WASBE国際名誉バンド」の名前でデビューした。1991年の第5回大会より現名称に変更し、現在に至る。

国際作曲コンテスト

全ての演奏難易度毎に芸術的価値の高い吹奏楽のために新しい音楽を作曲することを作曲家に奨励し、作曲家と指揮者の間に緊密な関係を築き、様々な文化や伝統に対する理解と理解を深めることを目的とする。 演奏難易度や編成によって分けられた部門に作品を提出。各部門毎に3名の最終選考者が選ばれ、世界吹奏楽大会の場で演奏された後に、順位が発表される。 最終選考者に、WASBEは次のことを行う。

  • 世界吹奏楽大会出演者の演奏による作品のプロモーション。
  • WASBE YouTube チャンネルで公開する受賞作曲家へのインタビュー。
  • 受賞作品と最終選考作品は、世界吹奏楽大会から1年間、WASBEが権利を有し、一般に$115.00(USD)で販売、WASBE会員に$30.00(USD)で販売し、作曲者本人に50%を分配する。
  • WASBE内での新しいレパートリーの宣伝と公開に関心のある出版社を見つけるために取り組み。
  • 提出された作品毎に、作曲家へ氏名と作品名が記載された参加証明書を授与。

部門

  • 第1回(2017年) 「地域」 / 「教育」
  • 第2回(2019年) 第1部門「グレード2-3の吹奏楽」 / 第2部門「グレード4-5の吹奏楽」 / 第3部門「管弦楽における管楽合奏」 / 第4部門「独奏楽器と吹奏楽」
  • 第3回(2022年) 第1部門「グレード1-2の吹奏楽」 / 第2部門「グレード3-4の吹奏楽」 / 第3部門「グレード5-6の吹奏楽(管弦楽における管楽合奏を含む)」
  • 第4回(2023年) 第1部門「グレード1-2の吹奏楽」 / 第2部門「グレード3-4の吹奏楽」 / 第3部門「グレード5-6の吹奏楽」
  • 第5回(2024年) 第1部門「グレード3-3.5の8分以内の吹奏楽」 / 第2部門「グレード4-4.5の10分以内の吹奏楽」 / 第3部門「グレード3-4.5の10分以内のブレイクスルー

受賞者(日本人)

  • 岡村雄之典 第2回(2019年) 第3部門「管弦楽における管楽合奏」第3位 「Lamento d’introduction et Scène de prière」[4]
  • 清水大輔 第4回(2023年) 第2部門「グレード3-4の吹奏楽」最終選考 「空を削るもの」[5][6][7]
  • 清水大輔 第5回(2024年) 第2部門「グレード4-4.5の吹奏楽」佳作 「ZAPPING」[8]

開催履歴

さらに見る 回数, 年月日 ...
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関連項目

脚注

参考文献

外部リンク

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