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東京佼成ウインドオーケストラ
日本の吹奏楽団 ウィキペディアから
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東京佼成ウインドオーケストラ(とうきょうこうせいウインドオーケストラ、Tokyo Kosei Wind Orchestra、TKWO)[注釈 1] は、日本のプロフェッショナル吹奏楽団である。1960年に、立正佼成会を母体として東京佼成吹奏楽団として発足した。
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概要
「鑑賞する吹奏楽」の普及を目指し、室内楽のような小編成の楽曲から、大編成の楽曲まで様々な規模で演奏している。
1960年5月、宗教法人立正佼成会の式典行事のための楽団「東京佼成吹奏楽団」の名称、20数名の団員で発足した。当時、日本国内における吹奏楽団の指揮者の多くは軍楽隊出身者であったが、当該楽団はいち早くクラシック界から指揮者を招き、活動の幅を広げた。
1970年代に入り、真のプロ吹奏楽団の道を歩むために新しい組織作りを模索する。これをきっかけとして常任指揮者を迎えると共に、1973年に名称を東京佼成ウインドオーケストラと改称した。
1980年以降、海外から積極的に指揮者を招き、コンサートやレコーディングを行っている。
全日本吹奏楽コンクール課題曲参考音源のCD録音は、1977年から1998年までは東京佼成ウインドオーケストラが単独で行っていたが、1999年以降は大阪市音楽団(現在のOsaka Shion Wind Orchestra)と2年おきに行っている(詳細は全日本吹奏楽コンクール課題曲音源#課題曲参考演奏を参照)。
2013年、文化庁の「文化芸術による子どもの育成事業」にプロ吹奏楽団として初めて採択されて以来、2015年を除いて毎年参加をしている。楽団創設理念である吹奏楽を通しての青少年教育事業を熱心に展開、サポートしている。
2022年4月1日から経営主体が「一般社団法人東京佼成ウインドオーケストラ」となり、立正佼成会から独立した[1][2]。
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歴史
- 1960年5月3日 - 東京佼成吹奏楽団として結成
- 1963年3月10日 - 第1回定期演奏会を開催
- 1968年6月4日 - NHK教育テレビ「音楽教室:吹奏楽」に初出演(収録:5月20日/於:CT-103)※担当:学校放送部/田中良一PD、杉村靖弘PD
- 1973年12月 - 東京佼成ウインドオーケストラに改称
- 1978年 - 第1回東南アジア吹奏楽指導者協会大会(SABDA)(東京,日本)に出演
- 1980年 - 第2回東南アジア吹奏楽指導者協会大会(SABDA)(東京,日本)に出演
- 1981年3月28日 - 第28回定期演奏会にて、指揮者として初来日したアルフレッド・リードを招待、会場である新宿文化センターが立ち見席まで満員となり、一部の入場が制限された。
- 1984年 - 第4回JBA-ABA合同会議「日米吹奏楽交歓演奏会(JBA-ABA Googwill Cncert)」(普門館)に出演
- 1989年 - ヨーロッパ・ツアー開催(スイス、オーストリア、フランス、イギリス、オランダ)。オランダでは「第4回世界吹奏楽大会(WASBE)」ガラコンサートに出演
- 1991年 - 「第1回日本吹奏楽アカデミー賞」受賞
- 1993年 - 皇太子御成婚記念CD「新・祝典行進曲」を、作曲家・團伊玖磨自身の指揮により録音。スイスツアー開催
- 1995年 - 「第7回世界吹奏楽大会(WASBE) in 浜松」ガラコンサートに出演[3]
- 1998年 - 黛敏郎管楽作品集「トーンプレロマス55」を、岩城宏之の指揮で録音。平成11年度文化庁芸術祭「レコード部門」優秀賞を受賞
- 1999年 - 12月 - 台湾ツアー、嘉義市で行われた2000年のカウントダウンイベントにも参加
- 2000年 - 3月19日 放送75周年記念「NHKみんなのコンサート」(指揮:南安雄)に出演(於:NHKホール)
- 2000年 - 第11回アジア・太平洋吹奏楽指導者協会大会(APBDA)(嘉義,台湾)に出演
- 2002年
- 4月 - アジアツアーに初参加
- 12月 - 毎年アメリカ・シカゴで行われているミッドウエスト・クリニックに初参加
- 2005年 - 「第12回世界吹奏楽大会(WASBE) in シンガポール」ガラコンサートに出演(指揮 : D.ボストック)[4]
- 2006年11月 - 「第1回東京佼成ウインドオーケストラ作曲コンクール」開催(第3回以降は休止状態)
- 2006年12月 - 第48回日本レコード大賞に出演
- 2007年6月27日 - 高校野球で応援として演奏される吹奏楽曲を集めたCD「ブラバン!甲子園」を発売。吹奏楽史上初のオリコンによるウイークリーアルバムチャートで最高17位を記録(2007年8月20日付)
- 2009年 - 日本テレビ『箱根駅伝』の新メインテーマ曲「Runner of the Spirit」を、作曲家・久石譲自身の指揮により録音
- 2010年
- 9月~10月 - ヨーロッパツアー開催。イタリア、スイス、ドイツ、トルコの各都市にて公演(指揮:ダグラス・ボストック)
- 2011年
- 2013年
- 3月 - 普門チャリティーコンサートにて森山良子と共演(3月24日/指揮:藤野浩一/中野サンプラザホール)
- 4月 - チェコの巨匠、ラドミル・エリシュカと共演
- 8月 - 「ヴィルトーゾ・コンチェルト」開催(浜松国際管楽器アカデミーとの共同企画)工藤重典(フルート)、ジェイムス・トンプソン(トランペット)、ジャン=イヴ・フルモー(サックス)の各氏と共演(8月7日/指揮:大井剛史/大田区民ホール・アプリコ)
- 9月 - 第28回国民文化祭・やまなし2013「吹奏楽の祭典」に出演(9月29日/指揮:渡邊一正/河口湖ステラシアター)
- 11月 - NHK「明日へ」東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」プロジェクトが収録され、繰り返し演奏模様が放送される
- 12月 - 第51回レコードアカデミー賞特別部門吹奏楽において「吹奏楽燦選/フェスティーヴォ!」(ヴァーツラフ・ブラフネク指揮)(日本コロムビア)がアカデミー賞受賞
- 2014年
- 3月 - 八神純子と共演(3月23日/指揮:藤野浩一/府中の森芸術劇場どりーむホール)
- 5月 - 第2回普門チャリティーコンサートにて岩崎宏美と共演(5月25日/指揮:藤野浩一/中野サンプラザホール
- 2015年
- 1月 - 同日(1月17日)にシエナ・ウインド・オーケストラと定期演奏会を時間差で開催。双方のコンサートを聴ける【リレー・チケット】を発売し、話題を呼ぶ
- 5月 - 岩井直溥を偲んで命日に「岩井直溥エバーグリーンコンサート」を開催(5月10日/指揮:渡邊一正/東京芸術劇場コンサートホール)
- 5月 - 第3回普門チャリティーコンサートにて松崎しげると共演(6月21日/指揮:藤野浩一/中野サンプラザホール)
- 9月 - 藤野浩一還暦記念エンターテインメント・コンサート開催(9月13日/中野サンプラザホール)
- 10月 - 徳川家康公顕彰四百年記念事業の一環としてコンサートを開催(10月11日/静岡市民文化会館大ホール)
- 12月 - 第53回レコードアカデミー賞特別部門吹奏楽/管・打楽器において「宇宙の音楽」/「剣と王冠」(ダグラス・ボストック指揮)(日本コロムビア)がアカデミー賞受賞
- 2016年
- 7月 - 第4回普門チャリティーコンサートにて八神純子と共演(7月10日/指揮:藤野浩一/中野サンプラザホール)
- 10月 - ドラゴンクエストコンサート初開催(主催:キョードー東京)
- 11月 - 第1回大阪定期演奏会をザ・シンフォニーホールで開催(定期演奏会の引っ越し公演は、楽団創設史上初)
- 12月 - 第54回レコードアカデミー賞特別部門吹奏楽/管・打楽器において「陽炎(かぎろひ)の樹」(大井剛史指揮)(ポニーキャニオン)がアカデミー賞受賞
- 12月 - サントリーホール クリスマスコンサート2016《Let's Christmas!》(主催:サントリーホール)
- 2017年
- 1月 - 第132回定期演奏会において、航空自衛隊航空中央音楽隊と共演(1月28日)
- 1月 - テレビ朝日系列「題名のない音楽会」で「ドラゴンクエスト」を演奏。同番組司会(当時)の、ヴァイオリニスト 五嶋 龍と共演(1月29日、3月12日放送)
- 2月 - 課題曲コンサート2017~往年の名曲とともに~を初開催(2月13日/東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル)
- 4月 - テレビ朝日系列「題名のない音楽会」へ再登場。同番組司会の、俳優・歌手 石丸幹二のサックス演奏と演(4月30日、5月7日放送)
- 6月 - 第5回普門チャリティーコンサートにてサーカスと共演(6月3日/指揮:藤野浩一/中野サンプラザホール)
- 6月 - 石川県立音楽堂にて第134回定期演奏会の引っ越し公演を行う(指揮:トーマス・ザンデルリンク)
- 9月 - サントリーホール2017リニューアル記念ダイワハウススペシャル【Reオープニング・コンサート】へ”TKWO祝祭アンサンブル”として出演
- 10月 - カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)開館記念公演の一環として【東京佼成ウインドオーケストラ吹奏楽大作戦in川崎】を開催
- 2018年
- 2019年
- 1月 - 「ジョン・ウィリアムズ」ウインド・オーケストラ・コンサート初開催(主催:キョードー東京)
- 2月 - 課題曲コンサート2019~往年の名曲とともに~(2月8日/東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル)開催、NTTデータとともに大阪への伝送実験実施
- 2月 - 愛知県立芸術大学との「コラボレーションコンサート in 長久手2019」を開催
- 7月 - 第7回普門チャリティーコンサートにて布施明と共演(7月31日/指揮:藤野浩一/中野サンプラザホール)
- 11月 - 「サンダーバード」ウインドオーケストラコンサート開催、東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズにラインアップ
- 2020年
- 2月 - 課題曲コンサート2020~往年の名曲とともに~(2月7日/東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル)開催
- 10月 - およそ8か月ぶりのコンサートを再開(第150回定期演奏会/指揮:沼尻竜典)
- 11月 - 創設60周年記念委嘱作品「吹奏楽のための交響曲第3番」(保科洋作曲)を大井剛史の指揮で初演(11月7日)
- 2021年
- 2月 - 課題曲コンサート2021~往年の名曲とともに~(2月16日/東京芸術劇場コンサートホール)開催
- 4月 - 「東京佼成ウインドオーケストラ60年史」刊行(新潮社/ISBN 978-4-10-910188-2・384頁)
- 9月 - 「河口湖ピアノフェスティバル2021」(主催:エイベックス・クラシックス・インターナショナル)においてピアニストの辻井伸行氏と共演
- 11月 - 立正佼成会より独立し、2022年4月1日より一般社団法人化を発表する
- 2022年
- 2月 - 課題曲コンサート2022~往年の名曲とともに~(2月17日/東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル)開催)
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歴代指揮者体制
指揮者体制(2021年1月現在)は以下の通りである。
現指揮者
- 大井剛史 - 正指揮者(2014-2023)、常任指揮者(2024-)
- トーマス・ザンデルリング(Thomas Sanderling)- 首席客演指揮者②(2014-2019)、特別客演指揮者(2020-)
- 飯森範親 - 首席客演指揮者③(2020-)
- 藤野浩一 - ミュージックアドヴァイザー(2014-2019)、ポップス・ディレクター(2020-)
元指揮者
- 水島数雄 - 1960年設立当時の楽長・指揮者
- 汐澤安彦 - 常任指揮者①(1972-1974)
- 宇宿允人 - 常任指揮者②(1974)
- 平井哲三郎 - 常任指揮者③(1974-1984)
- フレデリック・フェネル(Frederick Putnam Fennell)- 常任指揮者④(1984-1996)、桂冠指揮者(1996-)、2004年12月7日永眠 90歳没
- ダグラス・ボストック(Douglas Bostock)- 常任指揮者⑤(2000-2006)、首席客演指揮者①(2006-2011)
- ポール・メイエ(Paul Meyer)- 首席指揮者(2010-2012)
楽団員(2024年5月現在)
- 丸田悠太 - ピッコロ、フルート(インスペクター)
- 前田綾子 - フルート
- 宮村和宏 - オーボエ (副コンサートマスター)
- 福井弘康 - ファゴット
- 大浦綾子 - クラリネット
- 林裕子 - クラリネット
- 太田友香 - クラリネット
- 亀居優斗 - クラリネット
- 瀧本千晶 - アルト・クラリネット
- 有馬理絵 - バス・クラリネット
- 原浩介 - クラリネット・コントラバス・クラリネット(企画委員)
- 林田祐和 - アルト・サクソフォン(コンサートマスター)
- 松井宏幸 - テナー・サクソフォン
- 栃尾克樹 - バリトン・サクソフォン(インスペクター)
- 奥山泰三 - トランペット
- ガルシア安藤真美子 - トランペット
- 本間千也 - トランペット
- 河原史弥 - トランペット
- 上原宏 - ホルン
- 堀風翔 - ホルン(インスペクター)
- 小助川大河 - ホルン
- 今村岳志 - テナー・トロンボーン(インスペクター)
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定期演奏会(東京)
要約
視点
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定期演奏会(大阪)
11月の東京公演と同内容
課題曲コンサート~往年の名曲とともに~(東京開催分のみ)
要約
視点
※その年度の最新の課題曲は一覧より省略
※2021年開催時の最新課題曲は、中止となった前年度課題曲を再演奏
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委嘱作品/初演日
要約
視点
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出演情報
テレビ出演
ラジオ出演
- 吹奏楽のひびき公開録音
脚注
外部リンク
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