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久石譲

日本の作曲家、指揮者、ピアニスト (1950-) ウィキペディアから

久石譲
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久石 譲(ひさいし じょう、英語: Joe Hisaishi、本名:藤澤 守〈ふじさわ まもる〉、1950年昭和25年〉12月6日 - )は、日本作曲家編曲家指揮者ピアニスト長女歌手麻衣

概要 久石 譲, 基本情報 ...
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概要

長野県中野市出身[5]長野県須坂高等学校[5]国立音楽大学作曲科卒業[6][7]。久石譲の名は、大学在学中に友人と話し合った結果、当時活躍していたクインシー・ジョーンズの名前(ク=久、インシー=石、ジョーンズ=譲)を漢字に当てたものに由来する[7]

映画音楽を中心に手掛ける[8]宮崎駿監督作品は、『風の谷のナウシカ』以降、『君たちはどう生きるか』まで39年間すべての長編アニメーション映画の音楽を手掛け[9][10][11]、その長いパートナーシップは、ヒッチコックバーナード・ハーマンセルジオ・レオーネモリコーネ、そしてスピルバーグジョン・ウィリアムズの関係などに例えられる[12][13]。また、北野武監督作品でも、『あの夏、いちばん静かな海。』から『Dolls』までの7作品の音楽を手掛けている[14]

ソロ活動も行っており、多数のソロアルバムをリリースしている[15][16]。これらのアルバムでは、指揮演奏プロデュースも手掛け、ジャンルにとらわれない独自のスタイルを確立している[17][18]。また、一部の楽曲では、自らボーカルを担当している[注釈 3]

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来歴

要約
視点

生い立ち - 活動初期

4歳の時から鈴木鎮一ヴァイオリン教室でヴァイオリンを習い始める[20][21]。幼少の頃より高校教師の父(補導の担当場所が映画館だった)に連れられて、年間約300本の映画を4年続けて見ており、そのことが自身の仕事に強く影響を与えているとのちに語っている[22][23][24]

中学ではブラスバンド部に所属しトランペットを担当。この際、演奏よりも部活用の譜面を書いて周囲に聴いてもらえる方が嬉しいと思ったことから作曲家を志すようになる[25][26][27]。高校在学中、幌村隆に師事し和声対位法などの音楽理論を学ぶ。また、月2回東京に通い島岡譲のレッスンを受けた[28][29][30]

国立音楽大学作曲科で引き続き島岡に師事[注釈 4][31]。在学中よりコンサートの楽曲提供・プロデュースを行う。20歳の時にミニマル・ミュージックに出会い影響を受け、現代音楽の作曲家として活動を開始する[32][33]。また、テリー・ライリースティーヴ・ライヒフィリップ・グラスら代表的なミニマル・ミュージックの作曲家や、武満徹三善晃ら日本の作曲家の楽曲分析を始める[34][35]

卒業後もアンサンブルグループを結成してコンサート活動を行う[36]。その傍ら、佐藤勝のアシスタントとして商業音楽全般を師事。1974年にテレビアニメ『はじめ人間ギャートルズ』の音楽を担当(当時は本名である藤沢守名義)。これが実質的な商業デビュー作となる[37]

1975年には日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートのために、数々の映画音楽オーケストラ用に編曲した[38]1978年からは『ニュー・サウンズ・イン・ブラス』の吹奏楽編曲を長らく手掛けた。20代は、佐藤勝のアシスタントとして作編曲をこなして商業音楽のイロハを学びつつ、主にこうした映像音楽関連の仕事で生活の糧を得て、自身の作品制作を行っていた[39][40]

1981年、10年間のミニマル・ミュージックの成果として、全曲作曲とプロデュースを手掛けたアルバム『MKWAJU』(ムクワジュ・アンサンブルに提供)が、日本コロムビアのBETTER DAYSレーベルよりリリース[41]。同年に音楽を担当した舞台『近代能楽集』と共に、日本のミニマル・ミュージックの先駆的作品となる[42]

その後、ポップスに活動の場を移し[43]1982年に自身の事務所となる「ワンダーシティ」を設立(代表取締役は妻の藤澤文女)[44]。同年にファーストアルバム『INFORMATION』(ワンダーシティ・オーケストラ名義[注釈 5])をリリースし、ソロアーティストとしての活動を開始する[18][45]

『風の谷のナウシカ』- 1990年代

1984年宮崎駿監督による長編アニメーション映画『風の谷のナウシカ』の音楽を担当。この作品の音楽は当初、細野晴臣が手掛ける予定だったが、映画のイメージと合わないということと、久石が公開前年の1983年に手掛けた漫画版のイメージアルバムを気に入ったという理由から、宮崎とプロデューサーの高畑勲が細野の採用を取りやめ、久石が本編の音楽にも起用された[46][47]。それまで有名ではなかった久石が、このことによって一躍脚光を浴びることになる[40][48]。この際の経緯は高畑の著書『映画を作りながら考えたこと 1955〜1991』に記されている。

1985年、自身のレコーディングスタジオ「ワンダーステーション」を設立[49]

1986年、『天空の城ラピュタ』の音楽を担当。アイルランドスコットランド民謡をベースにした楽曲を手掛ける[50][51]。エンディングテーマ「君をのせて」は、作品と有機的に結びついた主題歌が必要と考えた高畑が宮崎に作詞を依頼し、宮崎が書いたメモを高畑と久石がメロディに当てはまるように整理し歌詞を完成させた[52]

1988年、『となりのトトロ』の音楽を担当。本作では前2作でプロデューサーを務めていた高畑に代わり、宮崎が久石と全面的に音楽打ち合わせを行った。バス停でサツキとメイがトトロに出会うシーンに宮崎は音楽は無しでと主張したが、心配になった鈴木敏夫が高畑に相談したところ、あの場面に音楽は必要でミニマル・ミュージックが良いと助言をもらい、鈴木は久石に楽曲を依頼した[53][54][55]。楽曲は本編で採用され、宮崎は「音つけて、音楽つけて、あのシーンは本当によくなりました」と語っている[56]

1991年北野武監督作『あの夏、いちばん静かな海。』の音楽を担当。久石は本作のオファーを受ける以前から北野の作品を見ており好きだったが、映像のスタイルから自分への依頼は人違いだと思ったことと、コンサートツアーの予定があったことから一度は断ったが、北野が1ヶ月待つという決断を下したことに感銘を受け仕事を引き受けた[57][58]。その後、久石は本作から『Dolls』までの7作品の北野映画の音楽を担当した。

1992年より3年連続で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞[59]

1997年、『もののけ姫』の音楽を担当。1998年には1997年度芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)を受賞した。同年の長野パラリンピック冬季競技大会では総合演出を手掛け、テーマソング「旅立ちの時」も作編曲した[60]

1999年、北野武監督作『菊次郎の夏』の音楽を担当。本作の劇中曲「summer」は、本来はサブテーマとして書かれた曲だったが、北野が気に入ったため本編でメインテーマとして使用された。「summer」はその後、トヨタ・カローラのCM曲に採用されるなど広く世に知られるようになった[61][62]

2000年代 - 2010年代

2001年、宮崎駿監督作『千と千尋の神隠し』や北野武監督作『BROTHER』、フランス映画『プセの冒険 真紅の魔法靴』などの音楽を担当するほか、自身の初監督となる映画『Quartet カルテット』を発表した。

2004年、『ハウルの動く城』の音楽を担当するほか、第57回カンヌ国際映画祭において、オープニング・セレモニー作品『キートンの大列車追跡』の音楽と指揮を担当した[63][64]2005年、『ハウルの動く城』で第31回ロサンゼルス映画批評家協会賞音楽賞を受賞[65]

2007年、前年度(2006年度)の著作物使用料の分配額が最も多かった作品として「ハウルの動く城BGM」が、JASRAC賞の金賞を受賞[66]1999年の「もののけ姫BGM」(銅賞)、2003年の「千と千尋の神隠しBGM」(金賞)に続く3度目の受賞であり、BGMで2度目の金賞受賞は史上初[67]

2008年、『崖の上のポニョ』の音楽を担当。また、前年に担当した韓国ドラマ『太王四神記』の音楽で、アメリカの第10回国際映画音楽批評家協会賞(IFMCA)テレビ部門ベスト・オリジナル・スコア賞を受賞し、スペインのUBEDA FILM FESTIVAL音楽賞Goldspirit Awardsテレビ部門にノミネートされた[68]。中国映画『おばさんのポストモダン生活』の音楽で第27回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)最佳原創電影音樂(最優秀音楽賞)を受賞[69][70]

2009年、音楽を担当した『おくりびと』が、第81回アカデミー賞において日本映画としては初のアカデミー外国語映画賞を受賞[71][72][73]。また、第85回箱根駅伝からの新テーマ曲「Runner of the Spirit」を手掛けた。これは自身初の吹奏楽曲である[注釈 6]。同年、紫綬褒章を受章[74][75]。前年に発表した楽曲「The End of The World」を契機として、活動の場を再びクラシックミニマル・ミュージックに戻す[76]

2010年、母校である国立音楽大学の招聘教授に就任[77]。10月には自身がパーソナリティを務めるラジオ番組久石譲のLIFE is MUSIC』がニッポン放送で放送開始[78]

2013年、宮崎駿監督作『風立ちぬ』および、高畑勲監督作『かぐや姫の物語』の音楽を担当。同年、アメリカの映画芸術科学アカデミーの会員に招待された[79][80]

2016年に完成した長野市芸術館芸術監督に就任[81][82]2019年3月に任期満了により退任[83]

2020年代 -

2020年2月21日にベストアルバム『Dream Songs:The Essential Joe Hisaishi』がDECCA GOLDより世界同日リリースされた[84]。同年、新日本フィルハーモニー交響楽団のComposer in Residence and Music Partnerに就任[85][86]2021年4月、日本センチュリー交響楽団の首席客演指揮者に就任[87][88]

2023年3月、旭日小綬章が授与される[89][90]

同3月にはドイツ・グラモフォンと独占契約し[91]ウィーン楽友協会で開催されたウィーン交響楽団の映画コンサート・シリーズ「CINEMA:SOUND」に出演[92]。久石の指揮で宮崎駿の映画音楽をロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が演奏するアルバム『A Symphonic Celebration - Music from the Studio Ghibli films of Hayao Miyazaki』を6月に発売した。7月に米ビルボードのクラシック・チャート「クラシカル・アルバム」と「クラシカル・クロスオーバー・アルバム」で1位を獲得し、日本とフランスのクラシック・チャートでも1位、イギリスで2位を記録した[93][94]。さらに10月14日付けの全米総合アルバムチャート「ビルボード200」でも74位にランクインし、日本人のクラシック・アーティストで100位以内に入るのは、冨田勲(1977年)以来46年振りとなる[95]。10月になってランクインした背景には、9月29日に全世界でアナログ・レコードも発売されており、ドイツの総合アルバムチャートでも6位を記録した[96]

同年7月公開の、宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』の音楽を担当[97]第81回ゴールデングローブ賞作曲賞にノミネートされた[98]

同年10月、首席客演指揮者を務める日本センチュリー交響楽団で、2025年4月から音楽監督への就任が発表された[99][100][注釈 7]

2024年4月から3年の任期で、英ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のコンポーザー・イン・アソシエーション(Composer-in-Association)に就任。楽団から委嘱される作曲や、ロンドンを始めとする世界中のコンサート、並びにスタジオ録音などを手掛ける[103][104]

同年6月、ドイツ・グラモフォンから第2弾アルバム『Joe Hisaishi in Vienna』を、ウィーン交響楽団による収録で28日に世界同時発売[105]

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人物

要約
視点

音楽活動

ミニマル・ミュージックの旗手として[106]現代音楽から出発。ポップスの世界を経て、2009年からは本籍をクラシックに移し、「時代や国境を越えて聴かれ演奏される音楽を創作したい」と語っている[107][108][109]。一方、映画音楽については「そちらをやめると言ってるわけではないよ。"久石に音楽を書いてほしい"と望まれるのは、作家として最高の喜びですから」と語っている[110]

もののけ姫』の音楽を担当する際、宮崎駿の熱意に圧倒された久石は、作品の重い世界観を表現するために複雑なオーケストラ曲を本格的に書くことで応えたという[111][112]。結果、映画音楽としては異例の2年を費やす労作となった[113][114]。サウンド&ヴィジュアルライターの前島秀国は、この作品が久石にとって大転換点になったと指摘している[111]

古参のMacintoshユーザーで、80年代から愛用している[115]。90年代の中頃から音楽制作に使い始め、当時はVisionを使用していた[116][117]。のちにはFinaleLogic Proなどを使用するようになる[118][119]

絶対音感は持っていないものの、幼少期にヴァイオリンを習っていたことから、「ラ」の音に対してはほぼあるため、頭の中で「ラ」を鳴らしてそこから音楽を組み立てるという[120]

水の旅人 侍KIDS』のメインテーマはロンドン交響楽団の演奏により録音されたが、三管・85人編成の大規模なオーケストラ曲を書くためにマーラー交響曲第5番スコアを参考にした。その際、指揮者でもあったマーラーの楽曲は譜面上では心配に見える部分も実際に音にするととても良く、机上の作曲とは全く違うものがあることを痛感し、指揮に関心を持つようになった[121][122]。指揮法を秋山和慶に師事。久石が日本センチュリー交響楽団音楽監督に就任する際、楽団のミュージックアドバイザーに秋山を迎え、師弟コンビで演奏会を盛り上げる体制とした[123]

1992年より3年連続日本アカデミー賞最優秀音楽賞をはじめとした数々の音楽賞を受賞。

映画観

自身の映画音楽の教科書としてスタンリー・キューブリックの全作品を挙げ、「我々がキューブリックから学ぶべきいちばん重要な本質は"映像と音楽が対等であること"」「迷えばいつもキューブリックに戻る、という感じですね」と述べている[124]。また、映画自体も別格としており、最も尊敬する映画監督であるという[125][126]。その他に好きな映画として『ブレードランナー』と『セブン』を挙げている[125][126]

映画音楽の分野で好きな作曲家としてニーノ・ロータ[127]ヴァンゲリス[124]などを挙げている。

家族・親族

歌手の麻衣は長女。『風の谷のナウシカ』では当時4歳の麻衣が劇中曲を歌っている[128][129]

NHK交響楽団首席オーボエ奏者の茂木大輔は、妻の従弟に当たる[130][131]

金銭感覚

ジブリ映画を通じて長く付き合いがある映画プロデューサーの鈴木敏夫によれば、久石自身が会社を経営していることもあって、日常の金銭感覚は物凄く煩いものの、一度創作活動に入ると採算を度外視した楽曲を制作してしまい、久石のマネージャーと度々衝突を起こす傾向があり、経営者と創作者で異なる金銭感覚を持ちながら、最終的には後者を選んでしまう無邪気さがあるという[132]

影響

要約
視点

久石本人が影響を受けたと発言している音楽と活動の変遷について。

ミニマル・ミュージック

中学生の時、ビートルズの音楽に新鮮なショックを受け、ほとんどの曲をギターで弾けるようになったが[133]、高校生の時からクセナキスシュトックハウゼン武満徹黛敏郎らの作品に取り憑かれ、現代音楽作曲家を目指すようになる[134]。当時はジャズにも傾倒しマル・ウォルドロンを最も好んで聴いていた。自身の語法に進んで取り入れることはなかったが、ピアノ奏法に多大な影響を受けているという[135][136]

音大進学後、シェーンベルクヴェーベルンベルク新ウィーン楽派ルイジ・ノーノジョン・ケージなどの演奏を行う一方で、自身も入野義朗のレッスンを受け十二音技法を用いたり[137]、あるいはトーン・クラスターを使用した現代音楽を作曲していたが[138][139]、大学3年の時、知人から薦められたテリー・ライリーの「A Rainbow in Curved Air」を聴き衝撃を受ける。その後2ヶ月悩んだすえ、ミニマル・ミュージックの作曲家になることを決意する[140][141][142]

卒業後は自作のミニマル・ミュージックをコンサートで演奏していたが、行き詰まりを感じるようになった20代の終わり頃、ブライアン・イーノの『Ambient 1: Music for Airports』を皮切りに、イーノやフィル・マンザネラロキシー・ミュージックの一派をはじめ、マイク・オールドフィールドタンジェリン・ドリームクラフトワークら、ロックテクノの分野からミニマル的なアプローチを行うミュージシャン達に感化され[143][144][145]1981年、『MKWAJU』の発表を最後にポップスへ転向する[146][147]

ポップス

1984年、『風の谷のナウシカ』の制作中にフェアライトCMIを使い始め、打ち込み中心のスタジオワークを主とするようになる[148]。当時は「レコーディング・アーティストとしては、非常に前衛的なことをやってます」と述べており、影響の一例としてアート・オブ・ノイズを挙げていた[149][150]

1997年公開の『もののけ姫』がきっかけとなり、フルオーケストラの仕事が増えたことから、クラシックスコアを研究するようになる[151][152]。また、「本当に自分の血となり肉となるには自らその作品を指揮するのが一番」との考えから指揮者としての活動を開始し[76]、のちには指揮法を秋山和慶に師事した[153][154]。また、「ベートーベンの中に宝石がたくさんあると思うようになった」と語り[155]、これまで数多くの楽曲を指揮するなかで、特に印象に残った作曲家にベートーベンと共にブラームスを挙げている[118]

2006年、数年前から自身の作家性への問いかけが大きくなっていた頃、アンドリュー・ポピーの『The Beating of Wings』を聴き、ミニマル・ミュージックへの熱意が再燃。マイケル・ナイマンフィリップ・グラスのように、映画音楽と並行して現代作曲家としての作品を残すことを目標とするようになる[156][157]

クラシック

2010年のインタビューでは、今もっとも意識している作曲家としてジョン・アダムズを挙げ、その理由を「クラシックとオーケストラを知りぬいている」と答えている[111]2014年のインタビューでは、刺激を受けるクリエイターにニコ・ミューリーガブリエル・プロコフィエフなどを挙げ、新しい世代の台頭への関心を語った[158]

2014年から開催しているコンサートシリーズ「MUSIC FUTURE」では、アルヴォ・ペルトヘンリク・グレツキマックス・リヒターデヴィッド・ラングなど、ミニマル・ミュージックやポスト・ミニマル、ポスト・クラシカルの分野で活躍する海外の作曲家の作品を国内に紹介している。同コンサートでは「Young Composer’s Competition」と題したコンペティションを開催しており、若手作曲家の作品を公募し上演を行っている[159][160][161][162]

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コンサート

要約
視点

演奏活動

コンサートも積極的に行っており、ピアノアンサンブルオーケストラなど様々なスタイルで披露している[163]。コンサートでは主にピアノを担当するが、2000年の「地下鉄サリン事件被害者支援コンサート」では、金洪才に代わり数曲の指揮を担当し、指揮者としてデビュー。2001年のコンサートツアー「SUPER ORCHESTRA NIGHT 2001」では、同様に楽曲「Student Quartet」の指揮を担当している[164]

2003年のコンサートツアー「〜a Wish to the Moon〜 Etude&Encore PIANO STORIES 2003」では、ピアノとチェロ9本という編成でコンサートを行った[165]。このツアーの東京公演を収録したDVDがリリースされている(久石譲の初のライブDVDリリース)。同年の「新日本フィル・ペンションファンドコンサート」や「Symphonic Special 2003」では、指揮を担当する楽曲数も増え、指揮者としての姿が目立ってきた。

2004年新日本フィルハーモニー交響楽団と新たに結成した、新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラの音楽監督に就任。「ジャンルにとらわれず魅力ある作品を多くの人々に聴いてもらおう」という願いから、自身の楽曲だけではなく、「007のテーマ」、「ミッション・インポッシブルのテーマ」といった有名な映画音楽を自らアレンジしたものから、ラヴェルの「ボレロ」のようなクラシック曲など、ジャンルにとらわれないスタイルでコンサートを行う[166]。同年のコンサートツアー「World Dream Orchestra 2004」では、音楽監督として全曲を指揮。なお、ステージにはピアノも設置され、弾き振りもあった。本人いわく「ピアノはあまり得意ではない」。このコンサート以来、指揮は基本的に久石が行っている(弾き振りが可能な場合は指揮台前に置かれたピアノで久石が、不可能な部分はステージ脇に設置されたピアノを別個の奏者が演奏する)。

2005年のコンサートツアー「Symphonic Special 2005」では、ステージに大スクリーンを設置し、バスター・キートン無声映画「The General」(邦題「キートンの大列車追跡」)の映像に合わせてオーケストラを指揮。元々は2004年の第57回カンヌ国際映画祭のイベントで久石が行ったものであるが、日本でも成功を収めた[167]

2008年8月には、宮崎駿監督作品の音楽のみを集めたコンサート「久石譲in武道館〜宮崎アニメと共に歩んだ25年間〜」を開催。6管編成のオーケストラ、一般公募を含む合唱団、ソリスト(平原綾香藤岡藤巻大橋のぞみ麻衣、林正子)他、計1,100人を越えるメンバーと共演。コンサートは4日、5日で計3公演行われた(当初は4日、5日の計2公演を予定。しかしチケットが初日完売したため5日夜に追加公演が用意された)[168][169]

2025年7月、自身初となる東京ドームでのジブリフィルムコンサートが行われた。16、17日(17日は昼夜2公演)で計3回行われ、ツアーファイナルとなる今回のコンサートには延べ13万人の観客が訪れた。コンサートは、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と行われた。また、応募総数は約120万件であり、追加公演の開催も発表されている。

海外公演

2011年6月から7月にかけて「久石譲 3.11 チャリティーコンサート〜ザ ベスト オブ シネマミュージック〜」が、日本フランス中国の3カ国で開催された。久石は同年4月末に気仙沼市陸前高田市大船渡市を訪れた。その際、被災地の学校にてピアノなどの楽器津波により流された状況を目の当たりにし、音楽家であるという強い想いがこのコンサートを企画させたという[170]

2015年イタリアの第17回ウディネ・ファーイースト映画祭で、特別功労賞の受賞を記念したコンサートを開催した[171]

2017年から「Joe Hisaishi Symphonic Concert:Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」のワールドツアーを開催。6月にフランスパレ・デ・コングレ・ド・パリで初演を行い、コンセール・ラムルーのオーケストラと合唱団、麻衣らと共演し、宮崎駿作品の楽曲を披露した。この公演の模様は日本では「久石譲 in パリ」と題され、NHKで放送された[172][173]。ツアーはこれまで、ニューヨークロサンゼルスなどアメリカの各都市やヨーロッパの各国、オーストラリアなど世界各地で公演している[174][175][176][177][178]

2018年、ニューヨークのカーネギー・ホールで、現代の音楽をセレクトするコンサートシリーズ「MUSIC FUTURE」の第5回目を開催した[179]

2022年8月13日から18日にニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールアメリカ交響楽団を指揮し「Joe Hisaishi Symphonic Concert:Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」5公演を開催 [180]全公演完売している[要出典]

2023年3月30日、ウィーン楽友協会で開催された映画コンサート・シリーズ「CINEMA:SOUND」に出演し、ウィーン交響楽団と共演[92]

同年8月24日、ロサンゼルスハリウッド・ボウルロサンジェルス・フィルハーモニックコンサートを実施[要出典]。17500席が完売と本人もインスタグラムで伝えている。

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関連ユニット

ムクワジュ・アンサンブル

ワンダーシティ・オーケストラ

『MKWAJU』発表の後、ポップスフィールドに転向した久石が一時期使用していたソロユニット名[181][182]。久石のファーストアルバム『INFORMATION』はこのアーティスト名でリリースされた。この他、『風の谷のナウシカ』のイメージアルバムなどに演奏者として記載されている。なお、一部で久石譲&ワンダーシティ・オーケストラという誤った記述が見られるが、そのような表記は存在しない。

久石譲アンサンブル

2000年に久石がリリースしたアルバム『Shoot The Violist』に使用されたアーティスト名。「僕が20代の前半にいつかこういう作曲家になりたいって思ったことを実現できたアルバムなんです」と語っている[183]。アルバムを発表する数年前から編成を変えながら活動を行っており、1999年に行われた全国ツアーはアルバムのレコーディングと同じメンバーによる。メンバーは久石譲(ピアノ)、バラネスク・カルテット(弦楽四重奏)、齋藤順(コントラバス)、金城寛文(ウッドウィンド)、高野正幹(ウッドウィンド)、神谷百子(マリンバ)、大石真理恵(マリンバ・パーカッション)[184]

新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ

2004年に久石が新日本フィルハーモニー交響楽団と結成したオーケストラ。久石は音楽監督を務める[185][186]。詳細はコンサートの項を参照。

フューチャー・オーケストラ・クラシックス

久石が芸術監督を務めていた長野市芸術館で、2016年から活動を行っていたナガノ・チェンバー・オーケストラを母体に、2019年に創設されたオーケストラ。古典や現代作品など様々な楽曲の演奏を行い、ベートーヴェンの交響曲全集の録音も発表している[187][188]。また、宮崎駿監督の映画『君たちはどう生きるか』でも演奏を担当している[189]

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ディスコグラフィー

シングル

ソロシングル

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コラボレーションシングル

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アルバム

オリジナルアルバム

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ベストアルバム

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コンピレーションアルバム

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ライブアルバム

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久石譲 & W.D.O.アルバム

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MUSIC FUTUREアルバム

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その他アルバム

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非公認アルバム

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映像作品

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タイアップ

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作品

要約
視点

分類は初出の編成に基づく。のちに別の編成への編曲が行われた作品も存在する。

交響曲

室内交響曲

  • 室内交響曲 〜エレクトリック・ヴァイオリンと室内オーケストラのための〜(2015年)
  • 室内交響曲第2番《The Black Fireworks》〜バンドネオンと室内オーケストラのための〜(2017年)

協奏曲

  • コントラバス協奏曲(2015年、日本テレビ委嘱、読響シンフォニックライブ初演)
  • The Border 〜Concerto for 3 Horns and Orchestra〜 / 3本のホルンとオーケストラのための協奏曲「The Border」(2020年)
  • Variation 57 〜2台のピアノのための協奏曲(2022年)

管弦楽曲

室内楽曲

  • フルート、バイオリン、ピアノによる「メディア」(1971年)
  • LARAI(1973年)
  • Release and Reorder -不確定の奏者による-(1975年)
  • Pulsation -many voice & 3 percussions-(1976年)
  • Forever and ever -Pranaのためのinvention-(1976年)
  • brahamana(1977年)
  • 寂 (ギターと尺八による)(1977年)
  • アランフェス(1978年)
  • インディア(1978年)
  • 祭儀書(1978年)
  • Blue Etude(1978年)
  • Adzida Dance(1978年)
  • フラッシュ=バック(1979年)
  • パルス・イン・マイ・マインド(1980年)
  • MKWAJU Suite / ムクワジュ組曲(1980年)
  • DEAD Suite / 組曲「DEAD」[注釈 12](1999年)
  • Winter Garden(2006年)
  • The End of The World[注釈 13](2008年)
  • 弦楽オーケストラのための「ディヴェルティメント」(2009年)
  • 弦楽オーケストラのための「螺旋」(2010年)※藤澤守名義
  • トロンボーンカルテットのための「4つのバガテル」(2010年、トロンボーン・クァルテット・ジパング委嘱)
  • Shaking Anxiety and Dreamy Globe / 揺れ動く不安と夢の球体(2012年、Hakujuギター・フェスタ2012委嘱)
  • String Quartet No.1 / 弦楽四重奏曲第1番(2014年)
  • 2 Pieces for Strange Ensemble(2016年)
  • Encounter for String Orchestra(2017年)
  • Variation 14 for Large Ensemble(2020年)
  • 2 Dances(2021年)
  • Viola Saga(2022年)
  • Adagio for 2 Harps and Strings(2023年)

吹奏楽曲

合唱曲

ピアノ

  • Sonate pour piano n°1(2022年)

シンセサイザー

  • DA・MA・SHI・絵(1985年)

放送・施設音楽

三鷹の森ジブリ美術館 展示室音楽
  • Musica del Museo[注釈 14](2001年)
  • Birthday 15+(2006年)
  • La neve e rimossa(2008年)
  • Wave(2009年)
  • Stormy Sea of Spring(2010年)
  • 祈りのうた(2015年)
  • 小さな曲(2017年)
  • The Bird Seeing The Bridge(2018年)
  • 祈りのうたII
  • Ask me Why
  • Portam
  • Birthday Song
その他
  • Vermeer & Escher(2012年、フェルメール光の王国展 音楽)
  • イザベラ・バードの日本紀行(2013年、J-WAVEリーディングドラマ テーマ音楽)
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音楽担当

要約
視点

映画

映画(テーマ曲)

テレビ

テレビ(テーマ曲)

アニメ

CM

ほか多数。

施設・イベント

舞台

  • ぬいぐるみミュージカル・ポロッチーノのすてきな一座(1980年)
  • 近代能楽集(1981年)
  • 楽劇 あづち(1987年)
  • 祝祭音楽劇 トゥーランドット(2008年)
  • 舞台 おくりびと(2010年)
  • 希夷之大理(2010年、中国)
  • 舞台「となりのトトロ」(2022年、イギリス)※エグゼグティブ・プロデューサーも担当

ゲーム

イメージアルバム

アレンジアルバム

  • 風の谷のナウシカ シンフォニー編「風の伝説」(1984年)
  • 交響組曲 アリオン(1986年)
  • 天空の城ラピュタ シンフォニー編「大樹」(1987年)
  • 交響組曲 もののけ姫(1998年)
  • オーケストラストーリーズ となりのトトロ(2002年)

プロデュースアルバム

サウンドプロデュースを含む

オリジナルビデオ

  • Hawaii Mate
  • RAKUEN/MALDIVES(1985年)
  • イラストストーリービデオ「王家の紋章」(1988年)
  • Nature of Arakawa〜下町の自然〜(1993年)

その他

  • 混合アンサンブル曲集(編曲)
  • バンドジャーナル 付録楽譜(吹奏楽編曲)
    • ベルサリエリ・マーチ(1976年)※藤澤守名義
    • 青春時代(1977年)※藤澤守名義
    • ハロー・ミスター・サンシャイン(1977年)※藤澤守名義
    • ラスト・コンサート(1977年)※藤澤守名義
    • 真赤な青春(1977年)※藤澤守名義
    • ハートブレイク・ホテル(1977年)※藤澤守名義
    • ミスター・ロンリー(1978年)※藤澤守名義
    • 恋のナイト・フィーバー(1978年)
    • Thank You for the Music(1978年)
    • 失われた愛の世界(1979年)
    • モンキー・マジック(1979年)
    • 魅せられて(1979年)
    • ジンギスカン(1979年)
    • クリスマスソング・メドレー(1979年)
    • 地獄の黙示録〜「ワルキューレの騎行」より(1980年)
  • ニュー・サウンズ・イン・ブラス(吹奏楽編曲)
    • 哀愁のアダージョ(1978年)※藤澤守名義
    • アダージョ(1979年)
    • 宇宙のファンタジー(1979年)
    • 四季より「春」(1980年)
    • フィール・ソー・グッド(1980年)
    • マスター・ブラスター(1981年)
    • ナイス・ショット(1981年)
    • 愛のコリーダ(1982年)
    • 愛のコンチェルト(1982年)
    • 海溝〜ア・ディープ(1983年)
    • ワッキー・ダスト(1983年)
    • 今夜はビート・イット(1985年)
  • 混声合唱とピアノ・打楽器のための合唱組曲「宇宙戦艦ヤマト」(1979年、編曲)
  • かぐや姫の物語〜女声三部合唱のための〜(2015年)
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楽曲提供

要約
視点

アーティスト

作曲・編曲

  • 麻衣
    • ウルルの唄(映画「ウルルの森の物語」主題歌)(2009年)
    • 心のかけら(ゲーム「二ノ国」主題歌)(2010年)
  • SMAP
  • 福原美穂
    • Your Story(映画「悪人」主題歌)(2010年)
  • EXILE ATSUSHI
    • 懺悔(特別展「京都-洛中洛外図と障壁画の美」テーマソング)(2013年)
    • 天音(映画「たたら侍」主題歌)(2017年)
  • 松本穂香
    • 山の向こうへ(ドラマ「この世界の片隅に」劇中歌)(2018年)

作曲

  • 中嶋朋子
    • 草の想い〜千津子のテーマ〜(映画「ふたり」カバーソング)(1991年)
    • わたし、いないの(映画「ふたり」イメージソング)(1991年)
  • 草尾毅
    • 楽しいことばかりあるはずない(1993年)
    • YOU(1993年)
  • 純名里沙
    • ぴーかぴか(連続テレビ小説「ぴあの」挿入歌)(1994年)
  • 石井竜也
    • 君をつれて(映画「天空の城ラピュタ」DVDキャンペーンソング)(2002年)
  • 平原綾香
  • 東方神起
    • 千年恋歌(ドラマ「太王四神記」主題歌)(2008年)
  • ジュンソ
    • ゆるして(ドラマ「太王四神記」挿入歌)(2008年)
  • DAISHI DANCE
    • Predestinate(2012年)
  • 五嶋みどり
    • MIDORI Song(2015年)

編曲

映画・テレビ・アニメ

関連楽曲の性格が強いものを記載。特記なき場合は全て編曲で、本編音楽を担当した作品の楽曲は除いた。

校歌・社歌・県歌・市歌など

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著書

  • 久石譲『I am 遥かなる音楽の道へ』メディアファクトリー、1992年9月。ISBN 978-4889912647 NCID BN09141277
  • 久石譲『パラダイス・ロスト』パロル舎、1994年10月。ISBN 978-4894191150 NCID BA59812248
  • 久石譲『感動をつくれますか?』角川書店〈角川oneテーマ21〉、2006年8月。ISBN 978-4047100619 NCID BA77908633
  • 久石譲『久石譲35mm日記』宝島社、2007年7月。ISBN 978-4796657136 NCID BA83225260
  • 養老孟司、久石譲『耳で考える 脳は名曲を欲する』角川書店〈角川oneテーマ21〉、2009年9月。ISBN 978-4047102057 NCID BA91334953
  • 久石譲『音楽する日乗』小学館、2016年7月。ISBN 978-4093884990 NCID BB21826349
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スコア

ピアノ

  • PIANO STORIES(1989年、全音楽譜出版社
  • ENCORE オリジナル・エディション(2002年、全音楽譜出版社)
  • ETUDE〜a Wish to the Moon〜 オリジナル・エディション(2003年、全音楽譜出版社)

ピアノ(公式譜)

  • Asian X.T.C. オリジナル・エディション(2006年、全音楽譜出版社)
  • FREEDOM PIANO STORIES4 オリジナル・エディション(2007年、全音楽譜出版社)
  • PIANO STORIES BEST'88-'08 オリジナル・エディション(2008年、全音楽譜出版社)
  • PIANO STORIES2〜The Wind of Life〜 オリジナル・エディション(2008年、全音楽譜出版社)
  • Ghibli Best Stories オリジナル・エディション(2014年、全音楽譜出版社)

オーケストラ

  • オーケストラストーリーズ となりのトトロ(2002年、全音楽譜出版社)
  • Minima_Rhythm オーケストラスコア(2011年、ショットミュージック)
  • Melodyphony オーケストラスコア(2011年、ショットミュージック)
  • Stand Alone「坂の上の雲」より 声とオーケストラのための(2012年、ショットミュージック)
  • ハウルの動く城 オーケストラのための(2014年、ショットミュージック)
  • THE EAST LAND SYMPHONY(2019年、全音楽譜出版社)
  • The Border 〜Concerto for 3 Horns and Orchestra〜 / 3本のホルンとオーケストラのための協奏曲「The Border」(2021年、全音楽譜出版社)
  • コントラバス協奏曲(2021年、全音楽譜出版社)
  • World Dreams Suite / 組曲「World Dreams」(2022年、全音楽譜出版社)

オーケストラ(公式譜)

  • Spirited Away Suite(2020年、全音楽譜出版社)
  • Symphonic Suite "Kiki's Delivery Service"(2021年、全音楽譜出版社)

室内楽

  • 「風の谷のナウシカ」より組曲5つのメロディー(1998年、全音楽譜出版社)
  • 弦楽四重奏曲集「カルテット」(2001年、全音楽譜出版社)
  • Vermeer & Escher(2012年、ショットミュージック)
  • Shaking Anxiety and Dreamy Globe 2台のギターのための(2015年、ショットミュージック)
  • Shaking Anxiety and Dreamy Globe 2台のマリンバのための(2015年、ショットミュージック)
  • 弦楽四重奏曲第1番(2015年、ショットミュージック)
  • Single Track Music 1 4本のサクソフォンと打楽器のための(2015年、ショットミュージック)

吹奏楽

  • ランナー・オブ・ザ・スピリット(2012年、ショットミュージック)
  • Single Track Music 1(2015年、東京ハッスルコピー)

合唱

  • かぐや姫の物語 女声三部合唱のための(2015年、全音楽譜出版社)※高畑勲との共作

出演

  • NHKアカデミア「久石譲 生きるヒントが、ここに。」(2023年4月26日、NHK Eテレ[199]
  • NHK MUSIC SPECIAL 久石譲 ~いま世界で奏でる音楽~(2024年2月15日、NHK総合) - 久石譲の世界への挑戦を描く音楽ドキュメント[200]

受賞

国内

海外

  • 2003年:第30回アニー賞 音楽賞(「千と千尋の神隠し」)
  • 2005年:第31回ロサンゼルス映画批評家協会賞 音楽賞(「ハウルの動く城」)[65]
  • 2005年:第5回大韓民国映画大賞 最優秀音楽賞(「トンマッコルへようこそ」)
  • 2008年:第10回国際映画音楽批評家協会賞(IMFCA)テレビ部門ベストオリジナルスコア賞(「太王四神記」)
  • 2008年:第27回香港電影金像奨(香港アカデミー賞) 最優秀音楽賞(「おばさんのポストモダン生活」)
  • 2009年:第3回アジア・フィルム・アワード 作曲賞(「崖の上のポニョ」)
  • 2012年:第14回国際映画音楽批評家協会賞(IFMCA)ビデオゲーム・インタラクティブメディア部門ベストオリジナルスコア賞(「二ノ国 白き聖灰の女王」)
  • 2014年:第16回国際映画音楽批評家協会賞(IFMCA)アニメーション部門ベストオリジナルスコア賞(「風立ちぬ」)
  • 2015年:第17回ウディネ・ファーイースト映画祭 ゴールデン・マルベリー賞(特別功労賞)[210]
  • 2018年:第12回アジア・フィルム・アワード 作曲賞(「明月幾時有 Our Time Will Come」)[211]
  • 2018年:第37回香港電影金像奨(香港アカデミー賞) 最優秀音楽賞(「明月幾時有 Our Time Will Come」)[212]
  • 2023年:ローレンス・オリヴィエ賞2023 最優秀作品賞、演出賞、衣装デザイン賞、最優秀舞台美術賞、照明デザイン賞、音響デザイン賞(「となりのトトロ」(ミュージカル))※エグゼグティブ・プロデューサーとして
  • 2024年:第51回アニー賞 ウィンザー・マッケイ賞(功労賞)[213]
  • 2024年:第20回国際映画音楽批評家協会賞(IFMCA)アニメーション部門ベストオリジナルスコア賞(「君たちはどう生きるか」)[214][215]

脚注

参考文献

外部リンク

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